【試合詳細】10・9 天龍プロジェクト後楽園ホール大会 新井健一郎&佐藤光留&佐藤耕平vs河野真幸&谷嵜なおき&児玉裕輔 竹田誠志&鈴木秀樹vs葛西純&田村男児

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『革命龍魂』
日程:2022年10月9日(日)
開始:11:30
会場:後楽園ホール
観衆:326人

▼タッグマッチ 15分1本勝負
椎葉おうじ(フリー)/●吉田和正(大日本)
11分18秒 膝十字固め→ギブアップ
近野剣心(ダブ)/○那須晃太郎(神田)

▼4WAYマッチ 15分1本勝負
●レイパロマ(ダブ)
7分48秒 越中のダイビング・ヒップアタック→体固め
○SUSHI(フリー)
※残りの二人は越中詩郎(フリー)と菊タロー(フリー)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
●矢野啓太(フリー)/仁木琢郎(2AW)
10分12秒 腕ひしぎ逆十字固め
○ケンドー・カシン(フリー)/岩崎孝樹(ガンプロ)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
△渡瀬瑞基(ガンプロ)
時間切れ引き分け
△飯橋偉進(DRAGON GATE)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
竹田誠志(フリー)/○鈴木秀樹(フリー)
11分28秒 ダブルアームスープレックスホールド→エビ固め
葛西純(FREEDOMS)/●田村男児(全日本)

▼タッグマッチ 45分1本勝負
○ウルティモ・ドラゴン(DRAGON GATE)/石井智宏(新日本)
11分4秒 ラ・マヒストラル
●ドン・フジイ(DRAGON GATE)/望月成晃(DRAGON GATE)

▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
新井健一郎(DRAGON GATE)/○佐藤光留(パンクラスMISSION)/佐藤耕平(BURST)
20分19秒 腕ひしぎ逆十字固め→ギブアップ
河野真幸(フリー)/谷嵜なおき(ダブ)/●児玉裕輔(フリー)

病床の天龍源一郎からメッセージ!光留が宇宙にも届く「えいえいおー」!葛西純が鈴木秀樹の頭に竹串を刺しシングルを要求!

オープニング

 まずは嶋田紋奈代表より挨拶。

嶋田代表「今日は2021年再始動後初となる後楽園ホール大会。多数のご来場、また配信でご視聴いただきましてまことにありがとうございます。今日はマスク着用で声援を可能としております大会です。聖地後楽園ホールで思いっきり、選手たちに声援をお送りください。マスク着用であっても、声出しや、飲酒、飲食にご不安を思う方もいらっしゃいます。前後左右周りの方への優しい気持ちを心がけていただいて、マスクを外した状態での会話や声援には十分にご配慮をお願いいたいと思います。今日という日を大変楽しみにしておりました天龍ですが、現在治療のため来場が叶いません。ですがこうして天龍プロジェクトの後楽園ホール大会にご来場くださったファンの皆様へ、天龍からメッセージが届いておりますので御覧ください」

(スクリーンに病室での天龍源一郎の姿が映される)

天龍「こんにちは、天龍源一郎です。本来でしたら私もそちらに行く予定でしたが、(首が)こういう状態ですので、今は治療に専念して、いつかまたリングに立てる日を心待ちに自分も頑張っています。今日は、天プロ久しぶりの後楽園ホールで、ラインナップも面白く、エキサイティングなカードを組めたと自信を持っています。そして、この大会は亡くなった嶋田まき代が1番期待していた選手たちとか、仲間と作り上げた大会だと思っています。まき代も多分あっちから見て、喜んでいると思うし今日出てくれている選手は目一杯の試合を、天プロらしい試合をお客さんに魅せてくれると信じています。だから皆さん!プロレスを精一杯楽しんでいってください。よろしく!!」

嶋田代表「ちょっと見た目が痛々しいなと思われた方もいると思うんですけど、ほんとに本人は頑張っています。映像にもありました通り、このリングに戻る日を目指して力強く過ごしております。そしてこのようなリスクを伴うプロレスを誰よりも誇りに思っております。なのでこのような姿をお見せする事を決意した天龍の気持ちを皆様はネガティブに捕らえずに、前向きに進む力にしていければと思いますので、よろしくお願い致します。今日全7試合、天龍プロジェクトは天龍源一郎の名のもとに、私たちにしかできないプロレスをお届けします。天龍プロジェクト、革命龍魂今日も腹いっぱいのプロレスをお楽しみください」

第1試合

 先発は那須とおうじ。手4つからバックの取り合い。リストの取り合いから那須が足を取って倒すが、おうじは回転して抜けると距離を取る。
 ロックアップから那須がヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルで倒すとロープに飛ぶ。おうじはリープフロッグからソバットで迎撃するも、那須がロープに振るがおうじはロープを駆け上がりブーメランアームホイップからドロップキック。両者タッチ。

 ロックアップからエルボーの打ち合い。吉田がエルボー連打も、剣心はミドルキック連打で倒しコーナーに叩きつけ那須にタッチ。

 エルボーの打ち合いから吉田がエルボーを連続で打ち込んでいくも、那須がローキックで倒し首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
 那須は剣心にタッチ。

 剣心は首へのエルボーからロープに振ってバックエルボー。フォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。

 吉田はヘッドバッド連発からエルボー。受けきった剣心がエルボーで倒し、コーナーに叩きつけ強烈なチョップ。剣心は那須にタッチ。

 那須はコーナーで踏みつけ、足へのローキックから膝十字。吉田はロープを掴みブレイク。
 那須はサッカーボールキック連打から剣心にタッチ。

 エルボーの打ち合いから剣心がミドルキック。ロープにもたれかかる吉田にチョップを打ち込むと、吉田もチョップを連続で叩き込むが剣心はミドルキック連打。さらにへ膝蹴りからロープに飛ぶが、吉田がカウンターで投げようとするも、着地した剣心がミドルキックからロープに飛ぶ。吉田はドロップキックで迎撃しおうじにタッチ。

 おうじは串刺し攻撃を狙うが、剣心はショルダースルーでエプロンに落とすも、おうじはエルボーからスワンダイブミサイルキックを発射。
 さらにガットショットから延髄斬りを叩き込み、飛びつきスイングDDTからバズソーキック。フォールも2。
 おうじはミドルキック連打も、キャッチした剣心がエルボーからローリングエルボー。さらにミドルキックからフィッシャーマンバスターで叩きつけ那須にタッチ。

 那須はミドルキック連打から逆水平チョップ連発。コーナーに振って串刺しバックエルボーからブルドッキングヘッドロック。フォールも2。
 那須は首投げからPKも、キャッチしたおうじがドラゴンスクリューから吉田にタッチ。

 吉田は串刺しバックエルボーから水車落としで叩きつけフォールも2。
 吉田は投げようとするが、耐えた那須がガットショットからロープに飛ぶが、吉田はビッグブーツからブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
 吉田とおうじが那須をコーナーに振り、トレイン攻撃から吉田がスパインバスター。フォールも剣心がカット。
 吉田は担ぐが、那須が着地するとスリーパーで捕らえる。これを離すとPKからフォールも2。
 那須はミドルキック連打から剣心が走り込みスライディングレッグラリアート。那須がフォールも2。
 那須は投げようとするが、耐えた吉田がエルボー連打。さらにチョップも、那須がビクトル膝十字で捕らえ吉田がギブアップした。

第2試合

 パロマと越中がロックアップも、越中が投げ捨てるとパロマは場外へ転がる。
 SUSHIと越中がロックアップも、菊タローが越中の後ろから殴りかかり、パロマも一緒に殴りかかると越中が倒れ3人でストンピング連打。そのまま場外に蹴り出す。
 残った3人でロックアップもこれは一度離れ、手を繋いで力比べと見せかけてウェーブ。これを離すと、エプロンに上がった越中を見て菊タローがショルダータックルで場外に落とす。

 SUSHIが菊タローにチョップを打ち込むと菊タローはSUSHIにチョップを返し、ならばとパロマにSUSHIがチョップを打ち込むとパロマがSUSHIにチョップを返し2対1の状態へ。
 抗議するSUSHIだったが、かわらず2対1でチョップ合戦を続けるも、越中がエプロンに上がると菊タローが掴みかかる。だが越中は菊タローにエルボー連打。SUSHIが越中の後頭部にエルボーで倒し、3人でストンピング連打から菊タローがフォールも、SUSHIが裏切りカットする。

 菊タローは越中を場外に蹴り落とすが、「お前ら皆かかって来いテメー」と越中がリングに上がるが3人で袋叩きにする。
 越中をSUSHIがキャメルクラッチで捕らえ、菊タローが不思議な踊りで挑発してから顔面にヒップバット。さらにパロマも越中の顔面にヒップバットを打ち込んでいき、菊タローが再度ヒップバットを打ち込むとぐったりと倒れた越中をパロマがフォールも1。

 菊タローがストンピング。SUSHIとパロマで越中をロープに振ってダブルのバックエルボーから菊タローが越中をフォールも、1でSUSHIとパロマがカット。
 場外に転がろうとした越中をSUSHIが押さえ、ストンピングから菊タローがコーナーに振ってSUSHIが走り込むが越中は避ける、菊タローも避けてSUSHIに誤爆させると、パロマにヒップアタックから菊タローにもヒップアタック。さらにSUSHIをロープに振ってのヒップアタックからエプロンを走り込んで場外の菊タローにヒップアタック。

 リングではパロマとSUSHIがエルボーの打ち合い。パロマがエルボー連打からロープに飛ぶが、SUSHIがニールキックからロープに飛びラリアット。避けたパロマがコルバタで投げるが、この勢いでパロマのコスチュームが脱げてしまう。そのまま串刺しラリアットからロープに飛んでジャンピングラリアット。フォールも2。
 パロマは恍惚で捕らえるが、越中がリングに戻りパロマにヒップバット連発から、ロープに振ってヒップアタック。
 さらにコーナーに登りダイビングヒップアタックをパロマに発射しフォールも菊タローがカット。

 菊タローは越中を蹴り落とそうとするが、そのすきにSUSHIがパロマをフォールし3カウントを奪った。

第3試合

 先発はカシンと矢野。カシンが矢野のトンファーを奪うが、レフェリーがこれを奪ってセコンドに投げる。
 矢野がタックルも、スカしたカシンとリストの取り合い。矢野が回転して足を刈って倒し、インディアンデスロックもカシンは回転して逃れる。
 矢野が握手を求めると、カシンはレフェリーと握手。手4つからカシンがグラウンドに引き込み極楽固め。矢野が回転して切り返し極楽固めで返すと、カシンは巻き投げて距離を取る。両者タッチ。

 岩崎がローキックで牽制。仁木が片足タックルからグラウンドの攻防になり、仁木がバックをとるも岩崎がヘッドロックで捕らえロープに飛ぶ。仁木がリープフロッグからバックエルボー連打。さらにロープに飛ぶが、岩崎はビッグブーツからロープに飛ぶも、仁木がドロップキックで迎撃する。
 岩崎はロックアップからコーナーに押し込みカシンにタッチ。

 カシンはストンピング連打から顔面を踏みつけ、これを離すと場外に投げ捨て背中にダイビングハンマーブロー。そのまま場外乱闘になりイス攻撃を叩き込む。
 リングに戻るとカシンはカンパーナからキャメルクラッチ。カシンは岩崎にタッチ。

 カシンと岩崎はダブルの股裂きからカシンがケンカキック連発。岩崎が引き起こすが、仁木がエルボーを連続で叩き込んでいく。受けきった岩崎がミドルキックで倒し、バックブリーカーから逆片エビ固め。なぜかカシンが引き継ぐが、レフェリーがタッチをしていないとブレイクを要求。
 仁木がエルボー連打も岩崎はボディに膝蹴り。ロープに振ろうとするが、切り返した仁木がロープを駆け上がってのスイングDDT。仁木は矢野にタッチ。

 矢野はリストを捻ってから腕を蹴りつけ、コーナーに座るとロープを使ってぶら下がり式ゆりかもめ。
 レフェリーが注意すると、再度コーナーに登るが岩崎がチョップを打ち込みデッドリードライブで叩きつける。
 岩崎はロープに振ろうとするが、耐えた矢野がエルボースマッシュからロープに飛ぶも、岩崎は追走ニーからカシンにタッチ。

 カシンはエルボースマッシュ連発からロープに飛ぶが、矢野はボディへのダブル掌底で迎撃すると、連続回転してからの逆さ押さえ込みも2。
 矢野はコブラツイストで捕らえ、そのままローリングクレイドルも2。
 矢野は背中をひっかき、ロープに振っていくがカシンはスライディングの股裂きか急所を蹴り上げて飛びつき腕ひしぎ。これで矢野はギブアップした。

<試合後コメント>
矢野啓太&仁木琢郎
矢野「こんなんで終わりじゃねぇ」
仁木「もちろんこんなんじゃ終われない。今日こうやって自分の身体で、ケンドー・カシンというプロレスを体感できたんで、次、次こそは、やってやりましょう」
矢野「以上、ノーコメントだ」
仁木「そういうことです」

第4試合

 がぶって偉進がロープに押し込むがクリーンブレイク。
 再度ロックアップから渡瀬がロープに押し込むがクリーンブレイク。
 リストの取り合いから偉進が足を刈って倒すが、渡瀬が切り返しフロントネックの応酬へ。偉進が首投げからスリーパーも、渡瀬が切り返してヘッドロックで絞り上げる。
 偉進が突き飛ばすが、渡瀬はショルダータックルで倒しロープに振るも、偉進はアームホイップからドロップキックで場外に蹴り落とし場外乱闘へ。
 渡瀬が場外ボディスラムからリングに投げ入れフォールも2。

 チョップの打ち合いから渡瀬がエルボー。エプロンに寝かせて顔面に乗り、これを離すとダウンカウントを要求する。
 レフェリーが無視すると、偉進が膝立ちでチョップ連発。渡瀬はエルボー連打でコーナーに押し込み、串刺しスライディングキックからフォールも2。

 渡瀬が投げようとするが、耐えた偉進にDDT。フォールも2。

 偉進のチョップに渡瀬がエルボー。偉進はエルボー連打も、渡瀬はエルボーからスリーパーで絞り上げ胴絞めスリーパーへ。偉進はロープに足を伸ばしブレイク。

 偉進は膝立ちでチョップ連発。渡瀬がチョップで返すと打ち合いになり、渡瀬がチョップ連打からロープに飛ぶが偉進が追走ジャンピングエルボーからロープに飛んでジャンピングエルボー。さらにコーナに登りミサイルキックからフォールも2。

 偉進は串刺しバックエルボー3連発からチョップ。さらにロープに振ってアームドラッグからフォールも2。

 偉進はケンカキック連発からエルボー連打。渡瀬は強烈なエルボーでふっ飛ばし、ロープに振って顔面にドロップキック。フォールも2。

 渡瀬はコーナーに登るが、偉進がエルボー連打。さらにチョップとエルボーを交互に打ち込んでいき、正面に登るとヘッドバッドを叩き込む。ぐったりした渡瀬に雪崩式ブレーンバスターからフォールも2。

 渡瀬のエルボーを避けた偉進がスクールボーイも2。
 渡瀬のラリアットを巻き込んだ偉進が雁之助クラッチも2。

 偉進はソバットからエルボーを叩き込み、投げようとするが渡瀬が耐えて垂直落下式ブレーンバスター。フォールも2。

 渡瀬は逆エビ固めで捕らえるが、ここで時間切れ引き分けに。

第5試合

 葛西が入場するなり走り込み、竹田とエルボー合戦から竹田がロープに振ってキチンシンク。大バサミを取り出すが、レフェリーこれを奪うと葛西がガットショットからコーナーに振って串刺しラリアット。さらにロープに飛んでラリアットでなぎ倒し、竹串を持ち出すがレフェリーが「デスマッチじゃねーんだ!」とこれを奪う。両者タッチ。

 男児と鈴木は凶器を手に持ってリングに上がるが、レフェリーがこれを奪うと「お前らはせめて普通にやれよ!」と怒鳴り、クリーンに試合が始まりロックアップからバックの取り合いへ。リストの取り合いから男児がコーナーに押し込み葛西にタッチ。

 葛西がバックを取ると鈴木が足を刈って倒しグラウンドの攻防へ。逃れた葛西が片足タックルからスクールボーイも2。
 葛西がフロントネックで捕らえ男児にタッチ。

 男児は側頭部にエルボーを打ち込んでいくが、鈴木がコーナーにもたれかかりながら蹴りつけ、男児は受けきりエルボー連打。鈴木がタックルで倒すも、男児はバックを取り胴絞めスリーパー。逃れた鈴木が指を捻っていくがこれは男児がロープに押し込みブレイク。
 鈴木は竹田にタッチ。

 竹田は蹴りつけていくが、立ち上がった男児とエルボー合戦。竹田がソバットからジョン・ウーでふっ飛ばし、さらに串刺しニーからロープにもたれかからせると後頭部にロッキンポ。フォールも2。
 竹田はV1アームロックを狙うが葛西がカット。
 エルボーの打ち合いから男児がエルボー連打。竹田がコーナーに振って走り込むが、避けた男児がスクールボーイからスピアーを発射する。男児は葛西にタッチ。

 葛西はコーナーに振って串刺しスピアーからスナップスープレックス。コーナーに登りダイビングヘッドバッドからフォールも2。
 葛西はリバースタイガードライバーを狙うが、耐えた竹田がボディへの膝蹴り。エルボー合戦からヘッドバッドの打ち合い。打ち勝った竹田が走り込むが、葛西が巻き込んでリバースタイガードライバー。葛西はバックをとるが、取り返した竹田に葛西がバックエルボーからロープに飛ぶ。だが葛西はスピアーで迎撃し鈴木にタッチ。

 鈴木はショルダーアタック連発からスタナー。さらにニードロップからフォールも2。
 鈴木はエルボースマッシュも葛西もエルボー。エルボーの打ち合いから鈴木がエルボースマッシュ。葛西が顎へのヘッドバッドからソバットを叩き込み、さらに延髄斬りから男児にタッチ。

 男児は串刺しショルダータックル。鈴木がコーナーに振って走り込むが、避けた男児がロープに飛んでジャンピングショルダーアタック。男児は担ぐとバックフリップからフォールも2。
 男児はコーナーに登り、葛西が羽交い締めにした鈴木にダイビングショルダーアタック。フォールも2。
 男児が羽交い締めにすると葛西が竹串を取り出し鈴木の頭に花を咲かせると、男児がロープに飛んでラリアット。さらに葛西がロープに飛んでラリアットを叩き込み、男児が再度ロープに飛んでラリアットからフォールも竹田がカット。
 葛西と男児は竹田をロープに振るが、竹田は男児を突き飛ばして葛西に同士討ちさせると、葛西をジョン・ウーで場外に叩き落とす。男児は竹田をショルダータックルでふっ飛ばし、鈴木にデスバレーボムからフォールも2。
 男児は担ぐが、着地した鈴木がバックブリーカーからダブルアームスープレックスで叩きつけ3カウントを奪った。

<試合後コメント>
葛西純
「おいおもしれーよ八幡よ、シングルやりてーな。おい、鈴木秀樹、お前の奥底に眠ってる、サイコパスな人格、どんどん引き出してシングルやってやるよ」

竹田誠志&鈴木秀樹
竹田「気持ちいいっすね、こういうの。最高じゃないですか」
鈴木「違う違う、なんか血が出てたんですよ。なんかバッグ入ってました?そんなことより大日本プロレスなんで辞めたんですか?金ですか?」
竹田「金もある」
鈴木「なんすか?」

――竹串くらいましたが
鈴木「いや竹田誠志がいて相手に葛西純がいたら、自分だってそれよりすごいもん持ってるじゃん(ハサミとナイフ)」
竹田「いやいやこんなの」
鈴木「これ見たら竹串可愛いですよ」
竹田「いや栓抜きの時代ですよ」
鈴木「栓抜きの時代ね」
竹田「昭和に戻らないと」
鈴木「楽しかったですよ。痛いけど」
竹田「なかなかこういうね、カード組まれないから」
鈴木「初タッグ」
竹田「天龍プロジェクトならでは」
鈴木「ニュージャージーでタッグを組んで、酒を飲んで酔っ払って、人の興行入って、私はクビになり、今こうなると」
竹田「さすが嶋田代表だよ。いいカード組んでるよ」
鈴木「最後やりましたよね」
竹田「あれは挨拶。久しぶりって」

――葛西選手が鈴木選手とシングルをやりたいと
竹田「お」
鈴木「シングルやりたい!?・・・やりたい、大丈夫ですか?」
竹田「大丈夫ですよ。やれますよ。(ハサミ)貸しますよ」
鈴木「これだからその、傷害とかじゃないじゃないですか。もっとレベルが違うやつじゃないですか」
竹田「金取れるよ。一回もこれ職質されたことないから大丈夫だよ」
鈴木「(ナイフ)出てますよこれ、全部入ったら・・・是非」
竹田「デスマッチやりたいですね」
鈴木「葛西さんは昔から、竹田さんもそうですけど刺激を受け続けて、刺激もらって、なので先輩から言われてる事断る理由もないので」

――リングはどうしましょう
鈴木「そんなことどうでもいいですよ。そういうルールとかまわしとか、あれとかいうのは、オールジャパンの奴らだけにしときましょう。そういうしょっぱいことは。プロレスやろうぜって知ってますか?わかんないならちょっと教えますよプロレスやろうぜ。プロレスやりましょう」

第6試合

 先発は石井と望月。望月がフロントネックからヘッドロック。石井が抜けてバックを取るが、望月がヘッドロックで取り返す。石井が突き飛ばすと望月がショルダータックル連発。石井は受けきりエルボーからロープに飛び、ビッグブーツを避けてハイキックも、ガードした石井が延髄斬り。避けた望月がサッカーボールキックも石井も避けて距離を取る。
 望月はフジイにタッチ。

 ロックアップから石井がヘッドロックで捕らえショルダータックル。ショルダータックルの打ち合いになり、相打ち連発から逆水平チョップの打ち合い。
 石井がチョップ連発も、フジイもチョップ連発で返しロープに飛ぶが、石井はショルダータックルで迎撃する。
 石井はエルボーからのど輪で押さえて挑発するが、フジイはチョップ連発で返し石井は受け切るとチョップ。藤井がロープに振るとエプロンから望月がミドルキックを打ち込み、フジイがぶちかましから望月にタッチ。

 望月は首投げからサッカーボールキック。さらにストンピングからチョップ。コーナーで膝蹴りから頭にナックルを打ち込んでいくが、石井は前に出ると望月がソバット。石井がコーナーに振って走り込むが、望月はカカト落としで迎撃しロープに飛んでビッグブーツ。受けきった石井に再度ビッグブーツも、吠えた石井にソバットから投げようとする。だが石井が逆にブレーンバスターで叩きつけウルティモにタッチ。

 ウルティモはローからミドルを連打し、ロープに振ってバックエルボー。出てきたフジイは羽交い締めにするが、走り込んで来た望月に前蹴りからフジイを場外に落とし、走り込んできた望月にコブラツイスト。フジイがカットしようとするが石井がスリパーからWARスペシャルで捕らえる。望月はロープを掴みブレイク。ウルティモは石井にタッチ。

 石井は望月にエルボーからコーナーに振り、串刺しラリアットからリング中央に振るとウルティモがソバット。さらに石井が投げ捨てジャーマンからロープに飛ぶが、望月がラリアットをビッグブーツで迎撃し、エルボーも迎撃しハイキックを狙うが石井はラリアットでこれを叩き伏せる。だが望月はロープに飛んでPKから、顔面に膝蹴りを叩き込んで再度PK。望月はフジイにタッチ。

 フジイはコーナーに振って串刺しチョップからナックルとチョップを交互に打ち込み、投げようとするが石井がリバース。
 石井が走り込むが、フジイがバックエルボーからショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 フジイは背中にエルボー連打からロープに飛んでラリアット。ふらふらと倒れた石井を引き起こし、再度ショートレンジラリアット連発。だが石井がロープに飛んでラリアットの相打ち連発から両者ダウン。フジイがフォールもウルティモがカット。

 フジイと望月が石井をコーナーに振るが、石井がフジイを避けて望月にエルボー。だがフジイがラリアットから望月がハイキックを叩き込み、フジイがチョークスラムからフォールも2。
 フジイはバックを取るが、耐えた石井にショートレンジラリアットからラリアット。石井はヘッドバッドもフジイはチョップ。石井が延髄斬りからラリアットでなぎ倒しフォールも2。石井はウルティモにタッチ。

 ウルティモはラ・マヒストラルで3カウント。

 試合後、嶋田まき代さんの遺影を掲げながら4人で腕をあげた。

第7試合

 先発は谷嵜と光留。光留がリングを周りながらジャブで牽制しミドルをフェイントにロー。谷嵜はリストを掴むと距離を詰めるが、光留が腰投げから上になろうとするが、谷嵜は首を取って回転し逃れると距離を取る。
 光留はミドルから片足タックルでコーナーに押し込み児玉にタッチ。光留も新井にタッチ。

 ロックアップから新井がロープに押し込むが、児玉が体勢を切り返しブレイク。
 手4つから児玉が片足タックルで倒すも、新井がバックをとっていくが児玉がアンクルホールド。新井はヘッドシザースで抜けて耕平にタッチ。

 耕平はストンピング。引き起こしてチョップを打ち込み、児玉は背の高さを確認してからチョップを打ち込むが耕平は強力なチョップで倒す。
 チョップの打ち合いから耕平が膝蹴り。さらにボディスラムから光留にタッチ。

 光留はコーナーに振って串刺しバックエルボーからフロントネック。そのまま下がり河野にタッチ。

 河野はナックル連発からストンピング。立ち上がった光留とチョップの打ち合いから河野がドラゴンスクリュー。河野はアンクルホールドで捕らえ、光留はロープを掴みブレイク。
 河野は谷嵜にタッチ。

 谷嵜は足へのストンピング連打からエルボー。谷嵜は児玉にタッチ。

 児玉は足へのストンピングからボディスラムで叩きつけ、スワンダイブセントーンからフォールも2。
 児玉は河野にタッチ。

 河野はストンピングから足を蹴りつけ、ボディへの膝蹴りから投げようとする。耐えた光留がブレーンバスターから耕平にタッチ。

 エルボーの打ち合いから耕平がボディにエルボー。河野がロープに振ってジャンピングニーから河津落とし。フォールも2。
 河野は投げようとするが、耕平はリバースして新井にタッチ。

 新井はロープに飛んでショルダータックルも、河野は倒れず新井が倒れる。
 河野はガットショットからロープに振るが、新井はロープを掴んで耐えるとエプロンに逃れる、握手を要求すると河野はその手を握ってからエルボー。さらにアームホイップでリングに投げ入れ、ロープに振るが新井はスライディングで場外へ。
 河野は場外に降りるが、新井が逆にリングに上がり、河野がリングに戻ったところを新井が首固めも2。
 新井がレフェリーに抗議するが、河野は新井にジャンピングニーから谷嵜にタッチ。

 新井は握手を要求すると、谷嵜はその手を払ってエルボー連打。コーナーに振って串刺しニーから足を刈って倒し、カサノヴァを狙うが新井は先に倒れてしまう。
 谷嵜は座らせて再度カサノヴァを狙うが、新井がぐったりと倒れてしまうためきまらず。
 谷嵜が引き起こすと新井はサミングから走り込むが、谷嵜が避けてロープに自爆させると串刺しショルダーアタック連発。 新井は膝蹴りで距離をとるが、谷嵜は再度走り込んでコーナーでショルダータックル連発。逃れた新井がコーナー上に座り込み、走り込んできた谷嵜に前方回転エビ固めも2。
 新井はネックブリーカードロップから光留にタッチ。

 光留はミドルキック連打からコーナーに振って串刺しミドル。さらに水車落としを狙うが谷嵜が丸め込むが2。
 光留はサッカーボールキックも、避けた谷嵜が顔面に膝蹴りから児玉にタッチ。

 児玉は光留をロープに振ってドロップキック。さらに投げようとするが、耐えた光留が腕へのオーバーヘッドキックからミドルキック連発。児玉はキャッチして足を刈って倒すが光留が腕ひしぎで捕らえる。これは河野が新井をアームホイップで光留に叩きつけてカット。
 光留は脇固めを狙うが、耐えた児玉がコーナーに突き飛ばすと谷嵜がエプロンから延髄斬り。児玉が捕らえた光留へ谷嵜が地獄の断頭台を発射し、児玉がコーナーに登るとダイビングフォアアームからフォールも2。
 児玉は再度コーナーに登りフロッグスプラッシュを投下。フォールも耕平がカット。
 耕平は児玉にファルコンアローから河野が耕平にシャイニングウィザード。新井が河野にダイビング袈裟斬りチョップから、走り込んできた谷嵜にネックブリーカードロップ。
 児玉と光留は膝立ちでエルボーの打ち合い。光留が延髄斬りからロープに振るが、児玉はハンドスプリングエルボーからブレーンバスター。フォールも2。
 児玉はジャーマンスープレックスホールドも、2で光留がチキンウィングアームロック。逃れようとした児玉を腕ひしぎで捕らえ、これで児玉がギブアップした。

光留「本日は、後楽園ホール、天龍プロジェクトの後楽園ホール、ご来場ありがとうございます。(選手たちに)遠慮せず中に入ってください皆。どうしても、天龍プロジェクトに集まってくる人たちはクセが多すぎて、外で待ってる人の方が多いですけど中に入ってください。今日は、試合もそうなんですけど、最近、プロレス界や、世の中を取り巻くものに、なかなか、悲しい思いをさせられてばかりで、今日は本当は、やっぱり、緊張感あるんすけど、天龍さんの目の前で、これが天龍プロジェクトの、天龍プロジェクトを作り上げてきた、天龍源一郎を見て育ってきたプロレスラーのプロレス見せたかったんですけど、今、天龍さん欠場中ということで、なんとか頑張って届くように、リング上で、この時点では胸いっぱいのプロレス、やり切りました。でも、でも最近わかったんすよ。天龍さんが胸いっぱいのプロレス腹一杯のプロレスって、プロレスラーはすぐ次が欲しいんですよ。お腹が空くんですよ。もっともっと、もっともっと、天龍さんが辞めてくれって言うまで、僕ら、痛みが伝わるプロレスやり続けますんで、必ず待ってますんで、その時は皆さんもっかい見に来てください。今日勝ちましたけど、負けることもあるし、良い試合だって言われることもあれば、誰もが目をそらして素通りしていくような試合も沢山しました。でも上手くいくのもプロレス。上手くいかないのもプロレス。生きる事は、全部プロレスだと思って、天龍プロジェクトのリング、上がってる選手、プロレス続けていきます。これから先も自分たち、そしてお客さん、プロレス、天龍さん、全てに向けてエールを送る意味で、いつものえいえいおー、後楽園サイズでやりたいと思います。よろしいですか?何言ってるかよくわかんないって顔してる人もいるんですけど、簡単です。立って、腹の底からえいえいおー、3回言います。OK?では、ご起立願います。怖い顔してないで、今ノーサイドだから。パロマさんはもうちょっと緊張感持ってもらって。全ての地球、宇宙、俺たちを待っている奴らに届くようにえいえいおーお願いしますいきますよ!息間違えた。もう一回行くよ。いきます!えいえいおー!えいえいおー!えいえいおー!!ありがとうございました」

<試合後コメント>
佐藤光留
――天龍さんがいない後楽園ホールをしめる形になりました
「普段天龍プロジェクトに出てる選手、選手っていうか、なんか、仲が良いわけじゃないですけど、同じものをしめてる人たちと、天龍さんに縁のある今日来た人たちね。この勝負ならって思ったんすよね。だからこそメインはあのカードだったし、セミはあのカードだったんで。そこだけですね。ただいつも思うんす。自分で良くやったな、いい試合だったな、勝ってよかったなって思うけど、けど決めるのはいつもお客さんで、天龍さんは常に見てる人に自分のプロレスを晒し続けてきたと思ってますから、見た人の感想ですね。それが今日のカードです」

――最後のえいえいおーは天龍さんに届いたかと
「いやー、だからあの、ほんとにあれですけど、痛いっすよ。だから天プロ来るとみんな1.2倍なんですよ。児玉選手の一個一個が今日めちゃめちゃ痛くて、いくぞーって声出したらフラフラって来ちゃって。届いたか届いてないかは声のでかさもそうですけど、やっぱ、試合後のマイクは、なんか耕平さんに渡されたからやったっすけど、やっぱ伝えるのはプロレスなんで。プロレスが7割でマイクが10割、そんなプロレスやったって天龍さんには見透かされますし、天龍さんがわかるって事はお客さんも内心思ってるって事ですから。はい。どう感じるか、届いたかどうかは天龍さん、お客さん次第ですね」

――2年ぶりの後楽園でしたがこれがゴールとかではなく
「じゃあなんすか?天龍さんのプロレスはゴールしたと思ってますか?」

――これからだと
「でしょ?リング立ってないだけで天龍さん戦ってるし。それと一緒です。このベルトの次のチャレンジャーも、今日心のなかで決めてますから。今ここじゃないです発表は待ってください。でも、OKって言ったら決めてますから、やりますよ。ゴールはないですよプロレスに。言ったじゃないですか?上手くいくのもプロレス、上手くいかないのもプロレス、人生もそうでしょ?だから生きてる限りプロレスは続くし、人によっちゃ、死んだ後もプロレス続いてますからね。ちくしょう、負けらんないですよ。その気持ちは今もありますね」

――天龍さんも闘病して、戻ってくるとおっしゃってたんですけど、そこを守らなきゃいけないという気持ちは
「ありますあります。て、聞かれるのは僕だけど、今日負けた奴も、今日はじめて天龍プロジェクト上がったやつも気持ちは同じだと思いますよ。はい。天龍さん帰ってこなくて良いやってやってる奴はいなくていいですよ。舞台裏で、痛みの伝わる乱闘劇起こしてやってもいい」

――天龍さんの痛みの伝わるプロレスをした手応えは
「さっきの質問と同じじゃないですか。さっき言った通り、皆が見て、感じたことが全てです。はい」

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