【会見】W-1最強王者・芦野にリザルト王者の伊藤が挑むも、芦野は終始不満気!「W-1のやり方が気に食わない」

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 都内・GSPメディアセンターにて、WRESTLE-1が記者会見を実施。12月10日(日)に開催される後楽園ホール大会の一部対戦カードを発表した。会見にはまず昨日の後楽園ホール大会で熊ゴローを破り、W-1チャンピオンシップ6度目の防衛を果たした王者の芦野祥太郎と、挑戦者に選ばれた伊藤貴則が出席。それぞれ意気込みを述べた。
 先日、稲葉大樹を破ってリザルトチャンピオンシップの2度目の防衛を果たした伊藤は、稲葉の誘いに応じてNEW ERA入りを果たし、その勢いでメイン終了後に芦野への挑戦を表明した。しかし、そのやり方が気に食わない芦野は、「ベルトが欲しいという気持ちが伝わってこない」と批判。さらに、伊藤がW-1王座のベルトに対して、「一番に目指すベルト」と述べると、「だったら返上しろよ」と言うなど、終始不満げな態度を見せていた。

芦野祥太郎
「特にないです」

伊藤貴則
「昨日、後楽園で稲葉さんに勝ったんで。メインに出た熊ゴローさんにも以前シングルで勝ったんで、まあ次挑戦してもいいかなと思って、挑戦表明させてもらいました」

──芦野選手、伊藤選手と4月にシングルをやっていると思うんですけど、それから半年以上が経ちまして、最近の伊藤選手の活躍をどのようにご覧になっていますか?
芦野「何をもって活躍と言うのかわかりませんが、こういうふうに尖っているのはいいんじゃないですかね?」

──リザルト王者になるまでの力をつけていると思うんですけど、芦野選手的には4月に闘った時と比べてもそれほど変わっていないとお感じになっているんですか?
芦野「そうですね。まあリザルトでがんばっている……このベルトの存在意義が何か、僕はまだわかってないんで。なんのためのベルトなのかっていうのをリザルトでやっている人間たちもわかってない。そんな中で、『リザルトで結果残しました。はい挑戦します」って、ずっとそんな感じですよね。伊藤がどうとかじゃなくて、W-1のやり方が気に食わないというか、唐突に挑戦してくるでしょう、こういうふうに。で、このベルトを欲しい気持ちも全然伝わってこないし、そういうところですよね。W-1は若手もベテランも全員何を考えているのかわからないですね。盛り上げようと思っているのか、どうなのか? それも全然伝わってきません」

──伊藤選手にお聞きしたいんですけど、無差別のベルトを欲しいという気持ちが伝わってこないとチャンピオンから言われてしまいましたけど、改めてそのベルトへの思いを聞かせてください。
伊藤「思いも何もシングルの一番上のベルトなんで。僕もリザルトに対して、同じシングルベルトで、しかも無差別級だし、2つは必要ないんじゃないかなと思います。やっぱりシングルで一番目指すベルトかなと思っています」
芦野「それなら返上してこい、それ。今返上しろよ」

──伊藤選手は改めて芦野選手の王者像をこれまでどのようにご覧になってきましたか?
伊藤「言葉とかは凄いふてぶてしい感じですけど、実力はシングル戦全部見ていて全員倒しているんで、力は凄いと思うんで。僕はずっと上の人をひとりひとり倒していくだけなんで。稲葉さんとか熊ゴローさんとシングルでやって、芦野さんはシングルで倒してないんで順番が回ってきたかなと思います」

──リザルト王座の防衛回数を重ねるにつれて、芦野選手を倒す自信がついてきたということですか?
伊藤「上の人にシングルで勝っていくにつれて自信もついてきましたし、昨日も稲葉さんに勝って調子もすこぶるいいと思うんで、タイミング的には今かなと思います」

──芦野選手は無差別のベルトを過去に歴史がないぐらい長く防衛していますけど、ベルトに対する違う感情というか思いは変わってきていますか?
芦野「一回一回の防衛をすることでベルトへの気持ちはどんどん深くなっているのは感じますね。防衛戦をするからにはしっかりとしたタイトルマッチをやりたいと思っているので、ずっと言っているんですけど、タイトルマッチが終わってなんの主張もなく出てきて挑戦するっていうシステムが成立しちゃっているんで。何もない防衛戦にはしたくないんですよ。せっかく防衛戦するんですから。こっちもリスクがあってやるんで。だからこそ挑戦してきたいと思う人はしっかりとものを伝えていかなければいけないと思うんですよ。僕に対してもお客さんに対しても。そういうことがここ数カ月間、イケメン戦終わりですね。足りてないかなと。熊ゴローは特別な思いもほんのちょっぴりだけありましたけど、それ以外の稲葉さん、こいつ。何をどう思っているのかが伝わってこないというのが防衛戦をやるにあたっての一番の問題点ですね。会社の問題です」

──伊藤選手、気持ちが伝わってこないということですけど、2つのベルトへのそれぞれの思いを改めて伺っていいですか?
伊藤「思いも何もこのベルト(W-1チャンピオンシップ)が一番上にあって、このベルト(リザルト)は若手の活性化と言われていましたけど、同じ無差別でよくわからないんで。僕はリザルトへは気持ちも入ってないんで、狙うのはこのベルトだけかなと思っています」

──伊藤選手が昨日、NEW ERAに入ったことに関してはどのように思われますか?
芦野「どこに入ろうが、個人の自由なんですけど、NEW ERAが何を売り出している。若手の一体感とか言っている割には稲葉と伊藤だけで、ただ2人でやっているだけで、他の人はそれにまったく賛同もしてないし、そういうところがユニットとしてのNEW ERAの良くないところなんだろうなと感じてますね。誰が入るとか抜けるとか、そうなった時に主張する人間が全然いないじゃないですか、NEW ERA。彼が入るなら、それを変えないとNEW ERAに入る意味はないなと思いますね」

──逆は伊藤選手はNEW ERAに入って気持ちも新たにという部分もあるんですか?
伊藤「自分は昨日、稲葉さんとの試合で、稲葉さんの熱いプロレスを学びたいと思って入った形なんで。NEW ERAに入ったことによって自分に何が起きるかわからないですが、とりあえず稲葉さんの熱いプロレスを学びたいなと思ったんで入りました」

『WRESTLE-1 TOUR 2017 SHINING WINTER』
日程:2017年12月10日(日)
開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール

▼WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
【第11代王者】芦野祥太郎
vs
【挑戦者】伊藤貴則
※第11代王者、7度目の防衛戦。

▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第11代王者】吉岡世起
vs
【挑戦者】土方隆司(フリー)
※第11代王者、3度目の防衛戦。

▼シングルマッチ
征矢学
vs
タナカ岩石(ACE)

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