“筋肉アイドル”才木玲佳がアゴ骨折からの復帰戦でCIMAからフォール勝ち!
1日、東京都・後楽園ホールにて『WRESTLE-1 LAST MATCH』が行われ、“筋肉アイドル”才木玲佳がCIMAからピンフォールを奪った。
WRESTLE-1(以下、W-1)は2013年に武藤敬司が全日本プロレスから大勢の選手・スタッフを率いて旗揚げした団体であり、豪華な所属選手たちの顔ぶれやTNAなど海外の団体との提携、プロレスラー養成学校である“プロレス総合学院”の創設など話題を振りまき、一時は大きな存在感を放った。
しかし、2016年頃から中核選手たちが次々と退団していき、武藤のヒザのダメージの蓄積から出場回数が激減するなどの要因もあり集客に苦戦。そして2月29日には4月1日の後楽園ホール大会をもって無期限の活動休止に入ることが発表。
所属全選手は3月31日付で退団しており、元所属選手たちはフリーとしてこの日の大会に参戦。さらに今大会は新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を鑑みてラストマッチは無観客試合で行うこととなった。
才木玲佳は慶應義塾大学卒業後にBLEA女子高等部で国語と日本史の講師をしながらプロレス総合学院の一期生として2016年にプロレスラーデビューしたという文武両道の高学歴の持ち主。
昨年にWRESTLE-1に入団すると堀田祐美子、井上京子、井上貴子、ジャガー横田などのレジェンド選手と対戦してその実力を認められ、昨年8月には安納サオリを制してAWGシングル王座を戴冠するなどの結果を残してきたが、昨年9月の試合中に右側下顎角部骨折の大怪我を負い、長期欠場となっていた。
この日、才木はかつて所属していたW-1公式サポーターの応援アイドルユニット『Cheer1』のメンバーとともにオープニングアクトでサプライズ出演し、全試合終了後に行われた全選手参加のバトルロイヤルにもセコンドとして控えていたが、征矢学&エル・リンダマンがCIMAを袋叩きにしているところへ、2人に導かれるままに才木もリングへ上がり、なりゆきで参戦。
才木はCIMAに串刺しラリアットを見舞い、ハーフダウンとなったCIMAへシャイニング・ウィザード。これがクリーンヒットし、才木がCIMAからフォールを奪う大金星を挙げた。
才木の今後について未だ発表されていないが、フリーとなった才木の正式な復帰戦や、新たな戦いの場についての続報が待たれる。