Rayが10.8生誕12周年記念興行で初の有刺鉄線デスマッチに挑む!惜しくも敗れたが「爆破王タッグのベルトを狙いたい」と電流爆破に意欲
デビュー12周年を迎えたRayが10月8日、東京・新宿FACEで記念興行『Ray生誕12周年記念興行〜戦場に咲く一輪の華』を開催。初の有刺鉄線デスマッチに挑むも、惜しくも敗れた。
「まだ、やったことがない有刺鉄線にチャレンジしたい」として、Rayは大仁田厚、保坂秀樹と組み、サブゥー&NOSAWA論外&中島安里紗と有刺鉄線ボードデスマッチで対戦。
試合となれば、男子も女子も関係なし。Rayは中島のみならず、サブゥー、論外とも激しい闘いを繰り広げた。Rayが先に有刺鉄線ボードに中島を叩きつけると、今度はサブゥーと論外がRayを捕獲。イスの上に立てかけた有刺鉄線ボード上に、合体ブレーンバスターで投げ捨てると、Rayは悶絶。
それでも、立ち上がったRayは公約通り、ハヤブサの得意技であるファルコンアローを初披露し、中島に見舞ったものの、カウント2。ならばと、トップロープに上がるも、サブゥーがイスを投げつけてカット。中島がドラゴン・スープレックス・ホールドを決めると、Rayは無念の3カウントを聞き、記念興行を白星で飾ることはできなかった。
試合後、Rayは「大仁田さんが持っている爆破王(タッグ)のベルトを狙っていきたいと思います。“女ハヤブサ”として、ハヤブサさんが戻ってくるまで、FMWのリングを守りたいと思います」とマイク。
そして、Rayは大仁田さながらに、リングサイドの観客めがけて、ペットボトルの水を巻いて、記念興行を締めくくった。
控室に戻ったRayは「12周年をやれて、お客さんにも大仁田さんにも感謝したい。爆破王(タッグ)のベルトを狙いたい。電流爆破にもチャレンジしたい、初めて、有刺鉄線ボードやってみて、この痛みも気持ちよく感じます。プロレスラーとして、ここまで自分を追い込んだのは初めて。もっと熱い試合をしたい。次は10回目なので、大きな所でやりたい」と、大仁田&長与千種の持つ爆破王タッグ王座への挑戦に意欲を見せた。
また、超戦闘プロレスFMW10.16横浜で行われる「試練の7番勝負第3戦」でのコマンド・ボリショイ戦に触れ、「初めてのシングルマッチ。自分が希望していたカード。同じマスクウーマンだし、体も動きもキレてますが、もう負けられない」と必勝を期していた。
記念興行で、惜しくも黒星を喫したRayだが、収穫も多い大会だった。それを、主戦場のFMWを始め、さまざまなリングで生かしてほしいものだ。
かたや、大仁田は「俺はもう2年しかないから、2年以内に俺と長与の爆破王ベルトに挑戦してくれることを願う。有刺鉄線を受けてくれた中島に感謝しろ。ライバルであるからこそ、しのぎを削っていかなければならない。Rayがハードコアを極めたいなら、中島はすごい存在になると思う」とコメント。
久しぶりの対戦となったサブゥーについて、大仁田は「ターバンを取ったら、シークにそっくりになってきた。一瞬、リング上でシークが帰ってきたのかと思った。サブゥーが持ち帰った俺の1本のテープから、ECWができて、世界中にハードコアが広がった。そういった部分で、俺の伝道者であり、俺の世界の中の1人。久しぶりに闘えてうれしかった」と感慨深げ。
サブゥーもまたFMWの歴史のなかで、欠かせない選手。復活したFMWマットでの、大仁田との再戦が期待されるところだ。
また、第1試合開始前には、フィットネスコンテストが開催され、女子プロレスラーの部では1位がRay、2位が花月、3位がハイビスカスみぃの順、男子プロレスラーの部では1位が臥竜キッド、2位がHASEGAWA、3位がリッキー・フジの順となった。さらにメーンイベント開始前には、ハヤブサがミニライブを行い、会場を大いに盛り上げてくれた。
【写真・記事提供/Ray自主興行大会事務局】
Ray生誕12周年記念興行〜戦場に咲く一輪の華〜
日時:2015年10月8日(木)
開場:18:00 開始:18:30
会場:東京・新宿FACE
観衆:未発表
▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○リッキー・フジ
11分4秒 回転足折り固め
●志田光
▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○がばいじいちゃん/○がばいさくらばあちゃん
7分2秒 ばあちゃんのキス→夫婦クラッチ
ゼウス/●ザ・ボディガー
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○コマンド・ボリショイ/ハイビスカスみぃ
13分15秒 ピコニースマッシュ→片エビ固め
Leon/●花月
▼第4試合 有刺鉄線ボード6人タッグデスマッチ 時間無制限1本勝負
サブゥー/NOSAWA論外/○中島安里紗
12分44秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
大仁田厚/保坂秀樹/●Ray