ドラゴン殺法にはイケメン殺法で対抗!? JacketsがW-1 10.31後楽園大会での藤波親子戦に向けて合同練習
10月21日、WRESTLE-1道場にてJacketsの黒潮“イケメン”二郎が、同じくJacketsの中之上靖文、吉岡世起と共に合同練習を行った。
練習は10.31後楽園ホール大会で対戦する藤波辰爾、LEONA戦へ向けての物であり藤波が繰り出す“ドラゴン殺法”への対策だという。
黒潮「次の後楽園ホール、僕と吉岡さんは藤波親子!中之上さんは村瀬と戦うという事で!なんかないですかね?僕は結構今回の試合はJackets、まぁ二人でタッグではありますけど結構大一番だと思うんで。藤波親子、まぁ欲を言えば藤波さん、お父さんから取りたいですね」
吉岡「そうですね。そのためにはやっぱりドラゴン対策。“ドラゴン殺法”対策っていうのをやらないと」
黒潮「うん。だから今日残ってもらったのも、ドラゴン殺法対策!にお付き合いして頂きたいな、と」
吉岡「さっき俺が言った事デカい声で言っただけじゃん!」
黒潮「よろしいですか?」
中之上「はい、大丈夫です」
吉岡「なんかアイディアあるんですか?」
以上のようなやり取りの後、本日対策を練る“ドラゴン殺法”について様々なアイディアが議論される。その中で今回は、
・ドラゴンストップ
・ドラゴンスクリュー
・ドラゴンスリーパー
・ドラゴンリングイン
の対策をすることに決定。
黒潮「まずはドラゴンストップからいきますか!誰が行きますか?じゃあじゃんけんで勝った二人がスパーリングしているのを負けた人が止めましょう!ドラゴンストップですよ。そして…」
中之上&吉岡「そして…?」
黒潮「…次の試合に向けてモチベーション上げましょう」
吉岡「対策じゃねぇじゃねぇか!」
黒潮「でもモチベーションって大事じゃないですか!今Jacketsに必要なのは、ベルトも取りましたしモチベーションを100%に持っていくことだけだと思っているんで!…じゃんけんしますか」
黒潮がじゃんけんに負け、中之上、吉岡のスパーリングを止めることに。そして両選手がレスリングを行っているところに黒潮が…
黒潮「やめろぉ!殺し合いをしてるんじゃねぇんだよ!…いや僕今、僕今…本当に久しぶりに、WRESTLE-1にきて初めてテレが出ちゃいました…。プロ失格ですね…。普通に照れちゃったよ、本気で凹んでます…」
吉岡「…まぁ、照れるんだ。イケメンが照れるって事がわかっただけでも、ね」
黒潮「まぁイケメンストップという事で!じゃあ次!」
中之上「…」
続いてドラゴンスクリュー対策へ。以前、武藤敬司との戦いでドラゴンスクリューを食らっている黒潮に吉岡が対策を問うが、特に参考にならない返答が。
その後、黒潮がドラゴンスクリューに対抗して、イケメンスクリューなる技を開発したとのことで、その技を披露した。
黒潮「僕が本当に考えているのはドラゴンスクリューに対抗してイケメンスクリュー!これを編み出しました。これは足じゃないんですよ。腕なんです。足を巻き込むように腕を。しかもこれドラゴンスクリューと違って腕を離さなければ連続で出来るんです!何回でもできちゃうんですよ!これは秘策として僕持っていますんで、絶対にLEONAにやります!」
吉岡「イケメン殺法じゃなくて、ドラゴン殺法対策だよ!?イケメン殺法かぶせてきてもさ…」
黒潮「そうです!だからドラゴンスクリューをどうにかはずして、イケメンスクリューに持っていくっていう…」
中之上「…」
以上のようなやりとりがあり、続いてドラゴンスリーパーへの対策へ。
黒潮「ドラゴンスリーパーか。ドラゴンスリーパー大事ですね。俺、2回戦って2回ドラゴンスリーパーで負けていますからね。あれ、僕の中で返せない技になっています。あれを返す対策となりますと…相当時間かかりますよ。なんかないですか?」
3選手ともしばらく考え込む。
黒潮「試合前にいっぱいにんにくを食べておく…?ハロウィンですから。ドラゴンスリーパー来た時にちょっと口を出してふわぁ〜って」
吉岡「でもだったら大丈夫ですよ。イケメンさん、ジャケットくさいですから(笑)」
黒潮「…じゃあ解決じゃないですか」
ドラゴンスリーパーの対策は“ジャケットを洗わない”で決着した模様。そして最後にドラゴンリングインの対策へ。
黒潮「最後にドラゴンリングイン行きますか。ドラゴンリングインだけは絶対に潰さなきゃいけない。結局藤波さんはいま、愛に飢えているんですよ」
中之上&吉岡「…?」
黒潮「藤波さんは今間違いなく愛に飢えています、年齢的にも。LEONAもそろそろ親離れしていく時期だと思うんで。だからドラゴンリングインしてくるじゃないですか。ドラゴンインしてきました、立ちました、そこを抱きしめちゃいましょう!」
中之上&吉岡「え?」
吉岡「…一回やってもらってもいいですか?中之上さん、すみませんがいいですか?」
中之上「…まぁええよ」
その後、中之上がドラゴンリングインし、着地した中之上を黒潮が抱きしめる。
中之上「…」
黒潮「…こんな感じです」
吉岡「…うん。というかドラゴンリングインは入るだけだから、攻撃はしてこないよね。それをわざわざ近くに行って抱きしめるの?」
黒潮「…まぁドラゴンリングインして来たらイケメンリングインしてやりますよ!まぁいつもやってるやつ…。まぁ最終的にあれですよ!このJacketsの噛みあわなさを露呈したとこで。まぁ本当に言いたいのは僕は藤波さんじゃなくてLEONAです。本当に思い入れがあるというか船木さんの下で一緒に練習していたので。お互いどのくらい成長しているのか。僕もバカではないので。しかも舞台は後楽園。船木さんの弟子対決ですかね?お父さんはオマケです。楽しみにしていてください。フィニッシュ!」
以上で練習は終了となったが、その後中之上、吉岡に改めて話を聞いた。
中之上「彼は別に練習しなくていいんじゃないの?なんかその場の雰囲気で。だって練習した事使わなそうじゃん。わからんけど。その場の雰囲気でやっている方が彼には合っていると思いますよ」
吉岡「ドラゴン殺法対策とか言ってたけど、イケメン殺法作ってたじゃん。対策じゃねぇじゃん。まぁあの人がまともにやるとは思ってなかったですけど。まぁ僕は僕で考えときます」
全く噛み合わない。藤波親子との対戦に向けて合同で練習するも本当に同じチームなのかと疑うほど。しかしUWA世界6人タッグの王者であることは変えようのない事実。“噛み合わない”ことが強さに繋がっていると言っても過言ではない、かもしれない。10.31の後楽園ホール大会の対藤波親子戦、果たして黒潮&吉岡はどのような闘いを見せるのだろうか。
【記事提供/WRESTLE-1】