「2AWの景色を俺らが変える!」仁木琢朗&若松大樹が若き力で2AWタッグ王座奪取宣言!
22日、千葉・2AWスクエアにて『チーバトル97』が開催され、2AWタッグ王座に挑む気鋭の若手タッグが想いを叫んだ。
GW期間中に開催された『ちばまつり』での若手リーグADVANCE CUPの初代優勝者となった仁木の元へ、以前行われた7番勝負挑戦権争奪1DAYトーナメントで優勝したため今回のリーグ戦にはエントリーされていなかった若松大樹が現れ、タッグ結成を要求。仁木もこれを受け入れ、気鋭の若手タッグで2AWタッグ王座へ挑戦することになる。
本大会の注目すべきカードは、30日の『GRAND SLAM in 2AWスクエア』で行われる2AWタッグ選手権、真霜拳號&花見達也vs仁木琢朗&若松大樹の前哨戦。ベルトへの挑戦が初となる2人にとって、決戦を約1週間後に控える中での直接対決はとても重要な一戦だ。
セミファイナルでは真霜vs仁木、メインイベントでは花見vs若松のシングルマッチが実施。
セミファイナルで先に入場した仁木は、後から入場してくる真霜の姿を鋭い眼光で睨みつけ、ゴングが鳴る前にドロップキックで奇襲を仕掛ける。その後も勢いのある仁木は止まらず、場外戦でも優位に立ち、その気迫ある姿を見せつけた。そして仁木は渾身のマッドスプラッシュを喰らわせてあわやという場面を作り出すも、即座に丸め込まれて3カウントを取られた。
メインイベントは、セミファイナルとはガラリと変わり静かな始まりとなった。
試合序盤、花見と若松はお互い睨み合い相手の出方を伺うも、次第に2人の闘いは熱を帯び激しくぶつかり合う。終盤まで両者ともにバチバチとした闘いを展開するものの、最後は花見が袈裟コブラを決め勝利した。
試合後、両者のパートナーが揃い4人で対峙すると、花見は「おい若松。やっと感情出てきたんじゃねえのか。ただな、前々から言ってんだろ。まだまだ、まだまだ足んねぇんだよ。今日の試合、1ミリも負けると思ってねぇよ。そしてこのベルトも1ミリも取られると思ってねぇよ。もっと必死によ、もっと向かってこいって言ってんだよ。このベルトを持ってもっと2AWの価値を上げようとしてる俺や真霜には敵わねぇんだよ。後一週間、もっと死ぬ気で取りにこい」と若き挑戦者たちに発破をかける。
これを受けた仁木は、「おい、真霜拳號。今日は最後の最後に負けたけどな、俺は30日までお前を研究し尽くして、最後は真霜拳號お前から3カウントを取ってやるよ。2AWを良くするために、俺たちがそのベルトを獲る」と気合いをぶつける。
そして若松も「どうしても勝たなきゃいけなかったけど負けちまった。でも、みなさん知ってる通りプロレスにはタッグマッチというルールがあって、ひとりひとりの力が相手に及ばなくてもチーム力で勝れると俺は思ってる。だから俺はプロレスが好きだし、プロレスラーになりたかったんだよ。毎日同じ釜の飯を食って、同じ時間を過ごしてる仁木と一緒に必ずベルトを取って、この2AWの景色を俺らが変えるんで、みなさん応援よろしくお願いします。ありがとうございました」と未来の2AWを背負っていく覚悟を叫んだ。
王者組、挑戦者組お互いが2AWをもっと良くしようとし、そしてベルトの価値を上げようと奮闘している。
王者組が4度目の防衛を果たすのか、初挑戦となる挑戦者組がベルトを取り団体の景色を変えていくのか。その答えは30日の『GRAND SLAM in 2AWスクエア』で出ることになる。