コロナ禍に見舞われ5選手が欠場し王座も返上!緊急事態の2AWでタイトルマッチ戦線が過熱!
22日、千葉・2AWスクエアにて『チーバトル106』が開催された。
2AWでは一部の所属選手・レフェリー(チチャリート・翔暉、浅川紫悠、若松大樹、仁木琢郎、菊池伴実の5人)のコロナ関連での社内規定違反があったため、一定期間の試合出場停止処分となっている。その為この期間で決定済みだったカードも大幅に変更することになった。
浅川は2AWタッグベルトを梶トマトと保持していたが、今回の件でベルトは返上することになり、タッグベルトは空位に。
これに伴い8月15日に行われた『チーバトル105』で、タッグベルト次期挑戦者であったCHANGO&本田アユムを破ったタンク永井&吉野コータローと、真霜拳號&花見達也が空位となったベルトに名乗りをあげ、8月29日に行われる『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』で行われる予定となっていた2AWタッグ選手権試合は、2AWタッグ新王者決定戦3WAYマッチへと変更になった。
第3試合のタッグ新王者決定戦の前哨戦は、吉野vs花見vs本田の3WAYで行われ、ほとんどリング外にいて不気味な動きを見せていた本田が、最終的にレフェリーの死角をつき、ロープに足かけをしながらカバーに入る反則をし勝利。
第5試合も同様にタッグ新王者決定戦の前哨戦として、真霜vsタンクのシングルマッチが行われた。試合はタイトルマッチ級の死闘で時間切れ引き分けとなり、試合後に真霜はタンクを認めながらも「お前には負けない」と強気な姿勢を貫いた。
そして第4試合では、2AW無差別級ベルトを3度防衛している滝澤大志が前哨戦として滝澤&最上九vsテイラー&THE・アンドリュー"キング"拓真のタッグマッチへ。
7月18日『GRAND SLAM in 後楽園ホール』で佐藤耕平の猛攻に耐え防衛を果たした滝澤へ、テイラー・アダムスが乱入しベルトへの挑戦を宣言。前回の『チーバトル105』でナカ・シュウマが突如登場し、滝澤の脳天にパイプ椅子を振り下ろしキングとの共闘を表明していたが、この日組まれた2AW無差別級ベルトの前哨戦では、そのナカがセコンドとして常に介入し王者側は思うように動けなかった。
最終的にはテイラーがラリアットで王者・滝澤を直接沈め、「来週も必ず勝ってベルトを奪う」と言い放った。
滝澤は「あいにくよ、アメリカ行ってたけどよ、俺英語さっぱりわかんねぇんだよ。でもよ、お前ら王国のやり方は今日でよーくわかったよ。来週のTKPで、俺が全員まとめて蹴散らしてやるよ」と叫ぶが、そこに間髪いれずにナカがマイクを握り「おいおいおい、負けたくせに何いうてんねんおい。負けたくせにペラペラ喋りすぎちゃうか?ネクストチャンピオンはテイラー・アダムスなんや。それまでにベルトぴかぴかに磨いとけよ。来週のTKP楽しみにしとけ。俺らに構ってる余裕あんのか連敗チャンピオンがよ。ま、そゆことや。ほな。」と、以前のナカとは全く違う、憎たらしい言葉を放ち去って行った。
来週8月29日に迫った『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』。仲間の多いテイラーに、独り立ち向かう滝澤。3WAYといういつもとは違うタッグタイトルマッチ。ベルトを掴み取るのは誰か、目が離せない。