“魔法少女”坂崎ユカが“井上貴子二世”瑞希を撃破し涙の王座防衛!「お客さんも楽しかったですか?幸せになれましたか?」

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 7日、東京都・TOKYO DOME CITY HALLにて、東京女子プロレス『WRESTLE PRINCESS』が行われ、坂崎ユカが瑞希とのパートナー対決を制してプリンセス・オブ・プリンセス王座V4を達成した。

 瑞希は井上貴子のプロデュースによるアイドルレスラーとして2012年にデビューし、2017年から東京女子プロレスへレギュラー参戦。今年8月には東京女子のシングルトーナメント『東京プリンセスカップ』で史上初の2連覇を達成し、“魔法少女”坂崎ユカの持つプリンセス・オブ・プリンセス王座(プリプリ王座)への挑戦が決定。
 2人は“マジカルシュガーラビッツ”の名でタッグを組み、プリンセスタッグ王座の戴冠歴もある間柄。パートナー同士での王座戦となったが、瑞希は坂崎との前哨戦のさなかにクロスボディで相手にぶつかった後に高速回転して押しつぶす新技・渦飴(うずあめ)を開発し、SNS上で話題を集めるなど王座奪取に向けて気炎を上げていた。

 試合はじっくりとしたグラウンド戦に始まり、瑞希が序盤からプランチャ・スイシーダなど空中殺法で押していくが、坂崎は徹底した足攻めで瑞希の機動力を奪っていく。瑞希は敢えて痛む足でのドロップキックや場外へのダイビングフットスタンプで猛攻をかけ、クロスフェイスでギブアップを迫るが、坂崎もSTFで切り返すサブミッション戦へ。
 瑞希が雪崩式のキューティースペシャルから渦飴を炸裂させるが、坂崎も雪崩式コンプリートショットやマジカルメリーゴーランドで反撃。その後は両者手を繋ぎながらノーガードのエルボー合戦を展開し、打ち勝った坂崎がスライディングラリアット、ローリングエルボー、コンプリートショット、背中へのマジカル魔法少女スプラッシュから魔法少女にわとり野郎と怒涛のラッシュをかけて3カウント。盟友からの勝利で自身の最高記録であるV4を達成した。

 試合後、坂崎は泣きながら瑞希の頭を撫で、固く抱きしめる。瑞希も泣きながらも笑顔で抱きしめ返し互いの健闘を称え合った。

 そして全選手がリングに集合し、坂崎が「本当にこんなにたくさんのお客さんが私達の興行を、東京女子を、応援しに駆けつけてくれて、愛が溢れてました。ありがとうございます!好きだから全力で行くし、好きだから負けたくないし。そんな思いで胸が一杯で正直他の試合を見れてなかったんですけど、控室に帰ってきた選手の顔がみんなキラキラしてたから。……みんな楽しそうにやってましたか?よかったぁ。お客さんも楽しかったですか?幸せになれましたか?よかったぁ、ありがとうございます!この空間がいつまでも本当に続くといいなと思ってます。東京女子もこうやってメンバーがどんどん入れ替わってはいるんですが、でも、東京女子に集まってくれたみんなが楽しいなって思ってくれたら嬉しいです。なので、お客さんも楽しんでもらえるようにこれからも選手、私達のペースで、私達を貫いて切磋琢磨していきますので、今後とも末永くよろしくお願いします!」と挨拶し、最後は「ハンバーグ食べて~!ハッピハッピ~!」と叫んで団体史上初のTDC大会を締めた。


 坂崎と瑞希は泣きながら2人で仲良くコメントスペースに現れると、瑞希は「楽しかった。でも中々勝てないし、ベルトにも届かないし、悔しいけど……まだまだやることあるんだなって思ったから、絶対ベルト獲られないで?瑞希が取り返すから、獲られんといて?」と坂崎との再戦に意欲。
 そして坂崎が再びマジラビタッグ結成を持ちかけると、瑞希は「一番近くにおって、弱点いっぱい見つけたる」と泣きながら坂崎と抱き合った。

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