【試合詳細】12・31 アイスリボン後楽園ホール大会 【ICE×∞】星いぶきvs松下楓歩 【リボンタッグ】杏ちゃむ&YuuRIvs芦田美歩&弓李 真琴vs星ハム子 トトロさつき&藤滝明日香vs柳川澄樺&神姫楽ミサ

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『RIBBONMANIA2023』
日程:2023年12月31日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:503人

▼6人タッグイリミネーションマッチ 20分勝負
谷もも(PURE-J)/○咲蘭/古川奈苗
11分47秒 ♡さらんらっぷ♡
櫻井裕子(COLOR’S)/●小池真優香/花屋ユウ

<1人目>
○古川
5分22秒 人折り
●花屋ユウ

<2人目>
○小池真優香
7分20秒 オクラホマロール
●古川奈苗

<3人目>
○谷もも、○咲蘭
9分32秒 OTR
●櫻井優子

▼シングルマッチ15分1本勝負
○しのせ愛梨紗
4分23秒 シャイニング・ウィザード→体固め
●南ゆうき

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[BLACK FIRE]○Yappy/AKARI(PURE-J)
13分25秒 チョーク・スカル・スラム→体固め
久令愛(PURE-J)/●海乃月雫

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[ドンドコどすこいーず]トトロさつき/●藤滝明日香
9分13秒 Glesin
[1111]○柳川澄樺(JTO)/神姫楽ミサ(JTO)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○真琴(フリー)
12分32秒 盛艷のうねり→片エビ固め
●星ハム子

▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者組/QUEEN VALKYRIE】杏ちゃむ(信州ガールズ)/●YuuRI(ガン☆プロ)
15分24秒 ネ・コヒストラル
【挑戦者組/チアベル】○弓李/芦田美歩
※第61代王者が2度目の防衛に失敗。弓李&芦田が第62代王者となる。

▼ICE×∞選手権試合 30分1本勝負
【王者】○星いぶき
25分4秒 いぶning star
【挑戦者】●松下楓歩
※第37代王者が2度目の防衛に成功。

いぶきが楓歩との絆のシングル戦を制してICE×∞王座防衛!デビュー4ヶ月の芦田が弓李とともにリボンタッグ戴冠!真白優希が衝撃の復帰宣言!

入場式


入場式では8月末まで行われてきたデビュープロジェクト『THE CHALLENGER』の参加メンバーによるSNSフォロワーの拡大や推し投票の順位争いの結果が発表され、第3位=南ゆうき、第2位=芦田美歩、そしてダントツの第1位が古川奈苗となった。そのあと、佐藤肇代表から映画の進行に関する報告があり、制作サイドの都合で映画が延期となっていることが明かされ、別の製作チームと新しい映画をデビュープロジェクトのメンバーで制作されることが発表された。そして大会前の挨拶に立ったのは芦田。無理矢理、弓李を引き連れ、「ベルトを獲って2023年最高の締めくくりにしたいと思います!」と語り、最後はスタートのコールをなかなかしない芦田に代わって弓李が後楽園ホール大会の開催を宣言し、2023年最終戦開戦となった。

第1試合


8月26日後楽園ホール大会でデビューした『THE CHALLENGER』メンバーの3人がデビュー戦と同じ試合形式=イリミネーションルールで大晦日のオープニングマッチに登場。先発は新コスチュームの咲蘭とデビュー戦以来、今回が2試合目の花屋。ロックアップからリストの取り合い、咲蘭がヘッドロックを決め、花屋を首投げに決めたところで、谷vs小池に。谷がヘッドロックからアームホイップ、ダブルニードロップを決め、櫻井vs古川に。櫻井がタックルを決めロープに走るも谷がエプロンから櫻井に蹴りを入れると、谷と古川で咲蘭を抱え上げ、櫻井にカウンターの蹴りを入れると、3人で櫻井をお神輿にして抱え上げてマットに落とす。櫻井の上に花屋、小池を重ねると、谷がセンターでももざんまいポーズ。古川が櫻井をカバーもカウント2。古川がタックル3連発でカバーもカウント2。櫻井がコブラツイストを決め、花屋が谷にサーフボード、小池が咲蘭に変形サーフボードを決めるが、谷が花屋のサーフボードを逃れ卍固めを決める。古川がロープに逃れるも櫻井がボディスラムでカバー。カウントは2。代わった花屋がローキック連打。コーナーに古川を振り、櫻井、小池との串刺し連係から花屋がカバーもカウント2。花屋がヘッドロックも腕を取って切り返した古川が人折り(変形アームバー)を決め、花屋からギブアップを奪った。小池がリングに入り、古川に蹴りを見舞うと髪を掴んでマットに叩きつける。古川がエルボー。小池も打ち返し、エルボーの打ち合いから古川がボディスラム。カバーもカウント2。古川がサマーソルトからカバーもカウントは2。古川が腕を取りに行くが小池がロープに逃れる。エルボーの打ち合いから古川がロープに飛ぶが場外から花屋が古川の足をすくう。前のめりに倒れた古川を小池がオクラホマロールで丸め込み、カウント3を奪取。古川が脱落。谷が代わった櫻井にジャンピングニー、ロープ際の飛び込みジャンピングニー、エプロンに出ての膝蹴り、リングに戻っての膝蹴りからカバーもカウント2。櫻井がボディスラムでカバーもカウント2。櫻井がドラゴンスリーパーから体を浴びせカバーもカウント2。谷がコードブレイカー。咲蘭がダイビングボディアタック、谷がダイビングニーアタックを決め2人で櫻井をカバーも小池がカット。櫻井に咲蘭、谷が串刺し攻撃も櫻井が2人をエプロンに。櫻井がロープに飛んで飛び込むも、谷と咲蘭がロープを下げて、古川も場外からアシストし、3人がかりで櫻井をオーバー・ザ・トップロープとする。1人残った小池が谷、咲蘭にエルボーで攻撃も2人に捕まりロープに飛ばされる。小池がカウンターのクロスボディで2人を倒してカバーもカウント2。谷がフィッシャーマンズ・スープレックスを決め、咲蘭がダイビングフットスタンプ。咲蘭がカバーもカウント2で小池が反転してカバー。丸め込みの応酬から最後は咲蘭が♡さらんらっぷ♡でカウント3を奪い、谷と2人残りでイリミネーションマッチを制した。

第2試合


南のデビュー戦で南にフォール負けを喫したしのせ。11月5日プリズムホール大会でのタッグマッチでリベンジを果たしたが、その決着戦がシングルマッチで行われた。新コスチュームのしのせはロックアップから南をロープに追い込みエルボーを連打。コーナーに飛ばしての串刺し攻撃を狙うが、これをかわした南がドロップキックでしのせを吹っ飛ばしてカバーもカウント2。南が変形アームバーを決めるが、しのせはロープに逃れる。南がボディスラムを狙うが、しのせがこらえて南をボディスラムに決めカバーもカウント2。しのせがネックブリーカーを狙うが切り返して逃れた南がドロップキック3連発でカバーもカウント2。南が南の風を狙うが、形が崩れ強引にカバーもしのせが切り返してオクラホマロールもカウント2。逃れた南がミサイルキックでカバーもカウント2。再びコーナーに上がった南をしのせがファイヤーマンズキャリー。崩れ落ちる形で南が前方に倒れ、しのせがボディスラムでカバーもカウント2。しのせがタックルでカバーもカウント2。続けて押さえ込むもカウント2。しのせがタックルを決め、距離を取ると、起き上がってきた南に、初公開となる武藤敬司公認のシャイニングウィザードを炸裂。しのせがカバーに入りカウント3を奪取。南に勝ち越すと同時に、シングルマッチ初勝利を飾り、しのせは最高の形で2023年を締めた。

真白復帰宣言


第2試合終了後、2022年12月31日後楽園ホール大会で引退試合を行った真白優希がスーツ姿でリングに上がり、「昨年の12月31日に引退した真白優希です。私、プロレスが好きで好きで…またやりたくて、ここに立ってます!」と話しながら号泣。「来年の1月27日、後楽園ホール大会で復帰します!」と現役復帰を宣言。観客の歓声を受けて「ありがとうございます。ただいまです。初心に戻り、アイスリボンのプロレスラーとして、また頑張っていきますので、皆さん、応援のほど、よろしくお願いいたします!」と力強く語り、大きな拍手を浴びた。

第3試合


Yappy&AKARIのBLACK FIREが久々にタッグを結成。試合はAKARIvs久令愛でスタート。AKARIがアームホイップから低空ドロップキックを決めるが、2発目をかわした久令愛がAKARIの背中に蹴りを叩き込む。代わった海乃がドロップキックもAKARIがかわし首投げからアームブリーカー。海乃がロープに逃れる。代わったYappyがフロントヘッドロックからジャイアントスイングでカバーもカウント2。海乃がパイプ椅子を持ち出しYappyに一撃を加え、代わった久令愛がビックブーツからカバーもカウント2。久令愛がエルボー連打もYappyがタックルを決め、串刺しヒップアタック、串刺しボディアタックから旋回式ボディプレスでカバーもカウント2。久令愛をロープに追い込んでの開脚ヒップアタック、ギロチンドロップでカバーもカウント2。代わったAKARIがミサイルキックでカバーもカウント2。久令愛がダブルアームサルトからカバーもカウント2。コーナーに上がった久令愛をAKARIがコーナーに寝かせての蹴り上げ、ロープを使って踏みつけから619を狙うが、これをかわした久令愛を海乃がスワン式ドロップキックでフォロー。久令愛がカバーもカウント2。久令愛がエルボー連打からハイキック。AKARIが飛び込みラリアット。Yappyvs海乃へ。海乃がボディブローからドロップキックでカバーもカウント2。海乃がフェースロックへ。ロープに逃れたYappyに海乃が助走付きのジャンピング片足ドロップキックをエプロン越しに決めてカバーもカウント2。海乃のボディアタックをキャッチしたYappyがブレーンバスターの体勢で叩きつけカバーもカウント2。Yappyがドラゴンスリーパーから抱え上げてサイドに叩きつけるカバーもカウント2。AKARIが619、Yappyがギロチンドロップでカバーもカウントは2。海乃がパイプ椅子をスライディングで叩きつけカバーもカウント2。Yappyがカウンターのアックスボンバーでカバーもカウントは2。海乃が高角度のドロップキックでカバーもカウント2。海乃がドラゴンスプラッシュでカバーもカウント2。久令愛がYappyのバックに回り込み、海乃が椅子を振り上げるもYappyがかわし、久令愛に誤爆。海乃がカサドーラを狙うが、こらえたYappyがチョークスラムの形で叩きつけてカバーもカウント2。続けてチョーク・スカル・スラムを決め、Yappyがカウント3を奪った。

第4試合


アイスのタッグ戦線での再浮上を狙う『1111』とドンドコどすこいーずの初対戦。試合は乱戦でスタート。明日香を蹴散らした『1111』がトトロにダブルの蹴りを入れて倒すと『1111』ポーズでアピール。明日香が神姫楽に串刺しニー。トトロと2人で『We Will Rock You』のパフォーマンスから同時串刺し攻撃を決め、トトロが柳川をロープ際で踏みつけ。柳川がカニばさみでトトロを倒し、柳川がかかと落としでカバーもカウント2。代わった神姫楽が助走付き正面ドロップキック、串刺しタックルからミサロックを狙うがトトロが振り落とす、神姫楽がエビ固めで丸め込むもカウント2。トトロがボディスラムからボディプレスも神姫楽がかわし、倒れたトトロに柳川がダブルニー、神姫楽がセントーンを決めカバーもカウント2。ロープに飛んだ神姫楽をトトロがカウンターのボディアタックで吹っ飛ばし、ボディプレスでカバーもカウント2。代わった明日香がスピアー、ボディスラムでカバーもカウント2。明日香が逆エビ固め。トトロも鉄砲ムーブから神姫楽の腰にドカッと座り込む。これは柳川がカット。神姫楽がカウンターの前蹴りから低空ブレーンバスター。代わった柳川が飛び込みニー、腰への片足ドロップキックを決め、変形ヘッドシザースもトトロがカット。柳川が串刺しジャンピングニー、飛び込みダブルニーからカバーもカウント2。トトロがラリアットのフォローから明日香がジャンピングボディプレスもカウント2。どすこいーずが2人で柳川を肩口に担ぎ上げるが神姫楽がカットし、柳川が明日香に、神姫楽がトトロにドロップキック。柳川がスピンキックでカバーもカウント2。明日香がドロップキックでカバーもカウント2。トトロが入り、柳川をダブルバックドロップ。明日香がバックフリップからカバーもカウント2。明日香がダブルアームの体勢に入るが、神姫楽がカット。柳川が明日香にスピンキックを決めカバーもカウント2。柳川が0101からGlesin(=変形サーフボードストレッチ)を決め明日香からギブアップ勝ちを奪った。

第5試合


いぶきと楓歩の、タッグパートナーでありながら、シングルの頂点を懸けて戦う姿を見て「戦いたい相手」としてハム子が指名したのは、タッグパートナーである真琴。ロックアップから真琴が先制のセクシーポーズ。ムッとしたハム子がエルボーを入れ、セクシーポーズも真琴も応戦する。ハム子がお・し・り・ダーッ!を決めれば、ハム子以上のオーバーアクションで真琴がダーッ!を決める。コーナーに真琴を引き込み、腹ウォッシュを狙うハム子だが、これを逃れた真琴はハム子をコーナーに上げるとハム子のお尻をペンペン。さらに蹴り上げる。タックルの打ち合いから真琴がカウンターの飛び込み片足ドロップキック、かかと落としでカバーもカウント2。さらに真琴がサッカーキック、ダブルニードロップでカバーもカウントは2。真琴がグランドのコブラツイスト。ロープに逃れたハム子がカウンタータックルから逆エビ固め。ロープに逃れた真琴をコーナーに引き込み腹ウォッシュ。エルボーの打ち合いから真琴がダブルアーム・スープレックスを決め無気力キックでカバーもカウント2。ハム子が前から後ろからラリアットの往復攻撃。さらに飛び込みラリアットでカバーもカウント2。真琴がエルボースマッシュから無気力キック。ハム子がカウンターの飛び込みラリアットでカバーもカウント2。真琴がスピアーからカバーもカウント2。ハム子がスピアー、真琴が飛び込みラリアットを決め2人ダウン。真琴がビックブーツをハム子の顔面に連打。ハム子が腹ウォッシュからシャイニング腹ザード。カバーもカウント2。ハム子がバックフリップでカバーもカウント2。ハム子がダイビングボディプレスも真琴がかわす。真琴がスピアーからカバーもカウント2。真琴がファルコンアローでカバーもカウント2。ハム子が真琴の蹴りをガードしアッパーエルボーから丸め込みに入り、ハムロールもカウント2。ハム子が飛び込みラリアットでカバーもカウント2。ハム子がダイビングボディプレスもカウント2。真琴が丸め込みを決めるがカウント2。真琴がバズソーキックから顔面に蹴りを入れカバーもカウント2。真琴がネックハンギングボムもカウント2。続けて真琴が盛艶のうねりを決めカウント3を奪った。
試合後、ハム子を引き起こした真琴は2人でむこまこポーズを決め、ハム子を称えた。また、試合後の真琴に真白が復帰戦の相手になってほしいと嘆願。これを真琴が了承し、1月27日後楽園ホール大会での対戦が内定した。

第6試合


12月17日SKIPシティ大会でのリボンタッグ戦で敗れた明日香に最初に駆け寄ったのが、同期の芦田。芦田は明日香を励ましつつ涙ぐみながら「明日香の仇を取る!」とQ.V.に挑戦表明。そして芦田がパートナーに指名したのがデビュー10年目を迎えた弓李。最初は芦田の申し出に乗り気でなかった弓李だが、12月24日『1318』大会での芦田とのタッグで快勝し、芦田とのタッグ王座挑戦を快諾。タッグ名を『チアベル』としQ.V.の対角に立った。ゴングと同時に例によって暴走する芦田が1人でQ.V.を急襲。これを蹴散らしたQ.V.。YuuRIの蹴りと杏ちゃむのフェースクラッシャーの連係で杏ちゃむがカバーもカウント2。サンドイッチ低空ドロップキックから杏ちゃむがカバーもカウント2。杏ちゃむがキャメルクラッチ、アームバーへ。何度か弓李がカットに入るも杏ちゃむの頭をパチンと叩くだけで、杏ちゃむにダメージはなし。杏ちゃむがダイビングフットスタンプも芦田がかわす。すかさず杏ちゃむが串刺しダブルニーアタックでカバーもカウント2。四つん這い状態の芦田に杏ちゃむがストンピングを連打。弓李が芦田を踏み台にして杏ちゃむにコードブレイカー。芦田がドロップキックでカバーもカウント2。代わった弓李がドロップキック。さらに杏ちゃむを払い腰で投げ、入ってきたYuuRIをバッククラッカー。弓李が杏ちゃむの上に落ちる位置で決める。弓李が串刺しエルボーからクロスボディでカバーもカウント2。弓李が脇固め。杏ちゃむが切り返し正面ドロップキックでカバーもカウント2。代わった芦田を杏ちゃむがロープを使ってのDDTに決めカバーもカウント2。杏ちゃむがフェースロック、飛び込みドロップキックからカバーもカウント2。芦田が強引に丸め込むもカウント2。芦田がカウンターのハイキック、ジャンピングフロントキックからカバーもカウントは2。コーナーに上がった芦田を杏ちゃむがデッドリードライブ、ランニングダブルニーでカバーもカウントは2。代わったYuuRIがミサイルキック、串刺しエルボー、ランニングネックブリーカードロップでカバーもカウント2。YuuRIがサッカーキック、PK、側頭部への低空ドロップキックでカバーもカウント2。弓李がアシストに入り、ダイビングボディアタック。芦田がスピンキック2連発でカバーもカウント2。YuuRIがカニばさみで芦田をロープ際に追い込み、杏ちゃむが飛び込みドロップキック、YuuRIが619、杏ちゃむがギロチンドロップ、YuuRIがセントーンでカバーもカウント2。弓李がアシストに入るもYuuRIが2人まとめてランニングネックブリーカードロップで倒す。杏ちゃむが弓李を場外に落とし、YuuRIが芦田にフィッシャーマンズバスター。カバーもカウント2。YuuRIがフェースロックへ。その間、場外で杏ちゃむの追撃を蹴散らした弓李がセコンドも巻き込み、杏ちゃむを養生テープで鉄柱にグルグル巻きにする。リングに戻った弓李はYuuRIを蹴散らし、芦田がドロップキックでカバーもカウント2。代わった弓李が首固めもカウント2。腕サソリを狙うがYuuRIが丸め込みへ。キックアウトした弓李はロープに飛んだYuuRIを転ばせるとネ・コヒストラルを決めカウント3を奪取。結果に納得のいかないQ.V.が猛然と抗議するが、新王者はこれを完全に無視。弓李にとっては5年ぶり2度目のリボンタッグ王座戴冠、芦田はデビュー4ヵ月でベルトを初めて腰に巻いた。

<試合後コメント>
弓李&芦田美歩
芦田「(ベルトは) 肩に担ぐのが普通ですか?」
弓李「自由だよ。おめでとう!」
芦田「勝ちました!あー良かった!弓李さんもおめでとうございます!」
弓李「そんなにうちは…(自分のベルトを芦田に)あげるよ。」
芦田「え?やめてください、始まったばかりですよ。でも狙われましたね、新人が。私が攻撃されてる間に相手が疲れればいいなと思ってました。その間、私はみんなが知っての通り、負けず嫌いの我慢強いタイプなので、絶対スリーも取らせないし、ギブもしないってことを試合の途中に決めて。あとは弓李さんに…。」
弓李「芦田が耐えてくれたおかげで意表を衝くことできたと思います。おめでとうございます。」
芦田「めっちゃ他人事じゃないですか。」
弓李「これで解散していい?」
芦田「ダメです!まだスタート地点に立ったばかりじゃないですか。私のパートナーは弓李さんしかいないんですから。」
弓李「今からでも遅くない…もう遅いか。」
芦田「どう思います?本当は私のこと大好きなくせに。これで2023年、最高に締められましたね。」
弓李「おめでとう! 芦田が満足ならウチはもう…。芦田の思いに応えられたんだなってことで、2024年から出なくなるので。」
芦田「皆さん、(弓李を) 止めてくださいよ、一緒に。」

――デビュー4ヵ月でベルト初戴冠となりましたが?
芦田「この前シングル獲れなくて悔しい思いをしていたので、こうやって獲れて嬉しいなって思いますし、これからも精進していかないとって思ってます。」

――ベルトは獲ってからの方が大変だと言われます。
芦田「はい。それは各所から色々聞いていたので覚悟のうえで今回、試合に臨みましたし、ベルトを持っている選手として皆さんに認められるように、これからも努力していきたいと思います。」

――どんなチャンピオンロードを歩みたいですか?
芦田「どんな?美歩がチャンピオンじゃないとダメだよって言ってもらえるような、みんなが納得して美歩がチャンピオンだよって言ってもらえるような選手であり続けたいし、これからも、全然まだまだだと思うので、頑張ります。」

――それを2人で見せていきたい?
芦田「はい、私は弓李さんとやっていきたいと思っています。(無反応な弓李に)デコピン!」
弓李「そうやって先輩に。」
芦田「いや、本当に弓李さんのおかげと言っても過言ではないです。私一人の力では手に入れられなかったベルトです。本当にありがとうございます。」
弓李「おめでとうございます。」
芦田 「いつまで他人事なんですか!」

第7試合


11月3日プリズムホール大会で芦田を下し、ICE×∞王座初防衛を果たしたいぶきに挑戦表明した楓歩。タッグパートナー同士である2人の前哨戦は5試合中3試合が2人の間で勝敗がつき、しかも挑戦者の楓歩が2勝1敗で勝ち越し、キャリアを上回る時の勢いをみせた。今回のタイトル戦に向けて「今のアイスリボンは自分と楓歩が先頭に立って行かないとダメ。いがみ合うのではなく高め合っていきたい。」と語っていたいぶきだが、その言葉通り、2人の前哨戦は戦うごとにレベルアップし、最高の形でタイトル戦を迎えるに至った。試合はロックアップから楓歩がヘッドロック。逃れたいぶきをアームホイップ、タックルに決めるも、いぶきはランニングネックブリーカードロップを決める。さらにコーナーでの踏みつけからいぶきが弓矢固め。楓歩が反転してカバーもカウント2。楓歩がエルボー。いぶきがチョップ。打ち合いへ。いぶきがロープ際に追い込んでのエルボーからタックルでカバーもカウント2。いぶきが逆エビ固め。ロープに逃れた楓歩に顔面ウォッシュ連打。楓歩がカウンターのタックルからロープ際にいぶきを追い込んでのサッカーキックでカバーもカウント2。楓歩が脇固め、フェースロック。ロープに逃れたいぶきがコードブレイカー。楓歩が低空ドロップキックでいぶきを場外に落とす。楓歩がエプロンを走ってのPKもキャッチしたいぶきが楓歩を場外に落とし、客席に叩きつけ、倒れた楓歩に椅子を重ねて椅子を叩きつけ、さらに椅子に座らせての飛び込みクロスボディ。起き上がった楓歩も場外戦で反撃に出るとエプロンを走ってのPKを決める。
リングに戻り、コーナートップからのミサイルキックでカバーもカウント2。楓歩の飛び込みをかわしたいぶきが正面ドロップキックでカバーもカウント2。エルボーの打ち合いからいぶきがコーナーに詰めてのチョップ連打からつっか式卍固め。ロープに逃れた楓歩をエプロンから蹴り上げたいぶきはダイビングボディアタックでカバーもカウント2。楓歩がSTO、PKでカバーもカウント2。いぶきがアッパーエルボーからライトニングスパイラルでカバーもカウント2。いぶきが前方回転のエビ固めでカバーもカウント2。いぶきがコーナーに上がるも楓歩が雪崩式ブレーンバスターで投げる。
いぶきがトラースキックでカバーもカウント1。楓歩がバズソーキックでカバーもカウント1。蹴りの相打ちから楓歩がジャーマン。起き上がったいぶきもジャーマンで投げ飛ばす。エルボーの打ち合いからいぶきがトラースキック、ロープ際に追い込んでの飛び込みニー。楓歩がサイドバスター、振り子式サイドバスターでカバーもカウント2。楓歩がファルコンアローもカウント2でいぶきが反転してカバーもカウント2。いぶきがグッド・いぶningも楓歩が潰してカウント2。いぶきがトラースキックからRunning Starもカウント2。いぶきがストンピング連打。起き上がった楓歩がエルボー連打から顔面踏みつけ、バズソーキックから変形ブロックバスターもカウント2。楓歩がファンファーレもカウント2。
楓歩がいぶきを引き起こそうとするが、いぶきはグッド・いぶningもカウント2。蹴り合いからいぶきがダブルチョップでカバーもカウント2。いぶきがいぶning starを狙うが、潰した楓歩がカバーもカウント2。いぶきが後頭部へのランニングダブルニー、正面からランニングダブルニーでカバーもカウントは2。いぶきがいぶningドライバーもカウント2。続けていぶきがいぶning starを決めてのカウント3。いぶきが25分を超える攻防戦を制した。

いぶき 「2回目の防衛、成功したぞーっ!正直言って今日、ベルト守り抜くって思って、ここのリングに立てなかったです。楓歩、他の子よりもメチャクチャメチャクチャ努力して、ここまで這い上がってきたから!自分は100%、このベルトを防衛できるって1ミリも思わなかったです。でも、ここで負けたら星いぶきは終わりだと思って…この試合負けたら、自分はもうこのリングに立たないって思いで今日、挑みました。でも、やっぱり誰にもアイスリボンへの愛は負けたくないから!アイスリボンが大好きだから!このベルト、守り抜くことができて、自分はすごい嬉しかったです。そして楓歩、12月31日っていう大きな舞台で挑戦してきてくれて、ありがとうございました。」
楓歩「まだまだ実力が全然足りなかったということですね。1回で星いぶきを超えようとした自分が浅はかでした。自分がこのままシングルを狙っていくかは、まだわからないですけど、いま思うところは星いぶきがアイスリボンでよかったです。そして、私もアイスリボンという団体を選んで本当に良かったです。いぶきさん、また気が向いたらはたち~ずとしてリボンタッグ狙ってください。大みそかという舞台を選んでくださったこと本当に本当に嬉しかったです。ありがとうございました。」
いぶき「来年で楓歩が21歳になるからはたち~ず解散かと思ったけど、言ってくれたからはたち~ずは継続ですね。これからも組んでよし、戦ってもよしの関係でいてください。お願いします!そして8月26日、このベルトを初めて獲って、その時に、2023年下半期はこの星いぶきだー!って言ったと思うのですけど、今日は言わせてください。2023年下半期を締めるのは、この星いぶきだーっ!2024年は上半期、ではなく、1月から12月までこの星いぶきが先頭に立ってやってやるぞーっ!」
※握手回り後、選手がリングに戻ると、会場のスクリーンに1月27日後楽園ホール大会で所属選手のよる1DAYトーナメントが開催されることが発表された。再びマイクを手にしたいぶきは「後楽園ホールの、この空席をなんとしてでも埋めたい。来年も選手一同、スタッフー同、精進して頑張っていくので、来年も応援よろしくお願いします!」と語り、最後もいぶきが「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で2023年のアイスリボンを締めた。

<試合後コメント>
星いぶき&松下楓歩
いぶき「2023年アイスリボン最後の大会が無事終了しました~!皆さん、お疲れ様でした~!」
楓歩「お疲れ様でした。」
いぶき「リング上でうまく言えなかったんですけど、松下楓歩っていう人がアイスリボンにいてくれてよかったなってすごい思いました。」
楓歩「泣いちゃう…。」
いぶき「自分はいろんなことを経験してきて、すごい悲しい思いもして、自分のライバルであり、タッグパートナーであった人も抜け、目指していた人も抜け、自分はどうしたらアイスリボンで輝いていけるかなって思いました。でも、松下楓歩っていう選手が、まだデビューして間もないのに、こうやって這い上がってきてくれて、自分だけが思ってるのかもしれないけど、本当に楓歩がライバルという存在でいてくれて、本当に感謝しかないし、スタッフから選手に上がってきてくれたこと、すごい誇りに思ってるし、本当にありがとうございますって感じです。今日も12月31日っていう舞台を自分が勝手に選んで、そこも引き受けてくれてありがとうございました。」
楓歩「そういえばスタッフでした。2年数カ月前はスタッフでやってて。でも私って女子プロレス団体で働きたいと思って、思って入ったんですけど、でもアイスリボン以外の団体は本当に全然見てなくて、知らなくて。アイスリボンしかないなって思ってアイスリボンに入って、気がついたらデビューしてて。そしたら、その時私が大好きだったアイスリボンの選手が抜けて、私どうなるんだろうなって、どうしていけばいいんだろうなって新人ながら思ってて…いろんな先輩とシングルをして、タッグもして、タッグ挑戦もして、やっとたどり着いたシングル初挑戦。まあ、負けてしまったんですけど、私はこれからもシングルを目指すのでしょうか、まだわかんないんですけど…。」
いぶき「何逃げてんの!逃げって言ったじゃん、それが。自分で。」
楓歩「今日、結果が出てしまったから…。」
いぶき「自分なんて何回挑戦してきたと思ってんの、このベルト!」
楓歩「そうですね。じゃあ1月になんか1DAYトーナメントあるみたいですけど、私は出ずにシングルのベルトに挑戦したいと思います。」
いぶき「じゃあ、自分も出れないね、それを言われたら。まあ、でも、そのトーナメント、出ようよ、一緒に。」
楓歩「出るんですか?」
いぶき「出ようよ!もう1回やろうよ、そこで。選抜に選ばれるか、わかんないけど。」
楓歩「はい(笑)。」
いぶき「もう1回、後楽園ホール大会で。どういう形になるか、詳細、まだ何も…あれだけじゃ本当に、皆さんもわからないと思うんです。自分もわからないし。でも選ばれるってことはアイスリボンを背負って立つ人間しか選ばれないと思うんで。そこで選ばれて、決勝戦で会って、また。」
楓歩「またこいつらかって言わせましょう。」
いぶき 「今日の続きをしましょう。」
楓歩「なんだっけ、言おうとしていたこと忘れちゃった。いぶきさん、話長いから。」
いぶき「すいません、話長いんです。」
楓歩「でも、気が向いたらタッグも。私、今パートナー、誰もいなくなってしまったので。(タッグのベルト)狙いたいなって気持ちもあるので。シングルに満足したら、来てください。」
いぶき「いや、シングル持ってても行くんで。」
楓歩「です。」
いぶき「なので、これからのアイスリボンもよろしくお願いします!」
楓歩「2024年も新体制になって、これまで以上に自分たちが盛り上げていかないといけないなと思うので。チャンピオン頑張ってください!」
いぶき「頑張ります!」
楓歩「来年もよろしくお願いします。良いお年を!」
いぶき「ハッピーニューイヤー!」
楓歩「それは来年だろ (苦笑)。」
いぶき「ありがとうございました。」

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