元UFCの佐々木憂流迦がWWEの中邑真輔に敗北!後輩を突き放した中邑は「粉々の恥ずかしい自分のかけらをかき集めて作ってみろ」と厳しいエール

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 1日、東京都・日本武道館にてABEMA PPVにて生中継された『ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2025』が開催。現WWEの中邑真輔が元UFCの佐々木憂流迦を下した。

 中邑は新日本プロレスのトップ選手として活躍し、2016年1月に退団。同年2月にWWEと契約しNXTで大活躍。2017年4月にSMACKDOWNに昇格し、ロイヤルランブル優勝やWWE US王座、WWE IC王座を戴冠するなどWWEでも誰もが認めるトップ選手へと上り詰めていった。
 2023年のドラフトでは初となるRAW移籍。セス・ロリンズやコーディ・ローデスとの抗争などで話題を呼んだが、結果を出せずモヤモヤが残る1年に。2024年にSMACKDOWNへ復帰後も不調は続いたが、2024年12月にはサムライ風のキャラへギミックチェンジし5年10ヶ月ぶり3度目のUS王座戴冠。上り調子の中で今回の来日を果たした。

 憂流迦は五味隆典に憧れて格闘技を始め、修斗やDEEPで活躍。その後は史上最年少の19歳でUFCと契約し約3年間に渡って活躍。UFCを離脱してからは日本に戻りRIZINに参戦も朝倉海やクレベル・コイケに敗北。2023年5月にはボイド・アレンに勝利するも、同年10月にプロレスリングNOAHのリングに登場し突然のプロレスラーデビューを発表。2024年1月にデビュー後は正式にNOAH所属となり、同年7月にはGHCナショナル王座を戴冠。プロレスラーとしても早速結果を残してきた。
 これからNOAHを背負う1人として期待される憂流迦は、和術慧舟會の先輩にもあたる中邑との一戦に臨んだ。


 試合は立ち技の格闘技のように互いに小刻みなステップを踏みながら蹴りで牽制していく立ち上がり。憂流迦が片足タックルで倒してアキレス腱固めを狙いに行くが、中邑は付き合わずすぐにロープへ。場外に逃れ、追ってきた憂流迦を余裕たっぷりいたぶっていく。
 中邑は多彩な形でボディへのニーを見舞っていき、憂流迦が起き上がるなり強烈なミドルキックで倒して格の違いを見せつけていく。
 このまま負けるわけにはいかない憂流迦はカウンターのレッグラリアートで流れを変え、オールアウト(※RKO)やジャーマン・スープレックス・ホールド。さらにシャイニング・トライアングル、リアネイキドチョークまで決めるも中邑を沈めるには至らず。
 憂流迦は中邑のランドスライドを三角絞めで切り返す機転も見せるが、中邑が顔面へ毒霧を噴射して脱出。持ち上げてスタイルズ・クラッシュのような形で叩きつけ、後頭部へのキンシャサ、正面からのキンシャサと連撃して3カウントを奪った。

 試合を勝利で終えた中邑だったが、憂流迦の感情が見えなかったことに不満を顕にし「まあ、十分恥かいたでしょう。木っ端みじんに砕け散った自分自身をどうやってかき集めて、なりたい自分に形作るか。まあ、憂流迦本人なんで知ったこっちゃないです。素の自分で来いって言っただろ?裸で来いってことですよ。外側だけガチガチに固めて。見透かされてんだって。外側が見たいわけじゃないんだって。UFCの経験、死ぬ思いして減量の苦しみから、それこそ地獄の淵から帰ってきて、それでお前は戦い続ける。お前、そういうとこあるんじゃなかったっけ?なんだよ今の。『中邑、なんやかんや言って優しい後輩にアドバイス送るんじゃねえの』って?甘いわ。甘い。自分で見つけろ。それが優しさです。あいつのためになることは一言も発するつもりはございません。粉々の恥ずかしい自分のかけらをかき集めて、作ってみろよっつうんですよ。だからプロレス界入ってきたんでしょうよ」と厳しい言葉。

 改めて憂流迦に対してのアドバイスを求められるも「やんねぇっつってんだろ」と拒否し、「プロレスっていう不思議な世界はいろんなところに自由が詰まってるんですよ。自分のなりたい自分にもなれる。だけど今すぐじゃない。そこに必要なものがたくさんある。まあね、一筋縄ではいかないでしょうけど。時間もかかる。だけど憂流迦35なんで時間が進む。ダメなものはダメ。そういうことでしょうよ」と突き放した。

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