山下実優&伊藤麻希が沙希様&メイ・サンからプリンセスタッグ王座獲りを宣言!山下「2冠というのは東京女子にとって、初めてですし、ますます勢いがついて、自分自身もっともっと強くなる」
東京女子プロレスが6月10日、東京・千代田区の神田明神内で記者会見を開き、同17日の東京・後楽園ホールで、NEO美威獅鬼軍の沙希様、メイ・サン=ミッシェルが保持するプリンセスタッグ王座に挑む「120000000(ワン・トゥー・ミリオン)」の山下実優、伊藤麻希がベルト獲りを宣言した。
挑戦者チームの山下は「先日のサイバーファイトフェスで、私はシングルのベルトを防衛して。伊藤も見て分かる通り、イケイケで。121000000、今一番勢いがあると思います。ついに私にとっては初めての(プロレス雑誌の)表紙になれました。秋山(準)さん、丸藤(正道)さん、ヨシヒコさんと。この4人で」と言うや、伊藤が机を叩いて、「そういうことじゃないだろ。オマエそれで満足なのか。秋山準でさえ、ヨシヒコを呼んだんだぞ。なんでオマエは私のことを呼ばなかったんだ。本当にタッグでヤル気あるのか? 自分のことしか考えてない。伊藤はオマエをメチャメチャ応援したよ。表紙を取って、2冠になって、それで満足なのか。自分のことばっかり」と絶叫して激怒。
机を叩き返した山下は「ふざけんじゃないよ。私は伊藤のことが大好きだよ。なんで分かんないんだ。オマエが一番応援してくれたよ。セコンドの声、聞こえてたよ。私のこと分かってんのか!」と言い返した。
すると、伊藤が泣き出して、「大丈夫です。再来週、各メディアの表紙を私たちがジャックします。本当に愛してるのか? オマエは!」と問いただすと、山下は「好きだって言ってんじゃないか。121000000が一番最高だって!」と叫び、伊藤は「伊藤はそう思うよ。タッグベルト絶対獲ります!」と王座奪取を誓った。
2人の大声でのやりとりに、おびえたメイ・サンは「沙希様、ワタクシたちはなぜまたこの方々と闘わなくてはならないのですか? しつこい方はお嫌いです。ですが、メイ・サンはお久しぶりのお試合です。お試合に出ていない間、おベルトのためにたくさんのことをしてまいりました。おピアノ、お習字、おバレエ、お茶道、おそろばん、お公文もしました。ですので、お後楽園ホールで、この方々とお試合する。沙希様、お鼻がとんこつの匂いで取れそうでございます」と発言。
沙希様は「大丈夫よ。もういいのよ。皆さんは先ほどのこの2人のお話をどうお思いになられたかしら。別れ話ならよそでやってくれないかしら。さっきから聞いていれば、すごい野蛮な獣のような叫び声。隣にいて耳が痛くなったわ。数々のワタクシたちへの無礼。それもワタクシたちの美しさに免じて許して差し上げるわ。あの叫び声が6月17日、お後楽園ホールで苦痛の叫び声に変わる瞬間、この威勢のいいお2人があきらめる瞬間、絶望の顔に変わる瞬間。今からすごい楽しみなの。この2人が叫べば叫ぶほど、ワタクシのそういうところが興奮してきちゃう」と独特の表現で王座死守を宣言。
このタイトル戦は王者組の意思とは関係なく、伊藤の一方的な要求で決まったが、沙希様は「後から聞いて知ったわけ。なんでワタクシたちのスケジュールを勝手に決められなきゃいけないわけ。正直腹が立ったわ。だけどね、このおピンクの2つのベルト、メイ・サンが欲しいって言うから獲って差し上げたのだけれど、持ったところで何も刺激がなかったわけ。お試合して、少し刺激を感じたのは、このお2人だったから。ちょうど刺激が欲しかったから許して差し上げるわ」と発言。
121000000が王座を奪取した場合、山下はプリンセス・オブ・プリンセス王座との2冠王となり、ハードスケジュールとなるが、山下は「大変になることはないです。2冠というのは、東京女子にとって、初めてですし、ますます勢いがついて、自分自身もっともっと強くなると思うので。楽しみでしかない」とコメント。
最後に伊藤は「目指す先は東京女子をまず制覇して、次は日本を制覇して、世界に羽ばたき、そしてもう1回山下とシングルをやる。それで改めて、このタッグが深いものになればいいなと思います」と締めくくった。