「俺以外にこれからの新日本を背負えるヤツがいるか?」東京ドームの大舞台で新世代の辻陽太が新たなIWGP王者へ!
4日、東京ドームにて新日本プロレス『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』が開催。第7試合ではデヴィッド・フィンレーの持つIWGP GLOBALヘビー級王座に辻陽太が挑戦した。
2023年にIWGP USヘビー級王座に代わる新王座として設立されたIWGP GLOBALヘビー級。昨年の1・4で初代王者となったフィンレーが一度はニック・ネメスに取られたものの、3ヶ月で取り返し防衛を続けている。
ベルトを懸けて今まで敗北した相手に復讐を続けてきたフィンレーが、2024年の最後の借りを返す相手として辻と戦う。
試合が始まると打撃戦から場外に転がったフィンレーへ辻がトペ・スイシーダも、キャッチしたフィンレーがエプロンに叩きつけ、さらに鉄柵に投げつけてジャンピングバックエルボーの追撃。リングに戻るとマウントエルボー連打で圧倒し、コーナーで客席に中指を立てる余裕を見せる。
辻はフランケンで場外に投げ捨てるとブエロ・デ・アギラを発射するが、フィンレーも担いで鉄柱やテーブルに叩き込んでクラッシュする。カウント19でなんとかリングに戻った辻を雪崩式パワーボムから餅つき式カナディアンハンマー。走り込んできた辻にカウンターのパワーボムから、コーナーへの投げ捨てパワーボム。再度パワーボムの3連撃からフォールも2。
フランケンで切り返した辻が二段式の膝蹴りからマーロウ・クラッシュで反撃し、ジーンブラスターを発射するもRKOで迎撃したフィンレーが牛殺し。掟破りのジーンブラスターをフィンレーが突き刺すも、辻も掟破りのプリマノクタで反撃しジーンブラスター。改めてジーンブラスターも、オーバーキルで切り返したフィンレーが改めてオーバーキル。これを辻が切り返して掟破りのオーバーキルからパワーボムで叩きつけ、ジーンブラスターを突き刺し3カウントを奪った。
勝利した辻は「よく見ろ。IWGPだ。IWGP、獲ってやったぞ。俺以外に!これからの新日本を背負えるヤツがいるか?俺以外に!このIWGPを育て、守れるヤツがいるか?な、上村、そしてゲイブ。見ろ、よく見ろ。俺は獲ったぞ」と堂々とベルトを掲げた。
翌日にはAEWのジャック・ペリーと試合が決まっている辻は、新日本プロレスの王者として負けられない戦いとなった。