左膝前十字靭帯断裂で緊急搬送された刀羅ナツコの魂を胸に大江戸隊が大奮戦!「刀羅ナツコがいた気がした」
6日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』が開催され、リーダーの刀羅ナツコを欠いた大江戸隊が奮戦し衰えぬ勢いを見せつけた。
ナツコは今月4日の横浜武道館大会で“ビッグダディ三女”林下詩美の持つワールド・オブ・スターダム王座に挑戦し、試合中に詩美を場外の机に寝かせてコーナーからダイビングボディプレス。机にめり込むほどのダメージを受けて朦朧とする詩美へ追撃の場外ダイビングフットスタンプを投下するが、着地時にバランスを崩して負傷。
ナツコはドクターチェックを振り払って「やるって言ってんだろ!」と試合続行を要求して強引に立ち上がるもすぐに倒れて膝を押さえて悲鳴を上げる事態に。詩美がフラつきながらもコーナーになんとか這い上がったのを見て、レフェリーが試合をとめて詩美の勝利を宣言。
足を固定される処置をされながらナツコは「詩美!おい、足治ったら、一番最初に挑戦させろよ!だから、それまで!クソみてーなテメーでも!ベルト持ってろ!!お前の腰から、そのベルト剥がすのは!私なんだよ!!」と号泣しながら叫び、タンカに乗せられ緊急搬送。後日、左膝前十字靭帯断裂と診断され6日の後楽園ホール大会から欠場することとなった。
リーダーを欠いた大江戸隊であったが、メンバーたちはナツコの魂とともに奮戦。
第3試合に出場した琉悪夏はナツコ愛用の凶器である鉄パイプを使ったキャメルクラッチでゴッデス・オブ・スターダム王座(タッグ王座)を持つジュリアをKO。試合は琉悪夏の反則負けに終わったものの、試合を終えたジュリアは「刀羅ナツコが、刀羅ナツコがいた、気がした。あぁ、アレは刀羅じゃねーよな。琉悪夏だったな……」と琉悪夏にナツコの影を感じていた。
そして第4試合に出場したナツコの一番の盟友とも言える鹿島沙希は、左目にナツコと同じ模様のカラコンとフェイスペイントを施して登場。大江戸隊との抗争が続く岩谷麻優率いるSTARSとの試合でナツコに代わって指揮を執り、セコンドも交えた大江戸隊全員での同時攻撃を見せるなどの結束力で岩谷をあと一歩のところまで追い込むものの、STARSの集中攻撃を被弾した鹿島が岩谷のムーンサルト・プレスの前に敗れた。
しかし、試合後にはナツコの次にマイクを持つことが多かった小波がSTARSとのさらなる抗争を要求。大江戸隊に強奪されたフキゲンです★、スターライト・キッドを取り戻したいという岩谷の弱みにつけ込み、岩谷1人vs大江戸隊5人の勝ち抜き戦を飲ませるなど悪の話術を巧みに使ってSTARS壊滅に向けてコマを進めた。
この大江戸隊の仲間たちの奮戦はファンの心を打ち、大会後には『大江戸隊』がTwitterのトレンド入り。これを受けたナツコは自身のTwitterで仲間たちの試合写真を掲載しつつ「ありがとな」と投稿した。