【インタビュー】「純粋なWRESTLE-1を“自由”と“ワイルド”で」王者・KAI、その自由に秘められた本心とは?
8月11日(木・祝)「プロレスLOVE in YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館大会にてWRESTLE-1チャンピオンシップ王者として、挑戦者・征矢学を迎え撃つKAIに今の心境を聞いた。なんでも横浜文体に向けて護摩業も行ったとのこと。そのKAIの“自由”の中に秘められた本心に迫った。
――8.11横浜文化体育館大会でWRESTLE-1チャンピオンシップ王者として征矢学選手を迎え討つことになりましたが、改めて今の心境を教えてください
KAI「奇しくも去年と同じシチュエーションなんですよ、あんまり気にしていなかったけど。トーナメントを征矢が優勝して、俺がチャンピオンで挑戦を受ける。前回は負けた。けど今回はそういう訳にはいかない。やっぱり地元・横浜で文体のメインだろうし。あと発表されましたけど、10月16日に地元の保土ケ谷っていう所でプロデュース興行もあるので。それに向けてさらに勢いを高めていかなきゃいけないっていうのもあるから。負けられないですよ、そりゃ」
――その防衛戦に向けて護摩業も行ったと伺いましたが
KAI「まぁ縁があってこの前広島で試合があって。その時にそちら(蓮華院金剛寺)の住職の方が見に来てくれたんです。そこで、もしよかったら8月11日の横浜文化体育館大会に向けて護摩を焚かないか?って言われて。最初言われたとき護摩って何なのかよく分からなくて。護摩を焚くってどういうことだ?って思ったんですけど、凄く大事なことだという説明を受けました。なんでも今回受けた護摩業は不動明王を僕に対して近づけて、悪い縁を払ったり願いを叶える為の祈願と住職は言っていました。あと自分自身、より一層気合を入れるためにとも思って今回行ってきました。でもああやって本当に目の前で火を焚いてもらって浴びるという経験は今までなくて。火を浴びている時は凄く気持ちが無になったというか、自由になった。本当に良い経験になりましたよ。もちろん熱いんですよ。熱くて汗をかくんですけど、その汗がなんか冷や汗みたいというか。火からパワーをもらった感じが凄くしましたよ」
――では征矢選手とは先ほどおっしゃっていましたように、約1年ぶりにシングルマッチで戦うことになると思うのですが、それまでの間にタッグマッチなどでは戦っていると思います。改めてこの1年間で征矢選手に対しての印象に変化はありましたか?
KAI「今の征矢…なんだろうね。アイツも状況が変わったりとか、いろんな気持ちもそうだし。でもお互い手の内はわかり合っているからね。本当に“自由”対“ワイルド”の真向勝負でしょ。変な駆け引きとかないと思うんですよ、この試合。横浜文体の中で純粋なWRESTLE-1同士の戦いってこの試合しかないでしょ?だから今こそ純粋なWRESTLE-1の戦いを“自由”対“ワイルド”で見せて、横浜文体を爆発させて。爆発させてって変な意味じゃないよ?まぁそれで最後は俺が自由に勝ちますよ。征矢もワイルド、ワイルド言って、自分の信じる道はワイルドの先にあると思っているから言っているんでしょ?俺だって自由、自由って言っているけど、それは俺の信じる道が自由の先にあると思ってやっているわけだから。それを目指して、お互いがもっともっと魅力的になっていかなきゃいけない。横浜文体は自由とワイルドで、純粋なWRESTLE-1で、WRESTLE-1は凄いんだっていうのをみせますよ」
――では最後に意気込みとファンの皆様へ一言お願いいたします
KAI「もうね、自由でもワイルドでも俺なんでもいいと思うんですよ。みんなで本当に盛り上げていって。これで本当に横浜文体爆発するぐらいの盛り上がりになればそれでいいんじゃないかなって思いますね。本当に今こそ、WRESTLE-1盛り上げる時です。WRESTLE-1、ここに在りっていうのをみせますよ」
かつてはエースという存在として周囲から求められ、また自分自身でもエースにならなければいけないというある種の強迫観念に囚われていたKAI。しかし今はその頃の面影は一切ない。自分の意志・主張を貫き、自身の力で団体のトップに上り詰めた。“自由でもワイルドでも何でもいい。みんなで盛り上げる”ある意味自由なこの言葉にKAIの全てが込められている。過去の自分も今の自分方法が違うだけで結局のところ愚直なKAIは変わっていない。泥臭く戦い、自己の主張を絶対に曲げない自由な王者。そんな“エース”がいてもいいのではないだろうか。
『プロレスLOVE in YOKOHAMA』
日程:2016年8月11日(木・祝)
会場:神奈川横浜文化体育館
開始:15:00 開場:14:00
▼8人タッグマッチ
アンディ・ウー/稲葉大樹/吉岡世起/藤村康平
vs
村瀬広樹/大家健(ガンバレ☆プロレス)/翔太(ガッツワールド)/三富政行(愛媛プロレス)
▼1ウェポンハードコアタッグ4WAYマッチ ※追加ルール
田中稔(フリー)/TAJIRI(フリー)
vs
河野真幸/ジェイク・オーメン
vs
葛西純(FREEDOMS)/MIKAMI(フリー)
vs
火野裕士(フリー)/KAZMA SAKAMOTO
※通常のハードコアルールに加え、各選手が1つずつ持ち込む凶器が公認凶器として認められます
▼大和ヒロシ復帰戦6人タッグマッチ
大和ヒロシ/立花誠吾(プロレス総合学院1期生)/頓所隼(プロレス総合学院1期生)
vs
NOSAWA論外/MAZADA/KIKUZAWA
▼スペシャル6人タッグマッチ
カズ・ハヤシ/ザ・グレート・サスケ(みちのく)/ディック東郷(フリー)
vs
近藤修司/“brother”YASSHI(フリー)/大鷲透(フリー)
▼イケメン試練の七番勝負 第六戦 シングルマッチ
黒潮“イケメン”二郎
vs
飯伏幸太(飯伏プロレス研究所)
▼WRESTLE-1 vs 全日本プロレス スペシャル6人タッグマッチ
武藤敬司/土肥孝司/熊ゴロー
vs
秋山準(全日本)/野村直矢(全日本)/青柳優馬(全日本)
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ60分1勝負
【王者】鈴木鼓太郎(フリー)
vs
【挑戦者】児玉裕輔
※第4代王者は6度目の防衛戦
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ60分1本勝負
【王者】KAI
vs
【挑戦者】征矢学
※第8代王者は2度目の防衛戦
(記事・写真提供 WRESTLE-1)