5・3夢闘派プロレス高島平大会の佐藤泰レスラー生活40周年記念試合はユニコーンスタイルの3on3!定アキラvs大谷譲二、クラッシャー高橋vsホー・デス・ミンのシングル戦も激戦必至!
「プロレスとは闘いであり、その闘いこそが極上のエンターテイメントである」をモットーにプロレス道を探求する夢闘派プロレスが久々の大会を行う事となった。
今大会は試合数を絞りつつも、濃度が高い厳選3試合での興行となる。
▼ダークマッチ 第三ブランド提供試合 シングルマッチ 30分1本勝負
クラッシャー高橋
vs
ホー・デス・ミン
この試合は夢闘派プロレスとは方向性が異なる為、第三ブランド提供試合としてダークマッチ枠で行われる事となった。
昨年11月での直接対決、さらには2月の第三ブランドでの乱闘と、遺恨が深まる両者のシングルマッチである。
元々はクラッシャー高橋が次世代を担う若手有望選手とシングルマッチを行う予定だったが、これに対しホー・デス・ミンが「奴が出るなら、俺とやらせろ」と横やりを入れてきた。
度重なる挑発に高橋も対戦を受諾、さらに双方より”徹底的にやりたい”という意向もあり、ダークマッチでありながら、30分1本勝負という異例の時間設定となった。
さらにホー・デス・ミンは高橋の持つタッグのベルトを賭けろと前代未聞の要求。当然、この要求は管理側から正式に拒否され、尚且つ高橋の正パートナーである大野翔士は今回不参加という状況で、タイトル戦は実質不可能。
ただし「目的の為には手段は選ばない」というホー・デス・ミンが果たしてこのまま引き下がるかははなはだ疑問である。
いずれにしても遺恨うずまく両者の対決、タダで済むとは到底考えられない。
▼特別試合 シングルマッチ 30分1本勝負
定アキラ
vs
大谷譲二
今年2月の再戦となるプロレス界の次世代を担う二人のシングルマッチである。
1月に復帰した大谷は先日先輩である三富政行主催のPPPに所属する事を発表、他団体においても大物選手との対決が数多く組まれており、今やインディーマット界でも注目の存在。
それに対し、定アキラは前回の覇王争奪戦において王者である山田太郎をあと一歩のところまで追いつめ、敗れはしたもののその実力は誰もが認める存在となっている。
2月に大阪で両者はシングルで激突。この時は定アキラが勝ったが、当時はまだ大谷もプロレス感が戻っておらず、連日の闘いを通してプロレス感が戻りつつある大谷とは別人である。
ゆえに、定アキラがもし2月の大谷をイメージしていたら大痛手を食う事は間違いない。
とはいえ、定アキラも毎回強豪選手との対決により技術が向上しており、上昇志向も相まって今、最もノリにノッている選手の一人ともいえる。
こちらの試合はまさに小細工ナシの真っ向勝負、是非シングルマッチならではの迫力を味わってもらいたい。
▼メインイベント 佐藤泰レスラー生活40周年記念試合 ユニコーンスタイル3on3 61分3本勝負
新井健一郎/政宗/磯英弥
vs
佐藤泰/超人勇者Gヴァリオン/浪口修
過去に二度行われ、いずれも高い評価を受けたユニコーンスタイル3on3、今回は佐藤泰レスラー生活40周年記念試合として行われる事となった。
ユニコーンスタイルは61分3本勝負、3人1組のチーム戦で行われる。
1本目は選抜選手によるシングルマッチ、2本目はシングルに出なかった選手によるタッグマッチで行われ、スコアが1対1の場合は6人タッグによって決着戦を行う新しい形の6人タッグマッチである。
佐藤泰チームは旧知の間柄でもある超人勇者Gヴァリオン、佐藤泰が自らファンと称する浪口修という信頼関係で結ばれたチームとなっている。
それに対する相手側チームはかなり強烈な”職人チーム”と言える。
昨年11月に佐藤と激闘を繰り広げた新井健一郎、夢闘派の重鎮で佐藤にとってのライバルの一人である磯英弥、さらには闘いを通して互いを認め合った政宗。いずれも佐藤とは縁の深いメンバーだ。
※当初は渡辺宏志がエントリーしていたが、諸事情により政宗と変更
当然注目は佐藤が誰と闘うかが焦点。いずれも佐藤がシングルで負けている相手だけにシングルであれ、タッグであれ、いずれも注目の一戦になるのは間違いない。
さらに浪口修の動向にも要注意。今年2月に新井とシングルを行い闘争心に火がついた浪口はSNS上で「新井健一郎を追いかける」と宣言。その直後の対決ゆえに、当然この試合での狙いは新井健一郎か?
GヴァリオンはJUST TAP OUTや自らの団体であるBRAVESで王道のプロレスリングを使うマスクマン。そのJUST TAP OUTではTAKAみちのくとJTO最強の座を争う事になっており、まさに今最も注目すべき存在。
その実力とともに驚異的な粘りは夢闘派の闘いとマッチングするのは間違いない。
ファンが注目すべきは新井健一郎、政宗組という超実力派タッグが結成される可能性が出てきた事だろう。
共にレスリングマスターと言っても過言ではない両者が同じコーナーに並び立つ姿は、まさに夢のタッグチームと言える。
そこに磯という名バイプレイヤーが加わったこのチームにつけ入る隙は果たしてあるのだろうか。
誰がどの試合に出るかは当日まで一切不明、それによって大きく戦局が変動するいわば頭脳戦の部分を秘めているユニコーンスタイル、しかし、どの組み合わせもファンにとっては夢の対決と言っていい魅力満載のカードといえよう。
『夢闘派プロレスリング 高島平大会』
日程:2021年5月3日(祝)
開始: 11:45
会場:東京都・高島平区民館3階ホール
※感染対策にご協力ください