ジョシュ・バーネットが新日本プロレスへ再び登場しボルチン・オレッグへ実践指導!「俺はオレッグをチャンピオンにすることに集中する。必ず実現させる」

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 6日、東京都・大田区総合体育館にて新日本プロレス『NEW YEAR DASH』が開催。ジョシュ・バーネットがボルチン・オレッグとエキシビションマッチを行った。

 ジョシュは初期UFCで世界ヘビー級王座戴冠歴があり、日本でもPRIDEや新日本プロレスで活躍したことから知名度も高い。近年では格闘技色の濃いプロレス大会『Bloodsport(ブラッド・スポーツ)』を主催して世界に“血闘”を届けている他、昨年から新日本プロレスの臨時コーチに就任して若手選手たちを鍛えるなど次世代への影響も強く残している。

 ボルチンはカザフスタン出身であり186cm 120kgと恵まれた体格を持つレスリングエリート。レスリングの名門・山梨学院大学出身であり、アジアチャンピオンで世界選手権第5位の経歴を引っ提げ、2023年4月に30歳でプロレスデビュー。その圧倒的なレスリング力と、朴訥な性格から生じるかわいさで絶大な人気を誇る。

 この日の第1試合では、ジョシュ・バーネットvsボルチン・オレッグのエキシビションマッチが5分1本勝負で実施。
 ボルチンは元々ジョシュのファンであり、道場でジョシュの指導を受けて試合でも対戦することを熱望。1・4のニュージャパンランボーで対面した際には柔術の試合のように腕を取り合うグラウンド戦を展開。その後は互いにシングルマッチでの対戦を求めており、早速両者の希望が叶った形だ。


 試合は手4つから組み合って目まぐるしいグラウンドレスリングを展開していくものとなり、互いに打撃技は一切繰り出さない。
 ボルチンが積極的に腕関節を狙っていくが、ジョシュは下になりながらも余裕を持って対処し足に絡みついてヒザを極めにかかる。残り1分となるとボルチンが一気に勝負をかけに行くが、ジョシュが引き込んで腕を取りつつクルックヘッドシザースも加える複合関節。なんとか抜け出したボルチンがサイド・スープレックスで叩きつけ、さらに投げようとしたところをジョシュがスリーパーホールドで切り返す。「さぁこれから」というところで5分経過のゴングが鳴った。

 試合後には互いに握手を交わした後に抱擁。
 ジョシュがマイクを要求し「これはお前への試練だ。今日ここに来てこのリングに上がれるかどうか。お前は第1試合の選手として登場した。お前は今夜必死にレスリングをしたな。俺は腕を狙うと言っただろう?だがお前は学んだ。だからおめでとう。お前はステップアップしている。これで終わりじゃない。お前をできるだけ高みに引き上げ、いつかチャンピオンにしてやる。約束するぞ」と熱い気持ちを叫ぶ。
 英語がわからなかったボルチンはキョトンとしていたが「本当に20年前のジョシュさんと戦ったらもちろん、相手にならないかもしれないけど、でも今日、勉強になって、次に次に自信になって、がんばります!本当にありがとうございました!もう一回練習、センキューベリマッチ!」と日本語で返答。
 日本語も理解するジョシュは満足そうに笑い、ボルチンの肩を抱いて2人で退場していく。

 バックステージに戻ったジョシュは「俺のゴールは、教える者として、野毛道場のコーチとして、俺の生徒を試し、さらに強くすることだ。俺たちはプロレスラーだ。俺たちは強くならなければいけない。世界で最も強くならなければならないのだ。世界一強い。なぜなら、新日本プロレスは『キング・オブ・スポーツ』だからだ。キングは弱くない。キングは下から支配するのではない。キングはただ高みに座り、人々に指示を与えるだけではない。違うのだ。キングとは、戦場で作られるものだ。キングは剣を手に取り、地に落ちた王冠を拾い、自らをキングとするのだ。オレッグは新日本プロレスのキングとなるだろう。しかしだ。もしもアイツが俺のゴールへの道を邪魔することがあれば、それはまた別の話で、別のレッスンになるだろう。だがそれまでは、俺はオレッグをチャンピオンにすることに集中する。必ず実現させるぞ」とボルチンをさらなる高みへ導くことを誓った。

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