首に固定器具をつけた天龍源一郎が病院からビデオメッセージ!娘の紋奈さんは「見た目が痛々しいなと思われた方も、ネガティブに捕らえずに前向きに進む力へ」

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 9日、後楽園ホールで天龍プロジェクト『革命龍魂』が開催。現在闘病中の天龍源一郎よりビデオメッセージが届けられた。

 先月頭に『神経の圧迫状況から考えうる事態として、突然死のリスクが非常に高い状態である』と診断され入院した天龍は、『環軸椎亜脱臼に伴う脊髄症・脊髄管狭窄症』と診断され手術を行った。いますぐに大きな命の危機があるわけではないが、術後2か月から最大で半年程のリハビリ期間が必要になるとのことで現在病院でリハビリ中である。

 この日の後楽園ホールに来場するはずだった天龍は、首から頭にかけて固定器具をつけた状態でスクリーンに登場し「本来でしたら私もそちらに行く予定でしたが、(首が)こういう状態ですので、今は治療に専念して、いつかまたリングに立てる日を心待ちに自分も頑張っています。今日は、天プロ久しぶりの後楽園ホールで、ラインナップも面白く、エキサイティングなカードを組めたと自信を持っています。そして、この大会は亡くなった嶋田まき代が1番期待していた選手たちとか、仲間と作り上げた大会だと思っています。まき代も多分あっちから見て、喜んでいると思うし今日出てくれている選手は目一杯の試合を、天プロらしい試合をお客さんに魅せてくれると信じています。だから皆さん!プロレスを精一杯楽しんでいってください。よろしく!!」と、6月に亡くなった妻・嶋田まき代さんの思いも伝えるメッセージ。

 天龍の娘であり天龍プロジェクト代表の嶋田紋奈さんは「ちょっと見た目が痛々しいなと思われた方もいると思うんですけど、ほんとに本人は頑張っています。映像にもありました通り、このリングに戻る日を目指して力強く過ごしております。そしてこのようなリスクを伴うプロレスを誰よりも誇りに思っております。なのでこのような姿をお見せする事を決意した天龍の気持ちを皆様はネガティブに捕らえずに、前向きに進む力にしていければと思いますので、よろしくお願い致します」と明るく語った。


 この日の大会では全7試合、無骨で激しい試合を全選手が繰り広げ、メインイベントで勝利した佐藤光留が「天龍さんが言ってる胸いっぱいのプロレス腹一杯のプロレスって、プロレスラーはすぐ次が欲しいんですよ。お腹が空くんですよ。もっともっと、もっともっと、天龍さんが辞めてくれって言うまで、僕ら、痛みが伝わるプロレスやり続けます。今日勝ちましたけど、負けることもあるし、良い試合だって言われることもあれば、誰もが目をそらして素通りしていくような試合も沢山しました。でも上手くいくのもプロレス。上手くいかないのもプロレス。生きる事は、全部プロレスだと思って、天龍プロジェクトのリング、上がってる選手、プロレス続けていきます」と語り、天龍に届ける「えいえいおー!」を集まったファンとともに叫んだ。

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