“ビッグダディ三女”林下詩美が赤いベルト戦を前に朱里との前哨戦に敗北!「あなたを倒して、最強の赤の女王になります」

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 8日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『Road to TOKYO DREAM CINDERELLA 2021 Special Edition』が開催され、林下詩美が朱里との赤いベルト戦を前に前哨戦で敗北した。

 詩美はバラエティ番組などに数多く出演する“ビッグダディ” 林下清志さんの三女であり、2018年にスターダムでデビュー。その直後から数多くの王座を戴冠していく新人離れした破竹の快進撃を見せた。そして昨年11月の仙台大会では、デビュー3年目にして岩谷麻優を撃破し最上位のシングル王座であるワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)を戴冠すると、今年1月5日には団体の顔として新日本プロレスの東京ドーム大会に出場し提供試合を行った。
 エディオンアリーナ大阪第1競技場、日本武道館、横浜武道館とスターダムのビッグマッチでの防衛戦を重ねてさらに成長し、押しも押されもせぬ絶対王者となっている詩美の前に立ちはだかったのは、赤いベルトに並々ならぬ思い入れを持つ朱里。

 朱里はTAJIRIの愛弟子としてハッスルでデビューし、その後シュートボクサーとしても闘いつつSMASH、WNCで活躍。その後は総合格闘技に専念し、PANCRASEでストロー級クイーン・オブ・パンクラスを戴冠。さらには2017年にはUFCと契約して日本人女子として初めて勝利を挙げるという偉業を成し、2019年から日本の女子プロレスに復帰。昨年1月からスターダムにレギュラー参戦し、その人柄と実力からあっという間にスターダムになくてはならない存在となっていった。
 他団体からの参戦が続いていた朱里だったが、昨年10月の横浜武道館大会で岩谷麻優が持っていた赤いベルトに挑んで敗れた後に「やっぱり、赤いベルトを取るにはそれなりの覚悟が必要で、私はスターダムの内部に入って、そのベルトを一から狙っていく」という決意を固め、同年11月付でスターダムへ入団。そして今年4月に因縁の地である横浜武道館大会で赤いベルトを防衛した詩美へ名乗りを上げた。

 この日の大会オープニングでは、リング上で両者の公開調印式が実施。
 詩美は「朱里さんに最初こそ少し圧倒されたところもありましたが、今は“ものが違う女”朱里を相手にどう戦おうか考えてる毎日です。6月12日、大田区総合体育館、最後はこの新時代の旗手・林下詩美が勝って、ベルトを防衛して、真っ赤な詩美の世界を皆様にお見せしたいと思います」と王者の貫禄を見せ、朱里も「私は去年10月3日、赤いベルトを賭けた試合で岩谷麻優に負けたあの日を忘れません。私はこの赤いベルトを取るために覚悟を持って、スターダムに入団しました。そして、チャンスが来ました。このチャンス、必ず掴みます」と熱い想いを淡々と語った。


 メインイベントでは、両者の前哨戦として林下詩美&上谷沙弥&渡辺桃vsジュリア&朱里&舞華の6人タッグマッチが実施され、詩美と朱里が互いを意識してバチバチとぶつかり合う。固い絆で結ばれている両チームの連携攻撃が入り乱れる展開となり、互角の展開で終盤戦に突入する。しかし、現ゴッデス・オブ・スターダム王座(タッグ王座)を持つジュリア&朱里のコンビネーションは頭一つ抜けており、大蛇(合体式変形フィッシャーマン・バスター)を始めとした合体攻撃が次々炸裂。最後は舞華が桃をみちのくドライバーIIで沈めた。

 試合後、マイクを取った朱里が「私がその赤いベルトの新チャンピオンになる。そして、朱色に染め上げて、朱世界の始まりにする。よーく覚えとけ」と挑発するも、詩美は「私は、もう動揺しない。朱里さん、あなたを倒して、最強の赤の女王になります」と冷静に対処。
 静かに闘志を燃やし合う2人の決戦は、6月12日の大田区総合体育館大会にて行われる。

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