オカダ・カズチカが3度目のG1 CLIMAX優勝を果たしIWGPヘビー級のベルトを要求!世界ヘビー級王者の鷹木信悟へ「向こうでしょ、挑戦するのは」

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 21日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』が開催され、オカダ・カズチカ飯伏幸太との優勝決勝戦を制して7年ぶり3度目のG1 CLIMAX優勝を果たした。

 『G1 CLIMAX』は新日本プロレスのヘビー級選手によるシングルリーグ戦であり、優勝者が1月の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座などの王座に挑戦することが慣例となっているため、下半期のヘビー級戦線の行方を占う最大のイベントとして知られている。
 今年のG1はA&Bブロック合わせて20選手が参加し、9月18日に大阪府立体育会館で開幕。1ヶ月に渡る激闘の末、Aブロックを飯伏幸太が、Bブロックをオカダ・カズチカが制覇。昨年1月の東京ドーム大会でいまはなきIWGPヘビー級王座をかけて激闘を繰り広げた両者の決戦には大きな注目が集まっていた。

 試合はじっくりとしたグラウンド戦に始まるも、飯伏が突如ギアを上げてスピードで翻弄し、ケブラーダや場外でのハーフネルソンスープレックスといった機動力とパワーを併せ持った苛烈な攻撃を見舞う。
 オカダも序盤からコツコツと首への一点集中攻撃を蓄積させ、花道でのDDTから執拗なマネークリップで飯伏を消耗させ、レインメーカーを狙っていくが飯伏がレインメーカー式ハイキックで切り返すという粋な反撃からカミゴェを叩き込む。さらにコーナーに上ってフェニックスプラッシュを発射するが、オカダがこれを回避すると、飯伏は鋭角にマットへ突き刺さる形で自爆。飯伏は右腕を押さえて全く動けなくなってしまう。


 レッドシューズ海野レフェリーが慌てて飯伏に駆け寄り、続行不可能と判断して試合終了のゴングを要求。オカダの7年ぶり3度目のG1 CLIMAX優勝が決まるも、当のオカダは呆然とした表情で飯伏を見つめるばかり。
 飯伏がなんとか起き上がると、オカダは飯伏の肩に手を添えて「またやりましょう」と声をかける。飯伏は号泣しながらオカダに深々と座礼した。

 マイクを取ったオカダは「決勝戦、怪我でレフリーストップという形になってしまいましたけど、僕は胸を張ってG1 CLIMAX31のチャンピオンだと言いたいと思います!日本全国で熱い戦いをしてきたという自負もありますし、勝ちは勝ちです。G1 CLIMAX31、チャンピオンはこの俺だ!」と叫んで不安のざわめきに包まれていた会場を大歓声で塗り替える。
 そして「飯伏幸太!不完全燃焼なんです。またやろうぜ、馬鹿野郎!あと、G1チャンピオンとして新日本プロレスに1つお願いさせてください。飯伏幸太とまたやらせてください。その飯伏幸太を待つ証として、4代目IWGPヘビーを俺にください!別に、チャンピオンじゃないですよ?IWGPヘビーの飯伏幸太を待つ証として俺に預けてください」と驚きの要求を行った。

 バックステージに戻ったオカダは不完全燃焼に終わった決勝戦について言葉を選びながら語りつつ、IWGPヘビーのベルトを要求したことについて「4代目のベルトが2つあったのを、1つにしたのは飯伏さんですから。僕がそれを持ってて、またそれを飯伏さんを待つという意味で僕が持つということはいいことじゃないかと思います」と語る。

 そして、鷹木の持つIWGP世界ヘビー級王座への挑戦について聞かれると、「向こうでしょ、挑戦するのは。いつもだったら、東京ドームで『G1』チャンピオンが“チャレンジ”という形でしたけど、IWGPヘビーじゃないんで、世界ヘビーなんで、だったら挑戦してきなさいと。どっちが上だと思ってんの?って。どっちがこの新日本プロレスを盛り上げてんの?って。満足させてるの?って。この『G1 CLIMAX』(を盛り上げたのは)どっちですか?って。鷹木選手なの?いや俺でしょ。どんだけ俺がこの『G1 CLIMAX』盛り上げてきたと思ってんの?チャンピオンは誰なの?俺でしょ!」と鷹木にIWGPヘビー級のベルトを預かる自分への挑戦を要求した。

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