皇治が大晦日RIZINで対戦する五味隆典を「火の玉ボーイじゃなくて金玉おじさん」と過激な口撃!五味は「ヘッドギアを付けろ」と静かな殺気!
21日、都内某所にてRIZINが大晦日にさいたまスーパーアリーナにて開催する『Yogibo presents RIZIN.26』についての記者会見が行われ、皇治と五味隆典がスペシャルエキシビジョンマッチで対戦することが発表された。
このカードについて、RIZINの榊原信行CEOは「勝負論のあるカードとは味覚の違うカードを組みたいなというのは、当初から皇治と僕らの目的だったんで。チェ・ホンマンとかボブ・サップとか、そういう路線ももちろん本気で当たりました。ボクシングの方も当たっていって、純粋なボクシングのルールでは組めないけど異種格闘技戦なら出来るということで五味隆典に白羽の矢が立った」とカード決定の背景を語る。
なお、ルールはともに素足でパンチのみ(バックブロー有り)というボクシングルールに近いRIZINスタンディングバウト特別ルールであることも明かされた。
会見に出席した皇治は「昔は“火の玉ボーイ”やったかもしれないですけど、今は“金玉ボーイ”だと思うんで。ボーイってのもおかしいんで、“金玉おじさん”だと思って。金玉おじさんがいつも『大晦日は倒さないと』って言ってたんで、俺も金玉おじさんを全力で倒しに行こうと思ってます」と冒頭から強烈な口撃。
一方で、「結果残してきた偉大な人に挑んでいく勇気を見せたいですし、俺はもうぶっ倒しに行きますよ。全然、エキシビジョンというか、判定決着も付けてくれていいし、自分はもうホンマにぶん殴りに行くんで。まあ、大晦日に判定は要らんと思うんでね。自分もぶっ倒れる気と、ぶっ倒す気で行くんで」と真剣な面持ちで意気込んだ。
対する五味は、皇治の口撃を「そのエネルギーを試合に出そう、うん(笑)」と軽く受け流しつつ、「まあ、エキシビジョンなんすよ。40代で出来る最高の動きと、若い子の中に混じって汗をかけるって言うので、若い子の邪魔にならないようにやろうと思ってますけど。うん。勝負論とかね、そういうのはほとんどないですけど、コロナの中でもお客さんを少しでも喜ばせられるようにって出場することにしました。そんな感じです」と淡々と語り、「体重は77kgまで落としましたけど、『なんで俺だけ減量してんのかな』って」とぼやくなど消極的な様子かに思われた。
しかし、ルールについての話になると「体重差があるので、僕はね、彼がヘッドギアしてもいいと思います。ワンサイズ違うグローブで。やっぱり、後で何言われても嫌ですし、体格差が違うわけですから」と静かな殺気を漂わせる。
これについて榊原CEOは「あんなこと言いながら25年位ボクシングやってるんで、打撃だけのボクシングには自信を五味は持っている。ヘッドギアの話も、ここまでの交渉の中でもあって、『10kg近く重たいのに本気で自分が皇治を殴ったら皇治がすっ飛ぶ』と。実際、同じような階級の選手とはスパーリングはやっているので、その中で言うと、自分のパンチの破壊力というか、衝撃力は半端じゃないんで『ホント皇治は大丈夫ですか?』と真剣に言ってましたからね、ヘッドギアの話は。方や皇治は『ぶっ飛ばされようと、ぶっ飛ばしたい』というところで、ホントにド突き合いしたいというところで。ホントに今日の会見の中では五味が冷静に冷静にとスカしてますが、多分当日はすごい試合になるだろうなって気はしますね」と両者の激戦を予想した。
『Yogibo presents RIZIN.26』
日程:2020年12月31日(木)
開始:14:00
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ
▼スペシャルエキシビジョンマッチ RIZINスタンディングバウト特別ルール
五味隆典(イーストリンカンラスカルジム)
vs
皇治(TEAM ONE)