「KING OF DDT」制した竹下幸之介、8・21川崎で秋山準が保持するKO-D無差別級王座への挑戦が決定!「敵だと思ってるんで、DDTにKO-D無差別のベルトを取り戻す!」

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 7月4日の東京・後楽園ホール大会で「KING OF DDT 2021」トーナメントを制したDDTプロレスの竹下幸之介が同5日、東京・千代田区の神田明神内で一夜明け会見を行い、KO-D無差別級王座獲りを力強く宣言した。

 冒頭、竹下は「昨日、自宅に帰ってから自分の試合を見直したけど、決勝であの火野裕士選手によく勝ったな、そんな気持ちになりました。プロレス界トップクラスの化け物級レスラーから、完全な3カウントを奪えたってことはフィジカル、メンタル、運、勢い、そのすべてが今一番整っている何よりの証拠だと思います。この優勝は偶然ではなく必然で、今の竹下幸之介だからできたんだと思ってます」と自信たっぷりに話した。

 ここで、今林久弥GMが8月21日、富士通スタジアム川崎(旧川崎球場跡地)で開催される「WRESTLE PETER PAN 2021」で、王者・秋山準VS挑戦者・竹下によるKO-D無差別級選手権戦が決まったことをアナウンスした。

 これを聞いた竹下は「僕が8・21富士通スタジアム川崎のメインイベントに立つ。KO-D無差別のベルトに挑戦するということは、昨日の試合を見ていただければ異論はないんじゃないかと思います。昨年11月(3日)、12月(27日)と秋山選手に2連敗して、そこから半年が経ちました。僕にとっては長い夜が明けるというか、たかが半年ですけど、本当に長い半年間で。いろいろもがきましたし、苦しみました。でも、4月のAEW参戦から何かを変えていかないと、再び秋山選手の対角に立てる日は来ないと。そう思って、自分なりに行動した結果、今一番脂が乗った竹下幸之介で、自信をもって、秋山選手の前に立てることを楽しみにしています。富士通スタジアム川崎という大きな舞台で、竹下幸之介が再びDDTのトップに立つ準備は整いました」と力を込めた。

 そして、「(トーナメント制覇できたのは)自信なんです。2年前に優勝したときは、あのときも自信はありましたし、自分が一番強いんだという自負もありました。絶対優勝してやる、俺しか優勝しないだろという気持ちでリングに立ってたんですけど、今回はそういう気持ちですらなくて。ありのままの自分で、ナチュラル竹下でリングに立つ。試合が終わってみれば自分が勝ってるという。懐の深い、スケールの大きいレスラーになりたい。そういうテーマが自分のなかであったので、相手を包み込んであげるような。そんな気持ちでリングに立ってて、終わってみれば優勝していた。変型チキンウイング・フェースロックという新しい武器もありましたけど、変にプレッシャーを感じることもなく、ありのままの自分で優勝できた」と達観したコメントを残した。

「秋山はどう映っていたか?」との問いには、「新鮮だったと思うんです。DDTに定期参戦して、約1年。マッチアップの面でも初対戦、初シングルとか、そういうのが多いなか、新鮮だったんじゃないかと。だからこそ話題になるものもあった。でも、その新鮮なマッチアップというのは、僕が止めちゃってもいいかなって。まだ見たい組み合わせがあると思うけど、それはタイトル戦でなくてもいいと思うので。今はDDT所属の秋山選手ですけど、僕は一発やり返すまで、外敵じゃないけど、倒さないといけない相手、もっと言えば敵だと思ってるんで。DDTにKO-D無差別のベルトを取り戻す。そんな気持ちでいます」と語った。

 8・21川崎は野外会場でのタイトル戦になるが、「僕はもともと陸上競技をトップ選手でやってたんで。陸上なんて野外でスタジアムで何度もやってるわけで。高校時代、八種競技、十種競技みたいなのをやっていたので、ずっと走る飛ぶ投げる、すべてにおいてスタジアムで闘ってきたので、場所がふだんと違うことへの不安はない。僕はプロレスを見始めて、4歳、5歳のときにはFMWのビデオを見て育ったので、そういう意味では旧川崎球場というのは感慨深いものがあって。22年経って、自分がそこのメインイベントに立ってるという。DDTの、プロレスのおもしろさだと思います」と述べた。

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