【試合詳細】12・21 新日本プロレス後楽園ホール大会 内藤哲也&SANADA&BUSHIvsジェイ・ホワイト&EVIL&ディック東郷 オカダ・カズチカ&棚橋弘至&本間朋晃vsウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&ジェフ・コブ タイチ&ザック・セイバーJr.&DOUKIvsタマ・トンガ&タンガ・ロア&チェーズ・オーエンズ

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『Road to TOKYO DOME』
日程:2020年12月21日(月)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:594人

▼タイガーマスク復帰戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
タイガーマスク/真壁刀義/○小島聡
8分57秒 ラリアット→体固め
●辻陽太/上村優也/ゲイブリエル・キッド

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○ジュース・ロビンソン/トーア・ヘナーレ
11分10秒 パルプフリクション→片エビ固め
[BULLET CLUB]KENTA/●高橋裕二郎

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
天山広吉/田口隆祐/○マスター・ワト
10分27秒 変形ジャックナイフ式エビ固め
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/エル・デスペラード/金丸義信

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[鈴木軍]タイチ/ザック・セイバーJr./●DOUKI
8分32秒 ガン・スタン→体固め
[BULLET CLUB]○タマ・トンガ/タンガ・ロア/チェーズ・オーエンズ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
オカダ・カズチカ/棚橋弘至/●本間朋晃
14分12秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め
[THE EMPIRE]ウィル・オスプレイ/グレート-O-カーン/○ジェフ・コブ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]内藤哲也/SANADA/●BUSHI
17分36秒 ブレードランナー→片エビ固め
[BULLET CLUB]○ジェイ・ホワイト/“キング・オブ・ダークネス”EVIL/ディック東郷

ジェイが内藤をブレードランナーでKOし1・5での二冠取りに向け高笑い!オーカーンが棚橋のヒザをイスで破壊し「お前らはTHE EMPIREの家畜だ!」

第1試合


 6月に腸憩室炎穿孔のため欠場が発表されていたタイガーマスクの復帰戦。
 真壁と上村の対面でゴングが鳴ると、上村が低空タックルで足を刈って倒していくが、真壁が上をとってスリーパーからレッグロッグ。さらにヘッドロックで絞り上げていくが、上村がヘッドロックで取り返して行き、再び低空タックル。真壁はグラウンドに引き込んで腕十字から三角絞めと珍しいサブミッションを見せるが、上村が振り払ってブレイク。真壁はショルダータックルでぶつかっていくが、2発目を狙ったところで上村がカウンターのドロップキック。真壁は怯まずボディスラムで叩きつけると両者タッチ。
 タイガーマスクとゲイブの対面となると、正面からチョップの打ち合いとなり、ゲイブがショルダータックルからコーナーに振って突っ込んでいくが、タイガーマスクがカウンターのソバットを見舞い、ミドルキック連打から小島にタッチ。
 小島はコーナーでゲイブの顔面を激しく踏みつけてからスイングネックブリーカー。さらにネックロックで固めながら真壁にタッチ。
 真壁はゲイブをエルボーで打ち据え、ゲイブのエルボー連打を耐えきってロープに飛ぶが、ゲイブがドロップキックで迎撃。辻にタッチ。
 辻はエルボー連打からラリアットを狙うが、真壁はパワースラムで迎撃して小島にタッチ。
 小島は辻にマシンガンチョップから「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぼうとしたところで上村がカットし、辻&上村が小島にダブルドロップキック。辻のアバランシュホールドからヤングライオン3人でトレイン攻撃を見舞っていき、辻のボディスラムから上村のエルボードロップ、ゲイブのセントーンから辻のランニングボディプレスと連撃が決まるもタイガーマスクがカットに入り、ゲイブにタイガードライバー。そして小島が辻へコジコジカッターを見舞い、ラリアットを狙うが辻がスピアーでカウンターしてブレーンバスター。辻はエルボー連打から逆水平チョップを見舞ってロープに飛ぶが、小島のカウンターのラリアットが炸裂するとこれでカウント3。

<試合後コメント>
真壁刀義
「やっぱ新弟子いいなぁ~。道場生はよぉ。えぇ!? ヤングライオン、勢いいいじゃねぇか! そうでなくちゃいけねぇし、それがなかったら、ヤングライオン、何の意味もねぇ。最高だな。気分は最高だよ。いいんじゃない? タイガーも復帰したことだし、それに小島がいて、アイツらにはちょっと高けぇ壁かもしれねぇけど、いいんじゃないの? あの勢いで来ないと。正直言わせてもらえば、アイツらの勢いの源は何だ?って、いつも疑問に思う。上の人間をよぉ、食い散らかして這い上がるってことだ。それでいいよな。言いてぇことはそれだけだ。いつ来ても、ぶっ潰してやる。それだけだ!」

小島聡
「タイガーマスク復帰、おめでとうございます。やっぱり同年代の選手だからさ、いろんな意味で、長期欠場して、復帰して、そういう気持ち、自分の中でもよく、いろんな気持ちが分かるから、やっぱりいろんな意味でライバルだけどさ、ジュニア、ヘビーって分かれてるかもしれねぇけど、新日本プロレスで戦うライバルには変わりないから。そのへんは頭に入れて、タイガーマスクとまた間接的にライバルとして戦っていこうと思います。そして、年内最後、小島聡、無事、気持ちよく、戦い終えました。いろんなことがあったけど、終わってみればそれも全て笑って。それが、俺が今までやってきたプロレス人生だから。どんなことがあったって、どんな苦難があったって、笑って元気よく、また明日、突っ走っていく、そういうプロレスラーでいたいと思います! ありがとうございました!」

タイガーマスク
「ありがとうございました(※と、深々と頭を下げる)。本当に、つらかったです。プロレスの人生でこれだけ欠場したのは初めてだったし、言ってはないんだけどね、今だから言える話なんだけど、正直、復帰までは1年から1年半ということを最初言われて。『プロレス(をやること)はもう難しい』と、言われました。ただ、回復力がものすごく早かったと、その先生が執刀した中で初めてだと。これだけ早く回復する人はいないっていうことを言われて。で、やっと12月、ここまで来ましたけど、復帰することができました。ホントに、つらかったですね。みんな、コロナの中で、無観客、そして少しずつのお客さんですけど試合をしてる中で、自分は……仕方がないです。仕方がない、これはホントに。(病気に)なりたくてなったわけじゃないし、仕方がないから。でも、一切試合も見てなかったんです、ホント。やはり見たらやりたくなるし、その分無理もするだろうし。とにかく先生には『無理をしないでほしい』と、そればっかりを言われてまして。本当に毎日道場……これほど道場に行ったのは初めてじゃないかなと。日曜日以外はずっと行ってました。あとはもう、家でのリハビリ、病院でのリハビリ。それの毎日でした。でも、本っ当にファンの方が温かくて、本当にもう、『完治するまでゆっくり休んでほしい』、そういう言葉をもらって、そして今回、復帰が決まったときはもう、本当にファンの方が喜んでくれて、涙が出ました、正直。もちろん選手のみんなも、いつも道場で会えば『大丈夫ですか』って声をかけてくれて。『ゆっくりでいいから頑張ってください』っていつも言ってくれて。ホントに、選手みんな、ありがたいです。あとは家族ですね。毎日、家にいるわけですよ、僕なんか普通の家庭とは違うけど、毎日家にいる。それでもウチの嫁さん、子供は文句一つ言わず『頑張って』といつも言ってくれて。僕がここまで復帰できたのはホントに皆さんの力だと思ってます。本当にありがたいです。そして、やっぱりこの新日本プロレスに戻ってこれてうれしいし、新日本プロレスの仲間と試合ができる、こんなうれしいことはないです。そしてなおかつ、グッズでね、原辰徳監督とのコラボできて、これも最高ですね。原監督も復帰に華を添えてくれたというかね、ありがたいです、読売ジャイアンツ。これから、あと僕は23日に試合ですけど、徐々に徐々に上げて、今年『BEST OF THE SUPER Jr』に出られなかった。悔しかったですけど、次の『BEST OF THE SUPER Jr』はコロナでどうなるか分からないけれども、そこを目指して、まぁまた、“厳しいタイガーマスク”でいきたいと思ってます。ありがとうございました、ホントに」

ゲイブリエル・キッド「2大レスラー、タイガーマスクとマカベの復帰戦だ。マカベ、忘れないでくれ。俺はまだあなたに借りを返していない。でも今日、俺が話したいのはそのことじゃない。タイガーマスクは9ヶ月、真壁は4ヶ月リングを離れていた。その間、マカベは映画を撮影していたらしい。繰り返し言うが、俺たちヤングライオンで東京ドームのオープニングマッチをやらせてくれ。俺たちは今年休むことなく一生懸命やってきた。試合に出ていない時だって常に稽古を重ねてきた。俺たちにチャンスをくれ。(相手は)誰だっていい。やってやる。ドームで試合をさせてくれ!」

辻陽太
「東京ドームの、第1試合。俺が、今目指してるのは、そこだけだ」

上村優也
「タイガーさんが今日復帰されて、去年、タイガーさんと一緒に『SUPER Jr TAG LEAGUE』に出ましたけど、それでタイガーさんとのタッグが終わりだとは思ってないんで。僕がジュニアでいる限り、またタッグを組んでIWGP ジュニアタッグに挑戦するぐらいまで、また僕も頑張って、タイガーさんも調子を取り戻して。それができたら、以前組んだ甲斐があったんじゃないかなと思います。あと、ずっと言ってるんですけど、鈴木選手。東京ドームでも、鈴木さんも、俺の名前もまだありませんし、別に待ってたって誰も組んでくれないっすよ。僕は鈴木さんとシングルマッチ組まれるように、そして、彼を本気にさせて振り向かせるように、これからやっていこうと思います。ありがとうございました」

第2試合


 ジュースはWORLD TAG LEAGUEで連覇の道を立つ一因となったKENTAへ敵意むき出し。最初はジュースとKENTAの対面でゴングが鳴るも、KENTAはニヤニヤと笑いながらすぐに裕二郎にタッチ。これを見たジュースもヘナーレにタッチ。
 ヘナーレは裕二郎をロープに振ってラリアットを狙うが、裕二郎がビッグブートで撃ち落とし、ヘナーレの顔面をターンバックルへ打ち付けていくがヘナーレはビクともせず、逆に自らガンガン頭を打ち付けてアピールしてから裕二郎にヘッドロックも、裕二郎は指に噛み付いて脱出。ヘナーレはショルダータックルでなぎ倒してから手刀を落とし、バックフリップを狙うも今度は裕二郎が顔面かきむしりで脱出。ヘナーレが突っ込んでいくと裕二郎は引き込んでロープスタンガン。KENTAが飛び込んできてジュースを場外に突き落とし、4人は場外へと散っていく。
 KENTAはジュースを場外鉄柵に叩きつけ、裕二郎はステッキを持ち出してヘナーレの首を締め上げる。ヘナーレをリングに戻した裕二郎はKENTAにタッチ。
 KENTAはロープに掴まりながら全体重をかけてヘナーレの顔面を踏みつけてから裕二郎にタッチ。
 裕二郎はギロチンドロップ、エルボードロップ、ヘッドドロップを見舞い、髪を掴んで引き起こしてからそのまま顔面をマットに叩きつけてからKENTAにタッチ。
 KENTAはヘナーレのボディへエルボーを連打し、ロープに振ってバックエルボー。そしてコーナーに控えるジュースのポーズを真似て挑発してからヘナーレの頭頂部にナックルを連打していくが、ヘナーレが身震いしながら雄叫びを上げるとブレーンバスターで叩きつけてジュースにタッチ。
 ジュースはKENTAへショルダータックル2連打からセントーン。さらに救出に来た裕二郎をフルネルソンバスターで叩きつけ、突っ込んできたKENTAをスパインバスターで叩きつける。さらにジュースはラリアットを狙うが、KENTAがブートで止めてバックドロップの体勢。ジュースはこれを振り払ってラリアットを狙うが、KENTAがキャッチしてリバースDDT。さらにKENTAはグリーンキラーを狙うが、ジュースが振り払ってロープに飛ぶとパワースラムで迎撃し、裕二郎にタッチ。
 裕二郎はジュースをロープにくくりつけて串刺しビッグブート。さらに足払いからスライディングキックからリバースDDT。さらにKENTAとともにトレイン攻撃からKENTAがフィッシャーマンバスター、裕二郎がスライディングキック。さらに裕二郎がマイアミシャインからピンプジュースを狙うが、ヘナーレがカット。ここにKENTAが入ってきてヘナーレを2人でロープに振るが、ヘナーレは2人の攻撃を誤爆させて裕二郎にトラースキック。KENTAがジュースへgo 2 sleepを狙っていくが、ジュースは振り払ってスピンキックで撃退。ここでヘナーレが裕二郎にランペイジを叩き込むアシストを見せ、右ストレートを叩き込んでからのパルプフリクションで3カウント。
 試合終了を告げるゴングが鳴り響く中、KENTAがアタッシュケースを持ってリングに上がりジュースに殴りかかるが、ジュースはこれを奪い取ってKENTAへ殴りかかり、KENTAが慌てて場外に逃げ出すとリング上からアタッシュケースを掲げて見せつけた。

<試合後コメント>
ジュース・ロビンソン
「本当なら今俺とフィンレーが『WORLD TAG LEAGUE』の優勝トロフィーを持って、東京ドームのタッグ王座戦に備えてるはずだった。親友と一緒に東京ドームの花道を歩く姿を夢見てたけど、それも消えてなくなった。頭の傷ひどいだろ? 武道館でKENTAにブリーフケースでやられた時の傷だ。KENTA、おかげで俺は今やる気にみなぎってるぞ! 俺のターゲットはお前一人だ。お前は俺の夢をいとも簡単に潰してくれたな。だから今度は俺がお前が大事にしてる物を奪ってやる。新日本、今ここで宣言するぞ。KENTAの権利証に挑戦させてくれ。KENTAに借りを返さないといけない。あいつの宝を奪い取ってやる! そして次に目指すのはジョン・モクスリー。俺たちの抗争はもう終わったと思ってたか? まさか! 俺たちのライバル関係は永遠に続いていく。USヘビーのベルトは俺にとってのすべてなんだ。いったんタッグ戦線から離れて、今はKENTAサンの権利証だけに向かってく。そしてこの俺がジョン・モクスリーが持つUSヘビーのベルトに挑戦する」

トーア・ヘナーレ
「最近イライラが募って仕方ない……。今年はすごく厳しい一年だった。もちろん俺だけじゃない、世界のみんなが同じ想いをしてる。でも本来なら『NEW JAPAN CUP』に出場しビッグチャンスを掴むはずだった。ジュースも俺と同じように不満を抱えているのは分かってる。だって『WORLD TAG LEAGUE』優勝あと一歩のところで台無しになってしまった。俺にはジュースの気持ちが痛いほど分かる。もう今年も残りあと僅かだけど、俺はシングルで一勝もできていない。2021年は新たなスタートを切りたい。みんな気づいてないかもしれないけど、今体重を増やしてて、目標は110kgだ。新日本一のパワーファイターを目指してやる。2021年は今以上の全力を尽くしていく。(日本語で)シンニホンプロレスノホンタイ、イチバンマジメ、ガイコクジン! 」

KENTA
「いやカバンは!? 俺のカバン! ちょっと、ちょ待てよ。ちょと座れ。座ろうか。いや、カバンは?俺のカバン。いやいや、ロビンソンの気持ちわかるよ? やりたいんでしょいや、いくらロビンソンが言っても、俺ずっと防衛してきたから。あの〜、ジョンモク(ジョン・モクスリー)、何回防衛したか知ってる? (※カメラが首を振ると)2回。俺、何回防衛したか知ってる? 4回、おかしいだろこのねじれ現象! なんだこれ! どういうこと、どんだけ? どんだけぇ~……険しい道のりなの。そんで、ロビンソンが、やろうっつてんの? もう俺も次ジョン……ジョンモクって決めてるから。悪いけど。悪いけど本当に……。もうこれ以上、防衛するのもういいでしょ? そろそろ、ねえ……。だから結局、俺が何が言いたいかっていうと……もうシンプルにそろそろ挑戦させてってこと!!」

第3試合


 鈴木軍がリングインするなりワトがデスペラードにドロップキックを見舞って奇襲し、それぞれが散っていく中でゴング。
 ワトはデスペラードにストンピンを連打していくが、デスペラードは顔面ひっかきで脱出するもワトはティヘラで場外に放り出し、トルニージョで追撃。ワトはデスペラードをリングに戻すとロープを使ったキャメルクラッチで痛めつけてから田口にタッチ。
 田口はワトとともにダブルのバックエルボーを見舞い、天山も加わって3人でトレイン攻撃。しかし監督として指揮をしたい田口を天山がコーナーに振ってしまったことから監督による指導が入り、ブロックサインの確認から田口がコーナーに上って尻を突き出して行くが、デスペラードがワトを顔面から田口の尻にぶつけて誤爆させる。田口はリングに背を向けているため誤爆に気づかずコールを煽っていくが、その間に鈴木軍の面々が田口を取り囲み、みのるが詰め寄ってガンを付けているのに気付いた田口は「密です!密!レフリー、密!」と後ずさり。さらに3人に囲まれると「鈴木軍!イチバーン!」と叫んで迎合しようとするが、言い終わる前に3人に袋叩きにされ、3人で軽快にタッチを回しながら田口の腕を取りながらヒジへとエルボースタンプを見舞っていく。
 みのるが田口をチキンウイングアームロックで捕らえてギブアップを迫るが、田口が必死に足を伸ばしてロープブレイク。みのるはジェットスタンプからPKを叩き込みエルボー連打からロープに飛ぶが、田口がカウンターのヒップアタックを見舞い、天山にタッチ。
 天山はみのるにモンゴリアンチョップ連打からヘッドバッドを連打。さらにブレーンバスターで叩きつけ、ロープに飛ぶみのるをマウンテンボムで叩きつける。さらにアナコンダ・スラムを狙うが、みのるが振り払ってエルボーからスリーパーに捕らえ、そのまま自軍コーナーに下がって金丸にタッチ。
 金丸は天山の額にエルボースタンプを落とすが、あまりの石頭に金丸がヒジにダメージを負う。ならばとみのるが一本足頭突きを見舞うが、なんとみのるも頭にダメージを負って場外へと落ちてしまう。天山は金丸にニールキックを叩き込んでワトにタッチ。
 ワトはバックエルボーコンビネーションからローリングソバット。さらにスワンダイブ式のエルボースマッシュ。さらに田口と2人でロープに振ってコンビネーションを狙うが、ここにデスペラードが入ってきてカット。逆にデスペラード&金丸がトレイン攻撃を見舞い、みのるがビッグブートでふっ飛ばした先で待ち構えていたデスペラードのバックドロップ+金丸のドロップキックの合体攻撃。金丸はディープインパクトで突き刺してフォールも天山がカット。ならばと金丸はタッチアウトを狙うが、ワトがコルバタの形から入るスクールボーイからのジャックナイフで技アリの3カウント。

<試合後コメント>
田口隆祐&天山広吉&マスター・ワト
田口「ワトが取りました! ワン・ツー・スリー! しっかり! 『挑戦させてください問題』じゃないよ、もうこれは。『挑戦受けてやる』じゃないだろ、『挑戦受けさせてください』だろ、向こうが。『喜んで、挑戦受けさせてください』だろ。『受けてやる問題』じゃないよ、もう。『挑戦してください』問題だよ」
天山「完全に立場逆転やな! うん!」
ワト「カントクが言った通り! ビビったろ。もう、オマエらから技食らったってな、いろんなこと考えて、オマエらに勝つための秘策をいっぱい練ってんだ。そろそろ決めろよ! 決めろ! スリーカウント、オマエらから取ったんだぞ! 焦ったろ! 次やったらな、スリーカウントまた取ってやるよ!」
天山「また明日もあんねやな? うん、しっかりね、金丸倒したから今度はデスペやな。アイツら2人とも倒したら、もう受けざるを得ないでしょって! こっちが頭下げて、こんだけ結果出してるんやから。こんだけ整ってるんやから、2人の挑戦、正々堂々と受けんかいって。オマエら、恥ずかしくないんか、やられたままでって。ねぇ、カントク!」
田口「何回負けてるんですかと。タッグリーグ……」
天山「俺はちょっと恥ずかしかったけどね。(※手を合わせて2人に謝る)ゴメンね、何か間違ごうて。やっぱり2人の連係をね、しっかりやってもらいたいっていう」
田口「あそこしか見せ場がないんで」
天山「いやいやいや。まぁ、しっかりとワトを引っ張ってください」
田口「はい。これだけ取ったら、もう何も言い逃れできないでしょう、向こうは。いいよ。『挑戦受けさせてやる』じゃなくて、『挑戦させてやる』でいいよ。こっちは別に言葉遣いどうこうじゃなくて、挑戦受けてもらえればそれでいいですよ。そんな小さなこと、気にしないですよ。チャンピオンにね、リスペクトは」
ワト「リスペクトは当然ありますよ! 挑戦させろって!(※と、田口とワトは控室へ)」
天山「カントクの言う通りですよ。もうさっさと、対戦を決めてほしいよね。俺が入ってここまで押してんやから、とっとと決めろ!って話ですよ。もう、決まったら2人、一発で取りたいって、取れると思うし、俺はもう後ろからプッシュするだけですよ。しっかりと、歴史に名を残すように、チームとしてしっかり、田口、そしてワト、ベルト取ってほしいなと思います。今日、ホンマ久しぶりの試合やったんですけど、まぁちょっとミスったりする場面もありましたけどね、やっぱリングに上がって、しっかりとリング上でパフォーマンスできて、まだまだちょっと足りないっていうかね、明日もあるんでしっかりと、カントクとワトをサポートしたいなと思います。オーケイ、カマン! はい、ありがとうございました!」

エル・デスペラード&金丸義信
デスペラード「ドンマイ、ノブさん」
金丸「おこぼれでアイツが勝ったようなもんだから。たまたま」
デスペラード「ちょっと怒りたいところあるけど、俺もあれで丸められたことあるから、怒るに怒れない。ビックリすんだよアレ、急に来ると」
金丸「まぁそういうことだよ」
デスペラード「しょうがない。どうします?」
金丸「やりてぇかどうか知らねぇけどよ、まぁ俺らに何のメリットもけどよ、まぁやってやるか」
デスペラード「じゃぁいいよ。ノブさんが言ったからいいよ。俺は、パートナーが言ったから、やってやるよ。唯一の前哨戦だぞ、明日。カード(今日と)一緒だよな? 違う? 別にアイツらのこと興味ねぇから(笑)」
金丸「まぁ、やるからには、ねちっこく、ギッタギタにしてやるから。覚えとけよ!」
デスペラード「陰湿だから。それはそうと、気づいたら天山、田口ジャパンに入ってたんだな。ビックリしたよ」
金丸「でもあんまりチームワークよくなかったな、今日は」
デスペラード「“急造チーム”って感じっすね」
金丸「ありゃダメだ」
デスペラード「一緒にいりゃチームってわけじゃねぇんだよ!」

第4試合


 タイチが入場して歌い終えた瞬間にBULLET CLUBが奇襲してゴング。
 ロアは場外でザックをいたぶりながら眼前にベルトを掲げて挑発し、リングに放り込んでビッグブートも、これをくぐってかわしたザックがコルバタから入る胴絞フロントネックロック。ロアはぶっこ抜いてブレーンバスターを狙うが、ザックが暴れて着地し腕へのオーバーヘッドキック。腕へのビッグブートから変形水面蹴り。さらにエルボースマッシュ連打からロープに飛ぶが、ロアがカウンターのスパインバスターで叩きつける。
ロアのボディスラムからタマ&ロアがタッチを回しながら交互にトップロープ越しのセントーンを見舞っていき、チェーズも同じく飛ぶと見せかけてゆっくりと顔面を踏みつけてからザックへサイドバスター。タマに代わると、タイチに見せつけるようにボディブローを連打してチェーズにタッチ。
 チェーズはラリアットでザックをなぎ倒してチョーク攻撃。さらにヒップトスを狙うがザックがはコブラツイストで切り返し、グラウンドに倒してネックツイスト。タイチにタッチ。
 タイチはBULLET CLUBの3人を次々と喉輪でマットに組み伏せていき、セコンドの邪道にも喉輪。さらにアックスボンバーでタマをなぎ倒し、バックドロップの体勢もタマがトンガンツイストで切り返し、続けてガン・スタンを狙うがこれをキャッチしたタイチが聖帝十字陵。カットに来たロアにはザックが卍固め。タイチが自軍コーナーまでもつれ込むとDOUKIがタッチして飛び込んでいく。
 DOUKIは仲間を鼓舞してトレイン攻撃からザックのPK、スワンダイブ式のフットスタンプ。さらにタイチがパンタロンを脱ぎ捨てて天翔十字鳳を狙うが、ロアが場外から足を引いて妨害。タマがタイチへ突っ込んでいった隙にDOUKIが背後からスクールボーイも、マはキックアウト。DOUKIの地獄突きからその振り向きざまにタイチがハイキック。DOUKIの変形ジャックナイフもチェーズがカット。DOUKIは場外に逃れたチェーズへプランチャを発射し、リング上のタマへデイブレイクを発射するが、これを待ち構えていたタマは空中でキャッチしてそのままガン・スタン。思わぬ形でカウンターを被弾したDOUKIはそのまま動けずこれでカウント3。
 タイチ&ザックはIWGPタッグのベルトを、タマ&ロアはWTLの優勝トロフィーを掲げ、リングの上下に分かれて睨み合った。

<試合後コメント>
タマ・トンガ&タンガ・ロア&邪道&タイチ&ザック
タマ「(※『WORLD TAG LEAGUE』のトロフィーを見せつけ)このトロフィーを持ってるってことはな、俺たちが新日本で一番強いタッグチームだっていう証なんだよ!」
※タマのコメント最中に、タイチ&ザックがコメントスペースにやって来る。
タイチ「うっせーよおい、調子のんなオラ! オイ! 1人だとなんもできんのか!」
タマ「お前ら、ふざけるんじゃねぇぞ! トロフィーで頭を殴られたいのか! 14カラットの金で出来てんだぞ! お前らが巻いてるベルトの何倍も価値があるんだからな。でもそのベルトは東京ドームで俺たちのモノになる、ザマーミロ!」
ザック「(タマに向かって)とっとと出てけ、このヤロー!」
(※タマは控室へ)
タイチ「1人じゃ何もできねーじゃないかよ、武器(『WORLD TAG LEAGUE』トロフィー)振り回してよ。怖かったのか今1人ぼっちでなあ。誰もいねえもんなあ。いつも誰かいねーとなあ、何もできねーもんなあ。邪道でもいい、何でもいいよ。日本だかアメリカに住んでるかわかんねえ。あんな乱入しか脳ねえアイツでもいいよ。誰でも連れてこいよ。10人でも20人でもいい。セコンド排除しろなんて言わない。連れてこい。セコンドごとやっちまえばよ、もっと気持ちいいからよ」
ザック「武道館で俺たちの試合がなかったこと、まだ腹立たしい。俺とタイチの今年1年の努力をあんな形で踏みにじりやがって。でも会社は俺たちのことが気に入らないんだろ。分かりきったことだ。どうせタッグのベルトにも大した価値がないと思ってるんだろうな。でも俺たちの手で再びこのベルトを輝かせてやるからな」
タイチ「東京ドーム……それで終わりじゃねえからよ。オイ、邪道でも何でも、外道でも鬼道でも極道でも甲州街道でも何でも連れてこい。全員やってやるよ」

邪道「明日、G.o.Dと、ザック&タイチがやる最後だな今年。クリスマスプレゼントにな、 DOUKIの鉄パイプがいかにフニャフニャだっていうのを証明してやるからよ」

第5試合


オカダが入場し、コーナーでポーズを決めてから降りた途端にTHE EMPIREが奇襲してゴング。
 リング上では-O-カーンが棚橋の頭を押さえつけてひれ伏させ、ビクトル投げから足を取ろうとするが、棚橋が逆十字で切り返し、-O-カーンがブレイクすると本間にタッチ。棚橋とオカダが低空ドロップキックのコンビネーションから本間が逆水平チョップを連打。-O-カーンはモンゴリアンチョップで反撃していくが、本間はボディスラムから小こけしを発射。-O-カーンはこれを回避し、本間を肩固めで捕縛。本間が足を伸ばしてロープブレイクすると、自軍コーナーに連れ帰ってコーナーで本間を玉座代わりにドミネーターポーズ。
 代わるコブは、本間をパンプハンドルの形で持ち上げてリングを一周し、パワーを誇示してからオスプレイにタッチ。
 オスプレイは本間に逆水平チョップで倒してグラウンドヘッドロック。さらに自軍コーナーに叩きつけてタッチを求めるが、本間がチョップで突っ張ってブレーンバスター。オカダにタッチ。
 オカダは雄叫びを上げながらエルボー連打し、ランニングバックエルボーからフラップジャック。さらにリバースネックブリーカーを狙うが、オスプレイが暴れて脱出し、スイングネックブリーカー。-O-カーンにタッチ。
 -O-カーンはモンゴリアンチョップでオカダをコーナーに押し込み、コーナーに宙吊りにしてから顔面への低空ドロップキック。さらにバックドロップの体勢も、オカダが着地してリバースネックブリーカー。棚橋にタッチ。
 棚橋はフライングフォアアームからドラゴンスクリュー、グラウンド式のドラゴンスクリュー。さらにスリングブレイドを狙うが、これをキャッチした-O-カーンがフェイスクラッシャーで切り返し、リバースパワースラム。さらにアイアンクローからエリミネーターを狙うが、棚橋が着地してツイスト・アンド・シャウト。両者タッチ。
 本間とコブの対面となると、本間がショルダータックルでぶつかっていくがコブはビクともせず、逆にショルダータックル一発でなぎ倒す。ならばと本間は走り込んでフェイスクラッシャーから小こけしをヒットさせ、カットに来たオスプレイにも逆水平チョップからのこけしロケットで撃退。するとオカダ、棚橋が化成してコブにトレイン攻撃。さらにオカダ&棚橋のダブルブレーンバスターから2人がカタパルトとなり本間の中こけしを射出。本間はトップロープに上がってこけしを発射するがコブが回避。ここに-O-カーンが入ってきてアイアンクロー、そこへオスプレイがトラースキックで追撃し、コブがブレーンバスターからバックエルボー、グーパンチ、そして鷹木を意識してか龍魂ラリアットを叩き込み、ツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけるとこれでカウント3。
 試合終了を告げるゴングが鳴り響く中、-O-カーンは棚橋をリングに放り込むとパイプ椅子を持ち込み、イスの上に棚橋をニークラッシャー。さらにオスプレイ&コブが押さえつける中で-O-カーンが何度も棚橋のヒザへパイプ椅子を振り下ろす。さらに棚橋を心配して駆け寄ったオカダの後頭部へオスプレイがヒドゥンブレイドを叩き込み、-O-カーンが「ひれ伏せ!愚民ども!オカダ・カズチカ、棚橋弘至、本間はTHE EMPIREが支配した!この光景は1月4日もまた起きる。こやつらは帝国にとって家畜だ!ウィル・オスプレイ、ビー・プレストリー、ジェフ・コブ、グレート-O-カーン!THE EMPIREの力だァッ!」と演説してリング上を支配。そしてオスプレイとビーはオカダを踏みつけながら熱いキスを交わした。

<試合後コメント>
THE EMPIRE
コブ「鷹木信悟…どこに隠れてるんだ? 怖気付いたのか? せっかく新日本が東京ドームで俺たちのシングルマッチを組んでくれたっていうのに、お前は一体全体どこにいるんだ? お前はドラゴンクローでNEVERのベルトを巻いてるが、俺の小斧でお前を真っ二つに裂いてやる。明日は現れるのか? そうだろうな」
オスプレイ「全て望み通りの展開だ。このままTHE EMPIREが新日本マットを乗っ取り、古い伝統を片っ端から潰してやる。俺たちがもっと輝く新時代にみんなを連れて行ってやるよ。かつて棚橋がこう言ってただろ、"ATTACK FOR THE NEXT GENERATION(次世代のために戦う)"って。俺たちTHE EMPIREがその”次世代”だ。お前たちの大好きな棚橋とオカダをリングで大の字にしてやったぞ。俺は現在世界最高のレスラーだ。過去には“ジ・エアリアル・アサシン”と呼ばれていたが、そろそろ新しいニックネームが必要だな……」
オーカーン「オイ、恐い棚橋先輩。一つ、アドバイスを送ってやるよ。過去を払拭することで時代を切り拓いたはずの貴様が、今一番、過去にとらわれてるんじゃねぇか? 過去の自分が亡霊になってんだよ。言ってる意味、自分が一番よく分かってんだろ? ハァ……(※ため息)、つまんねぇ男になったな。戦う前から結果は決まってるよ。もういいよ、貴様は。戦う準備よりも、キレイに歯磨きをしておけ。1月4日は『愛してます』とささやくそのお口で、余の靴を、メス豚のようにベロベロと舐めてキレイにしてもらうんだからな! それと、東京ドームじゃなくてもいいぞ。明後日で終わりにしてもいいんだぞ。あぁ!? 次、貴様がどうやってくるか、楽しみにしてるよ。分かったか? 先輩」

棚橋弘至
「(※両側から肩を借りて控室に向かっていたが、去り際に)絶対許さねぇからな!」

第6試合


 1・5東京ドーム大会で二冠への挑戦が決まったジェイは、自身のカラーとなった挑戦権利証のアタッシュケースを初お披露目。内藤が入場時に2本のベルトをジェイの目の前に投げ入れると、ジェイはブリーフケースをその横に置いて内藤の涅槃のポーズを真似て挑発。
 内藤とジェイの対面でゴングが鳴ると、ジェイが「ナーイトー!ナーイトー!」と内藤コールの拍手を煽って挑発し、触れ合わぬまま東郷にタッチ。
 内藤は東郷のロックアップをスカしてコーナーに控えるジェイに一撃入れ、場外のジェイをまっすぐ見据えながら東郷へ執拗なヘッドロック。さらにマンハッタンドロップからSANADAが飛び込んできて低空ドロップキックで追撃。EVILは憎々しげにこの光景を見守りながらこっそりとコーナーマットの紐を緩めていく。
 BUSHIに代わると、東郷へDDTから引き起こすが東郷がサミングで怯ませ、EVILがコーナーマットを外した金具むき出しのコーナーへBUSHIを叩きつける。これには内藤&SANADAも救出に向かうが、ジェイが内藤を、EVILがSANADAを場外に放り出して鉄柵攻撃やカメラのケーブルを使った首絞めなどで痛めつける。リング上では東郷がBUSHIの顔面をグリグリと踏みつけてからチンロック。EVILにタッチ。
 EVILはBUSHIのマスクに手をかけ、フロントネックロックで絞め上げつつ、一瞬ためらいを見せてからジェイにタッチ。
 ジェイはアームロックからがら空きのボディへエルボーを見舞い、EVILにタッチ。
 EVILは東郷とともにロープに振ってダブルのショルダータックル。そして東郷、EVILの順にそれぞれセントーンを見舞う。さらにフィッシャーマンバスターを狙うが、BUSHIがバッククラッカーで切り返し、SANADAにタッチ。
 SANADAはEVILのラリアットをかわして低空ドロップキック。カットに来た東郷をパラダイスロックで固め、救出に来たEVILにもパラダイスロック。そして2人まとめて低空ドロップキックで吹き飛ばす。さらにTKOを狙うがEVILが髪を掴んで脱出し、SANADAの足をレフリーに持たせてがら空きの股間へトラースキック。さらに串刺しラリアットからフィッシャーマンバスターで叩きつけ、金具むき出しのコーナーにぶつけてからダークネスフォールスを狙うが、SANADAが着地してロープに飛ぶ。しかし東郷が場外から足を引いて倒すと、EVIL&東郷がそれぞれ串刺しラリアットから2人でSANADAにマジックキラーを狙うが、SANADAは東郷をカンガルーキックのように蹴飛ばしたSANADAがEVILへマジックスクリュー。両者タッチ。
 再び内藤とジェイの対面となると、内藤がジェイのエルボーをキャッチしてアームドラッグで放り捨て、バックエルボーで倒してからの低空ドロップキック。続けざまにスイングネックブリーカーからグロリアを狙うが、ジェイが暴れて脱出しようとするとプルマ・ブランカ。ジェイが足を伸ばしてロープブレイクを叫んでも内藤は手を離さず。
 内藤はさらにスイングDDTを狙うが、一歩先を読んで着地したジェイがDDT。さらにブレードバスターで叩きつけ、裏投げの体勢も内藤が延髄斬りからスパインバスター。BUSHIにタッチ。
 BUSHIはジェイへミサイルキックで場外に放り出してトペ・スイシーダ。さらにフィッシャーマンスクリューから二段式延髄キックからコードブレイカーを狙うが、これをキャッチしたジェイがSSS。続けてブレードランナーを狙うが、背後からSANADAがジェイにドラゴンスリーパー。そしてさらにその背後から東郷がスポイラーズチョーカーで首を絞めようとするが、SANADAは察知して東郷をTKOで撃退。さらにEVILにもTKOを狙うが、EVILが着地したその瞬間にEVILで叩きつける。内藤はEVILへジャンピングエルボーを放つが、EVILがこれを回避し、すかさずジェイが内藤にブレードランナー。救援を絶たれたBUSHIに対し、EVILがダークネスフォールズで叩きつけ、ジェイがブレードランナーで3カウント。
 ジェイは2本のベルトを掲げながら内藤を見下ろし、EVILがマイクを取って「おいSANADA、キレてみろよ。キレてみろよこの野郎!オメーがキレようと関係ねえ。潰すまでだ!」と吐き捨てて去っていく。

ジェイ「コウラクエ~ン、コウラクエ~ン?俺に拍手をしろ!(※観衆が拍手)お前らは俺の言いなりで拍手をするだけの存在だ。内藤、お前は俺とじゃなくて飯伏との闘いを望むのか?まあそれでもいいだろう。結局お前は1・5に俺と闘うことになる。忘れるなよ、よく覚えておけ!EVIL、飯伏も覚えておけ!お前らもよく覚えておけ!俺が未だこの新日本プロレスのトップ。未だ、未だ俺がトップだ!お前らは俺が主役の新しい時代でスイッチブレードとともに呼吸しろ」

<試合後コメント>
ジェイ・ホワイト&外道
「(IWGPヘビー&IWGPインターコンチベルトを掲げ)ベルトがよく似合うだろ。ほら、写真を撮れ。俺の腹筋はどうだ。髪型はどうだ? 試合を終えたばかりだから、ちょっとボサボサだろうがベルトがよく似合ってるだろ!それにしても(ベルトは)重いな。今日の後楽園ホールで何が起こった? プロレス界のレジェンドの帰還だ。新日本を制覇したあの男が戻ってきたぞ。SNSでもその話題で持ちきりだった。タイガーマスクのことを言ってるんじゃないぞ、俺だ! リングでも言ったが、今も俺がトップだ!」
外道「もちろん君がベストだ」
ジェイ「やっぱり外道は賢いな。EVILとディック東郷も少しずつ賢くなってきてるようだ。俺たちのチームワークはバッチリだっただろ。(EVILと東郷)お前たちはよくやってくれた。大阪で権利証は俺のものになった。1.5でブリーフケースと共に入場し、2本のベルトを巻いてリングを去る。相手が飯伏でも内藤のどちらでも関係ない。2冠王に輝くのはこの俺だ」
※ジェイは2つのベルトを置いたまま控室へ

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