【試合詳細】6・28 スターダム後楽園ホール大会 中野たむvsなつぽい 【フューチャー】羽南vs稲葉ともか 朱里&MIRAI&壮麗亜美vs渡辺桃&鹿島沙希&フキゲンです★vsジュリア&舞華&ひめかvs岩谷麻優&葉月&コグマ
『スターダム後楽園ホール大会』
日程:2022年6月28日(火)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:901人
▼5★STAR GP 2022 出場権争奪リーグ戦Aブロック 10分1本勝負
[STARS]○向後桃【2勝2敗=4点】
7分5秒 エビ固め
[大江戸隊]●吏南【2勝2敗=4点】
▼5★STAR GP 2022 出場権争奪リーグ戦Bブロック 10分1本勝負
[STARS]○飯田沙耶【2勝1敗1分=5点】
6分17秒 飯田岩→片エビ固め
[Queens Quest]●妃南【1勝2敗1分=3点】
▼5★STAR GP 2022 出場権争奪リーグ戦Bブロック 10分1本勝負
[Donna Del Mondo]○桜井まい【2勝1敗1分=5点】
5分54秒 MPR(マイパンロール)
[大江戸隊]●琉悪夏【1勝1敗2分=4点】
▼シングルマッチ 15分1本勝負
[大江戸隊]○スターライト・キッド
6分57秒 黒虎脚殺
[COSMIC ANGELS]●月山和香
▼フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
【王者/STARS】△羽南
15分0秒 時間切れ引き分け
【挑戦者】△稲葉ともか(JTO)
※羽南が7度目の防衛に成功
▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
[Queens Quest]林下詩美/上谷沙弥/AZM/●レディ・C
10分28秒 カワイルドバスター→片エビ固め
[COSMIC ANGELS&COLOR‘S]中野たむ/ウナギ・サヤカ/○SAKI(COLOR’S)/清水ひかり(COLOR’S)
▼キャプテンフォール式ユニット対抗4WAYタッグバトル 30分勝負
[God‘s Eye]朱里/MIRAI/壮麗亜美
vs
[大江戸隊]渡辺桃/鹿島沙希/フキゲンです★
vs
[Donna Del Mondo]ジュリア/舞華/ひめか
vs
[STARS]岩谷麻優/葉月/コグマ
<1人目>
[God’s Eye]○MIRAI
7分44秒 ラリアット→体固め
[大江戸隊]●鹿島沙希
<2人目>
[大江戸隊]○フキゲンです★
9分26秒 OTR
[God’s Eye]●朱里
※キャプテンの朱里の失格となりGEが脱落
<3人目、4人目>
[Donna Del Mondo]○ジュリア
10分18秒 OTR
[大江戸隊]●フキゲンです★、[STARS]●岩谷麻優
※キャプテンのフキゲン、岩谷が失格となり大江戸隊およびSTARSが脱落。DDMが勝ち残る
▼シングル2番勝負 時間無制限1本勝負
[COSMIC ANGELS]●中野たむ
20分31秒 フェアリー・ストレイン
[Donna Del Mondo]○なつぽい
たむとなつぽいのドロドロ昼ドラシーズン2は1勝1敗でユニット対抗戦で決着戦へ!羽南がフューチャー王座最多防衛記録更新!飯田、桜井、壮麗が5★STAR GP出場権獲得!
第1試合
ゴングが鳴ると、バックの取り合いからリストの取り合い、ヘッドロックからアームドラッグや足払いの応酬からクリーンブレイク。
向後のドロップキックをかわして自爆させた吏南がストンピング連打からボディスラム。さらにヘアホイップからコーナーで「このクソババア!」と顔面を踏みつけ、注意してきたデューク佐渡レフェリーにも「うるせえクソジジイ!」と暴言。10代が発すると大体の人間に刺さる言葉の暴力をぶつけていく。
向後はエルボー連打も吏南はビンタ一発でふっ飛ばしてからロープに飛ぶも、向後はドロップキックで反撃し619を狙う。これをかわした吏南が髪を引っ張って後ろへ倒し、コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、これをかわした向後がセカンドロープからブーメランアタック。向後はヒザへの低空ドロップキックで体勢を崩してから顔面への低空ドロップキック。さらにフロントネックロックも、クラッチを切った吏南が巴投げ。
吏南は串刺しジャンピングダブルニーからハイドレンジアを狙うが向後は必死に脱出しロープに飛ぶ。吏南はカウンターの払い腰から大外刈りで叩きつけ、セカンドロープからのダイビングダブルニードロップ。さらにリバースDDTの体勢に入るも、向後はサムソンクラッチからウラカン・ラナを狙うが、吏南がひっくり返してエビ固め。キックアウトした向後の顔面に低空ドロップキックを叩き込んだ吏南がトップロープからのダイビングダブルニードロップを発射も、向後が回避して自爆させる。
向後は619を発射も形が崩れ失敗。向後はすぐに切り替えてスワンダイブ式ミサイルキックから変形スイングDDT。さらにトラースキックを突き刺してから変形逆打ちで叩きつけてカウント3を奪った。
<試合後コメント>
向後桃
「勝ちましたー!勝ちました!リーグ戦最後、勝ち点2点もぎ取りました。自力での本戦出場は絶望的だけど、それでも絶対に絶対に勝ちたかった。もの凄く気持ちを込めて挑んだ戦いだったので、本当に本当に苦しかったんですけど勝ててめちゃくちゃ嬉しいです。この勢いをハイスピードまで続けて、ハイスピード挑戦のときには最高の、今までで1番強い向後桃で挑みたいと思います。AZMさん、楽しみにしててください」
第2試合
ゴングとともに飯田が低空タックルで突っ込むも、妃南が上からがぶって対応しグラウンドでの首の取り合いからクリーンブレイク。
ロックアップから飯田がヘッドロックからショルダータックルでふっ飛ばし、逆水平チョップの連打でロープに押し込んでそのままマシンガンチョップ。妃南は飯田のジャンピングダブルチョップをかわして払い腰で叩きつけ反撃の狼煙を上げる。
妃南はボディスラムから逆エビ固め。飯田はプッシュアップしながらロープへ。妃南はコーナーに降って串刺し攻撃を狙うが、飯田はジャンピングダブルチョップで迎撃しコーナーへ上がる。飯田は飯田岩を狙うも、妃南が下から担ぎ上げて変形スパインバスター。さらにワンハンド・バックブリーカーからパンプハンドル式の変形裏投げ。さらに担ぎ上げての変形カッターを狙うが、飯田が振り払ってカウンターのスパインバスター。
飯田は「まだじゃあ!」とスライディングバックエルボーからコーナートップに上がり、「飯田ロケット発射!」と敬礼ポーズからのダイビングショルダー。さらに垂直落下式ブレーンバスターを狙うも妃南が首固めで切り返し、さらに外道クラッチを狙うが股抜けで脱出した飯田がラリアット。雄叫びを上げて起き上がった妃南に再びのラリアットからダメ押しの串刺しジャンピングラリアットを叩き込み、最後は飯田岩で叩きつけて3カウントを奪った。
<試合後コメント>
飯田沙耶
「予選リーグ、突破したぞ!本戦に出場できます!正直こんなに予選で苦戦するなんて思ってなくて。今、やっと妃南から勝ち取り本戦に出場できることになったけど。正直予選からこんなにハードだと本戦どうなるかわからなくて。ちょっと不安なところがあるけど。やっと戦いたい奴らと、奴らのスタートライン、同じラインにやっと立ったから。ここからがあっしの本番。飯田魂、大爆発炸裂で。5★STAR GP突っ走っていきます。ありがとうございます」
第3試合
ゴングが鳴ると、ゆっくりとリングを周ってからロックアップで押し合うもパワーで勝る琉悪夏が余裕であしらう。桜井はエルボー連打で突っ張るも琉悪夏がショルダータックルでなぎ倒し、ヘアホイップからコーナーで顔面を踏みつけ。さらに2発目のヘアホイップからコーナーでのボディブロー、「パーだ」と平手をレフェリーに見せつけてから拳を握ってボディブロー。エルボー連打で突っ張る桜井を喉輪で苦しめるも、桜井が振り払ってスタナーから顔面への低空ドロップキック。桜井は串刺しビッグブートを狙うも、琉悪夏がかわしてセントーン。さらに「上げるぞ!」とボディスラムを狙うが、着地した桜井が顔面にビッグブートを叩き込む。
桜井は琉悪夏へ足を使ったファイナルカットを見舞い、ミサイルキックで追撃。さらに引き起こすも、琉悪夏がコンプリートショットから滞空時間の長いブレーンバスターで叩きつけて体固めに入るも、桜井が下から首固め。キックアウトした琉悪夏がスライディングクロスボディからネックハンギングボムを狙うが、桜井が腰を落として耐えると、琉悪夏がラリアット。
琉悪夏は「終わりぃ!」とコーナーに上って桜井の背中への冷凍庫爆弾。正調式の冷凍庫爆弾を狙って別のコーナー下に移動させようとするが、下から組み付いた桜井が変形十字架固めで押さえ込んで3カウント。先輩からの貴重な勝利を挙げた。
これにより、5★STAR GP出場権争奪リーグ戦が終了。壮麗亜美、飯田沙耶、桜井まいの3選手が5★STAR GP出場を掴み取った。
<試合後コメント>
桜井まい
「5★STAR本戦出場勝ち取りました。本当にギリギリで昨日の夜、不安で寝れなったんですけど。最後、強敵琉悪夏を相手に勝てたことは自分の中で凄い自信になりました。まぁ予選リーグ突破できなかった悔しい想いをしている選手いっぱいいると思う。でも私は本戦に出て、そのみんなの気持ちも背負って絶対に良い結果を残します。ありがとうございました」
――本戦に向けての意気込みは
「そうですね。やっぱりシングルで普段戦えない選手たくさんいるので、ここで強い選手とシングルで戦って、自分の経験値を上げていきたいです」
――誰とやってみたいですか
「やっぱり気になるには中野たむ選手。自分がコズエンを抜けて、DDMに入ってまだシングルで戦っていないので。成長して自分が前よりは強くなっていると思うので中野たむ選手とシングルがしたいです」
第4試合
月山は「お願いします!」と握手を求めるが、キッドは気だるげに拒否。
ゴングが鳴ると、ロックアップをすかしたキッドに対して月山がエルボー連打も、キッドが強烈なエルボー一発でなぎ倒してヘッドロック。月山もグラウンドでスリーパーホールドから執拗なフロントネックロックで絞り上げるという執念を見せ、ドロップキックで追撃も、キッドは倒れずドロップキックでお返し。キッドは月山の膝関節をグリグリと踏みつけてからニークラッシャー、髪を引っ張りながらのリバース・インディアン・デスロックとヒザへの集中攻撃。
キッドはロープに飛ぶが、月山がカウンターのクロスボディを見舞い、パロ・スペシャルからスクールボーイ。さらにロープ際のキッドを座らせて貫通ドロップキックを狙うが、キッドがかわして619から「一発喰らえ!」とその場飛びムーンサルト・プレス。さらにキッドはキッチャーマンを狙うが、月山が着地するとハングマン式コンプリートショットで反撃。月山はミサイルキックから極楽どん。さらにリストクラッチ式ノーザンライト・スープレックス・ホールドを狙うが、キッドがヘッドシザースホイップで切り返しサソリ固め。
キッドは「来い来い来い!」と月山が起き上がるまで待って好きなようにエルボーを打たせ、顔面へのゼロ戦キックから低空ドロップキック。さらに黒虎天罰を狙うが、月山は背面着地してオースイ・スープレックスで切り返す。キッドはこれを余裕でキックアウトし、黒虎脚殺(※こっこきゃくさつ。マフラーホールド+首4の字固め)でギブアップを奪った。
<試合後コメント>
スターライト・キッド
「おい、月山。前回のシングルからどれくらい成長したとかそんなの私には関係ねーし。私は月山の相手なんてしている暇はねーんだ。まぁ今日のシングルマッチとくに意味も何もないカードでしょ。だからさ、今日は完全に私も白いベルト戦のために利用してやったっていう意味をつけた試合にしてやったよ。私は別に関節技とか、とくにこだわりはなかったんだけど5★STAR GPも始まることだし。なによりも7.9立川、あんだけ体格差のある上谷なんだよ。今日のフィニッシュ。黒虎脚殺とでも名を付けようかな。脚と殺すと書いて黒虎脚殺だ。それと自分の持ち技を使い分けて、2度と生き返らせないように不死鳥を完全に殺してやるよ。あ〜もう飛べなくなっちゃうな、可哀想に。仮想第17代ワンダー・オブ・スターダムチャンピオン。闇に踊るスカイタイガー、スターライト・キッド。アーティストと2冠チャンピオン」
第5試合
稲葉のスターダムでの大一番。セコンドにはJTO時代の先輩・舞華が付く。
ゴングが鳴ると両者しばらく動かずじっとにらみ合い、ゆっくりとリングを周ってからグラウンドでの首の取り合いを展開し、スタンド状態となるとリストの取り合いを展開。羽南が右回転、左回転と多様なリストロックを見せるが、稲葉がヘッドロックから腰投げで脱出。羽南もヘッドシザースで抜け出してクリーンブレイク。
両者向き合い、羽南がガットショットからブーメランアタックで先制し、レッグスプレッドから足を離さずそのまま逆片エビ固め。稲葉の腰の上にしっかり座り込むも、稲葉は必死のロープブレイクを見せる。
羽南は「どうしたどうした」と挑発しつつ串刺しランニングエルボーを狙うが、稲葉はこれをかわしてニーリフトを叩き込み、走り込んで二段蹴り。稲葉は羽南の足をロープにくくりつけて踏みつけ、リストロックに捕らえながら「しゃあっ!」と雄叫びを上げて膝裏へのローキック。倒れ込んだ羽南のヒザへのエルボードロップからレッグロック、ニーロック、レッグスプレッドに捕らえながらヒザ裏へのローキック、ドラゴンスクリューと多彩な足攻め。羽南はたまらず場外にエスケープ。
羽南がよろよろとリングに戻ろうとし、ロープをまたいだ瞬間に稲葉がロープを絡めたドラゴンスクリューから間髪入れずにアンクルホールド。羽南は前転して脱出しエルボーを放つが、稲葉がキャッチして脇固め。羽南は腕十字で切り返すも、稲葉が前転して脱出しサッカーボールキック、さらに執拗な脇固めで痛めつけてから再びアンクルホールド。
羽南は意地のロープブレイクを見せ、追撃してきた稲葉にカウンターの払い腰。さらにノーザンライト・スープレックス・ホールドを狙うが、着地した稲葉が水面蹴りからまたもアンクルホールド。羽南はロープブレイクし、「ナメんな!」とエルボーの速射。稲葉は下から足を絡め取って4度目のアンクルホールド。稲葉が引き起こすも、羽南はともか!」と叫んでの大外刈りからブロックバスター。雄叫びを上げて立ち上がった稲葉が側頭部にハイキックを叩き込み、両者大の字に。
残り試合時間3分の状態で両者膝立ちになりながらエルボーを打ち合っていき、そのままスタンドで雄叫びを上げながらの激しい乱打戦へ。ロープに飛んだ稲葉へ羽南がカウンターのジャンピングニーをヒットさせ、フェイマサーで追撃。続けてバックドロップホールドを狙うが、これを腰投げで切り返した稲葉が5度目のアンクルホールド。今度は逃すまいとグラウンドでしっかりと体重をかけながら絞り上げるも、羽南はなんとかロープへ。
残り1分。稲葉はサッカーボールキックから一撃必殺!ともか蹴りを発射も、これをかわした羽南がスクールボーイ。稲葉がボディへの正拳突きから回転エビ固め、起き上がった羽南へボディへの強烈なミドルキックを叩き込んでからフォールも、羽南がキックアウトした瞬間に15分フルタイムドローのゴングが鳴らされた。
王座規定により羽南が7度目の防衛に成功し、防衛記録の新記録を更新した。
羽南「稲葉ともか!ドローだけど、私が防衛しました!次は決着付けましょう。ありがとうございました!(※稲葉にもマイクが渡るも、語ること無く退場)そして、そして次の防衛戦の相手。次の立川で闘うことが決まっている、月山和香!」
月山「はいっ!」(※元気にリングに駆け込んできて挙手)
羽南「次の立川、シングルマッチ、私とこのベルトをかけて闘いませんか?」
月山「私はまだ勝ったことがないけれど、羽南さんとそのフューチャーのベルトをかけて、闘いたいです!」
羽南「そんなの関係ない!月山はプロレスが好きなんだよね?」
月山「はい!」
半「私も大好きです!だからこのベルトにお互いの気持をぶつけ合いましょう!」
月山「よろしくお願いします!」
羽南が左手でベルトを掲げながら右手で握手を求めると、月山は両手でしっかり羽南の右手を握り返した。
<試合後コメント>
羽南
「7回目の防衛成功して、最多防衛記録更新できました。よかった、本当によかった。もう今まで1番危なかったです。めっちゃ脚痛いけど、まだ脚痛いけど、勝ったけど。稲葉ともかとの決着はついていません。もっと自分の力を磨いて稲葉ともかに勝てるもっと技が出来てから、挑戦じゃないけど、対戦したいなと思います。そして月山和香、私はあなたとずっとフューチャーを賭けて戦いたかったです。次の立川、すごく楽しみにしています。お互いの気持ちをこのベルトにぶつけ合いましょう。今日はありがとうございました」
稲葉ともか
「ずっと狙っていたフューチャー戦、ドロー引き分け。羽南が防衛最多記録更新。まぁ悔しすぎる。負けてはないですけど結果的に。ドローは負けも同然だと自分は思っているので、悔しくて悔しくてたまりません。羽南、入場からチャンピオンとしてのキラキラしたオーラも凄くて、負けたくないっていうチャンピオンとしての意地すごく感じました。めっちゃ悔しい。フューチャー戦について次はないですけど。次、NEW BLOODで対角に羽南がいるので、羽南をぶっ潰したいと思います。そしてその先を狙いたいと思います。一撃必殺ともか蹴り、押忍!ありがとうございました」
第6試合
コズエンとCOLOR’Sの混成軍は4人で仲良くダンスしてから入場。
清水とAZMでゴングが鳴ると、素早いバックの取り合いから清水がスクールボーイからのサッカーボールキックを発射。これを回避したAZMへ清水がクロスボディを叩き込んでフォールも、キックアウトしたAZMが低空ドロップキック。2人同時にロープに飛んでドロップキックを放つも空中で相打ち。コーナーへの振り合いをAZMが串刺しドロップキックで制して上谷にタッチ。
上谷はボディスラムから鎌固め。さらに腰への執拗なストンピングから引き起こすも、清水が胸板へのエルボー連打。上谷は「まだまだ」と言いたげに人差し指を振って強烈なエルボーから串刺しエルボーを狙う、清水がかわして串刺しジャンピングミドルからサッカーボールキック。白川にタッチ。
白川は串刺しバックエルボーからコルバタ式河津掛け。AZMがカットに来ると、ウナギとのコンビネーションで同時攻撃を見舞って撃退。白川はロープに飛ぶが、上谷が側頭部を撃ち抜くカウンターのドロップキック。上谷はスピンキック、フライングニールキックを叩き込んで引き起こすが、白川もバックブローを叩き込んで反撃。両者タッチ。
詩美とSAKIの対面と鳴ると、両者タックルでぶつかり合い、詩美がサイドバスターからジャーマン・スープレックスを狙うが、SAKIがロープへプッシュ。ウナギがロープを使ったスタナーでアシストし、SAKIがビッグブート。2人で足を止めてのエルボー合戦となり、SAKIがブレーンバスターからロープに飛ぶが、詩美がカウンターのラリアット。詩美は「終わり!」とジャーマン・スープレックス・ホールドも白川&清水が必死のカット。ウナビもAZMを撃退してSAKIをアシストも、詩美はレディにタッチ。
レディはSAKIをショルダータックルでなぎ倒してジャイアントスイング。さらにコーナーに叩きつけて串刺しビッグブートを狙うも、SAKIがこれをかわして自爆させリバーススプラッシュを発射。レディがこれをかわすと残るQQ3人のトリプルキックが炸裂し、詩美のアルゼンチン・バックブリーカー+レディのランニングネックブリーカードロップの合体攻撃が炸裂。
レディはチョークスラムから体固めも、3人がカットしレディにSAKI&ウナギのダブルビッグブート。SAKIが体固めもAZMがダイビングフットスタンプでカット。清水がAZMを、上谷が清水を上、白川が詩美を撃退し、ウナギの大ふへん固め+白川のランニングネックブリーカードロップの合体攻撃からSAKIがカワイルドバスターで叩きつけ、これでカウント3を奪った。
SAKI「COSMIC ANGELS、COLOR’S、連合軍が勝ったぞ~!私から1つ提案があります。5★STAR GP、推薦枠。私がいただいちゃっていいですか?!」
ウナギ「いいよ~!」
SAKI「どうもありがとう!いいの?やったー!それでは皆さんご一緒に!私たちも、あなたたちも!デリーシャス!ん~まっ♪」
<試合後コメント>
白川未奈&ウナギ・サヤカ&SAKI&清水ひかり
白川「イエーイ!勝ったー!SAKIありがとう!」
SAKI「ありがとう!」
白川「呼び捨てにしちゃったけどいい?いいよね、ひかり」
SAKI「いいよ」
清水「いいよね」
ウナギ「SAKIの山」
SAKI「ありがとう」
ウナギ「SAKIの山、何に出るって」
SAKI「5★STAR GP 。だっていいって言ったでしょ」
ウナギ「いいよ」
白川「ひかりもいいの?」
清水「うん、いいよ。今日勝ったもん」
ウナギ「良い子」
白川「優しい」
SAKI「そんなみんな権利持っているの?」
白川「持ってる、持ってる」
ウナギ「今まで言って全部やってきたから大丈夫」
白川「ということはブロック一緒だったら、ボコボコに」
ウナギ「私は子分にしてやる」
SAKI「なんでだよ。いいよ、子分にしてやるよ」
白川「楽しみな戦いが増えましたね」
ウナギ「頑張ってダンス覚えてきて、なぜか締めの言葉もちゃんと出来て良いんじゃないでしょうか」
白川「まぁダンスはちょっと練習生からやってもらって」
SAKI「それはウナちゃんがずっと間違えて呪いかけたから」
ウナギ「そう今日お祈りしてたの」
清水「ねぇ、仲良くして」
白川「本当仲良くして」
ウナギ「はい」
白川「じゃぁまとめてください。さっきやったじゃないですか」
SAKI「それでは皆さんもご一緒に」
全員「私たちも、あなたたちも、デリシャース、ウーンマ」
第7試合
キャプテンフォールルール、OTR有り、ノータッチルールでのユニット対抗4WAYバトル。大江戸隊はフキゲン、DDMはジュリア、STARSは岩谷、GEは朱里がキャプテンを務める。
4軍ともキャプテンが先発で出ていってゴング。4人での手4つとなるかと思いきやフキゲンだけ手が届かず、3人での手4つに。フキゲンは3人の間を徒歩で通り抜け、真ん中で座り込んでエア煙草を吹かすと大喝采を浴びる。
ジュリア&朱里の懐かしいアリカバ連携から岩谷のスライディングキック、さらに3人で担いでフキゲンをOTRさせようとするが、フキゲンがコルナ月で次々撃退。
大江戸隊から桃が出てくるが、舞華と壮麗がショルダータックルで撃退。コグマにも攻撃を狙うが、コグマが葉月との合体クロスボディで2人をなぎ倒し、STARSの3人でDDMの3人に顔面ウォッシュ。ここにGEの3人が同時の串刺し攻撃を狙うも、大江戸隊の3人が場外から足を引き、12人+セコンド陣が入り乱れる大乱闘に。その後は、
MIRAI→フキゲン→壮麗→コグマ→鹿島→葉月とつながる首4の字固めの数珠つなぎから、ひめかがまとめてひっくり返して逆エビ固め。その上を舞華が背中を踏んで歩いて行く。
桃と朱里の対面となり、桃がサッカーボールキックを叩き込むと、朱里もサッカーボールキックで意地の張り合い。2人のミドルキックが相打ちなったところに葉月がスワンダイブ式ミサイルキック。ここにジュリアが飛び込んできて2人でエルボーの打ち合いに。ジュリアが連打で制すも、葉月がカウンターのビッグブートを叩き込む。ここに舞ひめ+鹿島&フキゲンが入ってくるも、STARSは変幻自在のアームホイップで場外に放り出し、岩谷&葉月がトペ・スイシーダの編隊飛行。
リング上では鹿島が壮麗にフランケンシュタイナーも、朱里がハーフハッチ・スープレックスからMIRAIが変形裏投げで叩きつける。鹿島は起死回生を狙うも、MIRAIが強引にぶっこ抜いて変形バックフリップからラリアットを叩き込みカウント3。鹿島が失格。
MIRAIへDDMの攻撃が集中し、DDMがカットに来たGEの面々も合わせて3人同時のバックドロップ。ジュリアが朱里にファルコンアローも壮麗とMIRAIがカット。舞ひめがサンドイッチラリアットを放つも誤爆。岩谷が朱里にミサイルキックからフロッグスプラッシュを狙うが、朱里がコーナーに上っていってエルボー合戦を展開。別のコーナーではフキゲンが「デース!デース!フキゲンデース★」と串刺し攻撃を狙うのをジュリアがビッグブートでふっ飛ばしており、これで吹っ飛んだフキゲンがコーナー上の朱里をOTRさせる形となり、まさかのGEが失格。
フキゲンはエプロンで耐える岩谷を抱えてもろとも落ちようとするも、各軍のセコンドが場外から必死に押し戻す。そんな中でDDMがジュリアを担ぐ形の合体ドロップキックで岩谷&フキゲンを同時に場外に落下させて漁夫の利。DDMが大乱戦を制した。
ジュリア「落ち着け落ち着け。勝ったのはDonna Del Mondoなんだよバカヤロー。STARS?この試合に勝ったら、STARS、アーティスト戦したいって言ってたのに、なんかすみませんねえ(笑)ということは?DDM?この3人で?アーティスト挑戦?!多分挑戦させてもらえます。アーティストチャンピオンの大江戸隊さん?」
キッド「何回やんだよお前ぇ~!わけわかんねーけどさ。あれ?STARS?有言実行ならずか?残念でした!バイバ~イ♪で?Donna Del Mondo?どうする?……まあ、ジュリア。そんなに私たちのベルト、何回も挑戦したいの?」
ジュリア「運も実力の内ってやつですよねえ!」
キッド「そんなに私の持つこの水色のベルトが欲しいんだねえ?」
ジュリア「多分、そっちから寄ってきちゃってるんだと思うけどねえ」
キッド「まあ、来る者拒まず。ジュリアの挑戦、私からしたら断る理由、1ミリもねえからなあ。場所は、立川、次のビッグマッチにしようか」
ジュリア「どれ?どれよ?」
キッド「次は7月24日とか?名古屋とか?そこらへん?まあ、いつでもいいしね。まあまあいいよ。またお前らDDMをスパパパパ~ンとぶっ倒して2度とこのベルトに近づけさせなくしてやるよ。アリベデルチ!またな!」
(※大江戸隊がリングを降りる)
ジュリア「あいつら、スパパパパパ~ンしか言わねーなあ~」
鹿島「パが1個多いよ!(※退場しながらツッコミ)」
ジュリア「わりーわりー。キッドもいつの間にか偉くなっちまって。その減らず口たたけねーようにしてやるからよ。ということで、舞ひめとジュリアだったら、ちょっと、獲っちゃう姿しか浮かばいよね?最高すぎませんか。ねえお客さん!人間とはたまごと一緒。剥けば剥くほど新しい新鮮なものになる。というわけで、何度目の挑戦だ?わかんねーけど
新しいモン3人で見せてやっから、楽しみにしとけ!アリベデルチ!またなっ!」
<試合後コメント>
ジュリア&舞華&ひめか
ジュリア「一昨日、アーティストで3対3対3。アーティストの3WAYやったばかりだけど、また今度は3対3対3対3」
舞華「4WAY!」
ジュリア「なんか凄い展開が色々。色々なっているうちに、気がついたら我々DDMがなんか勝ってしまって、これも運も実力のうちということで。アーティストのベルトのほうから、ベルトのほうからドンナ・デル・モンドに寄ってきちゃっているんじゃないのかなって。まぁ大江戸隊、調子に乗っていられるのも今のうち。7月24日名古屋でこの舞華とジュリアが挑戦すればDDMの元にアーティストのベルトがやってくる間違いないでしょ。まぁお前らもスパパパパーンしか言ってないで、もうちょっと何か新しいもの見せてよ。以上、楽しみにしているよ。アリベデルチ、またな」
第8試合
ゴングとともに2人同時に突っ込んでいき、なつぽいがソバットで迎え撃って場外に蹴り出し、いきなりのコーナープランチャ。そのまま場外で上下を入れ替えながらマウントを取り合って殴り合い、たむが場外でボディスラム。なつぽいも同じく場外ボディスラムでやり返す。たむはもう一発場外ボディスラム。さらに場外マットを外して板の間へのボディスラム。
たむはなつぽいをリングに放り込むと、コーナーでの吊り下げスリーパーホールド。なつぽいはなんとか足をばたつかせてエプロンに着地するも、たむはターンバックルへの串刺しニーリフト、ターンバックル上になつぽいを固定して髪の毛を引っ張りながらのバックブリーカーと苛烈な攻撃。さらにリング中央で胴締めスリーパーホールドも、なつぽいは足を伸ばしてロープブレイク。たむはなつぽいの背中に容赦のないサッカーボールキック連打からロープを背にしたなつぽいに貫通ランニングニー。さらにコーナーに上っていくが、なつぽいが追っていき、コーナー上からジャンプしてのドロップキックでたむを場外に蹴落とす荒業から、エプロンから舞う場外へのフェアリアル・ギフト。
なつぽいはたむをリングに放り込み、コーナートップからフェアリアル・ギフトを発射も、たむがかわして自爆させ、後頭部へのバイオレット・シューティング。さらにたむはジャーマン・スープレックスを狙うも、なつぽいがモモ☆ラッチでの切り返しを狙う。たむはこれを耐えてぶっこ抜きジャーマン・スープレックス・ホールドもカウントは2。たむは正面からバイオレット・シューティングを叩き込み、コーナーに上って掟破りのフェアリアル・ギフト。
なつぽいがこれを2で返すと、2人はゆっくり起き上がり、互いにじっと見つめ合いながらエルボー合戦を展開。続けて展開された見つめ合いながらのビンタ合戦には会場からどよめきが起きる。
たむが側頭部へのグーパンチを叩き込むとなつぽいはバタリと大の字に倒れ込む。たむが引き起こそうとするもなつぽいは身動きが取れず。たむは座り込み、「なっちゃん」とつぶやくように名を呼びながらアリキックのような形でなつぽいに顔面蹴りを連打。
これでキレたなつぽいは強烈なビンタ、エルボー、側頭部を撃ち抜く後ろ回し蹴りを叩き込み、たむにフェアリアル・ギフト。そして「まだァ!」と天に向けて絶叫し、2発目のフェアリアル・ギフト。「まだァ!」と叫んで3発目のフェアリアル・ギフト。首を激しく横に振ってから4発目のフェアリアル・ギフト。「まだァ!」と叫んで5発目のフェアリアル・ギフトからカバーもカウントは2。
なつぽいはフェアリー・ストレインもカウントは2。ならばともう一発フェアリー・ストレインを狙うが、たむは「嫌だ!」とロープにしがみつく。なつぽいはロープに飛ぶが、たむがカウンターのローリングエルボーから掟破りのフェアリー・ストレイン。ダブルダウン状態になり、村山レフェリーがもしもの事態に備えてドクターをリングサイドまで呼び寄せる。
2人はふらふらと起き上がり、同時に放つエルボー、ビンタから散っこんでいくが、たむがスピンキックをクリーンヒットさせてタイガー・スープレックス・ホールド。これを返してなつぽいがジャーマン・スープレックスホールド。なつぽいが掟破りのタイガー・スープレックス・ホールドから掟破りのバイオレット・スクリュー・ドライバー2連発。最後はフェアリアル・ギフト式ダイビングダブルニードロップからフェアリー・ストレインで3カウントを奪った。
なつぽい「勝ったぁ……勝ったぁ……(※泣きながら)。たむちゃん、眉毛無いよ?たむちゃんってやっぱり、すごいね。」
たむ「え゛?」
なつぽい「たむちゃんって、やっぱりすごいね」
たむ「キモチワルっ……。なっちゃん、たむさ、引退なんか絶対しないし、なっちゃんも絶対引退なんてさせない。」
(※たむが握手を求めるも、なつぽいがその手をはたき落とす)
なつぽい「私は今日1回勝ったくらいでたむちゃんを超えたなんて思ってないよ。今日で1勝1敗。次は7・9、立川。ユニット対抗戦で、最終決着でしょ。今度は私がたむちゃんに引導を渡してやるよ」
たむ「そっちがその気なら、COSMIC ANGELSはその上で徹底的にアンタを叩きのめしてやる。……覚悟しとけ」
たむが額を突き合わせてなつぽいと睨み合って退場。たむが去ると、たまらずジュリアがリングに飛び込んでなつぽいとしっかり抱擁。他のDDMメンバーもリングへ。
なつぽい「今日は、平日の暑い中、8試合、見に来てくださった皆さん本当にありがとうございました!またみんなで新たな道に突き進めるよう私も頑張るっ!まいちゃん、舞華ちん、ひめか、ジュリアちゃん、テクラ、なつぽいことなつぽい!世界に弾ける女達、Donna Del Mondo!ばいぽ~い♪」
<試合後コメント>
なつぽい
「やっと勝てました。私のプロレスラー人生、中野たむに出会って良かった。でもこんな最高のストーリー終わらせるつもりないから。7.9ユニットとしてもたむちゃんに勝ちます。引導渡してやるよ。なつぽい、次のステージに突っ走ります。ありがとうございました」
中野たむ
「たむはなっちゃんを本当に何でもわかってると思っていた。性格悪いのも、口が悪いのも、不器用なとこ、八方美人なとこ。でも今日こんな強いなっちゃんをたむは知らん。みんなね、本当の自分の強さに気づいてないと思うんです。その強さのリミッターを解除をするのは人それぞれで。それはたむにとってジュリアだったし、なっちゃんにとってはそのリミッターを解除するのはたむしかいないと思っていました。なっちゃんはたむじゃなきゃダメでしょう。まぁ今日はこれで1勝1敗。次7.9立川で完全決着。もうこれで本当に終わりにしよう」