東京ドームの王座戦中に腕の骨が外れるアクシデント!開始5分で試合終了も「みんな一生懸命やってんだ。ケガしたくてするヤツも、させたくてさせるヤツもいねえんだ」

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 4日、東京ドームにて新日本プロレス『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』が開催。第6試合ではDOUKIの持つIWGPジュニア王座にエル・デスペラードが挑戦した。

 昨年6月の北海道大会でデスペラードから王座を奪取したDOUKI。その後デスペラードはヒザの手術で欠場に入り、2.5次元俳優デビューなどプロレス業界外にプロレスを広める活動を行っていた。
 昨年11月に半年ぶりに復帰したデスペラードがDOUKIに挑戦表明を行い、大一番でのタイトルマッチが決定。前日会見でDOUKIは「上手くやろうとしてないか?怒られないためにやってないか?好きでプロレスラーになったんだろ?だったら楽しめよ」という言葉をかつて所属していた某軍の某先輩から言われて心に刺さったと語り、「当日は最高の相手と俺自身が思いっきり楽しみたいと思います」と宣言した。

 DOUKIの入場には中村獅童さんがパフォーマンスで現れ、ロープをあげてDOUKIをリングに呼び込む。
 試合が始まるなりトペの打ち合いから、リングに戻り顔面の張り合い。イタリアンストレッチNo.32を狙うDOUKIを腕サソリで切り返したデスペラードだったが、逃れたDOUKIがデイブレイクを狙うもデスペラードはキャッチしブレーンバスターの体勢に。これをフランケンで切り返し場外に投げ捨てたDOUKIがコーナーからDOUKIボムを投下し、デスペと鉄柵をサンドイッチ。だがこれでDOUKIが動かなくなり、実況陣は『左肘の骨が出てる』と指摘。状況を確認したレフェリーが試合を止めた。


 不本意な形でIWGPジュニア王者となったデスペラードは「DOUKI、一生懸命やってたら、こういうこともあるよな。ごめんなさいとは言いません。一生懸命やった結果です。ごめんなさい!言っちゃったけど!また必ずやるんで、また見に来てください。まだ1・4終わんねーぞ!このあとまだまだあるからな!楽しんでいけよ!」と絶叫。
 バックステージでは「大丈夫だ。1年経ちゃあ、『今日があったから』って言えるさ。1年後、『あの日があったから今日があるんだ』って言える日が必ず来る。しょうがねえじゃん。みんな一生懸命やってんだ。ケガしたくてするヤツも、させたくてさせるヤツもいねえんだ。痛くて、しんどくて、つらくて、何にも楽しくもねえ、地味な練習をやってんのは、そのためなんだ。しんどくてさあ、こうやってケガしてさあ、60分一本勝負が5分で終わって、そういう日もあるさ。仕方ねえじゃん、闘ってんだ。なあ、DOUKI、大丈夫だろ、お前なら。悔しいよ、俺も悔しい。だが、心配はしてない。絶対お前は帰ってくるから。わかってるよ。メキシコのどうしようもない、俺だったら『いやあ、ここに住むのは無理だわ』つって、光熱費が日本みたいな水準でバカ高い、きったねえ宿で共同の便所とシャワーでさあ、『夜10時過ぎると電気つかないんです』みたいなとこに住んでたヤツが、『タイトルマッチでヒジが外れました、もう心折れました』ってなるかよ!ならねえよ!大丈夫だ」とエールを送り、新たなIWGPジュニア王者として海外での防衛戦も視野に入れた防衛ロードをぶち上げた。

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