「棚橋が俺より先に引退する?クソ食らえだ!」真壁刀義が棚橋弘至へ“デビュー戦の再現”を予告!
6日、東京都・大田区総合体育館にて新日本プロレス『NEW YEAR DASH』が開催。棚橋弘至と真壁刀義が最後になるであろうシングルマッチを約束した。
棚橋は立命館大学在籍時に学生プロレスを始め、卒業後の1999年に新日本プロレスに入団。同年10月10日に真壁刀義とのシングルマッチでデビューし、後にIWGPヘビー級王座最多戴冠記録を樹立するエースへと成長。業界全体が暗黒期に陥っていた時代に太陽の如くプロレス界を照らし続けてきた100年に1人の逸材だ。
2023年12月には新日本プロレスの代表取締役社長に就任。背広組としての仕事も増え、年齢も48歳とベテランの域に入りリングの最前線から遠ざかりつつあるものの、ファンは口を揃えて棚橋を“エース”と呼ぶ。
昨年10月の両国国技館大会にて、デビュー25周年試合を終えた棚橋は2026年1月4日の東京ドーム大会での引退を表明。
これを機にEVILとの因縁の最終章がスタートしたり、突如東京ドームに現れた柴田勝頼と10年ぶりのシングルマッチを行ったりと棚橋の引退ロードが開幕している。
東京ドーム大会が終わり引退まで1年を切ったこの日、棚橋は第3試合の8人タッグマッチに出場。棚橋弘至&矢野通&真壁刀義&タイガーマスクvs【H.o.T】成田蓮&高橋裕二郎&SHO&金丸義信の試合が行われた。
棚橋&矢野はボルチン・オレッグとともにNEVER6人タッグ王座を保持しており、この王座を付け狙うH.o.Tの反則攻撃の嵐にさらされる。
棚橋&矢野は【ヒロシとトオル】というタッグチームでもあり、巧みなタッグワークで対抗。真壁も真っ向から攻撃を受けきった上でSHOにキングコング・ラリアットを叩き込むなど躍動。
タイガーとSHOの対面となるが、SHOがレフェリーを使ったインサイドワークからH.o.Tの邪悪な連携攻撃へと持ち込む。タイガーもタイガー・ドライバーからチキンウィング・フェイスロックに持ち込むが、裕二郎が強奪してきたNEVER6人タッグのベルトでタイガーを殴打。倒れたタイガーをSHOがカバーして3カウント奪取。H.o.Tは挑戦表明を行いつつそのままベルトを持ち去っていった。
6人タッグ王座の行方が争点の試合となったが、バックステージでは真壁が気を吐く。
真壁が棚橋に「なぁ棚橋、お前これで引退すんだろ?それで満足か?何かやってねえことあんだろ?なぁ、やってねえことが1個あんだろ?何だと思う?」と詰め寄っていき、「真壁さんとのシングルマッチです」と言わせる。
これを聞いて満足そうに笑った真壁は「テメーら聞いたなあ?社長が言ってんだ、間違いねえよなあ。俺が言ってんじゃねえ、社長が言ってんだからよぉ、間違いねえよなあ。これは俺がずっと思ってることだったんだ。棚橋が俺より先に引退する?オイ、クソ食らえだ、そんなもんはよぉ。いいか、今、『YES』って言ったからな。俺との闘いだ。今までの選手としてのプライド?そんなもん全部、全部ぶっ壊してやるよ。それは俺と棚橋の、デビュー戦の再来だよ。あれから全てが始まってんだよ。わかったな、棚橋!」と最後になるであろうシングルマッチの実現を誓った。