クリス・ジェリコとの防衛戦を熱望する拳剛がIJ王座の初防衛に成功!「アメリカでも日本でもいいからクリス・ジェリコと試合がしたい。本気です!」

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25日、東京都・新木場1stRINGにて天龍プロジェクト『SURVIVE THE REVOLUTION VOL.9』が行われ、拳剛が同期の橋本和樹を相手にIJ王座の初防衛に成功した。

 天龍プロジェクトは、天龍源一郎の個人事務所及びプロレス団体であり、2015年に天龍が引退を迎えてからはプロレス団体としての活動を休止していた。しかし、昨年11月の天龍の引退5周年記念大会の開催を機に精力的な活動を再開し、今年4月から月に2回のペースで定期的な大会開催を実現。WAR時代に創設され、天プロとともに復活したインターナショナルジュニアヘビー級王座(IJ王座)、インターナショナルジュニアタッグ王座(IJタッグ王座)の争奪戦を軸に展開している。

 この日のメインイベントでは、拳剛vs橋本和樹のIJ王座戦が実施。
 IJ王座に並々ならぬこだわりを見せる拳剛は、今年6月のIJ王者決定トーナメント決勝でHUBに敗れて戴冠を逃したものの、諦めること無く食い下がり今月13日にHUBから王座奪取。今回は久々の天プロ参戦となる大日本プロレスの橋本和樹を相手に初防衛戦を行った。
 拳剛と橋本は、2009年デビューの同期であり7年前の旧天プロでは様々な因縁が生じていた間柄。2014年には当時UWA世界ジュニアヘビー級王者だった拳剛が那須晃太郎、橋本和樹との3WAYで防衛戦を行い、橋本から3カウントを奪って勝利している。


 試合が始まるとじっくりとしたグラウンド戦で互角の攻防を繰り広げるが、体格で勝る橋本がエルボー合戦で打ち勝ち強烈な蹴撃を連打していくと拳剛が不利な状況に。
 拳剛はバックドロップからダイビングフットスタンプ、バタフライロックと得意技を繋げていくが、橋本はジャンピングラリアットでのカウンターを決めると顔面ウォッシュやミドルキックの速射砲で拳剛をダウンさせ、雪崩式バックフリップ、デスバレーボムと畳み掛けてバズソーキックで決着を狙う。
 拳剛はこれをかわしてバックドロップ2連発から垂直落下式ブレーンバスター。さらに必殺のフロッグスプラッシュでダメ押しして3カウントを奪った。

 試合後、マイクを取った拳剛は「この天龍プロジェクトのリングでたっぷり思いで作ってきた橋本和樹選手、俺と同じ2009年デビューの同期。今日闘い終わって、今素直に思うことはこんな誇れる同期いないっす!和樹、2009年組でガンガンこの業界かき回していこうぜ」と語りかけると、橋本は「負けた奴は多くは語らん!拳剛、またお前の前に立ってやる!それまで待ってろ!」と言い残して会場をあとにした。

 そして天龍がリングに上がると、天龍は「拳剛!おめでとう!ものすごく感動した。そのベルト、ちょっと俺にも触らせてくれよ」と笑顔で拳剛のベルトを撫で、最後は天龍の「エイエイオー!」の三唱で大会を締めた。

 大会終了後、拳剛はかねてから熱望していた第2代IJ王者であるクリス・ジェリコ(当時:ライオンハート)との防衛戦について触れ、「1つ残念なお知らせがあって、クリス・ジェリコは今ヘビー級だそうです。だから防衛戦は出来ないとのことです。ならスペシャルシングルマッチでもいいです。アメリカでも日本でもいいから、クリス・ジェリコと試合がしたいです。本気です!」と吼えた。
 なお、ジェリコにはまだ声をかけてはおらず、拳剛は「マスコミの皆さんが動いてくれたんじゃないんですか?どうなんですか?まだですか?」と自身の声をメディアに乗せてジェリコに届けてほしいという旨を語った。

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