王道遺伝子が集うNJC準々決勝でタイチがジャンボ鶴田さんに捧げるバックドロップ・ホールドもSANADAに敗退!

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 2日、新日本プロレス『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』が無観客試合にて開催された。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響から、新日本プロレスは2月26日の沖縄大会を最後に3ヶ月以上53大会を中止していたが、スポーツ庁の助言を受けながら再開に向けたガイドラインを作成し、全選手・スタッフに抗体検査を実施するなど健康状態をチェックできる体制を構築し、先月15日に満を持して110日ぶりの大会を開催。
 6月15日~7月3日までは無観客配信興行となり、『NEW JAPAN CUP 2020』を新日本プロレスワールドで配信。決勝戦は7月11日に大阪城ホールにて観客を入れての興行を行い、翌日12日に同会場で内藤哲也の持つIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタルの二冠にNJC優勝者が挑戦する。
 今年のNJCはヘビー級・ジュニアヘビー級問わず32選手が参加。外国人選手の招聘問題などで参戦できなくなった選手もいるものの、ヤングライオンやジュニア選手の参加など例年にはない色の出たシリーズとなった。

 そして、この日のメインイベントではNJC準々決勝としてSANADAvsタイチのシングルマッチが実施。
 武藤敬司のイズムを受け継ぐ真田聖也ことSANADAと、川田利明のイズムを受け継ぐ石狩太一ことタイチが対峙し、選手コールを行うのは阿部誠リングアナ、裁くのはレッドシューズ海野と全日本プロレスの王道遺伝子を持つ者が集ったリング上。そして放送席では金丸義信が解説を務める。

 タイチは序盤から場外戦やリングから外したタッチロープでのチョーク攻撃などラフファイトを展開するも、中盤からはSANADAと真っ向勝負を展開。SANADAはエルボー、タイチはローキックでバチバチと打ち合い、ビッグブートのラリーで意地の張り合いを見せる。
 そしてブラックメフィストを回避したSANADAがラウンディングボディプレスの形で組み付いてSkull Endに入るとタイチはタップするものの、ここで放送席から金丸が飛び出してリングに上がりレフリーの気を引いていたため試合は終わらず、SANADAは自ら技を解いて金丸へ抗議。タイチはその背中から忍び寄ってデンジャラスバックドロップで叩きつけ、Skull Endのようにグラウンドに転がしながら胴締めも加える変形聖帝十字陵。
 さらに両手にツバを吐き「オー!」と右手を突き上げてからのバックドロップホールドからアックスボンバーを狙うが、SANADAはウラカン・ラナで切り返してTKO。さらにラウンディングボディプレスでの決着を狙うが、ここで再び金丸がリングに上がってSANADAの気を引き、その隙にタイチがローブローからタイチ式外道クラッチを狙うも、SANADAがタイチを金丸にぶつけて誤爆させるとオコーナーブリッジで3カウント。

 試合後、タイチは金丸と口論になるもすぐに仲直りしてこの後飲みに行く約束を交わす。
 そして、「第一よ、このトーナメントおかしいんだよ。メンバーが入れ替わってよ、他の連中は1回戦、雑魚やジュニアと当たってよ、なんで俺は変わんねえんだよ。俺だけ恩恵ねえだろうよ!最初から陰謀なんだよ!他の連中は楽して上がりやがって。俺だけ棚橋、飯伏か? バカ野郎、ふざけやがって。俺がいなくなったトーナメントなんかどうでもいいんだよ。なんの価値もねえ。まず俺にはタッグがあったな。まずタッグ、いただくぞ。わかったな」と不満を爆発させつつも、IWGPタッグ王座奪取に向けて前を向いた。

 なお、この日の試合結果を受け、高橋ヒロム、EVIL、オカダ・カズチカ、SANADAの4強が出揃った。NJC準決勝は、高橋ヒロムvsオカダ・カズチカ、EVILvsSANADAの組み合わせで行われる。

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