【試合詳細】8・20 全日本プロレス後楽園ホール大会 【王道トーナメント決勝】ジェイク・リーvs宮原健斗 青柳優馬&青柳亮生&大森北斗vs野村卓矢&ライジングHAYATO&椎葉おうじ 諏訪魔&TARU&KONO&歳三vs芦野祥太郎&本田竜輝&児玉裕輔&立花誠吾
『第9回王道トーナメント【準決勝・決勝】』
日程:2022年8月20日(土)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:820人
▼6人タッグマッチ 15分1本勝負
ブラックめんそーれ/●SUSHI(フリー)/アンディ・ウー(フリー)
7分45秒 デスバレーボム→片エビ固め
佐藤光留(パンクラスMISSION)/○田村男児/ロッキー川村2(パンクラスMISSION)
▼「第9回 王道トーナメント」公式戦 準決勝 時間無制限1本勝負
[TOTAL ECLIPSE]○ジェイク・リー
5分46秒 D4C→体固め
●大森隆男
※ジェイクが王道トーナメント決勝戦進出
▼「第9回 王道トーナメント」公式戦 準決勝 時間無制限1本勝負
[NEXTREME]○宮原健斗
10分48秒 首固め
●永田裕志(新日本)
※宮原が王道トーナメント決勝戦進出
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
石川修司/綾部蓮(JTO)/●井上凌
8分58秒 リバーススプラッシュ→片エビ固め
ヨシタツ/TAJIRI/○サイラス
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[VOODOO-MURDERS]○諏訪魔/TARU(フリー)/KONO(フリー)/歳三(フリー)
11分18秒 バックドロップ→体固め
[GUNGNIR OF ANARCHY]芦野祥太郎/本田竜輝/児玉裕輔(フリー)/●立花誠吾(フリー)
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○青柳優馬/青柳亮生/大森北斗
12分26秒 エンドゲーム
野村卓矢(大日本)/ライジングHAYATO/●椎葉おうじ(フリー)
▼「第9回 王道トーナメント」公式戦 決勝戦 時間無制限1本勝負
【TOTAL ECLIPSE】●ジェイク・リー
22分4秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
【NEXTREME】○宮原健斗
※宮原が王道トーナメント優勝
宮原が4年ぶり2度目の王道トーナメント優勝を果たし「全日本の過去も現在も未来も俺がすべて背負う」と覚悟を叫ぶ!元W-1勢の新ユニット“GUNGNIR OF ANARCHY”が本格始動!
第1試合
アンディと光留の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べから光留がいきなりの飛びつき腕十字もアンディは足を伸ばしてブレイク。光留は腕へのミドルキック連打から延髄斬り、水車落としと猛攻をかけPKを発射。これをかわしたアンディが水面蹴りからドロップキックで場外へ叩き出し、場外飛びのフェイントからポーズを決める。両者タッチ。
めんそーれと川村の対面となると、それぞれ「シャーッ!」「エイドリアーン!」と叫びながら観衆を煽る。川村の目にも留まらぬジャブに対し、めんそーれはハブクローで対抗。スウェーのみですべてかわした川村がボディブロー。光留が「エイドリアンはいねぇ。はやくしろ」と指示を出すが、めんそーれはくるぶしへのハブクロー連打でひるませる。川村はパンチ連打から「エイドリアーン!」と顔面にビッグブート。男児にタッチ。
男児は光留とともにめんそーれをロープに振ろうとするが、めんそーれがダブルのドロップキックを見舞ってSUSHIにタッチ。
SUSHIは男児へトラースキックからニールキック。3人で男児にトレイン攻撃からアンディがミサイルキック、SUSHI&めんそーれがダブルのバックドロップ。SUSHIはコーナーに上ってダイビングヘッドバッドを叩き込むが、光留&川村がカット。SUSHIはTEKKAMAKIを狙うが、男児が耐えてエルボー連打からラリアット。さらにバックフリップからデスバレーボムで叩きつけて3カウントを奪った。
第2試合
本来であればジェイクvs野村直矢の準決勝が行われる予定であったが、野村がコロナ陽性を受けて欠場となり、準々決勝で野村に敗れた大森が繰り上がって準決勝へ進出。
ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べから大森がヘッドロック。ジェイクがショルダータックルで打ち倒すも、大森が強烈なチョップを胸板に連打。ジェイクは大森を場外に放り出し、エプロンを駆けての空対地サッカーボールキックを発射も、これをガードした大森が膝裏へのアックスボンバー。さらにジェイクの足を場外鉄柵にくくりつけた上でのビッグブートなどでジェイクの武器である足を潰しにかかる。
ジェイクがふらふらとリングに戻ってくると、大森はローキックで倒してトゥーホールド、ダブルレッグロック。さらにニークラッシャーを狙うが、ジェイクが暴れて脱出。大森は「アックスボンバー!」とジェイクの後頭部へ串刺しアックスボンバー。さらにコーナーに上げて雪崩式バックドロップを決めて見せる。
ぐるぐると腕を回して力を溜めた大森は満を持してアックスボンバーを狙うが、ジェイクがキチンシンクで迎撃。ロープに飛ぶジェイクに追走式アックスボンバーを見舞った大森だったが、ジェイクがカウンターでジャイアントキリング。さらに正調ジャイアントキリング2連発からD4Cで突き刺して3カウント。ジェイクが王道トーナメント決勝戦進出を決めた。
第3試合
赤コーナーに宮原、青コーナーに永田とそれぞれイメージカラーを背負っての対面。
ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べからリストロックの応酬を展開しクリーンブレイク。続けてバックの取り合いから永田が腕固めに捕らえ、グラウンドに押さえ込みながらじっくりとハンマーロックで絞り上げる。さらに永田がビッグブートを放っていくも、これをかわした宮原が得意のドロップキックコンビネーションからマッスルポーズ。
永田が場外に逃れると、宮原は追っていってヘッドバッドを連打からビッグブート。永田も負けじと場外鉄柵に叩きつけた上での串刺しビッグブートから腕を鉄柵&鉄柱に叩きつける。
永田は宮原の顔面を踏みつけながらの腕固め。さらに腕十字を狙うも宮原が両手をクラッチして防御。なんとか足を伸ばしてブレイク。永田は腕へのミドルキック連打からショルダーアームブリーカーを狙うが、宮原はこれを振り払ってエルボー連打。永田も真っ向からエルボーで迎え撃ち、ショルダーアームブリーカーから胸板へのミドルキック連打。さらに串刺しビッグブートからエクスプロイダーを狙うが、宮原が振り払ってビッグブート。
宮原は串刺しブラックアウトからシャットダウン・スープレックスを狙うが、永田がクラッチを切ってナガタロックII。宮原がブレイクすると永田はバックドロップを狙うが、持ち上げられた反動を使って宮原がゼロ距離ブラックアウト。さらに宮原はグーパンチからブラックアウトを発射も、永田がガードして延髄斬り。バックドロップを狙うも、宮原が反転してクロスボディの形でプレス。さらにスクールボーイで転がすも永田がニーリフトからロープに飛ぶ。これをフランケンシュタイナーで切り返した宮原は、即座に起き上がった永田に組み付いての首固めで勝利をもぎ取った。
これにより、王道トーナメント決勝戦はジェイクvs宮原の黄金カードに決まった。
第4試合
20歳の誕生日を迎えた井上がクロスボディで飛びつくもサイラスは軽々キャッチして叩きつけヨシタツにタッチ。
ヨシタツはサッカーボールキックを叩き込んでTAJIRIにタッチ。
TAJIRIは「なにが誕生日だ!」と罵倒して蹴りつけていき、サイラスにタッチ。
サイラスはエルボードロップからチンロック。ヨシタツにタッチ。
ヨシタツはコーナーで顔面を蹴りつけ、顔面ウォッシュ。TAJIRIにタッチ。
TAJIRIはフロントネックロックで絞り上げ、サイラスにタッチ。
サイラスはヘッドバッド連打から串刺しボディスプラッシュを放つが、これをかわした井上が綾部にタッチ。
綾部はヨシタツにエルボー連打からランニングネックブリーカードロップ。さらにブレーンバスターからフルネルソンに捕らえるが、ヨシタツが回転して抜け出しサッカーボールキック。さらにビッグブートからドラゴンスクリュー、マンハッタンドロップからラリアット。さらに突っ込んでいくが綾部がカウンターのドロップキック。さらに石川とのダブルビッグブートの大巨人連携から綾部がミサイルキック。2人の連携で決めきろうというところで井上が猛烈にタッチを求めたため、綾部がタッチ。
井上はヨシタツにジャンピングバックエルボーからノーザンライト・スープレックス・ホールド。さらにラリアットを発射も、かわしたヨシタツがブルーサンダー。サイラスにタッチ。
サイラスは井上にヘッドバッドから串刺しボディスプラッシュを狙うが、井上はブートで止め、石川&綾部の力も借りてトレイン攻撃。さらに井上が「20歳行くぞ!」と雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、サイラスが軽々持ち上げてパワーボム。TAJIRI&ヨシタツも加わって3人でストンピングの雨あられを降らせ、サイラスがラリアットからリバーススプラッシュを決めてカウント3を奪った。
第5試合
諏訪魔らVMが和田京平レフェリーを地獄に落とすことを宣言しているこの試合だったが、裁いたのは神林大介レフェリー。
芦野&児玉&立花&本田が先に入場してくると、4人で結成されている新ユニットの名称発表を実施。
芦野「こんにちは。この暑い中後楽園ホールに足を運んでくださりありがとうございます。今日は我々のチーム名をここで発表したいと思います。俺たちのチーム名は、グングニル・オブ・アナーキーだ!」
VMが入場してくると早速奇襲。場外戦となる中でゴングが鳴る。
リング上ではKONOと本田がショルダータックル、エルボーバッドでぶつかり合い、本田がKONOの巨体をショルダータックルでなぎ倒すも、場外から歳三が足を引き、場外でTARUがミドルキック連打、ムチでの絞首刑と無法なラフ攻撃。
代わる諏訪魔は本田をバックドロップ。歳三にタッチ。
歳三はサッカーボールキック、チンロック。さらにKONO&歳三が逆さ吊りにした本田の両足を開いて固定し、TARUが股間への踵落とし。
代わる諏訪魔は本田に起き上がり小法師式ラリアットを3連打。歳三にタッチ。
歳三は腰のベルトで本田の背中を殴打。顔面かきむしりからロープに振ろうとするが、振り返した本田がスピアーを見舞って芦野にタッチ。
芦野は歳三に俵返から串刺しエルボースマッシュ、スライディングエルボースマッシュ。カットに来たKONOもエルボースマッシュで蹴散らしていくが、TARU&KONOが連携して芦野をロープに振っていく。ここに児玉がコーナーから飛んできてKONOにダイビングエルボーバッド。
GOAが4人でTARUを袋叩きにし、4人でサングラスをかけてクアドラプルドロップキック。4人でTARUを囲んで記念撮影。芦野がロープに飛ぶと、KONOが場外からVM印のポリタンクで一撃。歳三は諏訪魔にタッチ。
諏訪魔は串刺しラリアットからスロイダー。さらにラストライドを狙うが、芦野がショルダースルーで切り返し、諏訪魔のラリアットをかわしてジャーマン・スープレックス。立花にタッチ。
立花はGOAの4人で諏訪魔にトレイン攻撃。場外のVMの面々に児玉がノータッチ・トペ・コンヒーロ、立花が諏訪魔にドロップキックからえびす落としを狙うが、エプロンからTARUがパウダー攻撃。視界を失った立花に対し、諏訪魔がラリアットからバックドロップを見舞って3カウントを奪った。
第6試合
青柳と野村の対面でゴングが鳴ると、TARUが撒き散らしたパウダーでリングが滑ることに懸念し青柳が野村へ「足元気をつけろよ」と助言。バックの取り合いからリストの取り合い、手4つでがっぷり組み合っての力比べ。野村が懐に切り込んでノーザンライト・スープレックス。両者タッチ。
HAYATOと北斗の対面となると、ロックアップの押し合いに競り勝った北斗が投げキッス。しかしHAYATOの答えは「ふざけんなナルシスト野郎!」と胸板への強烈なチョップ。北斗は突っ込んでいくがHAYATOがロープを引き下げて場外に落とし、トペ・コンヒーロを狙う。北斗が事前に回避すると、HAYATOがライオンサルトの形で飛んで着地。この華麗なムーブを見た青柳は「腹立つわ~!ムカつくんですけど~!」と野次を飛ばし、ロープに飛んだHAYATOの足を引いて転ばせ顔面をグリグリと踏みつける。さらに「ムカつくんじゃコラ~!」とHAYATOをロープにくくりつけて弟とともに顔面をつねる。
亮生とHAYATOの対面となり、エルボーの打ち合い。亮生がヒップトスからの低空ドロップキックで制し、スリーパーホールド。北斗にタッチ。
北斗はHAYATOをコーナーに振って串刺しジャンピングエルボーから「行くぞ!D4C!」とD4Cで突き刺し、ジェイク式の体固めに捕らえるもカウント2。青柳が「高さが足りないな」とぼやく。北斗がロープに飛ぶとHAYATOが追走ドロップキックを見舞い、野村にタッチ。
野村は北斗をコーナーに叩きつけてエルボー連打。北斗もリバースしてエルボー連打。野村は張り手からマシンガンミドルキックからブレーンバスター。さらにPKを発射も北斗がかわしてワンツーエルボー、RKOと叩き込み、青柳にタッチ。
青柳は野村へフライング・フォアアーム。おうじ&HAYATOをエルボーで場外に落とし「イケメンは死ね!」と罵倒。野村へドロップキックを放つが、野村がかわしてサッカーボールキック。おうじにタッチ。
おうじは青柳にソバットから延髄斬り、変形逆打ちからエルボー連打も、体格に勝る青柳が受けきってボディスラム。青柳は「本隊の連携行くぞ!」と3人での連携を宣言し、トリプル低空ドロップキック。青柳がロックスター。バスターを狙うが、おうじは「負けるか!」とブレーンバスター。HAYATO&野村が加勢に入り、野村のPK、HAYATOのライオンサルト式ダブルニードロップ、おうじのダイビング・ボディプレスが連続で決まるも北斗らがカット。おうじはダイビング・フットスタンプを発射も青柳が回避。おうじは振り向きざまのランニングミドルキックを見舞うも、青柳がスクールボーイから入るフロントネックロックからエンドゲーム
第7試合
ゴングが鳴ると、2人はじっと睨み合い、ロックアップでの力比べから宮原がいきなりジャーマンを、ジェイクはラリアットを狙い2人ともかわすスリリングな攻防を展開。
手4つからリストの取り合いを展開。ジェイクがロープに飛ぶと宮原はカニバサミで倒し、ロープにもたれかかるジェイクへエプロンからのドロップキック。場外に逃れたジェイクに対し、宮原は「カモン!」と両手を広げて好きなようにエルボーを打たせた上でDDTで突き刺して返礼。さらに場外鉄柵へのフェイスクラッシャーを食らうとジェイクはダウン。
宮原は自らジェイクをリングに放り込んでフェイスロック。さらにエルボー連打からロープに振ろうとするも、ジェイクは宮原の動きを先読みして場外に放り出し、キチンシンク、鉄柵攻撃とお返し。
ジェイクは宮原をリングに放り込むと、連続体固めからボディシザースでスタミナを削り、「フハハハハハァ!」と高笑い。宮原はふらふらと起き上がってエルボーを放っていき、コーナーに上っていくもジェイクが地対空ビッグブートで場外に蹴落とす。宮原がエプロンに上がってくると、ジェイクはトップロープ越しにブレーンバスターを狙う。宮原はジェイクをエプロンに落とすと奈落式DDTからエプロンパイルドライバーを見舞って逆転の狼煙を上げる。
宮原は後頭部へのブラックアウトからジャーマン・スープレックスも、ジェイクが即座に起き上がってジャーマン・スープレックスからジャイアントキリングを発射。これをかわした宮原がブラックアウトを突き刺しダブルダウン。
先に起き上がったジェイクは天を指差し、余裕の表情で宮原とエルボーで打ち合っていく。グロッキー状態になりバタリと倒れ込む宮原だったが、死力を振り絞ってのエルボー猛連打から串刺しブラックアウト。今度はジェイクがバタリと倒れ込む。レフェリーが慌ててジェイクの意識を確認するが、宮原はが無理やり引き起こして2発目の串刺しブラックアウト。3発目も狙うがレフェリーが厳重に阻止。
宮原がレフェリーへ抗議している隙にジェイクがすっくと立ち上がり、串刺しビッグブートからバックドロップ。さらにD4Cを狙うが着地した宮原がラリアット。さらにロープに飛んでラリアットを叩き込み、後頭部へのブラックアウトから正調ブラックアウトを発射。これをかわしたジェイクがスクールボーイも、宮原はキックアウトしてレッグロールクラッチ、奥の手のウラカン・ラナも見せる。
ブラックアウトとジャイアントキリングがぶつかり合い、競り勝ったジェイクが改めてジャイアントキリング。ジェイクがD4Cで突き刺すも、ダメージが大きくカバーが遅れ、宮原がカウント2.9で返す。
ジェイクは雄叫びを上げてコーナーに上がりムーンサルト・プレスを狙うが、宮原はパワーボムでの切り返しを狙う。ジェイクはウラカン・ラナで切り返すも、即座に起き上がった宮原顔面へのブラックアウトを2連発。さらに滞空時間の長いシャットダウン・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。
宮原「おい、ジェイク・リー。俺とお前はどうやら運命らしいな。まだまだ宮原健斗、ジェイク・リー。この全日本プロレス盛り上げるぞオイ」
その後は王道トーナメント優勝セレモニーが行われ、宮原に優勝トロフィーが贈呈。
宮原「優勝したぞ!みんな、予想通りだったでしょ?予想通りだっただろオイ!……そうでもない?!俺は俺が優勝するとずっと思ってたけどなあ?これが現実だ!次、王道トーナメント優勝したということは、分かるよねえ?!オイ!マスコミよ、今のチャンピオンは誰だ?マスコミさんよ!なに下むいてんだよ。みんな知ってるか?チャンピオンが誰か!……諏訪魔だ!諏訪魔さんよ、VOODOO-MURDERSになってノリに乗ってる中で、せっかくだからここに出てきていただこうか」
諏訪魔がリング上へ登場しマイクを取る。
諏訪魔「オイ、宮原。今日優勝したってことは、VOODOO-MURDERSに入るってことだよな?そうじゃねーのか?俺は諦めてねーぞ。どうなんだよ。みんな期待してるぞ?」
宮原「……」
諏訪魔「はやくしろよ」
宮原「……」
諏訪魔「はやくしろよ」
宮原「なんにも言わないということが答えだよ!感じ取れよ!」
諏訪魔「お前ナマイキだなあ!日本武道館、三冠戦、お前の挑戦を受けてやる。だが!お前は俺に負ける。宮原健斗、地獄へ落ちろ!」
宮原がトロフィーを、諏訪魔がベルトを掲げて睨み合う。諏訪魔の退場後、宮原が改めてマイクを取る。
宮原「ちょっと時間をくれ。アイツのことを昔から知ってる人はいるか?俺はこないだVOODOO-MURDERSに入らないといった。アイツは頭がおかしいのか頭が悪いのか……。まあいいや、そんなことは。今日いちばん大事なのは、王道トーナメント優勝したことだ。9月18日、日本武道館だ!全日本プロレス50周年記念だ!そのメインイベントで俺が最後に帰るの楽しみにしててくれよ。過去も現在も未来も俺がすべて背負う覚悟だ。絶対俺が日本武道館で三冠ベルトを巻いて、この全日本プロレス、諏訪魔の時代は10年前に終わった。アイツは古い人間だ!今は俺だ!全日本プロレスでも昔から応援してる方、最近好きになった方、そして全日本プロレスを知らない方々に日本武道館、見せつけようじゃないか。みんな!全日本プロレスを応援してください!ところでだ!みなさん、夏の思い出は出来ましたか?王道トーナメントの思い出は出来ましたか?日本武道館に向けて、そして王道トーナメント日本全国で応援してる方々に、夏のプレゼントだ。(※宮原が音楽に合わせてミヤダンス)……オイ!今日、会場に起こしの皆さん、テレビをご覧の皆さん!今日が最後だからな!俺にも恥ずかしさはある!最後に会場の皆さん、テレビをご覧の皆さんに聞きたい!王道トーナメント、最高ですか~~ッ?!王道トーナメント、最高ですか~~ッ?!OK、ラスト!王道トーナメント、最高ですか~~ッ?!王道トーナメント、最高ッ♪」
<試合後コメント>
宮原健斗
「さてと。宣言通り、当たり前のように俺は王道トーナメント優勝したからなあ。ただ、どうやらジェイク・リーはやはり運命の人だったようだね。紆余曲折あり、まさかまさか王道トーナメントの決勝戦で再び会うとはなぁ。やはり世の中が求めてんだろうな。そして次だ!これ(王道トーナメント)を獲るのは俺の中で当たり前だ。次は、諏訪魔ァッ!日本武道館だ!お前に分かるか?全日本プロレス50周年の日本武道館が!どうやらお前が今チャンピオンらしいからな。まさかまさかだ!俺はその舞台でチャンピオンとして誰かを受け入れるつもりだった。まさか俺が挑戦者だとはなあ!ただな、そこはスーパースターだ。どんなことが起ころうが、俺は全て自分のものにするんだ。どんなシチュエーションになろうがだ!日本武道館で宮原健斗が挑戦するんだ。アイム・バック・トリプルクラウンだ。こんな面白いことはねーだろ?リング上で言ったとおりだ。全日本プロレスの過去も今も未来も俺が背負うからな。俺がやるんだよ。さあ、プロレスファンよ!そして昔プロレスを見ていた人達、そしてプロレスを見たことない人たちに言うよ。宮原健斗から目を離すな!アイム・バック・トリプルクラウン!ウィー・アー・バック・日本武道館だ!シャアッ!」