闇落ちした“世界最強のラブライバー”グレート-O-カーンとオカダ・カズチカが因縁のシングル対決!オカダがエリミネーターのトリガーをロックしオーカーンが失神KO!
7日、エディオンアリーナ大阪にて新日本プロレス『POWER STRUGGLE』が開催。第3試合でオカダ・カズチカvsグレート-O-カーンのシングルマッチが行われた。
オーカーンの転生前の姿である岡倫之は2012年に全日本レスリング選手権大会フリースタイル120kg級に優勝したアマレスエリートであり、2014年からはブシロードレスリングに所属して活躍。2015年10月にはアマチュア格闘技10種目のタイトル奪取にも成功し、満を持して2017年に新日本プロレスデビュー。その後色々あった結果闇落ちすると、イギリスへ旅立ち“ドミネーター”に転生。2年ほど経った今月16日にウィル・オスプレイの裏切りに合わせるような形で突然日本に現れると、オカダを襲撃しエリミネーター(アイアンクロー・スラム)を執行したことはプロレス界の外に大きな話題を呼んだ。
この反響を受けてオーカーンは「[観たら]ではない[面白い]だけではない【観てみたい】を余は作らねばならぬ 新たな視聴者層 開拓は余にしか出来ぬ大使命である」と宣言し、オスプレイと共に建国した『THE EMPIRE』の領土拡大に向けVtuberや秋葉原界隈の侵略を積極的に進めている。
この日のシングルマッチに向けて行われたオーカーンとオカダの前哨戦10連戦は、オーカーンがオカダのパートナーであるヤングライオンをエリミネーターで排除し勝利の10連コンプ。
この結果を受けて、始めは「俺とオスプレイの兄弟ゲンカに“オカーン”は必要ねぇんだよ。母親は出る幕じゃねぇってことよ」と眼中にない様子だったオカダも「大阪、覚悟しとけよこの野郎。いつまでも優しいオカダさんだと思ってんじゃねぇぞ。かかって来い、グレート-O-カーン」と受けて立つ構えを見せた。
リングにオカダが姿を表すと、背後からオーカーンが襲撃し試合は開始。オーカーンがモンゴリアンチョップ連発から王統流二段蹴りを叩き込み、走り込んできたオカダへカウンターのクラッシュ・サンダー・バスターから顔面への串刺しスライディングキックと猛攻。
だがオカダもドロップキックからのツームストンパイルドライバーで突き刺し、自分の流れに引き込むとマネークリップ(変形コブラクラッチ)で絞め上げるが、オーカーンは前哨戦時と同じくアイアンクローでこれを逃れる。オーカーンはそのまま必殺のエリミネーターを執行しようとするが、オカダは待ってましたとばかりに切り返すとショートレンジラリアットで叩き伏せ、オーカーンのアイアンクローを封じる右腕を巻き込んだマネークリップで絞め上げる。トリガーをロックされた形となったオーカーンは逃れることができず、そのまま意識を失った。
勝利したオカダはオーカーンには目もくれずにオスプレイを呼び込み、スーツ姿でリングに登場したオスプレイは拍手を送りながら「オマエはテストに合格した。オマエのキャリアを完全に終わらせるのに最もふさわしい舞台はどこだろうか?東京ドーム…オカダ・カズチカvsウィル・オスプレイだ」と1・4or1・5東京ドームでの決戦を要求。
オカダも「お前なんかテストを通過しただけの価値があるのか?いままでみたいに兄弟ゲンカなんていかねえからな、コノヤロー!必ず東京ドームでお前を捻り潰してやる」と睨み合った。
敗北を喫したオーカーンは意識を取り戻すと「タップアウトなんか……してねえぞ!クソ野郎!」と言葉を荒げるが、その後SNSにて「臥薪嘗胆 負けは負けだ 石を投げたければ投げろ だが 石を投げた事を 決して忘れるな オカダ共々 岩を投げ返してやる 必ずだ」と自らを振り返りオカダへのリベンジを誓った。