有刺鉄線竹刀で蛍光灯を一刀両断!女子デスマッチファイター2人が思いの詰まった死闘!
29日、新木場1stRingにて『プロミネンス第2戦~紅炎乱舞~』が開催。メインイベントでは世羅りさと鈴季すずによるコーナーフリーウェポンヴァルキリーデスマッチが行われた。
プロミネンスとは、2021年末を以てアイスリボンを退団した世羅りさ、柊くるみ、夏実もち(※宮城もちから改名)、藤田あかね、鈴季すずの5名で結成されたデスマッチ&ハードコアユニット。全員フリーランスながらユニットとして活動をともにしていく形式であり、男子団体・女子団体を問わず幅広く参戦している。
4月24日に旗揚げ戦を行ったばかりだが、第2戦から世羅とすずによるトップとエースの対決に。すずは世羅のデスマッチに憧れてプロレスラーになっており、早速訪れた師匠超えの機会に並々ならぬ思いで試合に臨んでいた。
開始直後から世羅が有刺鉄線ボードにすずを叩き込み、ボードごとすずをイスで滅多打ちに。さらに有刺鉄線竹刀で額をこすり、開始数分で出血したすずを観客席に居たブル中野さんの目の前に連れていきアピールする。
すずも額へのタッカー攻撃で世羅を出血させると、フォークボールや鈴ボードで身体中を痛めつける。満を持して登場した蛍光灯の束は世羅がすずごと有刺鉄線竹刀で一閃して破壊し、蛍光灯扇を持ち出してすずの頭頂部に叩き込むとリング上は破片まみれに。
お互い血まみれになりながらも世羅は雪崩式羅紗鋏で、すずは雪崩式スパイダージャーマンで相手を蛍光灯に叩き込んでいき、30分時間切れになるまで壮絶な攻防が続いた。
試合を終えたすずは「初めて世羅りさとオンリー場外ハードコアマッチという、自分がまだプロレスデビューして5ヶ月ぐらいしか経ってない時に考えてくれた形式。その時ハードコアの物は持ってきたけど自分には使ってくれなかった。デスマッチやりたくて世羅りさのあと追いかけたのに、シングルして自分に凶器使ってくれないんだってめっちゃ悔しかったんですよ。今、沢山女子レスラーでデスマッチをやる奴が増えてきて、でも世羅りさが自分の中では一番超えたいデスマッチレスラーなんだよ!お前に今日勝てなかったから、鈴季すずもっともっと成長して、やった事ない選手ともっとシングルでデスマッチやりたい」と、デスマッチシングル10番勝負をぶち上げる。
これを聞いた世羅は「10番勝負?向上心すごすぎでしょ。プロミネンスは1ヶ月に一回しか興行がないから、あなたは10ヶ月間の長い旅路に出るということだよ。10ヶ月、頑張ってこい。このリングで成長して、10ヶ月後もう一回シングルマッチやろう」と応じ、新木場ではなく後楽園ホールでの再戦を希望した。