“Gカップグラレスラー”ウナギ・サヤカがミラノコレクションA.T.直伝の必殺技で“Hカップグラレスラー”白川未奈との王座決定戦へ進出!
8日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『Road to TOKYO DREAM CINDERELLA 2021 Special Edition』が開催され、ウナギ・サヤカと白川未奈がフューチャー・オブ・スターダム王座争奪トーナメント決勝戦に進出した。
フューチャー・オブ・スターダム王座はキャリア3年以内の選手にのみ挑戦権が与えられるシングル王座であり、現在赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)を持つ林下詩美も巻いていたスターダムの登竜門的な王座。
昨年12月に生え抜きの飯田沙耶が悲願の初戴冠を果たし、その武骨なファイトスタイルで3度の防衛を重ねてきたが、今年5月に飯田の負傷による長期欠場に伴って王座を返上。空位となった同王座をめぐり、7選手による新王者決定トーナメントが開催されている。
この日の第1試合では、双子の女子中学生レスラーである妃南と吏南による1回戦が行われ、吏南が柔道殺法にラフ攻撃も加えた変則ファイトで翻弄していくものの、これを耐えきった妃南が外道クラッチの形から入る変形エビ固めで勝利。
第2試合では、ウナギ・サヤカvs羽南の準決勝戦が実施。羽南が払い腰や巴投げなどで巧みにグラウンドに引き込み、マフラーホールドやヒザ十字固めなど徹底した足への一点集中攻撃。ウナギは、そんなことより一献くれまいか?(※フラップジャック)、松風と共にあらん!(※スパインバスター)をカウンターで的確にヒットさせていき、最後はスターダムのコーチを務めるミラノコレクションA.T.から直伝されたという新技・大儀であった(※変形MADE IN JAPAN)を解禁して3カウント。
退場後、ウナギは入場を控えていた白川とすれ違う際に「未奈ちゃん、決勝でね!」と言葉をかけて控室へ。
第3試合では、白川未奈vs妃南の準決勝戦が実施。妃南はこの日2試合目にも関わらず積極的な姿勢を見せ、腕十字固めを軸にした腕攻めを展開。白川もメキシコ修行で身につけた得意の変則ロープワークで翻弄してからのフライング・クロスチョップやダイビング・フォアアームなどを見せ、ロープに飛んだ妃南にカウンターのルーテーズ・プレスを決めて3カウント。
試合後、白川は盟友・ウナギとの決勝戦が決まったことについて「彼女は確かに運があるし、運も実力の内なんですけど、プロレスの実力というところでは負ける気がしないので、今まで自分たちがやってきたことをぶつけ合って、コズエンが最高の試合をする。その上で自分が勝つことだけですね、考えてるのは」と自信を見せた。
フューチャー王座を争うこととなった2人は、ともにCOSMIC ANGELSのメンバー。
COSMIC ANGELSは、“宇宙一かわいいアイドルレスラー”中野たむが“Hカップグラドルレスラー”白川未奈と、“Gカップグラドルレスラー”ウナギ・サヤカとともに結成した3人のユニットであり、昨年12月にアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)を獲得してから防衛を重ね続け、今年5月には最多防衛記録を塗り替えるなど破竹の勢いを誇っている。
白川は昨年10月から、ウナギは昨年11月からスターダムに参戦したニューカマーであり、“スターダムの未来”の名を冠するベルトをこの2名が争うことは新時代の到来を予感させる。今年4月1日付でスターダムへ正式入団したウナギが所属後初の栄冠を手にするのか、デビュー団体であるベストボディ・ジャパンプロレスでシングル王座であるBBW女子王座の戴冠歴もある白川がキャリアで勝るのか。
その結果が出る当該トーナメント決勝戦の日程は後日発表される見込みだ。