【試合詳細】6・25 プロミネンス新木場大会 鈴季すずvsビオレント・ジャック 世羅りさ&クリス・ブルックスvs松本都&佐久田俊行 ミス・モンゴル&夏実もちvsハイビスカスみぃ&狐伯 佐藤耕平vs藤田あかね
『プロミネンス第3戦 ~破天紅炎~』
日程:2022年6月25日(土)
開始:18:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:144人
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○オルカ宇藤(フリー)
5分28秒 コブラツイスト
●スーパー・ハードコア・マシン
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○佐藤耕平(フリー)
7分47秒 ファルコンアロー→エビ固め
●藤田あかね
▼タッグマッチ 30分1本勝負
ミス・モンゴル(世界プロレス協会)/○夏実もち
14分3秒 エビ固め
ハイビスカスみぃ(琉球ドラゴン)/●狐伯(WAVE)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○世羅りさ/クリス・ブルックス(フリー)
23分38秒 ダイビングダブルニードロップ on プラボックス
●松本都(崖女)/佐久田俊行(フリー)
▼鈴季すずデスマッチ10番勝負 第1戦 30分1本勝負
○ビオレント・ジャック(FREEDOMS)
16分38秒 メキシカンストレッチ
●鈴季すず
すずが試練のデスマッチ10番勝負初戦でジャックとの死闘に散る!世羅が都をボコボコにしレギュラー参戦をオファー!もちと宮崎の因縁は狐伯にも飛び火!
第1試合
先に入場していたマシンはいつの間にか姿を消しており、宇藤が入場すると突如背後に現れて奇襲。場外戦となる中でゴングが鳴る。
マシンは革ベルトで宇藤を殴打していき、さらに宇藤のラリアットを鉄柱に誤爆させる巧さを見せて圧倒。戦いの場がリングに戻ると、「俺が持ってきたタオルはどこだ?」と凶器を探し、タオルでひっぱたいた上でボディプレス。
マシンは両手に持った雑巾で熱波を送っていくが、本職の熱波師である宇藤が観客の1人からタオルを借り受けてマシンへ串刺し熱波攻撃。マシンはローブローを叩き込んで熱風吹きすさぶリングから脱出。
マシンはチェーンを持ち込んで宇藤の頭を殴っていき、ロープに振ってチェーン攻撃。さらにすのこを持ち込んで宇藤の頭をぶん殴り、仰向けに倒れ込んだ宇藤へセントーン。マシンは再びチェーンを手に取ってチェーンスリーパーホールドから場外に放り出しての絞首刑を狙うが、宇藤がチェーンを引き寄せてのショートレンジラリアット。
宇藤は串刺しラリアットからブレーンバスター、さらにチェーンを敷いてからダブルアームの体勢に捕らえるが、マシンはショルダースルーで脱出し、再びすのこアタックを仕掛ける。宇藤はこれをキャッチして逆にマシンの頭をすのこで殴りつけ、新たなすのこを何枚も持ち込んで連続すのこ攻撃。続けてコブラツイストに捕らえるとマシンがギブアップ。
第2試合
両者しっかり握手を交わしてからゴングが鳴ると、耕平があかねへショルダータックルを要求。幾度もぶつかっていくあかねだが、耕平の巨体は倒せず。あかねは胸板へのエルボー連打も耕平は涼しい顔。薄笑いすら浮かべる余裕を見せた耕平は強烈なエルボー一発であかねをふっ飛ばし、ニーリフトで追撃。あかねは力なく倒れ込む。
耕平は高々と担ぎ上げてボディスラムで叩きつけるが、あかねは折れること無くエルボー連打で反撃。耕平は重いローキック一発であかねからダウンを奪う。
あかねは胸板へのチョップ連打も、耕平のチョップを胸板に受けて悶絶。耕平は殺人的な威力を誇るエルボーバッドを打とうとするもためらって止める。あかねはこれを挑発とみたか苛烈なエルボー連打も、耕平は無表情で受け止め、エルボーバッドでふっ飛ばした上でえげつない音を響かせるサッカーボールキック。あかねはたまらず場外へエスケープ。
リングに戻ったあかねは雄叫びを上げながらよろよろとエルボー連打。耕平はボディブローで黙らせ、パイルドライバーの体勢もあかねが大暴れしてなんとか着地し頭頂部から突き刺す急角度の垂直落下式ショルダースルー。
あかねは串刺しショルダータックルの連打からショルダータックルで耕平に膝をつかせ、セカンドロープからのダイビングショルダー。さらに「上げるぞ!」とみかんでPOMを狙うが耕平は悠々と着地し、あかねのエルボー連打を涼しい顔で受けきってボディエルボー。さらにジャーマンを狙うが、あかねは丸め込みで切り返し、連続片エビ固めで意地を見せる。さらにヘッドバッドを叩き込むも耕平は薄笑いを浮かべながら耐え、ぐちゃりと音が響くヘッドバッドであかねの額から出血させ、ファルコンアローで叩きつけてカウント3を奪った。
耕平はあかねを助け起こして握手を交わし、流血したあかねの額を笑顔で撫でてから退場していった。
第3試合
宮崎有妃もセコンドに登場し、ブリーフシスターズが3人で登場。
もちが入場するなり狐伯がドロップキックで奇襲。場外ではモンゴルがみぃを痛めつける。
狐伯はもちから宮崎のユニフォームを奪還も、その隙にもちからボックス攻撃を受け、再び宮崎のコスチュームを奪われてしまう。
もちは狐伯に顔面蹴り連打から「宮崎、よく見とけ!」と挑発してから狐伯にはずかし固め。
タッチを受けたモンゴルは狐伯にSTOから股間へのヘッドドロップ。狐伯はエルボー連打からボディスラムを狙うが、モンゴルが軽々ボディスラムで返し、チェーンをコーナーに巻き付けて狐伯を顔面から幾度も叩きつける。さらにチェーンをリングに敷いてからのフェイスクラッシャー。さらに有刺鉄線バットで殴りかかるも、これをかわした狐伯がドロップキックで反撃。さらに串刺しドロップキックを狙うも、モンゴルがラリアットでカウンター。さらにモンゴルが串刺しスプラッシュからブロンコバスターを発射も、これをかわした狐伯が串刺しドロップキック連打で反撃し、ボディスラムで叩きつけてみぃにタッチ。
みぃはイスを手に取ってモンゴルを殴打。しかしこれがトップロープに誤爆し、跳ね返ってきたイスが顔面に直撃。もちが押さえつける中でモンゴルが有刺鉄線バットで殴りかかるも、みぃはかわしてドロップキック。モンゴルの有刺鉄線タックルがもちに誤爆。みぃはラダーをロープに立てかけてブレーンバスターを狙うが、モンゴルが耐える。みぃはクロスボディを発射も、モンゴルがかわしたためラダーに突っ込む結果に。
モンゴルはチェーンをみぃの首に巻きつけてトップロープに越しに投げ捨てて絞首刑も、狐伯がドロップキックでカット。モンゴルはみぃの身体にチェーンを巻き付けてからのセントーンを見舞い、もちにタッチ。
もちはみぃにモンゴリアンチョップ連打からDDT。さらにイスの山をリングに設営し、その上への雪崩式ブレーンバスターを狙うが、みぃが振り払ってミサイルキック。しかし、みぃもイスの山に背中から着地する形になり大ダメージを負う。みぃはイスへのフェイスクラッシャーから側頭部へのドロップキックを見舞い、狐伯にタッチ。
狐伯はもちにドロップキックからギガラダーをリングに立てるが、モンゴルが妨害しラダーの押し合いに。モンゴルが狐伯をコーナに串刺しにしようとするが、狐伯はそのラダーにひらりと飛び乗ってからのミサイルキック。さらにギガラダーのてっぺんからのミサイルキックをもちに叩き込むもカウント2。狐伯はロープに飛ぶが、もちがボックス攻撃で迎撃し、倒れ込んだ狐伯の上にイスを載せた上で殴りつけて山を形成し、モンゴルがもちを背負う形の合体ボディプレス。
もちはボックスをリングに置いてもっちりバディシザースを狙うが、みぃがボックスを取り上げてもちを殴打。みぃはリング上にイスをセットし、突っ込んできたもちをカニバサミで倒して顔面から突っ込ませ、狐伯がイスごとドロップキック。さらに顔面への低空ドロップキックで追撃し、リング中央にイスの山を設営。狐伯は雄叫びとともにイス山へのボディスラムを叩き込み、イスの山の上でのジャックナイフ、モンゴルがカット。もち&モンゴルはチェーン上へのダブルブレーンバスターを決め、狐伯の腹の上にチェーンをセットした上でのリバーススプラッシュ。さらにイスの山の上にチェーンを置き、その上への回転エビ固め。これを返した狐伯がスクールボーイ、十字架固めと丸め込みで粘り、エビ固めのシーソーゲームを展開。さらにカサドーラ式エビ固めも、これをひっくり返したもちがエビ固めでガッチリ押さえ込んで3カウントを奪った。
もち「オイ!狐伯!痛かったか!これがプロミネンスのリングなんだよ。プロミネンスのリングにようこそ~!どう、楽しいでしょ?ハードコア。楽しいでしょ?ねえ?!楽しかったねえ?!またやりたいねえ!?まあ、宮崎さんが試合中の怪我によってカードが変わったわけなんですけど、狐伯が勇気を出して『自分が行きます』ってGAMIさんにお伝えしたって聞きました。本当に環境が変わって、多分色々大変な中で勇気を振り絞ってやってきてくれた狐伯の心意気がすごい私は嬉しかった!ありがとう!」
(※もちが握手を求めて平手を出すも、狐伯は“チョキ”で返事)
もち「宮崎さん、どうぞ(※リング上へ上がるよう促す)。こんなに一生懸命になれたのは、きっと宮崎さんのおかげです。でも!宮崎さんがきっと誰よりも悔しかったはず。いつかまた、激しい戦い、しませんか?ということで、ガンバレの意味を込めて宮崎さんに大きな拍手をお願いします!楽しい!楽しすぎる!この、私を楽しい気分にしてくれた、この大事な私のコスチューム、宮崎さんにお返し……しません。ハッピーエンド期待してました?私プロミネンスに入って、大分変わってきてるんですよ。ハッピーエンドとか求めてないし、優しさも捨てたので。自分で失ったものは自分で取りに来いよ。まあいつ復帰するか知らないけどね。ということで、どうぞ今日はお引取りくださ~い。華もたせろやあ。ということで、私7月誕生日月なんですね。なので、是非やりたいカードを……世羅!聞いてるでしょ?!世羅にちょっとここから言いたいと思います!」
(※狐伯がマイクを奪い取る)
狐伯「おい、棚からぼた餅。お前さ、勝ったからってベラベラベラベラ。自分の団体か興行か知らないけど、別に自分、宮崎さんが出れないからって『宮崎さんの代わりに出ます』なんて一言も言ってないんで。『宮崎さんのコスチュームを自分が取りに行きます』とは言ったんですけど。だから自分の目的は、お前と試合をするわけじゃなくて、お前が盗んだコスチュームを取りに行くことなんで。7月、誕生日?自分が誕生日プレゼントあげますよ。もう1試合やれや」
もち「私、自分が満足するために最高のカード用意してんの。7月。それ上回ってくれんの?」
狐伯「それはやってからじゃないと分かりません」
もち「それじゃ弱いんじゃないかなぁ~?勢いがぁ~!でも、面白いね。敢えて誕生日月に好きなことをせず我慢して狐伯とシングル?いいんじゃないのぉ?まあ、プロミネンスはやりたいことをやるってのもコンセプトですからあ?いいですよ、特別に7月、シングルがいいの?タッグがいいの?」
狐伯「コスチュームを取り返せたらなんでもいいですよ」
もち「分かりました。とりあえず、宮城もち、狐伯。決定カードでいいですよね?!世羅!(裏声で)『うん、イイヨー』……けってーい!ということなんで、締め方もわからなくなったんで私は帰りたいと思います。言いたいことがあるなら締めて帰ってくださ~い」
(※もちが退場し、狐伯がマイクを取る)
狐伯「はじめまして、プロレスリングWAVE、狐伯です。今日は自分が負けたんですけど、7月何日か知らないんですけど、自分がここのリングで棚からぼた餅、なんだっけ名前。忘れちゃったけど、あの人から宮崎さんのコスチュームを取り返すので、プロミネンスのファンの皆さん、見に来てください。ありがとうございました」
第4試合
都が握手を求めるも、クリスはその手を蹴飛ばして拒否し「ニュージョー長い」と真っ当な批判。
世羅と都でゴングが鳴ると、ロックアップでの押し合いからアームドラッグ合戦。世羅がダブルニードロップも都がかわし、体固めもブリッジで抜けてクリーンブレイク。両者タッチ。
クリスと佐久田の対面となり、クリスが身長の低い佐久田が見えずに探すような素振りを見せ、膝立ちになって目線を合わせる挑発。さらにクリスは高々と手を掲げて手4つを求めると、怒った佐久田はステープラーを振りかぶって威嚇。ロープワークの応酬から佐久田がフランケンシュタイナーを決め、クリスの額にステープラー攻撃。さらに世羅の竹刀を奪って殴りかかるも、クリスがかわして竹刀を奪い取る。
佐久田は都につなぎ、クリスにトレイン攻撃。都がロープに飛ぶも、世羅が場外から足を引いて落とし、クリスが都を台車に乗せて急発進。世羅が都に竹刀をフルスイング。カットに来た佐久田にも台車からの世羅の竹刀が炸裂する。
「イターイ!キャーッ!やめてください……」と都が本音混じりの鳴き声を出すが、クリスは無視してブレーンバスター。そのまま引きずっていって世羅にタッチ。
世羅は竹刀を、クリスは有刺鉄線竹刀を手に取り、2人で都を殴りつける。世羅はキャメルクラッチ with 竹刀、さらにクリスが逆エビ固めも加える拷問合体技。都が「佐久田テメー助けに来いよ!」と逆ギレする中、クリスは涼しい顔で都に好きなように打撃を打たせていき、逆水平チョップ一発で都をふっとばす。都は「救急車、救急車……」とうめくが、クリスは無視してセントーン。見かねた佐久田がカット。クリスは世羅にタッチ。
世羅は起き上がれない都の顔面を踏みつけ、都が「佐久田ふざけんな!」となぜか仲間にブチ切れる中、世羅が串刺しバックエルボーから竹刀で面。さらに竹刀とロープを使ったスタンド式キャメルクラッチから尻へ竹刀をフルスイング。エプロンに逃れた都は、世羅を引き込んでぶら下がり式腕十字で反撃し、ビッグブートから「佐久田どこいった?!」とブチ切れながらタッチ。
佐久田はスワンダイブ式クロスボディから串刺しバックエルボー。さらに有刺鉄線竹刀で世羅の両腕にアームロックをかけながらのコードブレイカーというテクニカルな凶器攻撃。さらに竹刀&有刺鉄線竹刀をリングにセットし、その上に投げようとするが、世羅が抵抗して竹刀を取り戻し、2本の竹刀で太鼓の乱れ打ち。さらに有刺鉄線竹刀の上にエアーズロック。クリスにタッチ。
クリスは佐久田へ串刺しエルボーバッドからダイビングフットスタンプ。さらにオクトパスストレッチでガッチリ捕らえるも、佐久田はなんとか自力でロープへ。クリスはイスを2脚並べて立て、その上にプレイングマンティスボムを狙うが、佐久田がショルダースルーで切り返し、クリスの頭に思い切りイスを投擲。佐久田はラダーをクリスの上に載せ、スワンダイブ式スワントーンボム。続けて佐久田はクリスの上にイスの山を作り、イスを背負ってのスワントーンボムを狙うが、クリスが飛びついて投げっぱなしの雪崩式ダブルアーム・スープレックス。クリスと佐久田は膝立ちになりながらも打ち合っていき、クリスが投げっぱなしジャーマン。佐久田も負けじと投げっぱなしジャーマンも、クリスがジャンピングニーのコンビネーションからロープへ飛ぶ。佐久田はこれを喉元へのヘッドバッドで迎撃。ダブルダウンから両者タッチへ。
世羅は竹刀で殴りかかるが、都はスタナーで迎撃し、世羅に竹刀を持たせてシャイニング崖ザード。さらに世羅の上にイスを重ねてコーナー上でY字バランスを取るが、世羅が起き上がって下からイスで一撃。崩れ落ちた都にイスを持たせて串刺しランニングダブルニーアタック。さらに都の上にイスの山を設営してリバーススプラッシュ式ダブルニードロップ。さらに世羅は有刺鉄線竹刀を使ってのゆりかもめに捕らえるが、佐久田がカット。
都は「いやあ!もうやりたくない!」と叫びながらもY字バランス式踵落としを決め、世羅の顔面にイスをセットし、佐久田がスライディングキック。
場外戦となると、クリスがテーブルを取り出し、都を載せて南側客席をスライダー代わりに発射し佐久田を撥ね飛ばす驚きの攻撃。都は「んあああああああ!!いたあああああい!!ふざけんな!!マジ痛い!!やめてください!!やめてください!!許してください!!」と元気に絶叫して生存報告。
クリスはコーナーに上がって場外飛びを狙うが、佐久田が引きずり落としてカット。
リング上ではブチ切れた都が世羅にエルボー連打も、これを受けきった世羅が羅紗鋏。他方でクリスがエプロンから場外のイス+ラダーへのプレイングマンティスボムを叩き込むという大技を見舞うが、ここへ都がトップロープでのY字バランスからのプランチャ。
都は「これは勝てるぞ!」と勝利を確信し、世羅をリングに放り込んでから大量のプラボックスをリングへ持ち込み、リング中央にプラボックスのピラミッドを建立。都は世羅をプラピラミッドへブレーンバスターで投げようとするが、世羅はエアーズロックIIで切り返し、クリスがプラボックスのフタで都の頭を殴打。
クリスがプラミラミッドをフタで装飾して芸術点を高め、クリスが都をプラピラミッドの上に固定している中で世羅がダイビングダブルニードロップを突き刺し、これで3カウントを奪った。
世羅「まだやり足りないの?!みやここ待って!ステイステイステイ!みやここに言いてえことがあるんだ!佐久田さんも!みやここに言いてえことがあるんだ!みやここはですね、旗揚げ戦からレギュラーで出てもらって、プロデュースマッチっていうのをやってもらってたんですけど、柊くるみが復帰するんですよ。だからね、プロデュースマッチ、もう大丈夫です。ごめんね!今までありがとう!(※観衆が大喝采で都を送り出そうとすると、都が凶器の破片を観客席へ投げる)お客さんに物を投げるな!もぉ~。落ち着いて落ち着いて。あの、ごめんね!今までおんぶにだっこって感じだったんですけど、これからはプロミネンス、レギュラー参戦してもらえませんか?予定が許す限りプロミネンスを優先して、レギュラーで出てもらえたらと思うんで。プロデュースマッチはもう大丈夫なんですけど、みやここには出てもらいたいなと。あと佐久田選手も、今後レギュラー参戦よろしくお願いします!なので、来月空けといてください。7月17日、空けといてください!よろしくお願いします!クリス、また出て?OK?今後はみやこことのマッチ組まないから。そこの闘いも見たいし。あ、もう大丈夫です(※号泣する都を佐久田が担いで退場)プロミネンスはこうして色んな方に支えられて今までやってこれてます。本当にありがとうございます!メインイベント、楽しんでいってください!」
第5試合
ジャックの選手コールとともにすずが奇襲し、「ボード行くぞ!」と有刺鉄線ボードへシュートしようとするが、ジャックは力技振りほどき逆水平チョップで倒し、鈴季に好きなようにエルボーを打たせながら「来い!」「全然痛くねえ!」と余裕を見せる。
すずはジャックの足を踏みつけてアームドラッグからスライディングキック。さらにボディスラムを狙うが、ジャックが担ぎ上げてそのままフォークボードに叩きつける。
ジャックはフォークボードをブレーンバスターで投げる形ですずに叩きつけ、フォークですずの顔面をえぐる。さらに有刺鉄線ボードから1本有刺鉄線をもぎ取り、すずの額を切り裂く。すずは折れること無くエルボーで突っ張っていくが、ジャックは無情な逆水平チョップで黙らせ、すずをリングに放り込んで振り子式エルボードロップ。ジャックはフォークボードをバリバリと千切り、すずに投擲。さらに「立て!」「打ってこい!」と鼓舞しつつも逆水平チョップで突き放し、フォークボードの上にボディスラム。ジャックは有刺鉄線での首絞め攻撃+サーフボードストレッチから十字架固めもカウントは2。
ジャックは有刺鉄線ボードをコーナーに立てかけ、「デスマッチ、たのしーねー♪」と語りかけると、すずは「楽しいよ!」と返事しながらエルボー。ジャックは笑顔ですずにイスを投擲し有刺鉄線ボードに頭から突っ込ませようとするが、すずがうまくいなしてジャックを突っ込ませることに成功し、串刺しランニングニーで追撃。
すずは「久しぶりに鈴行くぞ!」とバケツ満載の鈴を頭からかぶってリング上に鈴をばら撒き、その上へのブレーンバスターを狙うが、ジャックが返そうとするとすずが高角度DDTで突き刺して上を行く。さらにすずは鈴の上へのジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、ジャックが必死のロープブレイク。すずは渾身のローブローからスライディングジャーマンで叩きつけ、スワンダイブ式の攻撃を狙うが、ジャックが下からキャッチしてエプロンに放り出し、振り子式の変形ハングマンDDTという離れ業を魅せる。
ジャックは「スタンダップ!」と発破をかけながらすずの顔面を蹴りつけていき、すずが起き上がるたびに逆水平チョップでふっとばす。すずは一歩も引かずにエルボー連打で反撃。ジャックは「まだ?!まだ!!」と問いかけながらスイング式のストマックブロックを見舞い、串刺しジャンピングハイキックから有刺鉄線ボードをすずの上にかぶせ、コーナートップに上がっていくが、すずは雄叫びを上げながら起き上がり、追いすがってジャックにヘッドバッドから雪崩式フランケンシュタイナーで有刺鉄線ボードの上に叩き込み、場外に逃れたジャックへプランチャで追撃。
すずはジャックをリングに放り込むと、コーナートップからミサイルキック。さらにロープに飛んでウラカン・ラナを狙うが、ジャックがキャッチしてハイアングルパワーボム。さらに起き上がり際にハイキックを叩き込み、ビオレントブレーカー。すずは根性のキックアウトを見せる。
ジャックは串刺しラリアットから肩車するが、すずは裏高角度回転エビ固め
で切り返してからバズソーキック、トラースキック、旋風脚と畳み掛けてロープに飛ぶが、ジャックがカウンターのラリアットから変形サイドバスター。ジャックは首を掻っ切るポーズからパッケージドライバーを狙うが、すずが着地しバズソーキックから延髄斬り。さらにドルフィンバスターもジャックはカウント1で方を上げる。
すずはジャックのハイキックをブリッジでかわしてバックを取り有刺鉄線ボードの上へのジャーマン・スープレックスからフォールに入るが、下からジャックがメキシカンストレッチに絡め取るとすずは無念のギブアップ。
ジャック「おい、すず!デスマッチはどーだった?今日、お前が今日負けたけど、持ってる力をぜーんぶ出した試合!悔しいは無いね!今日、心からありがとうございました!今日は、私の、初めて、シングルデスマッチ、ルチャドーラと、初めてだった。ぜんぜん違う感じ、じゃない。お前、もう1回!もう1回やりましょう!もう1回!あのとき、もっと強くなってください!」
ジャックは先に退場し、すずがマイクを取る。
すず「うぅ~っ!ホントは、ホントは勝って大きな大きな拍手を浴びたかった!デスマッチがやりたくてプロレスラーになって、やっとデスマッチが思う存分出来るようになって、もっと強くなりたくて10番勝負、組ませてもらいました。ビオレント・ジャックに、勝てなくて悔しい!(※観客席からの「勝てる!」の声)そうだよね?!勝てるよね?!私は諦めない!だから、勝てなかったけど、このまま10番勝負2戦目の相手、発表していいですか?!もっともっと世界に広がるようなデスマッチファイターになりたい!だから、第2戦、ドリュー・パーカー!ドリューをぶっ倒して、強くなってやる!今日はこんな不甲斐ない形で大会が終わることになってしまいました。次も皆さん来てください!今日、参戦した選手、リングに上ってください。そして次、7月17日、柊くるみの復帰大会。くるみさん、なんか一言お願いします!」
くるみ「来月、もうあとちょっとですね。復帰をします。ありがとうございます!そこで、復帰戦のカードを自分も今日発表しようと思います。復帰戦はやっぱりデカい相手と試合をしたいということで、タッグマッチ、橋本千紘&優宇vs水波綾&柊くるみ!復帰戦のカードです!普通のタッグマッチなんですけど、デカい奴らしかいないので、リングを壊さぬように復帰戦、暴れていきたいと思いますのでよろしくお願いします!」
すず「リング壊れちゃうよ!そんなデカい人たち呼んだら!(笑)新木場の人に怒られるよ!(笑)でも、くるみさんも復帰することですし、ますますプロミネンスが楽しみになりましたよね?!それでは、いつもの締めに行かせていただきます!左手がピース!右手人差し指で!行きまーす!Let‘s GO! PROMINENCE!」
<試合後コメント>
鈴季すず
「10番勝負第1戦、負けからスタートめっちゃ悔しい。プロミネンスの旗揚げ戦から3回ともメインに立たせてもらって、やっぱりメインに立つってことは、その大会の1番最後の試合、お客さんがどんな気持ちで帰ってくれるかという試合がメインイベントだと思ってるんですけど。マジで勝ってお客さんに良いとこ見せたかった。でも悔しいけどあと9人残っているんで鈴季すずはこんだけでへこたれるよなレスラーじゃないんだよ。7番勝負だって乗り切ってきたんだんだよ。だから誰も出来ない無謀な挑戦をする。それが自分のモットー。あと9人バンバン乗り切って。次ドリュー・パーカー絶対にぶっ潰してやる!」
――旗揚げ戦で当たったときとビオレント・ジャックは違いましたか?
「全然違います。全て、一つ一つの技の全て、なんか人間と戦ってない気がした。マジでやばい怪獣。あいつたぶん人間じゃないと思います。ただ良いところまで追い込めたんじゃないかって、ジャーマン投げたしね。ジャックが言ったように次当たるときにはめっちゃ強くなって大怪獣より大怪獣になってやる。そういう気持ちです」
――世界という言葉もありましたが?
「今、色々な選手が海外にいって、ドリューも日本でやっていたけどGCWとか行ったでしょ?それでGCWのトーナメントかな?優勝して。なんかドリューすげーってなっているのめっちゃ悔しいので。ドリューとも1回通常ルールで試合したことあるけど、今度はデスマッチでドリューの凄いところ全部盗んでやろうと思います。そういう気持ちです」
――7番勝負を始めたときよりは自分の中で成長を感じますか?
「はい。7番勝負を始めたときはハードコアとか、デスマッチももちろんやったことなかったし。本当に気持ちだけ。気持ちだけ前に前にいって、いつも空回りして技術が追いつかなくて負けて、負けてってしてたけど。7番勝負で沢山成長させていただいたこともある。そしてそれからデスマッチやるようになって、プロミネンス組んでやるようになって、本当に自分の中でもデスマッチで勝ったりして自信にはなっているので。今は自信しかないです」
――このあと第2戦目まで決まって、残り8試合は出来れば未対戦の人とやりたいですか?
「はい、デスマッチをシングルでやったことない選手と男女問わずやりたいと思っています。7番勝負、あれは最後の宮本裕向さん以外はハードコアマッチという形式だったので、もしかしたら7番勝負で当たった相手にリベンジするかもしれないし。誰でもやりますよ。人間じゃなくてもやってやろうかな。そういう感じです。勝つぞー!」