KENTAに13年越しのリベンジを達成した鷹木信悟をEVILが襲撃!「俺がIWGPの名前なんか消し去った新しいベルトを作ってやる」
16日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2021』が開催され、鷹木信悟がKENTAとの13年越しの因縁戦を制してNJC準決勝戦進出を決めた。
今月4日からスタートした『NEW JAPAN CUP 2021』。優勝者には4月4日の両国国技館大会で、初代IWGP世界ヘビー級王者となった飯伏幸太とのタイトルマッチに挑む権利が与えられる。
この日のメインイベントでは、NJC準々決勝戦として鷹木信悟vsKENTAの試合が行われた。
鷹木とKENTAは2008年3月20日のDRAGON GATE大田区総合体育館大会で対戦。
KENTA&石森太二がGHCジュニアヘビー級タッグ王座を持つ鷹木信悟&B×Bハルクに挑んだこの一戦では、KENTAが鷹木にgo 2 sleepから側頭部への蹴撃三連打で勝利し王座を奪取。鷹木を病院送りにする完勝を収めた。
鷹木は自身が2019年G1 CLIMAXへ初出場が決定した際にも同じく初出場であったKENTAを強く意識し「向こうは記憶にないかもしれないけど、俺は絶対に忘れられない」とリベンジを熱望していたが、その後も対戦は叶わず。この日はついに13年越しのシングルマッチが実現した。
入場時から闘志むき出しの鷹木に対し、KENTAはゴングとともに場外へエスケープし、怒り狂って追ってくる鷹木の頭を本部席から奪ったゴングで殴りつけたり場外DDTを見舞ったりと自身のペースに引き込んでいく。
さらにKENTAは蓮華合掌+座禅という鷹木のポーズを真似たり、顔面を踏みつけながら「終わりか?なんにも変わってねーなお前!」と罵倒したりと挑発的な言動を繰り返していくが、終盤には鷹木と足を止めて真っ向からバチバチと打ち合うかつてのKENTAのような真っ向勝負も見せる。
KENTAはニーパッドを引き下げてのgo 2 sleepを発射し、あわや13年前の再現となりかけるが、鷹木は鷹木がキャッチしてノーモーションヘドバッドからホップアップ式デスバレーボム。さらにパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンで叩きつけて3カウント。
悲願のリベンジを果たした鷹木は「おいおいおい!おかしくねぇか?おかしいんじゃねえか、NEW JAPAN CUP!おい、どう見てもG1 CLIMAXより強烈じゃねーかオイ!訳わかんねーぞ。だが!3つ勝った。これで俺もベスト4だ。準決勝の相手はEVILかオイ!まさかここで対戦することになるとはなあ。願ったり叶ったりだぜオイ!」と、セミファイナルで矢野通に勝利して準決勝進出を決めていたEVILとの戦いに向けて気炎。
するとそこへEVILがやってきてリングに上がり、鷹木と睨み合い。
鷹木は「EVIL!まさかお前から来るとはなあ。俺に言いたいことがあるのか?今すぐここでやるかこの野郎!」と詰め寄っていくが、その背後から素早くディック東郷がリングインし、鷹木にローブロー。EVIL&東郷は鷹木にマジックキラーを見舞ってKOすると、EVILは「テメーごときがこの俺に勝とうなんてな、顔じゃねーんだよ馬鹿野郎!2連覇は俺のもんだ、よく覚えとけ」と吐き捨てて去っていった。
バックステージに戻ったEVILは「俺がよぉ、2連覇して、飯伏からベルトぶん獲ってよ、IWGPの名前なんか消し去った、新しいベルトをよ、作ってやるから。俺はよぉ、マジだから。やるって言ったら、徹底的にやってやるからな。覚えとけ!」とニヤリ。
一方の鷹木はダメージが深く、ノーコメントで会場を後にした。
EVILvs鷹木信悟というかつてのL.I.J盟友対決となる準々決勝戦は、今月20日の宮城県・ゼビオアリーナ仙台大会にて行われる。