復活「Ω」が“原点”の千葉でKO-D6人タッグ王座を奪取!火野裕士「どんどん防衛して、プロレス界を盛り上げていく」
DDTプロレスが10月8日、TKPガーデンシティ千葉で、火野裕士率いるONLY WEとのコラボ興行『Get Alive 2022 TOUR in CHIBA 〜ONLY WE×DDT〜』を開催。復活したΩ(オメガ)の火野、大石真翔、旭志織組がダムネーションT.A(佐々木大輔、MJポー、KANON組)を破り、KO-D6人タッグ王座を奪取した。
Ωはかつて千葉を拠点にした団体KAIENTAI DOJOを席巻したヒールユニットで、腰の故障で長期欠場していた大石が復帰したこともあり復活。彼らにとって原点ともいえる千葉の地での王座挑戦にこぎ着けた。
試合はいきなり場外戦で開戦し、リングに戻ると一進一退の攻防が続いた。10分過ぎ、ΩはKANONを捕らえ、火野が串刺しラリアット、旭がスワンダイブ式フットスタンプ、大石がムーンサルト・ニーアタックと波状攻撃。大石と旭が合体技・サボテンの花を決めるも、ポーがカット。ポーが旭にラリアット、リバース・スプラッシュ、デスバレーボムとたたみかけるも、火野がレフェリーの足を引っ張って阻止。火野がポーにチョップを連発するも、佐々木が火野にイス攻撃。大石が佐々木にスケボーで一撃。火野がポーにフロッグスプラッシュを決めるがレフェリーが不在。慌ててサブレフェリーが入るも、佐々木が暴行。KANONと佐々木がイスで火野をめった打ち。ポーがイスを振り上げるも、火野はイスごとラリアットで吹っ飛ばした。すかさず火野がFuckin'BOMBでポーを叩きつけ完全無欠の3カウントを奪い、王座が移動。
火野は「ベルト一発で獲ったね。もう、ええ年や。まさかベルト巻くとは思わんかった」、大石は「これが15年前、千葉を震撼させた悪の軍団Ωだ。一発で獲ってやったぜ。これからDDTをしっちゃかめっちゃかにしてやる」、旭は「リバイバルで懐かしむつもりはない。リニューアルのΩを見せてやる」と怪気炎。最後は火野が「ここからΩの再スタート。どんどん防衛して、プロレス界を盛り上げていく!」と締めくくった。
バックステージで旭は「ブランク感じた? 昨日まで組んでたような意思の疎通があった。Ωが染みついてる。悪の軍団は昇華した。一つ上のところにいった」、火野は「いろんなチームをそれぞれやってきたと思うけど、自分はΩが一番染みついてるんで」、大石は「どんどん俺たちを追ってこい。俺たちの悪の姿が見えてくる」と満面の笑み。
一方、佐々木は「Ω、テメエらやってくれたな。俺たちの大事なボロいベルト奪いやがって。こんなクソ遠い千葉、オマエらのホームタウンに俺たちを呼んで疲れさせて、そういう作戦か! 許さねぇ。いつだっていい。リマッチ組むのか? どうせ会社が組まねぇからよ。後ろから襲ってぶち殺してやる」と吐き捨てた。10・12後楽園で佐々木&KANONは樋口和貞&吉村直巳の持つKO-Dタッグ王座に挑戦するが、「これでクソどもが持ってるタッグのベルトに集中できる。アイツら覚悟しとけ!」とすごんだ。