6・1後楽園でUNIVERSAL王座争うMAOと高梨が勝利後のプラン明かす!王者は「ベルトを守り続けてベイリーとシングルで」 挑戦者は「若い世代とタイトル戦で戦いたい」

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 DDTプロレスが5月19日、東京・千代田区の神田明神内で記者会見を開き、6月1日の東京・後楽園ホールで、DDT UNIVERSAL王座を争うMAO(王者)と高梨将弘(挑戦者)が、ともにタイトル戦で勝利した後のプランを明かした。

 高梨は「このベルトに挑戦するのは2度目なんですけど、前回挑戦した際に言わせていただいた目標と同じ気持ちがあるんで。それをもう1度改めて言わせていただきます。吉村(直巳)選手、勝俣(瞬馬)選手、MAO選手と戦っていくうちに、その気持ちが強くなった。新しい世代の選手たちとタイトルマッチを重ねてみたい気持ちがあって。ケガをする前、戦ったことはあるんですけど、シングルのタイトルを懸けて戦ったことがないんで。彼らとタイトルマッチという舞台で戦ってみたい。今DDTのリングに上がってない選手、BASARAの中津(良太)選手、下村(大樹)選手、中野(貴人)選手、神野(聖人)選手だったり。下村選手とHEAT UPで戦ってる姿を見た島谷(常寛)選手とか、若い選手たちと戦ってみたい。比較的、外の団体に出ることが多くて、成長した彼らの姿を見ることは多いんですけど、戦うまではいかない部分があるので」と話した。

 さらに、「このベルトはユニバーサルとして、ある意味、自由に外に出してもいいベルトなのであれば、そういうのにしていきたいと思ってて。海外という枠だけじゃなく、国内でもいろんな枠があると思います。熊本にいる梅田(公太)だったり、樋口(和貞)選手、そういった人たちと戦ってみたい。ベルトを獲った上でやっていきたいことです」とベルトを奪取した後の青写真を描いた。

 また、DDTの後楽園大会でシングルのメインに立つのは約3年半ぶりだという高梨は「(2018年の)DDT総選挙で1位を取って、佐々木(大輔)とやったとき、そのときに公約に掲げていたものが自分のなかで消化し切れてない部分があるんです。ベルトを獲って自主興行で後楽園でやりたいカードをやるというようなことを言わせてもらった。負けてしまって実現できなくて、あのとき見に来てくれたファンの皆さまだったりに伝えたい言葉があったんですけど。今回のチャンピオンはそのときの相手とは違いますし、見てくれている方たちも違うかもしれないですけど、どうしても消化しておきたいものなので。3年半ぶりに立つDDTメインのリングで勝って、皆さんにお伝えしたい気持ち、その後にやりたいことがあります。もう一つ、ベルトを獲った上で、今年のうちにやらなければいけない対戦相手と戦いたい。今ここでは名前は出せないんですけど、先ほど言った若い世代とは違う、どうしてももう1度戦っておかないといけない相手がいるので。これはUNIVERSALとは別の話になっちゃうんですけど」と続けた。

 MAOは「高梨さんとシングルのベルトを懸けて闘えるって、なんて夢がある話しなんだろうって、後ですごく実感が沸いてきて。昔、多人数マッチでNωAと酒呑童子の構図があって、よく6人タッグを争ったりしてた。どっちもそんなに主力ではなかったと思う。酒呑童子はKUDOさんがいたり、うちは大石(真翔)さんがいたり。そのときはそこの主力でなかったであろう2人で、後楽園のメインでタイトルを懸けて試合することができる。ここ4、5年のなかで、そういう歴史をつくってこれたのかなって実感が沸いてきて。高梨さんと防衛戦ができることはうれしいなと思いました」と感慨深く語った。

 続けて、MAOは「僕はこのベルトを持って、もっと振り幅の広いベルトで、いろんな冒険をしていくというビジョンも見えてるんで。ベルトを絶対に守り続けて、いずれはマイク・ベイリーとベルトを懸けてシングルをしたい。絶対にかなえていきたい」と野望を口にした。

 両者は5月22日の後楽園ではKO-Dタッグ王座を争うため、短期間でのタイトル2連戦という強行軍になるが、高梨は「チョコプロなんて毎日のように試合やって、タイトルマッチが続いて、前日に翌日の大会が決まってタイトルマッチをやるとかも経験してるので。短期間でということはないと思います。体力的にしんどくなってしまうことは試合ではあるのかもしれないですけど、気持ちの面では間隔が短いとか自分は動揺することはあまりない。そこに対しては気持ちの面では全く不安はない。チャンスは誰かの代わりに回ってくるものだと思ってるので、いつそういうことがあったとしてもいけるようにしてるつもりです」と語った。

 MAOは「スパンが短いことに関しては、そもそもベルトを戴冠した時期(3月20日)が一番忙しかったので。両国国技館があったり、『まっする』のけい古があったり、極限のような状況で削り合いのようななかで、カリスマ2人(佐々木、葛西純)を出し抜いてベルトを獲ることができているので。そして僕にはサウナがあるんで、コンディションの面では全然心配してないです。最近調子いいです」と述べた。

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