2015年に引退した紫雷イオの姉・MIOがエキシビジョンで限定復帰!「一般人になるとこんな格好しないから恥ずかしい!」
25日、アイスリボン後楽園ホール大会『サマージャンボリボン2020』にて、MIOがエキシビジョンに登場した。
MIO(紫雷美央)は2007年に妹の紫雷イオとともにデビュー。ASUKA(華名)&イオとのユニット“トリプルテイルズ”で活躍した後、OZアカデミー、プロレスリングWAVE、アイスリボン、ユニオンプロレス4団体と同時所属契約という男子団体女子団体問わず活躍するMIOならではの特殊契約へ。自主興行を超満員札止めにするほどの人気だったが、2015年に惜しまれながらも引退し、引退興行では結婚を発表。
現在は子育てを行いながら、アイスリボンにてレフェリーやコーチとして後進育成を行っている。
そんなMIOが、この日のオープニングで行われたエキシビジョンで久しぶりの試合へ。本来は練習生のホワイトを相手に後楽園お披露目戦を行う予定だったが、ホワイトが怪我のため欠場に。試合自体がなくなるかと思われたが、今年の8月16日に引退が発表されているHIRO’e(長浜浩江)が最後のアイスリボン後楽園ホール参戦ということで、ホワイトの代わりにHIRO’eがエキシの相手を務めることになった。
HIRO’eにとってMIOはデビュー戦の相手でもあり、レフェリーも当時と同じ石黒レフェリーという引退前にデビュー戦の再現という運命的な一戦に。
試合はお互いフルネルソンで捕らえるが、MIOは「一般人になるとこんな格好しないから恥ずかしい!」と逃れると、コーナーに叩き込み女郎蜘蛛(ぶら下がり首4の字)。エルボー合戦から必殺の紫閃光(スタンディング・シャイニングウィザード式延髄斬り)を放つが、これを避けたHIRO’eが長々とブレーンバスターを予告する。しかしMIOは首固めで3を狙うも、2で返したHIRO’eがスピアーを突き刺しかつての先輩から3カウントを奪った。
MIOとHIRO’eはお互い嬉しそうに握手をしてリングを降り、バックステージでHIRO’eは「構図がデビュー戦のときと全く一緒で、そういうのを思い出してちょっと試合前に危うく感極まるところでギリギリこらえたんですけど、すごい嬉しかったです」と笑顔でコメント。
MIOは「もう久しぶりすぎて何が何やらなんですけど楽しんで試合しちゃいました。控室にいるときから『不思議だね』ってみんなで言いながら写真撮り合って過ごしてたんですけど、あの頃を思い出すねって。最後のスピアーでちゃんと頭が引けて、頭打ってなかったら『これ復帰できんな』って思ってたんですけど、やっぱ若干頭打ってたんで『復帰できねえな』って思いましたね(笑)」と現役時代さながらの喋りを見せながらも、選手復帰に関してはサラリと否定して久々のリング復帰を終えた。