WARの魂が大日本プロレスに継承!橋本和樹&橋本大地&神谷英慶がWAR世界6人タッグ王座を戴冠!

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 19日、東京都・後楽園ホールにて『天龍プロジェクトpresents' 第3回龍魂杯~LIVE FOR TODAY~』が開催。大日本プロレスの橋本和樹&橋本大地&神谷英慶がWAR世界6人タッグ王座を戴冠した。

 天龍プロジェクトはしばらくプロレス団体としての活動を休止していたが、2020年11月の天龍さんの引退5周年記念大会の開催を機に精力的な活動を再開。WAR時代に創設され、天プロとともに復活したインターナショナルジュニアヘビー級王座(IJ王座)&インターナショナルジュニアタッグ王座(IJタッグ王座)の争奪戦を軸に展開して来たが、2022年には満を持してWAR世界6人タッグ王座も復活。
 さらに、2023年4月には天龍さんが初めて巻いたユナイテッド・ナショナル・ヘビー級王座(UNヘビー級王座)のベルトをモチーフとしたUNタッグ王座も創設され、数多くのベルトが天プロのリングを賑わせている。

 この日は、王者である河野真幸&児玉裕輔&羆嵐という元WRESTLE-1トリオに大日本プロレスの橋本和樹&橋本大地&神谷英慶が挑戦。試合形式は最近は見かけなくなった伝統の60分3本勝負で行なわれた。


 1本目は大日本勢が小柄な児玉に狙いを定めて集中砲火。児玉も隙を突いてセントーン・アトミコから必殺のフロッグスプラッシュを放つが、これをかわした和樹が怨霊クラッチで丸め込んで3カウント。
 2本目も児玉を袋叩きにして一気に2本先取を狙うが、羆嵐がその圧倒的パワーで無双。ベテランの河野の安定感あるサポートが光ったこともあり、王者組が常に優勢。羆嵐が大地に必殺のダイビング・セントーンを投下して3カウント。決着は最終戦にもつれこむ。
 3本目は両軍ともに総力戦の様相を呈し、リングの内外で全員が入り乱れる大混戦に。ノリにノっている羆嵐が突っ込んでいくも、神谷が真っ向からのパワー勝負で食い止める。大地も神谷にアシストに回りつつ河野にシャイニング・ウィザードを叩き込む好プレー。最後は神谷がバックドロップ、垂直落下式ブレーンバスター、バックドロップと猛攻をかけて河野から3カウント。WARのベルトは大日本に渡った。

 最近のベルトは着脱の簡便さを考慮してスナップボタンで固定する形が主流だが、このWARのベルトは昔ながらのバックル式。全員が30代前半と若い新王者たちは、歴史の重みを感じながらバックステージでベルトを腰に巻いた。

 大地は天プロの会場に大日本プロレスのテーマが流れたことの喜びを噛み締め、神谷は「大日本プロレスの面々は天龍さんから色んなことを教わっていたんで、それを爆発させてWARの6人タッグのベルトを盛り上げていきたいと思います!」と気炎。
 そして、アニマル浜口道場出身の和樹は「僕個人としてはアニマル浜口会長も獲ったベルトを門下生の僕が巻いたっていうのは感慨深いです。これ持って挨拶に行きたいと思います!」と照れ笑いを浮かべた。

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