【試合詳細】4・24 プロミネンス新木場1stRING大会 鈴季すず&葛西純vs藤田あかね&ビオレント・ジャック 世羅りさvs佐々木貴 植木嵩行vs夏実もち
『プロミネンス旗揚げ戦 ~はじまりの紅炎~』
日程:2022年4月24日(日)
開始:18:00
会場:新木場1stRING
観衆:254人(超満員札止め)
▼松本都プロデュース タッグマッチ 20分1本勝負
●松本都(崖女)/青木いつ希(ショーンキャプチャー)
9分27秒 ホットリミット→片エビ固め
○水波綾(フリー)/細川ゆかり(GLEAT)
▼Have a nice DIE提供 3WAYマッチ 20分1本勝負
○佐久田俊行(フリー)
7分8秒 スワントーンボム with イス→片エビ固め
●スーパーハードコアマシン
※もう1人はオルカ宇藤(フリー)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○植木嵩行(フリー)
12分32秒 三角木馬式丸め込み
●夏実もち
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○佐々木貴(FREEDOMS)
21分56秒 右脚 with 蛍光灯→片エビ固め
●世羅りさ
▼タッグマッチ 30分1本勝負
葛西純(FREEDOMS)/○鈴季すず
22分49秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
ビオレント・ジャック(FREEDOMS)/●藤田あかね
女子デスマッチ界の旗手・プロミネンスがついに旗揚げ!葛西純とのタッグで激勝したすずが世羅とのデスマッチ一騎打ちを要求!佐々木貴が世羅へ熱い檄!宮城もちが夏実もちに改名
オープニング
プロミネンスの5人が入場。代表して世羅が「皆さんこんばんは!元気いっぱい!改めまして私達ハードコアデスマッチ女子プロレスユニットプロミネンスですよろしくお願いしまーす!超満員完売でございます。本当にありがとうございます。そしてレッスルユニバースでご覧のみなさんもありがとうございます。皆さん最後まで楽しんでいってください!ではここで、みなさんが気になっていた、とてもとても気になっていたであろう宮城もちのリングネームを発表しましょう!」
もち「じゃああの、でけでけでけどんでいいよね?」
世羅「音用意してないんで」
もち「はい、私の!新しいリングネームは、なつみ、もちでーす!よろしくお願いしまーす!なっちゃんで~す。なっちゃんて呼んでください!」
世羅「じゃあ今日なつみもち選手呼ぶときはなっちゃんて呼んであげてください。それでは、皆さん準備はよろしいですか?プロミネンス旗揚げ戦、はじまりの紅炎、スタートです!」
第1試合
先発は松本と水波。ロックアップから水波がロープに押し込みブレイク。
手4つをフェイントに松本が足を踏みつけ、ロープに振ろうとするが水波は切り返して強烈なチョップ。コーナーに転がった松本にマシンガンチョップからロープに飛んでショルダータックルで倒し、正面ロープにくくると細川とともに正面カメラにアピール。なぜか青木も一緒になってアピール。
水波は細川にタッチ。
細川は首投げからストンピング連打。さらに踵落としを叩き込み、引き起こすが松本はチョークでロープに押し込む。
レフェリーが注意すると髪を捻ってヘアーホイップ連発。さらにボディスラムで叩きつけフォールも2。
松本はロープに飛んで背中へのフットスタンプから青木にタッチ。
青木はショルダータックルからコーナーに振って串刺しエルボー。さらにフェイスクラッシャーからボディスラムで叩きつけフォールも2。
青木は担ぐが、着地した細川が突き飛ばすと水波がエルボー。細川はおぶさってのスリーパーで捕らえ、回転して腕ひしぎ。これは松本がカット。
細川はロープに飛んでクロスボディアタックからフォールも2。
細川は水波にタッチ。
水波はラリアットからフェースクラッシャー。さらに両腕を掴んでヘッドバッド連発からショートレンジラリアット。
青木は立ち上がるとエルボー連打。エルボーの打ち合いになり、これに打ち勝った水波がラリアット。再度ラリアットも巻き込んだ青木がエルボー連発からロープに飛ぶが、水波は追走ラリアット。青木も追走ラリアットからラリアットの相打ちとなり、打ち勝った青木が走り込んできた水波にSTOからフォールも2。
青木は松本にタッチ。
松本はダイビングクロスボディからフォールも2。
松本は卍固めで捕らえようとするが、力任せに振り回した水波を松本がカニバサミで倒し、青木が後頭部にランニングニーから松本もランニングニー。フォールも2。
松本はコーナーに登ると、レフェリーの手を掴んでマンマ・ミーアを狙うが細川がロープを揺らして松本を落下させる。細川は青木にもドロップキックを叩き込んで迎撃すると、青木が松本をボディスラムで青木に叩き込む。水波は細川を担いで二人まとめてダイビングフットスタンプをさせると、苦しむ松本にギロチンドロップ。フォールも2。
水波はバックを取るが、耐えた松本が左右のビンタからローキック。さらにミドルからソバットを叩き込んでスタナー。倒れた水波に踵落としからフォールも2。
松本はダブルアームスープレックスの体勢も、切り返した水波に青木がトラースキック。松本は横回転ミヤココクラッチも2。再度横回転ミヤココクラッチも2。
松本はロープに飛ぶが水波はラリアットで迎撃しフォールも2。
水波はスピアーからフォールも青木がカット。
細川が青木にダイビングクロスボディを投下し、水波は松本をホットリミットで突き刺し3カウント。
第2試合
佐久田が入場するとオルカとマシンが二人がかりで攻撃。だが佐久田はオルカをカニバサミで倒して619から、走り込んできたマシンをドロップキックで迎撃。
佐久田はイスをリングに投げ入れオルカを投げようとするが、オルカが逆にボディスラムでイスに叩き込むとフォール。そこへマシンがダイビングボディプレスを投下するが、オルカが避けて佐久田に叩き込むと、オルカはマシンを場外に投げ捨て佐久田にスプラッシュマウンテンの体勢。だが佐久田はフランケンで場外に投げ捨てるとトペ・コンヒーロを発射する。
佐久田はオルカをリングに投げ入れスワンダイブ式のコルバタから、コーナーに振って串刺しバックエルボー。さらに左右のビンタ連発からミドルキック連打。佐久田はブレーンバスターからその場飛びムーンサルトを投下しフォールも、マシンがベルトをムチのように使ってカット。
マシンは佐久田をロープに振ってベルト攻撃から、イスを佐久田の上に載せてイス攻撃連発。イスごと佐久田にセントーンを投下したマシンは自らもダメージを食らう。マシンはフォールもオルカがカット。
マシンはオルカに噛みつき攻撃も、オルカはボディブローからジョン・ウー。さらに串刺しラリアットから再度串刺し攻撃を狙うが、マシンはチェーン攻撃からコーナーに登り絞首刑に。そこへ佐久田が走り込みオルカへ変形キャノンボールから、マシンに雪崩式フランケン。
佐久田はイスをリングにセットすると、そのイスへマシンを投げ込もうとする。だがマシンは急所攻撃からイスへのパイルドライバー。フォールもオルカがマシンをぶっこ抜きジャーマンで投げようとするが、マシンはロープを掴んで耐える。
オルカはエルボースマッシュからロープに飛ぶも、マシンはロープをたるませてエプロンに落とすとチェーンを掴んで絞首刑。だが佐久田がマシンの背後からイス攻撃を叩き込み、弱ったマシンに変形のMADE IN JAPANからフォールも2。
佐久田はマシンの上にイスを乗せると、コーナーからイスを背負ってのスワントーンボム。これでフォールし3カウント。
第3試合
植木は三角木馬を手に入場。ロックアップを敬礼で挑発した植木は「こういう面白いやつやりたかったんじゃないのか?ハードコアやれんのか?こっちのほうがいいんだろ?」と銃を取り出す。すると「良いからお前は服を脱げ」と挑発するが、もちは無言で歩みより銃をはたき落とすとビンタ。植木もビンタで返すと「いいね!覚悟あるじゃねーかよ」とコスチュームを脱ぎ始める。
両者イスを持ち出しちゃんばらをすると、打ち勝った植木がボディにイス攻撃。
さらにロープに振ってイスをフルスイングするが、避けたもちがイスごとドロップキックで撃ち抜く。
もちはイスをリングにセットし、ボディスラムを狙うが植木が逆にイスへのボディスラムを狙うかに見せて椅子に座らせるとケンカキックで転がす。
植木はもちの顔面をリングに叩き込み、背中にイスを乗せるとイス攻撃。
もちは立ち上がるとモンゴリアンチョップ連発も、受けきった植木がモンゴリアンチョップからハンマーブロー。さらに敬礼式のモンゴリアンチョップからもちのリストを捻ってイスで捕縛するとサーフボードストレッチへ。もちはロープに足を伸ばしブレイク。
植木はイスを背中に乗せて、そこへイスをフルスイング。
ぐったりと倒れたもちを仰向けにしてフォールも2。
植木はドリルの先に釘を刺したお手性の凶器を持ち出すが、ガードしたもちがイスでドリルをガード。
さらにガットショットからDDTを叩き込み、ドリルを奪うと電源を入れようとするが電源が入らない。ならばと尻へそのままドリルを叩き込むが、植木はエルボーからドリルを奪い返そうとするも、この衝撃で電源が入ってしまい、もちが植木の尻にドリル攻撃。
さらにもちは植木をロープに振って、アームホイップで三角木馬に叩き込むと、三角木馬にまたがって悶絶する植木の背中にムチ攻撃連発。
さらにムチでのチョーク攻撃から背中に飛び乗り、苦悶の表情を浮かべながら喜びも感じさせる植木を仰向けにしてイスを乗せる。
もちはロープに飛んでイスごとヒッププレスからフォールも2。
もちは投げようとするが、植木がリバースしてバックフリップからベイダーハンマー。コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットしたもちがバズーカを持ち出し「背をこちらに向けてコーナーに登れ」と要求。その植木の尻にバズーカを発射し、衝撃で金具に股間を強打した植木をパワーボムでリングに叩きつけフォールも2。
もちは植木を投げようとするが、植木がリバースするとイスへもちが落下。そこへ植木がヘッドバッドを投下するがもちが避けて自爆。もちがギロチンドロップも植木が避けて自爆。植木はドロップキックももちが避けてイスへ自爆。もちは植木にもっちりバディシザースを投下し、自分も含めてイスに突っ込み自爆。
もちのエルボーと植木のチョップの打ち合い。もちがエルボー連打から植木が三角木馬をセットし、もちにヘッドバッド。もちもヘッドバッドで返し、植木は倒れたかに見せて足を取って丸め込むが2。
植木は尻へのヘッドバッドから、もちを担いで三角木馬に叩き込むと、三角木馬ごとスクールボーイで丸め込み3カウント。
第4試合
2面に蛍光灯が設置される中、ロックアップで試合開始。佐々木が蛍光灯が設置されたロープに押し込もうとするが、世羅は切り返して距離を取る。
バックの取り合いからリストを取った佐々木がロープに押し込もうとするが、直前で耐えた世羅がバックを取り返すも佐々木はすぐにヘッドロック。
そのままグラウンドに持ち込むが、世羅はヘッドシザースで切り返しスタンドへ。
手4つから佐々木が潰していくが、ブリッジして耐えた世羅が返していき、ならばと佐々木はロープに振るが世羅はロープを掴みセーフ。世羅は佐々木をロープに振るが、佐々木もギリギリで耐える。ならばと世羅はドロップキックを叩き込むが、佐々木はこれも耐えるも、世羅は佐々木を蛍光灯ロープに叩き込みついに蛍光灯が破裂。
苦しむ佐々木をみちのくドライバーIIで叩きつけた世羅がダイビングダブルニードロップからフォールも2。
佐々木をコーナーに振った世羅が串刺しバックエルボーから串刺しランニングニー。避けた佐々木が投げ捨てジャーマンから蛍光灯ロープに連続で叩き込み破裂させる。
ふらつく世羅の脳天に佐々木が蛍光灯を叩き込み、さらに自らの膝で蛍光灯を割ると、割れた蛍光灯を世羅の頭に突き刺し出血させる。
佐々木は蛍光灯を竹刀に見立てて素振りしてから世羅の頭に叩き込み、座ったまま動かなくなった世羅の頭に連続して蛍光灯を叩き込んでいく。
佐々木は「プロミネンスの純白のマット、真っ赤に染めてやる!」と蛍光灯を並べてそこへ世羅をボディスラムで叩き込む。
大流血の世羅を首投げで倒し、世羅の背中に蛍光灯をセットしてサッカーボールキック。
さらに脳天に蛍光灯を叩き込み「これがやりたくてアイスリボン辞めてきたんだろ!」と挑発すると、世羅は立ち上がりエルボー連発。佐々木はソバットからニーリフト。さらに顔面にケンカキック。世羅は笑顔を見せて立ち上がると、エルボー連打も佐々木はチョップで返す。
世羅はエルボー連打も受けきった佐々木はチョップで返し、コーナーに叩き込むと世羅のボディへ蛍光灯を当てての膝蹴り連発。
さらに蛍光灯ごと串刺しランニングニーを世羅に叩き込み、ぐったりとする世羅の髪を掴んで引き起こすとエルボー合戦へ。佐々木が打ち勝つと、世羅が起きるまで待ち、世羅がエルボー連打から急所蹴り。
世羅は有刺鉄線竹刀をフルスイングするが、佐々木がソバットからロープに飛ぶも世羅が首元へ有刺鉄線竹刀をフルスイング。倒れた佐々木をセラリズムバスターで有刺鉄線竹刀へ叩き込みフォールも2。
世羅はコーナーにもたれかかる佐々木へイスを叩き込み、イスごと串刺しダブルニー。
世羅は蛍光灯の束を仰向けの佐々木の上に載せ、そこへのリバーススプラッシュ式ダブルニードロップ。フォールも2。
世羅は蛍光灯の束をリング中央にセットし、佐々木を投げようとするが佐々木が膝蹴り連発からパイルドライバーで蛍光灯へ突き刺す。フォールも2。
佐々木は世羅をコーナーに押し込み、串刺しラリアットからコーナー上に座らせると、正面に登り「おい世羅、デスマッチ団体を背負う厳しさ教えてやるぞー!」と雪崩式ブレーンバスター。
蛍光灯の破片が世羅の背中に突き刺さり、雄叫びを上げて立ち上がった世羅に佐々木はラリアット。再度ラリアットから蛍光灯をリング上にセットし、世羅の髪を掴んで引き起こすとパワーボムを狙う。だが世羅はリバースすると羅紗鋏で蛍光灯に叩き込む。
世羅は蛍光灯扇を持ち出し、膝立ちの佐々木の頭に叩き込むとみちのくドライバーIIからフォールも2。
世羅は蛍光灯の束を仰向けの佐々木の上に載せてからコーナーに登り、ダイビングダブルニードロップを投下。フォールも2。
世羅は佐々木を引き起こすが、佐々木はバックドロップで叩きつける。世羅はすぐに立ち上がりエルボーからロープに飛ぶが、佐々木はラリアットで迎撃し両者ダウン。
カウント9で立ち上がるとエルボー合戦から世羅は有刺鉄線竹刀を連打しフルスイング。避けた佐々木の右脚を世羅は有刺鉄線竹刀で迎撃し、バックを取るが佐々木は切り返してDDT。
佐々木は右脚からソバット。佐々木はランニングニーからフォールも2。
佐々木は蛍光灯をセットし、Dガイストで叩き込みフォールも2。
佐々木は蛍光灯の束を世羅にもたせ、右脚を叩き込み3カウントを奪った。
佐々木「おい世羅、お前が、所属した団体を辞めてまで、やりたかった、デスマッチ、どうだ!?気持ちいいか!?よし、それは、デスマッチを、やったことがある人間にしかわからない、快感だな。俺と世羅はわかりあっちゃったみたいだな。でも世羅、戦前、プロミネンスを率いるにあたって、組織を引っ張る、リーダー論を、佐々木貴に学びたい、そう言ってくれたオファーだったな。俺のリーダー論は、言っとくけど、独特だぞ。時には、リーダーっていうのは、孤独を感じるものだ。団体を背負い、興行を背負い、自分も選手としてリングに上がる。お客さんの反応も気になる。お客さんの入りも気になる。次の大会のお客さんの反応もSNSも気になる。でも、そんなのは、団体代表だけだ。他の選手が気にしてるのは、自分の試合、自分の人気、自分のグッズの売れ行き、正直そんなもんだ。何度俺も孤独を感じて嫌になりかけたことが何度もある。でも!団体代表というのは組織を背負って、ファンの皆様の思いを背負って、その肉体と命と健康管理、生活、その向こうにいる家族、すべてを背負ってその上でリングでデスマッチをやる覚悟がお前にあるか!?デスマッチ団体、デスマッチユニット、トップで団体で身体はって戦うっていうのはそういうことだ。そのうえで一緒にリングにあがって闘ってくれる選手、そして見に来てくれるお客さん、それを広めてくれるメディア、もっと言えば、自分を育ててくれた古巣の団体!その全てに、感謝の気持ちを絶対に忘れるな。それを忘れないで闘えば、プロミネンスはもっともっと大きくなると思う」
(佐々木は一礼してリングを去る)
世羅「意識は、あるんですけど、すいませんなんか、言葉がやっぱり出てこなくて、自分は、確かに前の団体を、前の団体から大勢引き連れて、逃げた。テロリストだと言われても仕方のないことかもしれないですけど、他の団体に、ハードコア、デスマッチを名乗るなと言われても、仕方がないぐらい、不出来な選手かもしれないけど、そんな自分は今日で辞めにします。今日旗揚げしたので!今日からは新しい、シン・世羅りさとして、誰にも、名乗るななんて言わせない不出来だなんて言わせない。自分がプロミネンスを引っ張っていくリーダーだ。だが一つ言えるのは、今日参戦してくれた人たち、手伝ってくれたスタッフの皆さん、そして今日来てくださった皆さん、そして、自分たちが居た前の団体、全てに感謝していますありがとうございました」
第5試合
葛西が「細かいことはナシだ。プロミネンスのメイン、派手にやろうぜー!」と叫び、葛西とあかね、ジャックとすずがエルボー合戦。葛西が延髄斬りからヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルで倒す。さらにコーナーに振っていくが、あかねがすぐにショルダータックルからロープに飛んでジャンピングショルダータックル。両者場外へ。
リングにすずが走り込み、ジャックへエルボー連打からロープに飛ぶと、ジャックはリープフロッグで避けるがすずはアームホイップを狙う、ジャックがアームホイップで投げ捨て走り込むが、すずは低空ドロップキックからドロップキック。
すずは投げようとするが、ジャックが逆にボディスラムで叩きつける。ジャックは空き缶ボードをコーナーにセットしすずを叩き込もうとするが、耐えたすずの顔面を押し付けると葛西を挑発。葛西を場外に投げ捨て、すずの頭に空き缶を叩き込むとあかねにタッチ。
あかねは空き缶をリング中央にセットし、そこへすずをボディスラムで叩き込む。あかねはジャックにタッチ。
ジャックは「カモンクソガキ!」とすずを挑発し、顔面を蹴りつけるとすずは「クソ外人!」とエルボー連打。ジャックはチョップでなぎ倒し、髪を掴んで引きずりながらあかねにタッチ。
あかねは画鋲の付いた野球ボールを手に持ち、ジャックが羽交い絞めにしたすずのボディへ全力投球。だが3発目をすずが避けてジャックに誤爆させる。
あかねは画鋲バットを手に持ちフルスイングするが、ブリッジして避けたすずがスピアーから葛西にタッチ。
葛西はノコギリをあかねの頭に突き刺し、さらにコーナーに押し込んで頭にノコギリを押し付けて切っていく。流血するあかねを首投げから低空ドロップキック。フォールも2。
葛西は背中にエルボーからすずにタッチ。
すずはあかねを正面ロープにくくり、タッカーを頭に連続で刺すと首投げから低空ドロップキック。
ロープに顔面を押し込み、ロープに飛ぶと顔面にランニングケンカキック。
ぐったりとするあかねをフォールも2。
すずは葛西にタッチ。
葛西はボディスラムからサンセットフリップ。フォールも2。
葛西は「おいお前全然人気ねーな!もっと応援されてるかと思ったよ!」と挑発し、あかねはエルボーを打ち込みながら立ち上がるも葛西は強烈なエルボーで吹っ飛ばす。葛西は垂直落下式ブレーンバスターからフォールも2。
葛西はカミソリボードをリングに投げ入れると、投げようとするがあかねが切り返すも葛西がエルボー連打からヘッドバッド。ロープに飛ぶが、あかねがカウンターのバックフリップでカミソリボードに叩き込む。
ジャックが葛西をロープに振るが、葛西はパントキックからロープに飛ぶが、ジャックはレッグラリアート。すずがジャックに走り込みエルボーからドロップキック。ジャックはショルダータックルでふっ飛ばし、葛西にチョップからコーナーに振って走り込むが、足を伸ばした葛西の足をキャッチし延髄斬りからセントーン。
さらに空き缶ボードを葛西の上にのせ、コーナーに登るとスワントーンボムを投下。フォールも2。
ジャックはパッケージドライバーを狙うも、切り返した葛西がエルボーからロープに飛んでラリアット。葛西はすずにタッチ。
すずは串刺しスピアーから足を刈って倒し、串刺しニーからフォールも1。
すずは前蹴りからコーナーに振ろうとするが、ジャックはチョップからコーナーに振ろうとするも、耐えたジャックの背中に葛西がカミソリ攻撃。
すずと葛西はジャックをコーナーに振り、葛西が串刺しラリアットからジャックを逆コーナーに振り葛西が再度串刺しラリアット。すずが串刺しニーを急所に叩き込み、さらにスライディングジャーマン。
すずはコーナーに登り、フォークボールをジャックに投げつけると、キャッチして困惑したジャックもろともミサイルキックで吹っ飛ばす。フォールも2。
すずはバックを取るが、耐えたジャックがハイキック。さらにリフトアップしてからのビオレントブリーカー。
ジャックはあかねにタッチ。
あかねはブロックをすずの背中にのせ、もう一つのブロックをそこへ叩き込む。
ブロックの破片にあかねがすずをアバランシュホールドで叩き込みフォールも2。
あかねはコーナーに振り、串刺しショルダータックルからジャックも串刺しラリアット。すずをコーナー上に座らせると、ジャックがあかねを肩車し、あかねがすずを雪崩式ブレーンバスター。フォールも葛西がカミソリを背中に当ててカット。
あかねは担ぐが、着地したすずにエルボーからロープに飛ぶも、すずはトラースキックで迎撃し延髄斬り。さらに蛍光灯の束をあかねの頭に叩き込もうとするが、キャッチしたあかねにバズソーキック。すずは改めてあかねの頭頂部に蛍光灯の束を叩き込み、コーナーに登るも立ち上がったあかねがビンタから正面に登る。あかねは画鋲シートをすずの頭に突き刺し、そのまま投げようとするが耐えたすずがエルボー。すずは滑り降りると、あかねの背中に画鋲シートを突き刺し、スパイダージャーマンで投げ捨てると、葛西がさらにパールハーバースプラッシュを投下。
ぐったりするあかねをすずは引き起こすと、バズソーキックからフォールも2。
エルボーの打ち合いから、すずがエルボー連打。すずはバックを取りジャーマンを狙うが、耐えたあかねにエルボーを狙う。だがあかねはガードしてヘッドバッドからリバースインプラントで突き刺しフォールも2。
あかねはPOMジュースで捕らえるが、葛西が低空ドロップキックでカット。
ジャックが蛍光灯の束を持ち出し、葛西をロックボトムで蛍光灯ごと叩きつける。
あかねは画鋲がついたホームベースをリング中央にセットし、すずをみかんでポンで突き刺しフォールも2。
あかねは画鋲シートをすずの腹にのせ、その上にブロックを載せてから乗り越えると、コーナーに登るが葛西がショルダータックル。さらに竹串をあかねの脳天に突き刺し、すずがコーナーに登ると雪崩式ドルフィンバスター。フォールもジャックがカット。
すずは蛍光灯の束をリング中央にセットし、ランヒェイで叩き込むも2。
すずはジャーマンスープレックスホールドで3カウント。
葛西「ストップ・ザ・ミュージック。プロミネンス、旗揚げ戦、おめでとうございます!そして鈴季すず、テメーとはよ、去年ラジアントホールで俺っちとシングルやって、あの時のお前はよ、人生迷いながらデスマッチしてたな。でも今日、隣で組んでみて、胸張って堂々とデスマッチやってるじゃねーか。胸張って、堂々と、血流してるじゃねーか。おい、一つ言っておくぞ、俺たちは無駄に血流してんじゃねー。この世の中、無駄な血が、沢山流れてるけど、そういう無駄な血が、一滴も流れないように、俺らがデスマッチのリングでたくさんの血を流せばいいんだよ。それが俺達の世界だ。だから、すず、これからもそうやって、デスマッチやって、これからも胸張って血流せよ!」
すず「デスマッチ!最高だ~!葛西さん、今日の、鈴季すず、しっかり、脳に焼き付けてくれましたか!?あなたに、ライバルだと、思ってもらえるように、これからも胸を張ってデスマッチやります!」
葛西「すず、思ってもらえるようにじゃねー。もうすでになってるよ」
(葛西はリングを去る)
すず「上等だ葛西純!この勢いのまま!一つだけ、一つだけ、言いたいことがある!世羅!世羅いるだろ世羅!ボロボロじゃねーか!上がってきてくれ!」
(世羅がヨロヨロとリングへ)
すず「やっと、こんなに、デスマッチの凶器が散らばってるリングで、世羅りさの顔を見ることができました。今日は、立って、言いたいことがあります!私が、お前の試合を見て、憧れたデスマッチで、お前と一騎打うちがしたい!次!発表していいですか!?次の試合、5月29日、ここ、新木場1stRingで、プロミネンス第二戦開催します!そこで、シングルマッチ、よろしくお願いします!形式は、もちろん、デスマッチで、よろしくお願いします!(世羅と握手)ということで、今日参戦してくださった選手、リングに上ってください。ちょっと、凶器が散らばってるから安全なところにお願いします。今日は、皆さんプロミネンスの旗揚げを盛り上げてくれてありがとうございました。そして!見に来てくれたお客さんありがとうございました!プロミネンスはもっともっと世間に羽ばたきます!また会いましょう!・・・ごめんなさい締めを間違えました!我々が、レッツゴーと言ったらプロミネンスでお願いします!レッツゴー!プロミネンス!」
<試合後コメント>
鈴季すず
「いやあ、無事にプロミネンス旗揚げ戦、終わりました~!終わりましたっていうか、始まりですかね。へへ(笑)旗揚げ戦のメインに組まれて、正直メチャクチャ、プレッシャーというか、普段は感じないんですけど、『お客さんに満足して帰ってもらえるだろうか』って思いながらリングに立ったんですけど、お客さん、嬉しそうでした。よかったぁ~!しかも勝ったし!よかったぁ~!今日はもう、生きてきた中で一番幸せで、一番充実した一日でした!ありがとうございます!そして、葛西さん。葛西さんにライバルだと思ってもらっているからには、鈴季すず、これからどんどんどんどん名を上げて、いつかはでっかいでっかいところで葛西純とまたシングルマッチ、もちろんデスマッチでシングルマッチ、リベンジして、葛西純を超えてみせます。その覚悟はもう、出来てます!」
――2戦目で早速世羅選手とのデスマッチが決まりました
「5月の大会自体はまだ発表してなかったですけど、ちょっと前から決まってて。もし自分が今日勝ったら絶対に絶対に世羅とシングルをお願いしようと、今日決めてリングに上ったんで。自分が女子でデスマッチをやってる選手を始めて見たのが世羅で、そんな世羅にあこがれてプロレスラーになって、そんな世羅といつかはデスマッチでシングルをやりたいとずっと思っていたんですけど、中々タイミングだったり、そういうのに恵まれず、出来ずじまいだったので。だからプロミネンスとしてこういうユニットを組んでやっていくんだったら絶対に世羅とはシングルをやろうと決めてたんで。よかった。自分の思い通りです。今日は。勝ったし。世羅とシングルお願いできたし」
――なんの制限もなく自分の思う通りのデスマッチが出来たことについて
「幸せですね。本当に幸せ。自分はデスマッチをやりたくてプロレスラーになって……(※感極まって涙)デスマッチをやりたくてプロレスラーになったけど、やっぱり女子でデスマッチをする、今は多くなってきてますけど、元々そんなに多くなかったし、むしろ反対派の人が多かったから、自分が初めて『デスマッチをやりたい』と口にしたときに、『何を言ってんだお前』と。『そんなちっちゃくて線の細い女子プロレスラーにデスマッチなんて出来るわけ無いだろ』と言われてきたんですけど、そんな声に負けずに、くじけずにやってきてよかったなと、今日改めて思いました。プロミネンス全員ハードコア・デスマッチ志望でユニットを組んで、多分全員そういう声は経験してきてると思うけど、そういう声を跳ね返した結果が今日の超満員ですよ!だから、本当にお客さんにも感謝だし、これからもっともっとプロミネンスのデスマッチを見たいという人を増やしたいし、本当に自分の信じた道を歩んできてよかったなと思います」
――デスマッチでの自力勝利は初めて?
「初めて!初めてですよ!うぉ~!そうだ!初めてですよ!やったぁ!デスマッチは何回かやってますけど、負けてばっかりでしたんで。プレ旗揚げ戦でもデスマッチじゃなかったですけど2回藤田あかねに負けてるんで。デスマッチで勝てるってメッチャ気持ちいいっすね!気持ちいいです!しあわせ。……ちょっと頭回って無くてうまいこと喋れないんですけど、幸せってことです(笑)あはは(笑)」
<大会後コメント>
世羅りさ
――旗揚げ戦を終えての思いや反省点などをお聞かせください
「反省点はめちゃくちゃあるんですけど、まず今回ありがたいことに完売で、チケットの整理とか自分たちでは手が回らなかったところがあって、そこを助けていただいたなっていうのと、今こうやって(会場の)掃除をみんなで進めてるわけですけど、色んな人の手を借りてやっているわけですし。改めて、5人だけでは何も出来ないんだなと思い知りました。今後、なにも5人だけでやっていくことはないと思っているので、色んな人の力を借りながらでっかくなっていって、プロミネンスの名を、さっきすずが言ってましたけど、世界に轟かせようかなと思ってます」
――自分が引っ張っていかなければならないという責任感もあると思います
「自分が連れ出しちゃったというか、そこは責任を持ってみんなのことを見ていたいです。ただ、頼りになる4人なので、1人で抱え込んでいることは今のところ無いです。ホント、みんなに助けられて、助け合って、支え合っている5人って感じですね。孤独を感じることは今のところ無いんですけど、佐々木貴さんが言っていたように、今後そうなったときに自分がどう立ち回れるかっていうのをリーダーとして……っていうのは考えていきたいと思います。ただ、5人でプロミネンスなので、自分1人の思いどおりにはさせないように、他の4人にも頑張ってほしいなと思います」
――すず選手にシングルを要求されたことについて
「いやあ、嬉しかったですね。あそこで『出てこい!』って言われるとは思って無くて、あそこで自分を呼び出してくれたっていうのもですし、すずの『私がプロミネンスを引っ張るんだ!』っていう思いがすごく見えて、この子はただ自分たちにくっついて回る19歳の女の子じゃなくて、自立した19歳のデスマッチファイターなんだなって改めて思ったので、自分も楽しみです」
――この5人の中では世羅vsすずというのは取っておきのカードだと思いますが、これを第2戦から切るということは、出し惜しみをする気はないという気概が見えます
「むしろ、引っ張って引っ張って、ってものなのかなとは思ってて。ここですずが出してきたっていうのはいいタイミングなんじゃないかなと思います。むしろ旗揚げ戦で自分が逃げたみたいな感じになってしまっていたので。すずがずっとやりたいって言ってくれてて、第2戦で出来るっていうのはいいことだと思います。引っ張るよりはさっさとやって、『どっちがプロミネンスを引っ張るんだ?!』っていうのをね、見せつけてもいいと思いますし」
――世羅選手の頭の中にも、第2戦ですず選手とやるというプランはあった?
「まあ、彼女が勝ち上がってきたら提案したいなとは思ってました。メインで。あそこで負けるようだったら『まだまだいいのかな』と思ってましたけど、あれだけね、ドタドタやって勝ち上がったなら、もう決着をつけようじゃないかと。デスマッチで」