悪堕ちしたベテランの喫煙を咎めたなつぽいがハイスピード王座防衛!
8日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『Road to TOKYO DREAM CINDERELLA 2021 Special Edition』が開催され、なつぽいがフキゲンです★を下してハイスピード王座の2度目の防衛に成功した。
なつぽいは小学生からバトントワリングチームに所属し子役として活躍。2015年に万喜なつみの名でプロレスデビューした後は持ち前のルックスと表現力からほぼ全ての女子プロレス団体に参戦し、東京女子プロレスにレギュラー参戦していたが2020年9月末で契約を解除。
同年10月のスターダム横浜武道館大会でジュリア率いるDonna Del Mondoの新メンバーとして登場して以降継続参戦し、今年1月に正式入団。“世界最速の妖精”としてハイスピード王座戦線で常に存在感を発揮し、今年3月の日本武道館大会でAZMを下して悲願の同王座初戴冠。同月にはスターライト・キッドから初防衛に成功している。
今回の挑戦者は米山香織として、さらに米山が故・木村花さんの魔法で変身した姿であるDEATH山さん。として、DEATH山がSTARSメンバーの魔法で変身した姿であるゴキゲンです☆として、さらに今回はゴキゲンが大江戸隊入りして悪堕ちした姿であるフキゲンです★としても挑戦し、全ての姿を通算して3度のハイスピード王座戴冠を果たした経歴を持っており、同王座の歴史を語る際には切っても切れない存在だ。
フキゲンは、悪堕ちしてからは両手をポケットに突っ込んだまま試合をしたり、煙草を吹かす仕草を取りながらのヤンキー座り固めでフォールに入るなどふてぶてしい態度を取るようになる。
フキゲンはこの日の試合でもヤンキー座りでエア煙草を吹かして挑発するも、なつぽいはエア煙草を没収しメチャクチャに踏みつけて消火。怒ったフキゲンは大江戸隊のセコンド介入やラフ攻撃を交えてなつぽいを攻め立てていき、必殺のダイビング・セントーンを決めるなど猛攻。しかしこれを返したなつぽいがライトニング・スパイラルからフェアリアル・ギフト(※側宙式ダイビング・ボディプレス)を投下して3カウント。
2度目の王座防衛に成功したなつぽいは「ここにフキゲンなオーラをちょっと植え付けられました」と上半身のコスチュームをめくって腹部に付いてしまったフキゲンのペイントを見せながら照れ笑い。そしてキッドが再挑戦を熱望していることに触れ「キっちゃんとの試合も防衛したいと思います!」とV3への想いを語った。