【試合詳細】6・12 スターダム大田区総合体育館大会 【ワールド】林下詩美vs朱里 【シンデレラT決勝】上谷沙弥vs舞華 岩谷麻優&スターライト・キッド&羽南&コグマ&門倉凛vs刀羅ナツコ&小波&フキゲンです★&琉悪夏&鹿島沙希
『シンフォギアXD presents TOKYO DREAM CINDERELLA 2021 Special Edition~CINDERELLA TOURNAMENT 2021(準決勝~決勝)~』
日程:2021年6月12日(土)
開始:16:00
会場:東京都・大田区総合体育館
観衆:1240人(コロナ対策限定人数)
▼第0試合 3WAYバトル 10分1本勝負
[大江戸隊]○吏南
5分43秒 ジャックナイフ式エビ固め
[Queens Quest]●妃南
※もう1人はレディ・C
▼シンデレラ・トーナメント準決勝 15分1本勝負
[COSMIC ANGELS]●ウナギ・サヤカ
8分5秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
[Donna Del Mondo]○舞華
※舞華がシンデレラ・トーナメント決勝進出
▼シンデレラ・トーナメント準決勝 15分1本勝負
[Queens Quest]○上谷沙弥
8分51秒 スター・クラッシャー→片エビ固め
[Donna Del Mondo]●ひめか
※上谷がシンデレラ・トーナメント決勝進出
▼スペシャル3WAYタッグバトル 20分1本勝負
○AZM/なつぽい
12分58秒 A・サイクロン
渡辺桃/●白川未奈(フリー)
※もう1組はジュリア/中野たむ
▼STARS vs 大江戸隊全面戦争イリミネーションマッチ 30分
●[STARS]岩谷麻優/スターライト・キッド/羽南/コグマ/門倉凛(Marvelous)
5-4
○[大江戸隊]刀羅ナツコ/小波/フキゲンです★/琉悪夏/鹿島沙希
※スターライト・キッドが大江戸隊へ強制加入
<1人目>
[STARS]○岩谷麻優
7分18秒 ドドンパ→片エビ固め
[大江戸隊]●琉悪夏
<2人目>
[STARS]○コグマ
9分52秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
[大江戸隊]●小波
<3人目>
[大江戸隊]○フキゲンです★
10分49秒 ダイビング・セントーン
[STARS]●羽南
<4人目、5人目>
[大江戸隊]●フキゲンです★
11分50秒 両者オーバー・ザ・トップロープ
[STARS]●門倉凛(Marvelous)
<6人目>
[大江戸隊]○鹿島沙希
13分1秒 起死回生
[STARS]●コグマ
<7人目>
[大江戸隊]○鹿島沙希
14分22秒 起死回生
[STARS]●岩谷麻優
<8人目>
[STARS]○スターライト・キッド
15分29秒 エビ固め
[大江戸隊]●鹿島沙希
<9人目>
[大江戸隊]○刀羅ナツコ
17分57秒 デスバレーボム→片エビ固め
[STARS]●スターライト・キッド
▼シンデレラ・トーナメント決勝 時間無制限1本勝負
[Queens Quest]○上谷沙弥
15分5秒 フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
[Donna Del Mondo]●舞華
※上谷がシンデレラ・トーナメント初優勝
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】△林下詩美
30分0秒 時間切れ引き分け
【挑戦者/Donna Del Mondo】△朱里
▼再試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】▲林下詩美
13分19秒 両者KO
【挑戦者/Donna Del Mondo】▲朱里
※詩美が5度目の防衛に成功
詩美が朱里との赤いベルト戦で計43分19秒の大熱闘!上谷がシンデレラ・トーナメント初優勝し師匠・たむの白いベルトへ挑戦表明!キッドが絶望の大江戸隊強制加入!
第0試合
ゴングが鳴ると吏南と妃南がエルボーで打ち合っていき、横からレディ・Cが入っていこうとすると2人でダブルチョップからのサンドイッチドロップキック。妃南がレディ・Cをキャメルクラッチに捕らえて吏南に攻撃を促すも、吏南がドロップキックを放った先は妃南。
吏南は妃南をヘアホイップで投げ捨てて串刺しドロップキックを連打。ここにレディ・Cが入ってきて2人をそれぞれコーナーに振って串刺しビッグブートから吏南にボディスラム。妃南が突っ込んできてレディ・Cに払腰、吏南にレインメーカー式払腰、レディ・Cに大外刈、倒れたレディ・Cの上に吏南をボディスラムで投げ落とす猛攻。妃南がロープに飛ぶもレディ・Cが追走して串刺しビッグブート。レディ・Cは吏南&妃南をコーナーに重ねて2人にまとめて串刺しビッグブートを放つが、2人が同時に回避しダブルの巴投げ。吏南と妃南が体固めの奪い合いとなり、妃南の体固めの上から吏南がフットスタンプ。吏南はエルボー合戦で妃南に打ち勝つが、その背後からレディ・Cが組み付き河津落とし。
レディ・Cは吏南をチョークスラムで叩きつけるが、フォールに入ろうとしたところで妃南が足払いから外道クラッチ。キックアウトされると払腰から大外刈、さらにオリジナル技の変形アバランシュホールドで叩きつけるも、フォールに入った妃南を吏南がスクールボーイからジャックナイフで固め、これで3カウント。
第1試合
ゴングとともにエルボーを打ち合っていき、コーナーへの振り合いを制したウナギが舞華のテーピングでガチガチに固められた足へと串刺しビッグブート。舞華が悲鳴を上げて転がりまわると、ウナギはロープに絡めてのニーロック、ストンピング連打からのレッグロック、ニークラッシャーと足への集中攻撃をかけ、さらに投げ技を狙うが舞華が耐えてロックボトムからブレーンバスター。
舞華は足のダメージからさらなる攻撃に移れず、ウナギが舞華をトップロープ越しにエプロンに放り出しスライディングキックで蹴落とそうとするが、舞華がジャンプでかわしそのままフットスタンプ。
舞華はボディスラムからスライディングラリアット、スリーパーホールドと攻勢をかけエルボー合戦に打ち勝って払腰。さらに巴投げを狙うがウナギが耐えてギロチンドロップ。ウナギは雄叫びを上げながら舞華の顔面にビンタを叩き込みXファクターからギロチンドロップ。さらにこれより我は修羅に入る!を狙うが、舞華が追いすがって雪崩式ブレーンバスター。さらに炎華落としを狙うが、ウナギが背面着地し松風と共にあらん!からこれより我は修羅に入る!を投下。
これを返されるとウナギがロープに飛ぶが、舞華はカウンターのラリアットで迎え撃ち、山茶花で叩きつけてから炎華落としの体勢も、ウナギが背面着地してスクールボーイ。舞華がキックアウトすると踵落としで追撃し、大儀であったを狙うが舞華が振り払ってスリーパーホールドからみちのくドライバーIIで突き刺して3カウント。舞華がシンデレラ・トーナメント決勝戦進出を決めた。
第2試合
ひめかが先に入場して待ち受け、上谷が入場後にコーナーに上ってポーズを決めたところでガウンを投げつけて奇襲の構えを見せるが、一旦仕切り直してゴングを待つ。
ゴングが鳴るとひめかが突っ込んでいくが、上谷はリープフロッグや側転で軽やかにかわしてドロップキック。ひめかは倒れず耐えるが上谷はさらにドロップキックで追撃してひめかの上半身だけロープ越しにエプロンに出し、エプロンから踵落とし。さらにフルネルソンで痛めつけコーナーに振ろうとするが、ひめかが振り返して串刺しガットショットから担ぎ上げてそのまま投げ落としてOTR勝利を狙おうとするが、上谷がエプロンに着地。突っ込んでくるひめかをロープを下げて落とそうとするが、ひめかが寸前で立ち止まるとスワンダイブ攻撃を狙う。ひめかはこれをかわしてジャンピングニーを叩き込み、シュミット式バックブリーカーから逆エビ固め。上谷がこれをブレイクするとJPコースターで叩きつけて上からフォールに入るが、上谷は下から組み付いてエビ固め。ひめかがキックアウトしてロープに飛ぶと二段蹴りで迎撃。
両者膝立ちになりながらエルボーを打ち合っていき、上谷は劣勢となるもニールキックをクリーンヒットさせスター・クラッシャーの体勢へ。ひめかはこれを振り払ってショートレンジラリアットで叩き伏せ、スライディングラリアットからパワーボム。さらにひめかボムを狙っていくが、上谷がエプロンに着地しスワンダイブ式ダイビングクロスボディ。さらに後頭部への低空ドロップキックを突き刺してからスター・クラッシャーを狙うが、ひめかが振り払ってラリアット。さらにラリアットを狙うが上谷がニールキックでカウンターし、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドからスター・クラッシャーで突き刺して3カウント。上谷がシンデレラ・トーナメント決勝戦進出を決めた。
第3試合
当初はジュリア&なつぽいvs渡辺桃&AZMvs中野たむ&白川未奈という三軍抗争の3WAYタッグマッチが発表されていたが、ジュリアが「こんな豪華メンバーが集まっているのになんのテーマもないなんて面白くない」とチーム編成を当日抽選で決めることを提案し、これが実現。安藤リングアナが持ったクジを各選手が引いていき、ジュリア&たむvsAZM&なつぽいvs桃&白川のユニット混成タッグによる対戦に。
日本武道館のメインで白いベルトをかけて闘ったジュリアとたむはギクシャクしながらも「やれんのか!」と互いにビンタで打ち合って気合を入れ、同じく日本武道館決戦を行ったハイスピード戦線でしのぎを削るAZMとなつぽいは笑顔のなつぽいに対しAZMは警戒の姿勢を見せ、白川はノリノリで桃にセクシーポーズの競演を求めるも桃は若干引き気味。
たむとなつぽいと白川でゴングが鳴ると、3人で4つで組み合うと思いきや白川がセクシーポーズ。2人が無視して組み合い始めると白川は自軍コーナーに帰って桃にもセクシーポーズを要求。桃が難色を示しながらもエプロンに出てヤケクソで白川のポーズを真似ていくが、たむ&なつぽいに突き飛ばされた白川が桃に衝突して桃が場外に落下。
白川とたむがなつぽいをロープに振っていくが、なつぽいは側転で2人のダブルチョップをかわしドロップキックで2人まとめてロープ際に吹き飛ばし、ジュリアとともにたむ&白川の鼻をつまみ上げ、その横で桃が白川のセクシーポーズを真似て華を添える。
AZMとなつぽいが白川をロープに振っていくが、白川は2人まとめてショルダータックルでなぎ倒し、桃を呼び込んでロメロ・スペシャルの競演を要求。桃が白川を横目に見様見真似でロメロ・スペシャルを狙っていくがうまく決まらずたむがカット。
たむと白川のコズエン同士の1vs1の場面となると、たむの動きを知り尽くしている白川がスピンキックをうまく回避して踵落としを発射するが、たむもまた白川の動きを知り尽くしており踵落としをキャッチしてスピンキック。白川はこれをかわしてローリングエルボーを見舞い、桃を呼び込んでからフライングクロスチョップ、桃のPK+白川の低空ドロップキックでサンドイッチにする。
白川がロープに飛ぶとジュリアがエプロンから捕獲、たむがロープに飛ぶと桃がエプロンから捕獲と4人が硬直状態になるとAZM&なつぽいが飛び込んできて2人で合図をかわしてからそれぞれにドロップキック。
なつぽいはたむをドロップキックを排除し、ジュリアにもトラースキックを打ち込もうとするが寸前で思いとどまる。ジュリアが「おいで♪」と両手を広げるとなつぽいは笑顔で飛び込んでいき、ジュリアがお姫様抱っこ。しかしAZMがなつぽいごとジュリアを蹴飛ばし、なつぽいが体固めに入る形で倒れ込む。これをたむがカットするとなつぽいは「ジュリアちゃんになにすんだよ!」とたむにドロップキックを放つが、その真下にいたジュリアをセントーンで押しつぶす形に。なつぽいは「ごめんね!怒ってない?」と両手を合わせてジュリアに謝罪。ジュリアは一度は許す素振りを見せたもののやはり怒っていたようでなつぽいにドロップキック。さらにジュリアがなつぽいを、たむがAZMを2人並んで同時にバックドロップで叩きつける競演を見せ、たむがなつぽいへダイビングクロスボディ、ジュリアがAZMへミサイルキックを見舞う空中技の競演も見せる。
さらにジュリアが桃を、たむが白川をロープに振ってダブル攻撃を狙うが、桃&白川はジュリアのキックをたむに誤爆させる。ジュリアが2人をまとめてドロップキックで蹴散らすものの、たむはジュリアの誤爆に怒って食って掛かり、この試合では味方であるにもかかわらず激しいエルボー合戦を展開。この隙を見逃さず桃がジュリアを、白川がたむをドロップキックで吹き飛ばす。桃はジュリアをコーナーに振って串刺しドロップキックを連打していくが、横からたむが飛び込んできてハイキック。ジュリア&たむは桃をロープに振ろうとするが、互いに反対の方角へ振ろうとしたため全く息が合わず。結論が出ず口論になると桃が暴れて脱出しロープに飛ぶ。ジュリア&たむはダブルのビッグブートで迎撃し息ピッタリな姿も見せるが、直後にジュリアがたむをボディスラムで桃の上に投げ落とし、たむは恨めしげにジュリアを見つめる。
ジュリアは桃へシャイニング式ケンカキックから桃をコーナーに振っていくが、AZMが飛び込んできてジュリアへ三角飛び式ダイビングクロスボディ。そのままフォールに入ったAZMを桃がカットすると、逆上したAZMは「クソババア!」と桃にエルボー。桃は「えっ……」とショックを受けた様子もすぐに「クソガキ!」とエルボーで反撃しブレーンバスター。AZMもミスティカで反撃し、桃のバズソーキックをかわしてブレーンバスター。
ここにジュリア&たむが突っ込んでくると、AZM&なつぽいはガットショットからのソバットで動きを止め、低い順にAZM→たむ→ジュリアと高さを変えながら並んで階段を作り、なつぽいが駆け上がってのフットスタンプ。続けて白川がなつぽいをボディスラムで叩きつけ、同じように階段をかけ上げってのフットスタンプを狙うがバランスを崩して転んでしまう。
桃を除く4人は白川を白い目で見下ろしながら詰め寄り、4人でストンピングの袋叩き。白川は折れずにセクシーポーズを決めてみせるが再び4人でのストンピングの餌食となり、4人は白川をコーナーに振ってトレイン攻撃を狙う。白川はひらりひらりと攻撃をかわしてロープへ飛び、ジュリア&たむにダブルのランニングネックブリーカードロップ、飛んだ勢いでなつぽいにドロップキックと3人への同時攻撃を決める。
なつぽいと白川の1vs1の場面となると、白川はなつぽいに変形アバランシュホールを決めて桃とともにロープに飛ぶが、なつぽいが素早いロープワークで翻弄する中でAZMも加わって撹乱し2人で桃&白川にドロップキック。さらに2人でコーナーに上って肩を組みながらのダイビングダブルフットスタンプ。その着地狩りで桃が2人へ蒼魔刀をダブルヒット。桃がダイビング蒼魔刀を狙うとジュリアが桃へ雪崩式ブレーンバスターを狙い、たむが桃ごとジュリアを雪崩式ジャーマンで投げようとする中、AZM&なつぽいが2人でたむを担ぎ上げてショルダースルーで上3人ごと投げきるという複雑怪奇な技が決まり、全員がダウン。
なつぽいが白川にジャーマンを狙い、白川が抵抗するとAZMがアシストではなったハイキックがなつぽいに誤爆。白川はAZMにローリングエルボーを叩き込んでロープに飛ぶが、AZMがAサイクロン(ミスティカから入るあずみ寿司)で3カウント。
AZM「AZMとなつぽいのハイスピードタッグが勝ったぞぉ~!これからは、なつぽいとAZMでタッグ……組むわけないけど!なつぽいが持ってるハイスピード、またいつかやってあげてもいいですよ?(※なつぽいに握手を求め、なつぽいが応じようとするとスカす)だーけーど!やっぱり私のパートナーは桃ちゃんだよねぇ~♪」(※桃が大喜びで握手に応じる)
ジュリア「たむさぁ、くじ運悪いって言ってたけど、ジュリアと組めるなんて中々運あるじゃない」
たむ「サイッテーだよッ!」(※マイクを叩きつける)
ジュリア「まあまあまあ、今日のこの試合はビッグマッチ限定の私からの……いや、私達からのプレゼントということでした。アリベデルチ!またなっ!」
第4試合
STARSと大江戸隊の全面戦争第2ラウンドとも言えるこの試合。STARSは大江戸隊に奪われたフキゲンです★を奪還してゴキゲンです☆に戻すと意気込んでおり、大江戸隊は岩谷麻優かスターライト・キッドを引き込むと宣言していたこの試合。
STARSの奇襲からゴングが鳴るも、乱戦に長ける大江戸隊がイニシアチブを握り、小波&フキゲンが岩谷にダブルのビッグブート(※足の長さの問題からフキゲンのブートはあたっていない)、ナツコ&琉悪夏のダブルショルダータックル、鹿島のフットスタンプ、琉悪夏のセントーン、ナツコのセントーンと岩谷に集中攻撃を見舞う。
試合権利が鹿島に移ると、鹿島が馬乗りになって岩谷にマウントエルボーを連打。琉悪夏にタッチ。
琉悪夏はヘアホイップ2連発から小波にタッチ。
小波は岩谷にサッカーボールキックを叩き込んでロープに飛ぶが、羽南が飛び込んできてカウンターの払腰でアシストし、岩谷が「バカタレ!」と叫んでのバカタレスライディングキック。さらに門倉が低空ドロップキック、カットに来たフキゲンを門倉がホイールバローで抱え、コグマが小波の上にフェイスクラッシャーで落とす連携攻撃。さらに門倉がコグマをホイールバローから小波の上に投げ落とす連携ボディプレス。カットに来たナツコ&鹿島をキッド&門倉がフェイスクラッシャーで叩きつけ、トレインフットスタンプからSTARS5人でナツコ&鹿島にドロップキック。
門倉と小波の対面となると小波が飛びつき腕十字からフィッシャーマンズ・スープレックスを決めて鹿島にタッチ。
鹿島は門倉のエルボーをかわして走り、ティヘラでロープ際に放り捨ててからの貫通ビッグブート。さらにロープに飛ぶが門倉がカウンターのトラースキック。鹿島もなんとかビッグブートで反撃し両者タッチ。
羽南と琉悪夏の対面となり、羽南のドロップキックを倒れず耐えた琉悪夏がショルダータックル。エルボーの打ち合いとなり、羽南は劣勢となるもカニバサミでロープ際に倒し、キッドが619でアシスト。羽南は大外刈で叩きつけて岩谷にタッチ。
岩谷は琉悪夏にドロップキックを見舞い、岩谷のホイールバロー+キッド&コグマのフェイスクラッシャーの合体攻撃を狙うが、2人がロープに飛んだところで場外からナツコ&鹿島が足を引いて妨害。琉悪夏は岩谷にコンプリートショットを見舞うと大江戸隊全員で岩谷にトレイン攻撃を見舞い、琉悪夏がコーナートップから冷凍庫爆弾。琉悪夏はもう一発を狙って再びコーナーに上るが、門倉が雪崩式フランケンシュタイナーで放り捨て、岩谷とともにダブルのトラースキック。さらに岩谷のドドンパに門倉がドロップキックを合わせる連携攻撃で3カウント。琉悪夏が失格。
すかさず小波が飛び込んできて岩谷にジャーマン・スープレックスを見舞うと、コグマが横からドロップキックを叩き込み、岩谷からタッチを受ける。
コグマは小波にドロップキックからフットスタンプ。小波が掌底とソバットのコンビネーションを見舞うとフキゲンが地獄突きでアシストし、小波がフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。門倉がカットに入り2人の攻撃を誤爆させると、キッドがコーナートップからダイビングクロスボディ。さらにコグマが小波にミサイルキックを叩き込み、岩谷&キッド&コグマで3階建ての龍星。さらに岩谷がコグマを踏み台にダイビングフットスタンプを見舞い、コグマがジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウント。小波が失格。
フキゲンが突っ込んでくるとコグマがDDTで迎撃し羽南にタッチ。
羽南はフキゲンにドロップキックからダイビングクロスボディ、腕十字と続けるもナツコ&鹿島がカット。ナツコのスパインバスターに鹿島がビッグブートを合わせる連携攻撃からフキゲンがダイビング・セントーンを投下し3カウント。羽南が失格。
すぐさま門倉が飛び込んできてフキゲンにランニングネックブリーカードロップからリストクラッチ式ノーザンライト・スープレックス・ホールド。門倉がコーナーに上っていくとフキゲンがエプロンに突き落とし、門倉もトップロープを引き下げてフキゲンをエプロンに引きずり落とす。場外からナツコが門倉の足を引っ張り、1vs2の圧倒的不利となった門倉は岩谷に自分ごとドロップキックで吹き飛ばすよう要求。岩谷が2人にまとめてドロップキックを見舞い、2人が場外に落下。門倉、フキゲンがOTRで失格。
コグマと鹿島の対面となると、突っ込んでくる鹿島をコグマがカニバサミで倒して低空ドロップキック、さらにガン・スタンから岩谷との合体フェイスバスター。さらに投げ技を狙っていくが、鹿島の電光石火の起死回生が炸裂し3カウント。コグマが失格。
岩谷と鹿島の対面となると、岩谷がエルボー、ソバット、トラースキックと連撃してからのツームストンパイルドライバー。さらにコーナートップからムーンサルト・プレスを発射も鹿島が回避したため自爆。その隙を見逃さず鹿島が起死回生も岩谷はキックアウトし、唇の前に人差し指を当てて観衆に静粛を要求してからゴツリと鈍い音が響くヘッドバッド。岩谷はドラゴン・スープレックスを狙うが、その瞬間に鹿島が起死回生で押さえ込み3カウント。岩谷が失格。
残るは大江戸隊がナツコ&鹿島、STARSはキッドのみ。ナツコがキッドをコーナーに振ってキャノンボール、鹿島がダイビングフットスタンプを見舞い、2人でサンドイッチ攻撃を狙うがキッドが回避して2人の攻撃を誤爆させる。鹿島がキッドに組み付いて起死回生を狙うが、決まり切る前にキッドが前転で脱出して組み付き、飛行機投げの体勢から体重をかけて抑え込むエビ固めで3カウント。鹿島が失格。
ナツコとキッドの一騎打ちとなり、敗れた方が相手ユニットへ強制加入となる局面。ナツコがキッドの起き上がり際にラリアットを叩き込み、続けてセントーンを発射もキッドが回避し十字架固め。ナツコはすぐさま後転して脱出しショートレンジラリアット。キッドはエルボーで粘ってロープに飛ぶが、ナツコはスクラップバスターで迎え撃つ。ナツコがラリアットを狙うとキッドは先程鹿島から3カウントを奪った飛行機投げから入るエビ固めも、フキゲンが場外からレフェリーの足を引いてカウントを妨害。
レフェリーが場外に転落するとリング上は無法地帯となり、大江戸隊が全員でキッドを袋叩きに。岩谷がたまらず助けに入ると、ナツコは岩谷を鉄パイプで殴打し鹿島が旋回式ダブルアームフェイスバスター。琉悪夏がヒモで岩谷をコーナーに縛り付けて動きを封じる中、ナツコはキッドへフロッグスプラッシュ。さらにデスバレーボムで叩きつけるもカウント2で自ら引き起こし、キッドを担ぎ上げて岩谷の眼前まで歩み寄って見せつけるようにデスバレーボムで叩きつけキッドからカウント3。ナツコが1人勝ち残り、最後に失格となったキッドはSTARSから大江戸隊へ強制加入することとなった。
ナツコ「『正義はかならず最後に勝つ』……お前は今日、それを証明しなきゃいけなかったんじゃないのか?キッド、お前はこれから舎弟にしてやろう。琉悪夏が大江戸隊の若頭だから、お前はその下の舎弟だ。もう大江戸隊でしか生きていけないんだよ、フフ、アッハッハァ~♪岩谷、あたしはお前を心底見損なったよ」
岩谷「キッド……ごめんね。でも、必ず、必ず取り返すから、それまで大江戸隊で我慢してて……絶対、絶対取り返すから……!」
小波「STARSは、もう……THE END!いや、壊滅だ!」
<試合後コメント>
大江戸隊
ナツコ「お待たせ~♪獲物連れてきたよ~(※キッドをファイヤーマンズキャリーで担いで登場)岩谷麻優は散々あたしに『正義はかならず最後に勝つ』と言ってきた。あたしはずっと言ってたよ?それはアニメや漫画の世界であって、プロレスは現実。リアルなんだよ。アイツはそれを今日ここで勝ってあたし……いや、全国のSTARSのファンに証明しなくちゃいけなかったんじゃないのかなぁ?結局、そんなことはただの妄言だってことがウチらの手によって証明されちゃったわけだけど、まあリング上でも言ったとおり、たしかに今までは岩谷に次ぐ二番手だったかもしれないけど、大江戸隊からしたらコイツは一番下。今は急成長中の琉悪夏がいるから、その下の舎弟としてやっていってやってもいいかなあって。なあ、喜べよ?フフフッ♪(※キッドのマスクを掴んで揺さぶりながら)以上だ」
小波「STARS、THE END!悪のスターライト・キッドをお楽しみに!」
ナツコ「起きろコラ(※放心状態のキッドを無理やり引き起こしながら退席)」
第5試合
ゴングとともに突っ込んでいった舞華の左足を上谷が低空ドロップキックで打ち抜き、舞華はテーピングでガチガチに固めた左足を押さえてのたうち回る。
上谷はリバース・インディアン・デスロックから鎌固めに捕らえ、舞華をコーナーに振って場外から足を引いて鉄柱に左足を叩きつける。上谷がロープに飛ぶと舞華は風車式バックブリーカーで迎撃するも、痛む左足に上谷を叩きつけたことで自分にも大ダメージを負いつつ逆エビ固めへ。
上谷がこれをブレイクすると舞華は上谷の腰に狙いを定めて腰へのエルボー連打、ストンピング連打からの逆エビ固め。上谷が再びブレイクするとラリアットを狙ってロープに飛ぶが、上谷はこれをかわし、返す刀のスライディングラリアットもかわして後頭部への低空ドロップキック。さらに舞華の左足をロープに引っ掛けて左足へのドロップキック、ミサイルキックと集中攻撃。さらにスワンダイブ式ダイビングクロスボディを発射も、舞華はこれをキャッチしてブロックバスター。さらにラリアットからブレーンバスターを狙うも上谷は背面着地して足を引き、左足への側転ダブルニードロップ、ランニング・シューティングスタープレスと連撃。さらにコーナーに上っていくが、舞華が追いすがって雪崩式ブレーンバスターで叩きつける。
両者膝立ちになりながらエルボーを打ち合っていき、上谷が気迫の連打で打ち勝って両手を広げて挑発すると、舞華はおおきく振りかぶって放つ重いエルボー一発で上谷を吹き飛ばす。さらに舞華はバックドロップからスリーパーホールドで絞め上げ、山茶花から炎華落としを狙う。上谷が着地してスクールボーイも舞華はすぐに起き上がってラリアット。もう一発ラリアットを狙うと上谷がカウンターのバイシクルキックを叩き込むが、舞華は耐えてラリアット。
舞華はさらにラリアットを放つが、上谷はこれをキャッチしてスパニッシュフライ。さらにスター・クラッシャーで突き刺してからフェニックス・スプラッシュを投下し3カウント。上谷がシンデレラ・トーナメント初優勝を果たした。
<試合後コメント>
上谷沙弥
「私は今まで、プロレスに出会うまで、ダンスとかアイドルとかたくさんやってきてホントにつらいことばかりで……中々努力しても報われることがホントに無かったんですけど、初めてこうやってプロレスラーとして、初めてシンデレラという1人で、たった1人でのタイトルを手に入れることができて、本当に嬉しいです。私は今日で“未来のスターダム”から“シンデレラ”になりました。だからこれからは、正真正銘のスターダムを目指して頑張っていきたいと思います」
――1日2試合で厳しい闘いだったと思いますが、勝因はどこにあると感じますか
「私は今まで、自分の心がすごい弱くて……ベルト持ってたときとかも何回も何回も心が折れることが、ずっとたくさんあったんですけど、ちゃんと自分なりの努力をして、メンタルを強くしてきて、ちゃんと自信を持って闘いに挑めたことが勝てた理由だと思います」
――舞華選手に初勝利、しかも決勝で希望していた相手との対戦で勝利して優勝を飾りました
「やっぱり、舞華はいつもフューチャーを先に獲ったり、まあ自分が取れなかったんですけど、舞華が先にフューチャーを取ったり、自分はシングルでずっとやられっぱなしだったり、週プロでもすごく表紙になったりとか、いつも先を先を行かれているっていうところがあって、でも、私は負けてない自信があったので、今日こうやってシングルで闘って勝てたことはホントに自分の誇りに思います」
――トーナメントの頂点に立って、これから誰とどういう闘いをしていきたいですか?
「そうですね、やっぱりシンデレラ・トーナメント優勝できたということで、私にはベルト挑戦できる権利があると思ってます。やっぱりここでシンデレラ・トーナメント1回戦目で私が勝った中野たむ選手、私の師匠である、プロレスに出会うきっかけとなったたむさんとあの白いベルトをかけて闘いたいと思っています」
――これからシンデレラドレスを着ることになります
「今、汗と塩のにおいが……(笑)体内からの塩が、塩分が……(笑)ベトベトするんですけど、シャワールームがあったので……でもバスタオルがない……どうしよっかな(笑)でも嬉しいです(笑)」
第6試合
ロックアップでの押し込み合い、バックの取り合い、グラウンドでの首の取り合い、ヘッドロックの奪い合いと互いに積み重ねてきた基礎を確かめ合うかのような攻防が10分ほど展開され会場の空気が張り詰めていく。
全くの互角と見るや両者額を突き合わせて睨み合い、正面からのエルボー合戦を展開。朱里が連打で打ち勝つと詩美は場外に転がり出て間を取ろうとするが、朱里がすぐに追っていってエプロンから空対地PKを発射。詩美はラリアットで迎撃しようとするも朱里の蹴りの威力が勝って吹き飛ばされ、朱里がエプロンから飛びついての場外フランケンシュタイナー。しかし詩美もエプロンの角に投げつけるように放つニークラッシャーで反撃していく。
詩美は朱里の足に狙いを定め、ヒザへのダブルニードロップからアキレス腱固め。朱里もアキレス腱固めで取り返して意地の張り合いとなるも、朱里が手を伸ばしてロープへ。詩美は串刺し攻撃を狙うが、朱里がかわしてカニバサミで倒しレッグロック+チンロックの複合関節技から腕十字。詩美の腕が伸び切るもなんとか足を伸ばしてロープへ。
朱里は詩美にサッカーボールキック、PKをそれぞれ3連打からハーフハッチ・スープレックス。さらに三角締めに捕らえるも詩美が持ち上げてコーナーに叩きつける形でパワーボム。詩美がミサイルキックからスライディングラリアットを見舞うも朱里はすぐに起き上がってミドルキックを連打し、詩美が怯むとPKからハイキック。うずくまる詩美の顔面を下から思い切り蹴り上げると詩美がたまらず場外へエスケープ。レフェリーチェックが入るが、朱里はレフェリーを振り払って詩美をリング内に放り込む。
朱里はショットガンドロップキックで詩美をコーナーに叩きつけてからダイビングギロチンドロップ。さらにハイキックを狙うが詩美がバックを取り、ターンバックルジャーマン。詩美が雪崩式ブレーンバスターを狙うと、朱里は抜け出して着地し、SWA王座戦線でしのぎを削ったビー・プレストリーが得意としたチーキー・ナンドス・キックを披露。さらに山折りを炸裂させると詩美が三度場外へエスケープ。朱里はすぐに追っていってエプロンからミサイルキックを発射も、詩美が回避して自爆させる。
両者エプロンでのエルボー合戦を展開し、打ち勝った詩美が奈落式エアレイド・クラッシュ。朱里も場外でのショットガンドロップキックからコルバタ、DDTと反撃しリングに戻ろうとするが、詩美はバックを取ってエプロンへジャーマン。リングの縁に朱里の後頭部がしたたかに打ち付けられる形となり、場内にざわめきが起きる。
詩美は朱里をリングに戻してミサイルキック、バックドロップからトーチャーラック・ボムを狙うが、朱里がDDTで切り返し首相撲からの膝蹴りを連打してからの飛びつき腕十字。詩美がブレイクすると朱里が流炎を狙うが、詩美が背面着地してスリーパーホールドからの逆落とし。そのまま胴絞スリーパーホールドに入り、朱里がブレイクするとコーナーに上げて雪崩式ジャーマン。
両者満身創痍の中正面から顔面をビンタで打ち合い、朱里が左右の往復ビンタで畳み掛けると詩美は膝をつく。朱里がロープに飛ぶと詩美は下からかちあげるような強烈なビンタを顔面に叩き込んでカウンターし、投げっぱなしジャーマンからエアレイド・クラッシュ。
さらにアルゼンチン・バックブリーカーの体勢に取ろうとするが、朱里が回転エビ固めからダイヤル固め。詩美がキックアウトすると朱里は起き上がり際のハイキックを発射も、詩美はこれをガードしてショートレンジラリアット。ロープに飛んでラリアットを放つも朱里は回避して詩美の振り向きざまにジャンピングニー。両者膝立ちになりながらエルボーを打ち合う中、30分フルタイムドローを告げるゴングが鳴った。
ドローの場合、王者の王座防衛となるルールだが、この結末に2人は納得せず殴り合いを続け、レフェリーが必死に引き剥がすと朱里がマイクを要求。
朱里「林下詩美!あたしはまだまだやれるぞ!やり足りねーよ!ピンッピンしてるよ!林下詩美はこのままでいいのかよ?!そんなんで世界の林下詩美を名乗る気かァ!どうなんだよ?!」
詩美「こっちだってなぁ、まだまだピンピンしてんだよ!お前こそこれ以上やりあったって私にひれ伏すだけだぞ。それでもいいって言うならもう1ラウンドやってやるよ!」
(※本部席での協議の末、30分1本勝負での延長戦が決定)
再試合
ゴングとともに両者突っ込んでエルボーを打ち合っていき、詩美がぐらついた隙を見逃さず朱里が首相撲からのニーリフトを連打。さらに担ぎ上げてやり投げで詩美の頭からコーナーに突き刺し、DDTから飛びつき腕十字、さらに腕固めに捕らえるが詩美が背後に脱出しスリーパーホールド。朱里はこれをスタナーで脱出し、サッカーボールキックからロープに飛ぶが、詩美がバックを取ってジャーマン。頭部を強打して座り込む朱里の顔面をビンタで何度も殴打していくが、朱里も左右の往復ビンタを連打。詩美が倒れ込むとそのままマウントを取って顔面にビンタを連打し腕十字。詩美がロープブレイクするとPKを発射も、詩美が回避して顔面へのビンタからラリアット。朱里は倒れず耐えるとコードブレイカーからハイキック。さらに白虎を狙うも詩美がロープへ手をのばす。すると朱里は腕もロックしてクロスアーム式のパワーボム。さらにロープへ飛んでいくが、詩美はカウンターのドロップキックをクリーンヒットさせる。
詩美がコーナーに上っていくと朱里は下からビンタを見舞い、雪崩式チキンウイングアームロック。詩美が立ち上がってロープを目指すと朱里はジャーマン狙いに切り替えるが、詩美がバックを取り返してジャーマンからトーチャーラック・ボム。そして奥の手のBTボムの体勢も、朱里が着地して足を刈り、腕十字から朱雀を狙うが詩美は決まり切る前にロープへ。
朱里はランニングニーから頭頂部から垂直に落とす流炎、さらにバズソーキックを発射も、詩美がこれをキャッチして担ぎ上げてのパワーボム。さらに投げっぱなしの旋回式BTボムも、ロープ際でのフォールになってしまったため朱里がすぐにロープを掴んでブレイク。詩美はもう一発を狙いに行くが、引き起こそうとしたところで朱里がハイキック。詩美は倒れず耐えてベイダーハンマーの連打からラリアットも、朱里は倒れず耐えて強烈なバックブローを3連発からハイキック。膝から崩れ落ちる詩美だったが、朱里がロープに飛ぶと全身で倒れ込むようなラリアット。朱里も最後の力を振り絞ってバズソーキックをクリーンヒットさせるもフォールに行けず大の字でダウン。レフェリーが両者試合続行不可能と判断し、両者ノックアウトの裁定で試合は終わった。
朱里は悲願の赤いベルト戴冠ならず、悔しさに号泣。立ち上がることもままならず大の字になったままベルトを受け取った詩美が朱里の元へ這っていくと、朱里は泣きながら顔面にビンタを叩き込んでそのまま去っていく。
詩美はその背中を見送ってからマイクを取る。
詩美「朱里、防衛はしたけど勝てなかった。このままじゃまだまだ私も世界の詩美なんて……」
ここにキッドのマスクを手に持ったナツコがリングに登場。
ナツコ「なーなーなー、ちょっといい?疲れてるだろうからそんなに喋らなくていいよ?あたしは今最高に調子に乗ってる。ここにいるみんなはなぜだか分かるよねぇ~?そう、ずーっと言ってたことを、あたしは今日お前らの前で証明して見せた。そしてなんと!Twitterで“大江戸隊”がトレンド入りしたんだって!チョーシ乗っちゃうよねぇ~?(笑)そんなあたしからキミに挑戦状。どう?もちろん受けてくれるよね?」
詩美「おい刀羅ナツコ、テメーが調子いいとか悪いとかどうでもいいわ。そんなに言うなら調子いいならこのベルト挑戦させてやってもいいけど、私はSTARSとは違う。テメーに好きなようにはさせねーから」
ナツコ「お前のタマも取ってやるよ。林下詩美、楽しみにしとけよ?」
エンディング
エンディングには、シンデレラ・トーナメントを制覇した上谷が自身のモチーフカラーである緑色のシンデレラドレスを着て登場。ガラスの靴をモチーフにしたトロフィーが贈られた。
上谷「シンデレラ・トーナメント2021、優勝することができました!今日で私は、“未来のスターダム”から“シンデレラ”へとなったということで、これからは正真正銘のスターダムを目指していきたいです。ここまで……ここまで来るまでに色々ありましたが、私はプロレスに出会えたことが運命だと思ってます!そして、たむさん……私は白いベルトに挑戦したいです。是非よろしくお願いします!」
ここでたむが白いベルトとアーティストのベルトを肩にかけてリングサイドに登場も上谷は気付かず。
上谷「これからも色んな困難、つらいこと、大変なこと、たくさんあると思いますが、自分の夢に向かって一生懸命向かって頑張っていきます!よろしくお願いします!本日はありがとうございました!」
締めのマイクを終えてから上谷がたむの存在に気づき駆け寄るも、上谷の優勝を祝福する銀のテープがリングに舞うとたむはそちらを優先させ、拍手で上谷を祝福した。
<大会後コメント>
上谷沙弥
「シンデレラ・トーナメント2021、優勝することが出来ました!今日で私は“未来のスターダム”から“シンデレラ”へとなりました。そして“スターダム”になるべく私は師匠であるたむさんの白いベルトに挑戦表明をしました。今の私なら、手が届く。そんなベルトだと思っています。自分の感情すべてをぶつけて揺さぶって、すべてを受け止めてもらって、私は白いベルトに挑戦してこの腰に白いベルトを巻きます」
――シンデレラドレスを着た感想はいかがですか
「人生でもこんな素敵なドレスを着たことがないので、やっぱりシンデレラ・トーナメントで優勝して、こんなこんな素敵なドレスを着たことは最高です!ハイ!」
――先程もおっしゃっていましたが、自分で自分を“未来のスターダム”というのは今日が最後になるのでしょうか
「今までずっと自分で未来のスターダム未来のスターダムと、みんなの耳が痛くなるほどに言ってきたと思うのですが、今日で未来のスターダムと叫ぶのは……あ、今日はもう叫んでないですけど、シンデレラへとなったのでもう未来のスターダムとは叫びません。次に叫ぶときは『私はスターダムだ!』と叫びたいと思います」
(※ここでたむがふらりとコメント会場に現れる)
たむ「上谷、ずっといたのになんで来てくれなかったの?」
上谷「ごめんなさい、すみませんでした(笑)」
たむ「上谷、おめでとう」
上谷「ありがとうございます!シンデレラになりました」
たむ「もう1回言って?」
上谷「たむさん、たむさんの持つ白いベルトに挑戦させてください」
たむ「喜んで!(※上谷と握手)上谷はすごく輝かしい未来をこれから迎えていくんだと思う。けど、私にもまだまだ叶えたい夢と未来があるので、まだ負けませんよ?」
上谷「私はここで、師匠・弟子、そんな言葉じゃなく、たむさんの上に行きたいです。超えていきます。見ていてください。いや、奪い取ります」
たむ「させません」
上谷「奪い取りますっ!……奪い取りまぁす(笑)」
(※たむが上谷の頬を優しくつねり、上谷の頭からティアラが落ちそうになり慌てる)
たむ「楽しみにしてます。すごくきれい。よく似合ってる」
上谷「ありがとうございます」
たむ「また言うことあるから、また言うね」
上谷「お願いします」
たむ「待ってるからね」
(※たむが先に去っていく)
上谷「(※感極まって涙しながら)やっぱりたむさんには……色んな感情があって……私はたむさんがいなければプロレスに出会ってなかったので……ホントにたむさんがいてくれてよかったって思うし、この気持ちを白いベルト戦でぶつけて、その上で次は師匠超えを狙っていきます」