WRESTLE-1最後のクルーザー級王者・吉岡世起が#STRONGHEARTSを脱退!「自分の力でプロレス業界を生き残って試してみたい」

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 1日、東京都・後楽園ホールにて『WRESTLE-1 LAST MATCH』が行われ、WRESTLE-1の活動休止とともに吉岡世起が#STRONGHEARTSからの脱退を表明した。

 WRESTLE-1(以下、W-1)は2013年に武藤敬司が全日本プロレスから大勢の選手・スタッフを率いて旗揚げした団体であり、豪華な所属選手たちの顔ぶれやTNAなど海外の団体との提携、プロレスラー養成学校である“プロレス総合学院”の創設など話題を振りまき、一時は大きな存在感を放った。
 しかし、2016年頃から中核選手たちが次々と退団していき、武藤のヒザのダメージの蓄積から出場回数が激減するなどの要因もあり集客に苦戦。そして2月29日には4月1日の後楽園ホール大会をもって無期限の活動休止に入ることが発表。
所属全選手は3月31日付で退団しており、元所属選手たちはフリーとしてこの日の大会に参戦。さらに今大会は新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を鑑みてラストマッチは無観客試合で行うこととなった。

 吉岡は、2008年にレッスルゲートでデビューしてから全日本プロレスに練習生として入団。練習生のままW-1に移籍し、再デビューを飾った生え抜きとしてクルーザー級戦線を牽引。2018年にはW-1を侵略しに来た#STRONGHEARTSに加入するなど自らの信じる道を征き、所属の誇りを持って団体を盛り上げてきた。
 そして吉岡は現WRESTLE-1クルーザー級王者であり、先月15日の大田区総合体育館大会では、CRUISER FES(リーグ戦)を制して挑戦してきた田中稔ことヒートを下して防衛に成功。常に自らのキャリアとともにあったベルトの封印を宣言していた。

 この日の吉岡は#STRONGHEARTSのCIMA&鬼塚一聖とタッグを組み、アンディ・ウー&頓所準&エル・イホ・デル・パンテーラというクルーザー級戦線でともに戦ってきた3人と対戦。試合は鬼塚が頓所に敗れたものの、最後は笑顔で健闘を称え合った。

 そして、大会終了後、パートナーの2人とともにこの日参戦していたT-Hawk、エル・リンダマンも伴ってマスコミの前に現れ、「#STRONGHEARTSに入って1年半。凄く楽しくやらせてもらって、いろんな刺激を受けたんですけど、活動休止するに当たって、一回#STRONGHEARTSの看板を降ろして、一人で自分の力でプロレス業界を生き残って、試してみたいなと思ったので脱退することになりました」と独り立ちを宣言。
 これをCIMAは「#STRONGHEARTSは自由な集団やからね。入江(茂弘)もいろんな団体に出たりしてますんでね。僕らは常に一緒に活動してるわけでもないし、これだけの選手ですから、羽ばたいていけると思います。快く行って来いみたいな感じです」と温かく送り出し、T-Hawkは「業界は一緒だから、絶対会うと思うんで、その時は遠慮なく」とライバルとしての再会を誓い、家が近く深夜に電話し合う仲だというリンダマンも「対角線だったら敵だし、中野の路上で会ったら敵で。まあ元気にやってくれれば、どこかのリング上で会うと思います」と吉岡と笑いあった。

 吉岡を始めとしたW-1選手たちの去就は1日現在では明かされていないが、#STRONGHEARTSとともに団体を股にかけた活躍した吉岡の今後の動きに注目したい。

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