アントニオ猪木から34年続くIWGPヘビー級に一区切り!IWGP世界ヘビー級王座を新設し新日本プロレス旗揚げ記念日に飯伏幸太とエル・デスペラードで初代王座決定戦!
3月1日、新日本プロレスがIWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座を統一し、両王座の歴史を継承したIWGP世界ヘビー級王座を新たに制定することを発表した。
今年の1・4東京ドーム大会で内藤哲也を倒しIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルニ冠王者となった飯伏幸太は、翌日にジェイ・ホワイトからニ冠初防衛に成功すると「この“最高”のベルト、インターコンチのベルトと、“最強”のベルト、IWGPヘビー級のベルト、これを一つにしたい。僕は“最高”も“最強”もほしいし、誰もインターコンチだけ挑戦したり、IWGPヘビーだけ挑戦したりしてない。じゃあ何の存在意義があるんですか、2冠に。僕は、これを一つにしたいと思います」と、IWGPベルトの二冠統一を宣言。しかしこれに内藤が異を唱え、2・28大阪城ホールでインターコンチだけに挑戦。
この内藤の挑戦を退けた飯伏の前に、同日IWGPジュニアヘビー級王者となったエル・デスペラードが立ちはだかり、3・4旗揚げ記念日での二冠王座挑戦を表明した。
この日に行われた一夜明け会見では、菅林直樹会長がIWGPヘビーとインターコンチを統一しIWGP世界ヘビー級王座を新設することを発表。初代王者を飯伏幸太に認定し、初防衛戦を4月4日両国国技館大会にて『NEW JAPAN CUP 2021』の優勝者とおこなう予定とのことだが、これを聞いた飯伏は「僕から提案があるんです。3月4日日本武道館、エル・デスペラード選手に挑戦表明されましたけど、逆に僕からお願いします!この2つのベルトを賭けてタイトルマッチやりましょう。ぜひ」と、4月4日の前に王座戦を行うことを要求する。
会見はここで終了となったが、その後新日本プロレスより飯伏幸太vsエル・デスペラードのシングルマッチをIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合とし、勝者を初代IWGP世界ヘビー級王者に認定すると正式発表。
アントニオ猪木が1987年に初代王者となったIWGPヘビー級王座。第73代IWGPヘビー級&第27代IWGPインターコンチネンタル王者の飯伏幸太と第89代IWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードが、ヘビーとジュニアの枠を越えたIWGPの新たな時代のスタートを賭けて新日本プロレス旗揚げ記念日で激突する。