「もう子守は飽きちゃった」元アクトレスガールズのSAKIがアイスリボンの外敵としてトップを狙う!

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 26日、東京都・後楽園ホールにてアイスリボン『RE:BORN2022』が開催され、春輝つくしがICE×∞王座の4度目の防衛に成功した。

 つくしは2010年に小学6年生でデビューし、キャリア10年を超えた現在アイスリボンの中核をなす存在に。
 “飛翔天女”豊田真奈美さんからジャパニーズ・オーシャン・スープレックス・ホールドを継承した後継者の1人として女子プロレス界での活躍が期待されていたが、現在のアイスリボンの最上位王座であるICE×∞王座にはあと一歩で手が届かないという状況が長年続いていた。
しかし、昨年11月に藤本つかさを倒して“8度目の正直”でついに初戴冠を果たし名実ともにアイスリボンのエースとなったつくしは「自分がアイスリボンを引っ張っていきます!」と宣言していた。

 つくしの防衛ロードは、かつてシングルで自分に土を付けた相手へのリベンジが中心となっており、今回4度目の防衛戦の相手に迎えたのは昨年12月にリーグ戦の決勝戦でつくしを破って優勝した尾崎妹加。つくしは「(尾崎は)自分がベルトを巻いてから初めてシングルで負けた相手。だから負けた分、やり返させていただきます」と逆襲を誓っていた。
 一方、妹加は6年前に自身が初めて他団体の選手とシングルを行った相手がつくしであり、その際には不安で試合前に大泣きしまったという。今回は6年間の成長をリング上でつくしに見せつける絶好の機会だと意気込んでいた。

 初のICE×∞王座戴冠に向けて燃える妹加は序盤からパワーファイトで押していき、場外戦ではアルゼンチン・バックブリーカーに捕らえながらリング外周を一周した後に場外でフリップ。さらにエプロンからのダイビングセントーンを見舞うなど体格差を活かして一気に勝負を決めに行く。
 しかし、つくしは得意のドロップキックでチャンスを作り、髪を掴みながら業界随一のエグいエルボーを乱れ打ち。口内から出血する妹加をトゥインクルスターロックで苦しめ、コーナーから雪崩式の逆打ち、ダイビングダブルフットスタンプと猛攻。
 妹加も雄叫びを上げながら起き上がりこぼし式ラリアットを連打し、奥の手のマイカマスター(※キン肉バスター)まで決めてみせるが、つくしがカサドーラフットスタンプからハルカゼで丸め込んでカウント3を奪った。

 試合後、つくしの前に現れたのは、元アクトレスガールズであり現在は自身のユニット”COLOR‘S“を率いているSAKI。
 SAKIはアイスリボンでは10代の若手選手の相手をすることが多いことを持ち出し、「私子守をしに来たんじゃなくて、私は強い選手と闘いたくて、COLOR‘Sを世の中に残したくてこのリングに来たんですよ。もう子守はちょっと飽きちゃって、いいですか?そろそろ。このベルト、ICE×∞に挑戦させてください」と挑戦表明。
 つくしは、SAKIとはリング上では初遭遇だと言うが、「アイスリボンの外敵ですよね?タイトルマッチしたいと思っていたので、望んでいた選手が来てくれたという気持ちです」とこの申し出を快諾。

 さらに、アイスリボンを率いるチャンピオンとして「私はチャンピオンなので。アイスリボンのお客さんにプロレスでハッピーを届けに行きたいと思ってます」と抱負を語り、5月4日に迫るビッグマッチ・横浜武道館大会のメインで防衛戦をする覚悟を語った。

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