「プロレスラーは本当に天職」25歳のデカくてカワイイ女子レスラー・ひめかが笑顔と涙の引退セレモニーを実施し後楽園ホールが超満員札止めに

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 14日、東京都・後楽園ホールにて、スターダム『Last Jumbo Princess ~ひめか引退セレモニー~』が開催され、ひめかが引退セレモニーを行った。

 ひめかは2016年に田村淳プロデュースのアイドルグループ『スルースキルズ』のメンバーとなり、171cmの身長をもつことから罵りワードは“ジャンボ”を担当。同グループは全日本プロレス応援大使としてリング上でライブを行っていた。
 2017年にスルースキルズが解散すると、同年末にアクトレスガールズで有田ひめかの名でプロレスデビュー。
 翌年には全日本プロレスに参戦し、アクトレスガールズ一期生の万喜なつみ(現:なつぽい)と対戦。上記応援大使の縁から全日本プロレス道場に練習に通い、秋山準からジャンボ鶴田より継承したジャンピングニーを直伝される。
 2020年にアクトレスガールズを退団し、ドンナ・デル・モンドのメンバーとしてスターダムに入団。以降は舞華とのタッグチーム“舞ひめ”を中心に活躍し、ゴッデス・オブ・スターダム(タッグ)王座やアーティスト・オブ・スターダム(6人タッグ)王座を戴冠していた。

 スターダムの中心選手の1人に数えられていたひめかだが、今年2月の記者会見にて引退を発表。
 その理由について「自分が20歳でデビューしたときに、『5年経って25歳の時に自分が納得のいく立ち位置になっていたら引退を決めよう』というのを元々決めてデビューをしました。正直シングルのベルトだったりとかやりたいこととか、目標という目標は全然達成できなかったんですけど、でも、5年を振り返ったら、今の自分が一番輝いてるかなと思うので悔いはないです。身体と心がボロボロになる前に、健康なうちに違う人生を歩もうと決断いたしました」と語り、4月23日の横浜アリーナでパートナーの舞華とのシングルマッチで引退試合を行うことが決定。

 約2ヶ月半という短い引退ロードをスタートさせたひめかは、自身のキャリアをなぞるかのような思い出のカードで闘っていき、アクトレスガールズ時代の仲間をスターダムに初参戦させたり、自身がスターダム入団前にレギュラー参戦していたWAVEとの合同興行『JUMBO FOREVER~WAVE×ブシロードファイト』の発起人となったりと最後の最後まで女子プロレス界の発展に尽くした。

 23日の横浜アリーナ大会でスターダムラストマッチとなったひめかは、純白のドレスに身を包んで登場。舞華との絆のシングルマッチを終えた後には「ケガだったりとかも全くなく、『会社と揉めた』とか、『誰かと揉めた』とか、そういういざこざがあって辞めるわけじゃないので、自分の意志で、自分がキレイな姿で辞めるっていう意味も含めて、白のガウンを着させてもらいました」とその意図を語っていた。

 この日は大会エンディングにひめかの引退セレモニーが行われることとなっており、席数の制限などが取り払われた後楽園ホールに1,509人の観衆が集結。コロナ前に見られた本当の“超満員札止め”の光景が広がった。

 いざ引退セレモニーが開幕し、引退試合で見せたドレス状の白ガウンを着てリングに現れたひめかだったが、今年3月にデビューした新人・さくらあやがリングに上がり「私まだひめかさんと試合したことないです。なので、今ここで私と試合してください!」と直訴。デビュー前からの親友・白川未奈の提案により、全所属選手+αによる各1分間の30人駆けが行われることに。


 皆が思い思いの方法でひめかに気持ちをぶつけていき、真っ向勝負を挑む選手もいれば、1分間自らの筋肉美を見せつけ続けた飯田沙耶や、“宇宙一かわいい”の座を争うべくポーズ合戦を展開した中野たむのようなコミカルな場面を作り出す選手も。
 そんな中、琉悪夏がひめかの必殺技であったランニング・パワーボムを繰り出したり、所属外ながらアクトレスガールズ時代に縁が深かった高瀬みゆき&関口翔が登場したり、タッグチーム“AphroditE”として向かってきた林下詩美&上谷沙弥に対して舞華が加勢して最後の最後で“舞ひめ”が復活したりと大きな盛り上がりを見せた。
 

 その後、ひめかのお色直しから改めて引退セレモニーが始まると、週刊プロレス記者、Club Venus、God‘s Eye、大江戸隊(ヤングOED)、Queens Quest、STARS、COSMIC ANGELS、Donna Del Mondo、高瀬みゆき&関口翔(WAVE代表)、つぼみ大革命(ひめかが好きなアイドル)、高橋奈七永、ロッシー小川EP、ブシロードファイト原田社長から花束および記念品が贈呈。
 さらに、プロレスラー・ひめかの生みの親とも言える秋山準、育ての親とも言える堀田祐美子も登壇してひめかの引退をねぎらった。

 引退発表から常に笑顔でいたひめかだったが、最後の挨拶では涙がぽろり。
 「引退を発表してから一日一日がすごく早くて、でも不思議と後悔がなくて、『もっとこうしとけばよかった』とか『もっとこうしたかった』というのがなくて、本当に笑顔で駆け抜けてこれたと思います。でもそれはきっとファンの方が悲しい顔を見せずに笑顔で送り出してくれようとしたからなんだろうなと思って。この突然の発表、すごく申し訳なく思ってます。でも、今の私輝いてますよね?一番輝いている姿でリングを降りられること、本当に嬉しく思います。一つ、レスラーとして悔いがあるとしたら……父に、この姿を見せれなかったことが、何よりも、悔しいです。でもそれ以外は、悔いがなくリングを降りられるので、皆さんも最後、笑顔で送り出してくれたら嬉しいなと思います。これからの私の人生は、私自身で幸せに生きていくので、みんなもプロレスを見て、STARDOMを見て、好きな選手を見て、幸せに過ごせますように。それじゃいくよ?でかいは強い。でかいは正義。そして、でかいはカワイイ!」と挨拶し、念願だったファンからの紙テープのシャワーを受けてプロレスラーとしての最後の晴れ姿を飾った。

 大会後、インタビューに応じたひめかは、「みんなから愛されてリングを降りることが出来たかなって。身体的にも心的にも感じました。5年間を振り返って、本当に悔いがなく、自分は恵まれててプロレスラーは本当に天職だなと思っているので、多分これ以上自分に合う職業はないって言い切れます。本当にこの5年間、自分と出会ってくれた方々に感謝だし、支えてくれた方にも感謝ですし。『ありがとう』という言葉しか今は浮かばないです。あと、引退っていう実感もないんですけど、こうして怪我もなく元気に笑顔でリングを降りられること、本当に嬉しく思います。今まで5年間、プロレスラー・ひめかを応援してくれて、支えてくれて、笑顔にしてくれて本当にありがとうございました。これからは、人前に立つことはないと思うんですけど、どこかで見かけたら……そっとしておいてください(笑)」とファンにメッセージを贈った。

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