【会見全文】タンク永井が来年2月大会でプロレスを引退!引退ロードの対戦カードを発表!

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 13日、株式会社リアルクロス社にてタンク永井の引退会見が行われた。
 会見には2AWの十枝利樹代表とタンク永井が出席。

十枝代表「本日はお忙しい中タンク永井の引退記者会見にお越しくださいまして誠にありがとうございます。この場をお貸しいただきましたプロレスTODAY様まことにありがとうございます。急なご案内となって大変恐縮でございますが、2012年10月14日、後楽園ホールの本田アユム戦でデビューして、今日に至るわけですが、わたくしの元に今年の7月に彼から相談がありまして、家庭の事情から、引退をしたいと言う申し出がありました。当時は2AWの進垣リナが引退ロードに入っておりまして、どのタイミングで皆様にご報告をしたほうがよいのかということも社内で悩んだ結果、今日12月13日に皆様にご報告申し上げようと。ちなみにタンク永井の引退試合は来年2月13日のTKPガーデンシティ千葉大会と決めさせていただきました。わたくしの方からは以上でございますが、詳細、引退ロードにつきましては永井の方からご報告申し上げます。本日はありがとうございました」

タンク「本日は皆さん、自分のためにお忙しい中ありがとうございます。今代表の十枝からお言葉があったように、来年の2月13日で引退することを決めました。今年に入って、妻の美央が3人目を妊娠して、体調をかなり悪くするという事がありまして、その中でこれから出産に向かっていくんですけど、プロレスという職業はほんとに毎試合毎試合怪我とのリスクのある職業なので、その仕事をこれから家族を支えていくにあたって続けていくのが厳しいという判断に自分の中でなりましたので今回引退させていただくこととなりました。
 それでも、常々自分が言ってきてると思うんですけど、自分はずっとデビューしてからず~っと強くなり続けて今を迎えていて、肉体的にも精神的にも今が一番全盛期、乗りに乗っている状態だと思います。なんでその、身体を痛めて辞めていくとかそういうことではないので、最後の最後、ほんとに思いっきり自分らしいファイトスタイルで、最後の最後まで思いっきり相手にぶつかっていって完走してやろうかなという思いで、会社にお願いして自分がやりたいカードを最後自分の引退ロードとして組んでいただく事になりました。なので、引退の発表と同時にタンク永井引退ロードとして、これから対戦カードの方を発表していきたいと思います(フリップを取り出す)タンク永井引退ロードとしまして、今日発表して今週の千葉で行われる試合から全試合を引退ロードとして試合を行っていきたいと思います。順番に説明します」


『チーバトル119』
日程:12月29日
会場:2AWスクエア
開始:14:00

▼唯一無二
タンク永井
vs
本田アユム

タンク「1試合ずつタイトルをつけてきたんですけど、12月29日の2AWスクエアの試合で、2AWの本田アユムとシングルマッチをします。こちらのタイトル、唯一無二と書いたんですけど、先程デビュー戦の話をしていただいたとおり、本田アユム選手が自分の後楽園ホールのデビュー戦を務めていただいたので、ほんとにその唯一無二の相手ともう一度、終わりの始まりじゃないですけど、引退に向かっていく終わりの始まりを、自分のほんとに直属の一個上の先輩の本田アユム選手に、自分が培ってきたもの全部ぶつけたいと思います。本田アユム選手は一個上の先輩なので、その相手が残ってくれている事というのが僕の中でもありがたいことだと思って、全部ぶつけてお互いリング上で話したいなと思います」

『2AW 年内最終興行 GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』
日程:12月26日
開始:13:00
会場:TKPガーデンシティ千葉

▼竜虎凶搏
タンク永井/木高イサミ(BASARA)
vs
真霜拳號/十嶋くにお

タンク「その次の試合が、12月26日TKPでの試合なんですけど、今回のスローガンが竜虎凶搏。竜虎相搏という言葉があるんですけど、そこに凶という、その頃の気持ちを一文字だけ入れさせていただきました。自分この同じカードが何年か前に行われた時に、自分の、力のなさで、まあ、一つの自分が強くなるために入ったチームの終わりの引き金を引いてしまったというところがあって、最後にもう一度先輩たちに今の俺をぶつけてみたいという気持ちからこちらのカード組ませていただきました。別にその思い出にひたるわけじゃないですけど、現在進行系、今がどうなってるのかを見せれたらいいなと思います」

『2AW 新春闘い初め』
日程:1月2日
開始:16:00
会場:2AWスクエア

▼崖端歩行
タンク永井/笹村あやめ
vs
バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)

タンク「次のカードが、1月2日、新春闘い初めでバラモンシュウ、バラモンケイのカードを。これは、崖端歩行という名前をつけさせてもらったんですけど、自分が全部、このロードに詰め込みたいと思った時に、自分がファンだった時に新木場に大バラモン展とかの試合を見に行ってたことがあって、その頃には今の情勢的にはできないような結構エグいものがリングに上がったりして、それを潰したりしてむちゃくちゃハチャメチャな試合を楽しませてもらっていたので、最後にそういった人たちと試合して、自分自身が楽しみたい。楽しんだうえで、笹村とちょっと勝利をもぎ取りたいと思っているのでこのカードにさせていただきました」

『チーバトル120』
日程:1月9日
開始:14:00
会場:2AWスクエア

▼一国一城
タンク永井
vs
リッキー・フジ
vs
旭志織
vs
大和ヒロシ(フリー)
vs
最上九

タンク「そして次が1月9日、一国一城というテーマで、タンク永井、旭志織、最上九、大和ヒロシ、リッキー・フジという5WAYの試合を組ませていただいたんですけど、道場の近くに千葉城というお城がありまして、元々ちゃんとしたお城じゃないんですけど博物館がありまして、そこで私一日城主をさせていただいた縁があって、千葉に縁がある人達で城主をちょっと争ってみないかという趣向でこのカード組ませていただきました」

『GRAND SLAM in 2AWスクエア』
日程:1月23日
開始:15:00
会場:2AWスクエア

▼美少女戦
タンク永井
vs
旧姓・広田さくら(WAVE)
vs
植木嵩行(フリー)
vs
笹村あやめ

タンク「そして、この次の試合が1月23日のビッグショーになってるんですけど、その前に1月16日にビッグアドバンスとチーバトルが1日で2大会あります。その試合に関しては、自分が大日本プロレスさんでやりたい相手が決まっているので、今大日本プロレスさんに俺たちがこれでやらせてほしいということを伺っているところで、チーバトルでも組みたい相手がいるので、組んでまた面白いカードをやってみようと思っています。そして1月23日が、美少女戦なんですけど、ちょっとこの試合に関しては、当日来てのお楽しみということにしたいと思います」

『チーバトル122』
日程:1月30日
開始:14:00
会場:2AWスクエア

▼巨人粉砕
タンク永井
vs
石川修司(全日本)

タンク「そして1月30日のチーバトルでは、巨人粉砕ということでですね、石川修司選手とシングルをさせていただこうと思います。引退する身で何言ってんだと思われるかも知れないですけど、自分大きい人に思いっきり当たっていくという試合が一番魅力が発揮できるなと思っているので、ここで巨人粉砕して、一発2AW、いま石川選手は全日本プロレスに上がってると思うんですけど、ちょっとプロレスの勢力図変えてから引退してやろうかなと」

『チーバトル123』
日程:2月6日
開始:14:00
会場:2AWスクエア

▼光輝燦然
[Toll Glänz]タンク永井/吉野コータロー/笹村あやめ
vs
浅川紫悠/梶トマト/チチャリート・翔暉

タンク「光輝燦然と銘打って、今組んでいるトルグランツでガッチリとした試合をしようかなと思ってます」

『タンク永井 完全燃焼』
日程:2月11日
開始:14:00
会場:2AWスクエア

▼完全燃焼
タンク永井
vs
2AW

タンク「そして2月11日は、ここにvs2AWと書いてあってなんのこっちゃわからないと思うんですけど、最後できる限りの選手と戦ってみようかなと思って、こういう風にしてます。特に会社に言ってないんですけど、夢叶えてください(苦笑)あの、なんか、自分がやれる限り団体の選手みんな倒してやろうかなと思っています」

『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』
日程:2月13日
開始:13:00
会場:TKPガーデンシティ千葉

▼犀魂継承
タンク永井
vs
吉野コータロー

タンク「そして自分の引退試合の日なんですけど、今ユニットで一緒の吉野コータロー。吉野コータローは僕の一個下の直の後輩なので、最後にタンク永井という先輩が培ってきたもの全部受け止めてもらって、何か、なんだろう、吉野の今後のプロレス人生にプラスになってくれることを願って、最後に犀魂継承ということで全部ぶつけてやりたいなと思ってます。引退ロードとしては以上になります」

――奥さんの紫雷美央さんの反応はどのような反応でしたか?
タンク「そうですね、どんなふうな反応だったかな・・・なんだろう?まあ結構、自分の身体の事だったんで、それはすごい助かるという風には言ってもらえたんですけど、自分が結婚式の時に、確か美央が8年ぐらいで引退したんですけど、美央と同じキャリアになる時にはお前を超えてみせるよみたいなことを結婚式で来てくれてるお客さん皆に高らかに宣言したんですね。それを引き合いに出されて『全然超えられなかったね(笑)』という感じの言われ方をして、美しく助けてくれてありがとうと言っていたんですけど、最後はズタズタにされて終わったという感じでした(苦笑)」

――来年10月で10周年を迎えると思うのですが、そこまで走りきろうという気持ちはなかったのでしょうか
タンク「そうですね、今のうちの、妊娠して一ヶ月ぐらいで体調が悪くなってしまったので、それを近くで見ていて、今がそういう時なんだなと感じてしまたので、あまり僕の、自分の、どちらかというと僕がプロレスに対して何かあって辞めるとかじゃなくて、正直家族と天秤にかけてしまったというところはあるので、私のタイミングではなくそっちを優先したという感じです」

――第三子が生まれるという事ですが今後は決まっているのでしょうか?
タンク「一応いまのところ、仕事という面はこの後にやれそうなことは見つけてはいるんですけど、当分は家の助けが中心になるかなと」

――2AW辞めた選手はその後も2AWに何がしかの形で関わる事も多いですがタンク選手は
タンク「今のところは関わるという形にはならないと思います」

――今までのキャリアの中で記憶に印象に残る試合というのは
タンク「長州さんの引退前に、長州さんと、あの頃ブルーフィールドですかね?ブルーフィールドでK-UPで当たれて、試合の後に話をさせていただいたんですけど、すごい印象深い、すごいとても心に残る話ししてもらったなと思います。あと、自分が元々、レスラーになるきっかけが、佐々木健介さんに憧れていたんですけど、自分がデビューしてすぐの頃に健介オフィスの試合に出させてもらっていて、ちょうど僕が後楽園の健介オフィスの試合、ダイアモンドリングの試合だったかさだかじゃないんですけど、その頃にオファーしてもらって、出たときに、健介さんが突然後楽園で引退決めた時だったので、なんだか、ほんとにその時はそういうめぐり合わせでここに呼んでもらえたのかなとすごい感動した記憶があります」
十枝代表「私的にはタンク永井と火野裕士のね、STRONGEST-KのタイトルマッチをTKPで、永井が勝ったんですけど、その試合が印象にありますね。もちろん本田とのデビュー戦もね、彼とは彼が練習生の頃から私経営をさせていただいてたんで、デビューの後楽園の先程申し上げた2012年、10月14日、本田アユムとシングルマッチで、腕ひしぎ逆十字かなんかでとられたんですが、その2つの試合が印象にあります」

――他の選手スタッフの反応は
タンク「みんな、まだまだやれるだろうという」
十枝代表「みんなびっくりしてましたね。時期的に。まだ今から脂が乗って、選手として、もう1段もう2段上がる時期だとみんなが思ってましたので、実はある大会が終わったあと控室で、選手の皆には集まって頂いて、選手の皆にはそこで報告を永井の方からしてもらったんですが、非常にまずはびっくりして、感極まって涙する選手もいました。我々経営陣もスタッフも、非常にビックリもしたし寂しかったし、ビジネス的に言うと一枚外れるなというようなことをすごく強く感じました。ただやはり永井の人生、永井の家族を大事にするというその気持ちを一番に尊重すべきだというところから、ほとんどの選手スタッフは本人がやりたいことをやりきって、引退ロード組んで引退しようというような感情に、いうような考えに、いうような趣にだんだん変わってきて。人生でも、あるいはプロレス上でも、永井に対して先輩だったり、同じユニットだったりするメンバーから色々、私も知らないアドバイスをもらってると思います。非常にビックリして、非常に寂しいというのが今の感情です」

――引退ロードでタンク永井選手が一番見せたいものは
タンク「今一枚外れるって話をしてもらえたんですけど、すごい自分勝手ですけど、めちゃくちゃ惜しいやつが引退するなっていう風に思わせて辞めていきたと思います(笑)それを少しでもこのロードで見せていけたらほんとに僕は万々歳で引退していけるなと。それがその、こういう奴を育てた団体が2AWだとプロレスファンにバーっと伝わって、これから先2AWが、僕がこの先千葉で子育てしてる時にも、ここでも見るのかよここでも見るのかよとなるのが、一番最高の形かなと思います」
十枝代表「今の質問に回答として加えると、彼が千葉の稲毛の出身なんですね。高校も知っていて、2AWとしては千葉密着発信型プロレス団体、地域密着というのを強く3年前から謳ってきて、非常にそのリング外でも起業家の方とか、あるいは公共施設、JRさんであるとか、千葉城であるとか、永井が千葉出身で自分が千葉のプロレス団体にいるんだというところをほんとにアピールしていただいて、我々が色々なスポンサ―さんであったり支えて頂ける企業、あるいは公共施設のみなさんの方に、ほんとにご協力いただいた中でプロレスが展開できる礎を彼が作ってくれたので、それを引き継ぐ人間がより大事により大きく、花開くように頑張っていきたいなと思っております。永井が子供を連れてきて遊びに来れる、例えば千葉動物公園でも毎年やらせていただいたり、千葉城今年ちょっとできなかったのですが、色んな千葉のそういう施設でですね、色んなイベント会場でプロレスを提供していきたいなと。永井の目にも触れることができて、あー2AW俺がいなくても頑張ってるねと永井家が思ってくれる団体に、一歩ずつ、ちょっとずつですけど、このコロナ化を打ち破って成長していきたいと感じてます」
タンク「すごく残念だったのが、去年稲毛駅の構内でプロレスをやろうという話が進んでいて、もうあと一歩でできるというところでコロナがちょうど来てしまってそれが中止になって、今年もやるぞーって自分が地域の人たちに話をしにいって、もうできるとなったところでまたコロナでダメだったというのがあったので、正直そういう点に関しては、もうほんとに直接的に千葉を盛り上げたいという思いがここ何年かすごい強かったんですけど、そのへんでは正直持っていなかったのかなと思います」
十枝代表「永井が残してくれた課題だよね」
タンク「そうですか?色々残したい(笑)」

――引退ロードの中で吉田綾斗選手の名前がなかったが
タンク「吉田とはめちゃくちゃ思い出があってまぁ、なんだ、あんなふうに、あんな厳しい付きつけられ方をしたんですけど、今のあいつらのスタンスでは俺と絡む必要ないよという感じでいるので、自分からは今回求めないようにしようという風に思ってるんですけど、ただ、この、自分が2月11日に完全燃焼ということで2AW選手やりたい奴と全員とやってやるという、まだ試合形式とか決まってないんですけど、そこに出てきて俺を叩きたい気持ちが少しでもあるんだったら、来てみろという感じですね。あっちの判断に任せたいです」

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