マイケル・エルガンが石井智宏を、ジュース・ロビンソンが高橋裕二郎を倒しNJC二回戦に進出!
9日、東京・後楽園ホールにて『NEW JAPAN CUP 2018』が開催された。
この日行われたニュージャパンカップの一回戦で、マイケル・エルガンが石井智宏を、ジュース・ロビンソンが高橋裕二郎を倒して二回戦進出を決めた。
セミファイナルで行われたジュース・ロビンソンvs高橋裕二郎の試合では、試合開始直後から裕二郎のエルボーとジュースがナックルの応酬。裕二郎がサミングも、ジュースがロープに振ってザ・テイスト。ジュースはナックルとチョップを交互に打ち込み、コーナーに振って串刺しラリアット。さらにキャノンボールも、裕二郎は避けて串刺しビッグブーツ。さらにラリアットを叩き込んで倒すと、マウントをとりエルボーを落としていくなど序盤から激しい攻防。
中盤はジュースが裕二郎を場外に落としてプランチャを投下しスワンダイブスピアーからナックルパートと畳み掛けるが、裕二郎も走り込んできたジュースをフラップジャックでロープに叩きつけて場外に落下させ、そのまま場外で痛めつけていく互角の戦い。
裕二郎はピンプ・ジュースを狙うが、突き飛ばしたジュースが裕二郎の前蹴りをキャッチし担ぐと、そのまま背後に投げ捨てる。裕二郎は走り込むが、ジュースはナックルで迎撃しサンダーファイヤーパワーボム。これを返されるとジュースはパルプフリクションで叩きつけてフォールし3カウントを奪った。
敗北した裕二郎は頭を抱えながら「なんでこうなるんだよぉ~!?去年のよ、ニュージャパン・カップの一回戦でアイツは俺に勝って素晴らしいキャリアを積んだ。今日はよ、そのお返しのはずだろ?なんでこうなるんだ。何かの間違いだ。昨日、東京ドームホテルでおねーちゃんを部屋に連れ込んだせいか?そんなわけないだろ。俺は“ザ・トウキョー・ピンプ”だよ。夜の仕事もキッチリこなす!」と嘆きながらコメントした。
メインイベントでは、エルガンと石井が序盤から何度もタックルでぶつかり合いエルボーで打ち合う無骨な戦いが展開。
エルガンがチョップ、エルボーと連続で叩きつけてラリアットをぶちかますが、石井はこれを耐えきって逆水平を打ち込み、ロープへ走ったエルガンにパワースラム。さらにヘッドバッドからバックを取るが、エルガンが延髄斬りで反撃するとフロントスープレックスから串刺しエルボー。さらにミサイルキック、ぶっこ抜きファルコンアローと畳み掛けるが、石井もパワーボム、ニールキックと反撃しダブルダウン。
終盤も二人は無骨にエルボーやラリアットで正面から真っ向勝負。石井のエルボー連打をローリングエルボーで制したエルガンは倒れた石井にぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド、旋回式サイドバスター、雪崩式スプラッシュマウンテンと勝負を決めに行くが、石井はエルガンボムを切り返してフランケンで投げ捨て延髄斬り。互いに一歩も譲らない。
最後は石井がラリアットを狙って走り込んだところをエルガンがカウンターでシットダウンパワーボム。トドメのバーニングハンマーで叩きつけて3カウントを奪った。
試合後、リング上でマイクを取ったエルガンは「俺がプロレスラーを志したのは、常に競争というものに飢えていたからだ。今日戦った石井、彼は自分が望む競争というものを実現させてくれるベストレスラーだ。我々が闘う目標とは、勝つことだ。今日は自分がその勝利という道に戻ることが出来た大切な一戦だ。2018年のニュージャパン・カップの勝者は“ビッグ・マイク”だ」と叫び、対戦相手の石井を讃えた上で優勝を宣言した。