「これはおとぎ話ではない。現実だ!」後藤洋央紀が次期挑戦者に海野翔太を指名し感動から大ブーイングへ

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 4月5日、両国国技館にて新日本プロレス『餓狼伝説 City of the Wolves presents SAKURA GENESIS 2025』が開催。メインイベントでは後藤洋央紀の持つIWGP世界ヘビー級王座にデビッド・フィンレーが挑戦した。

 1・4東京ドームのニュージャパンランボーで挑戦権を得て、2・11大阪大会でザック・セイバーJr.から王座を奪取し、9年ぶりのIWGPヘビー戴冠で後藤革命を起こしている後藤洋央紀。
 棚橋弘至、永田裕志を相手に王座を防衛し往年の新日本プロレスを彷彿とさせる闘いを見せていたが、次の挑戦者はNJC2025覇者のフィンレーに。
 デイブ・フィンレーの息子であるデビッド・フィンレーが、時代の歯車を改めて動かすかに注目が集まっていた。

 試合はクラシカルな攻防から始まるも、フィンレーがナックルを叩き込み場外戦となるとヒールファイトへ。机を場外に設置していくが、後藤はリングに戻すと村正、裏GTR、ラリアットと畳み掛けていく。
 だがフィンレーはこれを受け切るとカナディアンハンマーで叩きつけ、解説席から見ている後藤の次女と長男を挑発しながら場外に投げようとするも、後藤は逆に担いで子どもたちと目を合わすと、場外の机へ奈落式牛殺しで叩き込む。
 リングに戻ると後藤はGTWやパワーボムで叩きつけていくが、フィンレーもオーバーキルやINTO OBLIVIONで反撃しプリマノクタ。後藤はすべて受け切ると、昇天・改、GTR3連発、最後にGTR改を叩き込み3カウントを奪った。


 勝利した後藤は子どもたちへ「これは、おとぎ話ではない。現実だ!一緒に、闘ってくれてありがとう。何度負けようが、諦めなければ、負けではない。子どもたちよ、これから色んな逆境が遅いかかるかもしれないけど、生きることだけは、諦めるなよ」とメッセージ。
 後藤コールに包まれるも、次期挑戦者に海野を指名すると状況が一変。会場から大ブーイングが起き「ゴリ押しやめろ!」「嫌だ!」といった声が飛ぶ。
 海野はこれを聞いて一度はリングに上がるのを諦めたが、後藤が引き止めアメリカでの王座戦を決定。意図として「チャンピオンになってやらなければいけないその一つのこととして、若い世代の人間と当たる。それは若い世代の引き上げにもなるし、ここで若い世代の壁になってやることが、若い世代のためにもなるんじゃないでしょうか。それとアメリカという地。やっぱりそのメインで日本人を、日本人の闘い、ストロングスタイル、純新日本プロレスを見せたい。それだけです」と思いを語った。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2025年4月
« 3月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

月別

ページ上部へ戻る