緊急事態宣言に揺れるNOAHで拳王が2月の日本武道館大会に向け想いを叫ぶ!「NOAHは歩みを止めないからな!生きたプロレスを届けるからな!」
- 2021-1-11
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- プロレスリングNOAH
10日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『HIGHER GROUND 2021』が行われ、拳王が緊急事態宣言下でも会場に駆けつけたファンへ感謝の言葉を叫んだ。
この日のメインイベントでは“新春スペシャルマッチ東京 NOAHvs金剛”と銘打たれた潮崎豪&杉浦貴&丸藤正道&清宮海斗vs拳王&中嶋勝彦&マサ北宮&征矢学の8人タッグマッチが実施。ユニットをまたいだNOAHドリームチームに対して金剛もセコンド陣も合わせてフルメンバーで集結し、“NOAHvs金剛”と呼ぶにふさわしい構図となった。
杉浦と潮崎が並び立ってそれぞれエルボー、逆水平チョップと畳み掛けていく連携や、杉浦のジャーマンスープレックスに丸藤がフックキックを合わせる連携など普段は見られない連携が繰り出されると、金剛も総出でエルボードロップトレインからポーズを決めて見せ会場は大いに沸いた。
終盤には拳王と清宮の一騎打ちの構図となり、拳王は変形ファルコンアローからの蹴暴、清宮はジャンピングニーからジャーマン・スープレックス・ホールドなど大技の打ち合いとなり、清宮が必殺のタイガースープレックスを狙ったところで拳王のハイキックがクリーンヒット。崩れ落ちた清宮へすかさずP.F.Sを投下し、拳王が32分15秒の激闘に終止符を打った。
マイクを取った拳王は、「クソ野郎ども、こんな不穏な世の中で今日は後楽園ホールに来てくれてありがとう。本当に先の見えない不安な世の中だがなあ、緊急事態宣言も出されて……緊急事態宣言、俺の夢、そしてテメェらクソ野郎どもの夢も緊急事態だよなあ?ずっとずっと夢として願っていて、ようやく叶った日本武道館!テメェら、緊急事態だけどなあ、必ず行くぞ!必ず連れて行くぞ!テメェら、そして俺たちが1つ1つ感染対策をすればなあ、オイ!俺たちの夢、テメェらの夢、願えば叶うもんだろう?!来月日本武道館、必ず行くからな!」とその思いを叫び、会場四方のファンをしっかり見渡しながら「プロレスリングNOAHは歩みを止めないからな!生きたプロレスを届けるからな!俺に付いてきてくれ!」と決意宣言して大会を締めた。
今月8日から緊急事態宣言が発令され、コロナ禍にあえぐプロレス界はさらなる制限を課せられることとなった。
NOAHは2月11日に日本武道館大会の大会を予定しており、約10年ぶりとなり“聖地”への帰還に選手たちが士気を高めていたところ。緊急事態宣言自体は2月7日までを予定しており現状では期間外ではあるものの、1日先も読めない状況では開催自体にも黄色信号が灯っている状況にある。
拳王とNOAHファンの聖地帰還の夢は叶うのか、今後の動向に注目していきたい。