渡辺未詩が辰巳リカとの最後の前哨戦を制し2・11後楽園でのプリプリ王座奪取に弾み!
東京女子プロレスが7日、東京・北沢タウンホールで「TOKYO JOSHI 2021 WINTER~LOVERS~」を開催。11日の東京・後楽園ホールで辰巳リカが保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む渡辺未詩が、最後の前哨戦で王者組を制してベルト獲りに弾みをつけた。
北沢大会のメインイベントで、渡辺は舞海魅星、鈴芽、汐凛セナと若手カルテットを結成し、辰巳、上福ゆき、伊藤麻希、原宿ぽむ組と8人タッグマッチで激突。この一戦は2・11後楽園でのプリプリ王座戦、インターナショナル・プリンセス(以下、IP)王座戦(王者・上福VS挑戦者・舞海)のダブル前哨戦となった。
渡辺と辰巳、上福と舞海はともにバチバチやり合い火花を散らした。渡辺がパワーあふれるタックル連発を決めれば、辰巳はヒップアタックの連打で応戦。10分過ぎ、渡辺はアバランシュホールドから、4度目の前哨戦でついにジャイアントスイングで回すことに成功。しかし、すぐさま辰巳もヒップアタックで逆襲。原宿を捕獲した渡辺はレーザービームからティアドロップを決め3カウントを奪い、挑戦者チームが勝利を手にした。
辰巳は「今日は一本取られたけど、次は負けないから。なんて言うと思ったか! バカ! 今日も全然やられてないし、全然負けてないんですけど! 2・11ではこの調子でいくんで、震え上がって挑んで来い!」とマイク。上福も「アナタも震えて待っとけ!」と舞海にアピール。
王者チームが退場すると、マイクを持った渡辺は「リカさんにタイトルマッチを挑んでから、直接ではなかったものの勝つことができました。前哨戦で」と話し、さらに「鈴芽と汐凛も挑戦者みたいな気持ちで後楽園の試合に挑むと思うので。今日は私たち挑戦者チームが勝つことができて、だいぶ勢いがついたと思います。2月11日、応援よろしくお願いします!」と続けた。
舞海は「『震えて待っとけ』って言ってましたけど、たぶん上福さんは心の中でミラマーレショックっていうワードに、とても震えてると思う。でも今日の試合、ドロップキックとかメチャクチャ痛かったんで、やっぱりチャンピオンは強いなと思ったんですけど。2月11日まで、まだあと少し時間があるので、しっかりその時間をムダにせずに、当日はしっかりミラマーレショックを起こします!」と宣言した。
2・11決戦まで、もう待ったなしとなった。プリプリ王座戦もIP王座戦も、激しい闘いになるのは間違いなさそうだ。
また、この日、セミファイナルでは2・11後楽園でのプリンセスタッグ王座戦の前哨戦が行われ、挑戦するシン・ウルトラショヲコ(以下、ウルショコ)、ハイパーミサヲ組が、愛野ユキ、小橋マリカ組(王者は天満のどか、愛野)と対戦。試合前に、ニューヒーローズが愛野組にマスクを渡して、ヒーロー軍団に勧誘。2人はそれをいったんは装着したものの、ヒーローへの思いを吹っ切った愛野組の奇襲で開戦。途中、天満がリングインする大混乱のなか、ウルショコがウルトラ・ノーザンライト・スープレックスホールドで小橋を下し、タイトル戦に向け勢いをつけた。
なお、同団体では最強のタッグチームを決める「第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」の開催をアナウンス。全12チームが参加し、20日の東京・成増アクトホール大会で1回戦4試合、21日の成増大会で2回戦4試合、3月6日の東京・練馬Coconeriホール大会で準決勝、決勝を行う。出場チーム、組み合わせは後日発表される。