マサ北宮が中嶋勝彦を襲撃し金剛を離脱!「10年前に健介オフィスに入門したときからテメーのことが嫌いで!嫌いで!嫌いで!大嫌いだったんだよ!」

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 31日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAHが『三沢光晴メモリアル2021 in 後楽園ホール~Forever in our hearts~』を開催し、中嶋勝彦&マサ北宮がGHCタッグ王座の防衛に成功するも、北宮が中嶋を裏切って金剛離脱を宣言したことから返上が濃厚となった。

 今大会は2009年に亡くなったNOAHの創設者である三沢光晴さんのメモリアル大会として実施。本来であれば大田区総合体育館にて行われる予定であったが、3度目の緊急事態宣言による影響で延期となり、場所を聖地・後楽園ホールに移しての開催となった。

 第2試合では、GHCタッグ選手権試合が行われ、中嶋勝彦&マサ北宮にモハメドヨネ&谷口周平が挑戦。
 ヨネ&谷口へ廃業を勧告するなど余裕を見せる金剛の2人に対し、ファンキー化して幾度目かの覚醒を果たした谷口がベテランの意地と実力を出し切れるかに注目が集まる試合。

 序盤からヨネ&谷口は満面の笑みでのファンキー連携を見せて攻め立てていき、絶好調のヨネが北宮を圧倒。北宮がスピアーで反撃すると即座に中嶋が加勢に入り2vs1の対面を保ち続けて逆転。一転してヨネが捕まる展開となってしまう。
 谷口に鼓舞されてヨネが生還すると、谷口は雄叫びを上げながら怒涛のエルボー連打やラリアットを見せ、2人の攻撃をうまく誤爆させながら中嶋にハーフネルソンスープレックスを見舞ってヨネに繋ぐ。
 ヨネは再び集中攻撃を受けるも谷口の献身的なアシストを受けて中嶋にキン肉バスターを決めるなど躍動。強烈なエルボーで中嶋からダウンを奪うなど冷徹な攻めを見せていくものの、中嶋のカウンターのハイキックで怯んだところをトラースキックで顔面を撃ち抜かれ、最後はバーティカル・スパイクで突き刺されて3カウントを聞いた。

 試合後、中嶋は北宮とグータッチを交わし笑顔でベルトを掲げるが、突如として北宮が背後から中嶋に組み付きサイトースープレックス。
 完全に不意を突かれてKOされた中嶋を見下ろしながら、北宮は「なにをヘラヘラしてんだよ。信用出来ねーんだテメーは。確信犯だか知らないが、たった1回の誤爆で我慢ならなくなっちまった。ハッキリ言っといてやるよ。10年前だよ。10年前から、健介オフィスに入門したそのときからテメーのことがな、嫌いで!嫌いで!嫌いで!大嫌いだったんだよ!もう無理だよ。……拳王、世話になったな!」と中嶋とのタッグ解消だけでなく金剛の離脱も宣言。あまりの急展開に会場は観衆のどよめきに包まれた。

 バックステージに戻った北宮は「いけすかねーんだ。見ての通り。たった1回の誤爆でこのザマなんだよ。我慢なんねーんだ。自分を押し殺して金剛に来て呉越同舟でやってきたかもしれないが、もう我慢なんねーんだよ」と吐き捨てて荒々しく去っていく。
 対する中嶋は痛みと憎しみに顔を歪ませて「あのクソガキ……!ケジメ付けてやる、クソガキが……」と絞り出すようにうめきながら去っていった。

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